要点まとめ
- 精子の健康は「量」だけでなく、「運動率」や「形態」といった「質」が極めて重要であり、その基準はWHO(世界保健機関)によって定められています。
- 食事(地中海式ダイエット、ナッツ類)、運動(有酸素運動、筋トレ)、適切な体重管理、質の高い睡眠、禁煙・節酒といった生活習慣の改善が、精子の質を向上させる科学的根拠のある基盤となります。
- 亜鉛やコエンザイムQ10などのサプリメントは、一部の精子パラメータを改善する可能性が示唆されていますが、妊娠率や生産率を向上させるという確固たるエビデンスは現時点では限定的です。使用前に医師への相談が不可欠です。
- 精索静脈瘤やホルモン異常など、医学的な治療が必要な場合もあります。1年間の妊活で結果が出ない場合(女性パートナーが35歳以上の場合は6ヶ月)は、専門医の診断を受けることが強く推奨されます。
- この記事は、日本泌尿器科学会の最新ガイドライン(2024年版)4など、最も権威ある情報源に基づいており、医師監修のもと作成されています。
1. 精子の「健康」を理解する:WHO基準と重要な指標
精子の健康状態を評価するには、単に「量が多い」だけでは不十分です。医学的には、複数の指標を総合的に見て判断します。その国際的な基準となっているのが、WHO(世界保健機関)が発行するマニュアルです。ここでは、精液検査でどのようなことが分かり、世界ではどのような基準が設けられているのかを詳しく見ていきましょう。
1.1. 精液検査で何がわかるのか?
精液検査は、男性の妊よう性(妊娠させる力)を評価するための最も基本的な検査です。この検査では、射出された精液中の精子の数(濃度)、動きの活発さ(運動率)、形の正常さ(正常形態率)、そして精液自体の量や性状などを調べます。これにより、精子を作る能力(造精機能)に問題がないか、精子が正常に機能しているかどうかの全体像を把握することができます5。
1.2. 世界の基準:WHO(世界保健機関)2021年版の基準値
現在、世界中の医療機関で標準的に用いられているのが、WHOが2021年に発表したマニュアル第6版の基準値です。これは、過去1年間にパートナーを妊娠させた男性たちのデータを統計的に分析し、下限5パーセンタイル(下から5%の人の値)を基準値として設定したものです。つまり、この基準値を下回っていても必ずしも不妊であるとは限りませんが、一つの目安となります6。ご自身の検査結果を理解する際の参考にしてください。
検査項目 | WHO 2021年 基準下限値 | 簡単な解説 |
---|---|---|
精液量 (Semen volume) | 1.4 mL | 1回の射精で放出される精液の総量。 |
精子濃度 (Sperm concentration) | 1600万/mL | 精液1mLあたりの精子の数。 |
総精子数 (Total sperm number) | 3900万/射精 | 1回の射精に含まれる精子の総数。 |
総運動率 (Total motility) | 42% | 前進している精子と、その場で動いている精子を合わせた割合。 |
前進運動率 (Progressive motility) | 30% | 活発に前へ進んでいる精子の割合。 |
正常形態率 (Normal morphology) | 4% | 頭部、中片部、尾部が正常な形をしている精子の割合。 |
生存率 (Vitality) | 54% | 生きている精子の割合。 |
2. すべての男性の基礎:精子力を高める生活習慣の科学
専門的な治療が必要になる前に、あるいは治療と並行して、すべての男性が取り組むべきなのが生活習慣の見直しです。近年の多くの研究により、日常の食生活や運動、睡眠などが精子の質に大きな影響を与えることが科学的に証明されています。このセクションでは、エビデンスに基づいた具体的なライフスタイルの改善策を詳しく解説します。
2.1. 食事:地中海式ダイエットと注目すべき栄養素
何を食べるかは、精子の質を左右する重要な要素です。2022年に行われた複数の研究を統合したメタアナリシスでは、果物、野菜、魚、全粒穀物が豊富な健康的な食事パターンが、より高い精子濃度と総数に関連していることが示されました7。特に地中海式ダイエットやプルーデント・ダイエット(思慮分別のある食事)といった食生活が推奨されます。
- 具体的な推奨食品:
- ナッツ類: 2024年に発表されたメタアナリシスによると、毎日60g以上のナッツ類(くるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど)を摂取することで、精子の運動率、生存率、形態が有意に改善することが実証されています8。これは非常に具体的で実践しやすい推奨事項です。
- 魚(特に青魚): オメガ3脂肪酸を豊富に含み、精子の細胞膜の健康に寄与します。
- 色とりどりの果物・野菜: 抗酸化物質が豊富で、精子を酸化ストレスから守ります。
- 制限すべき食品:
- 加工肉(ベーコン、ソーセージなど): 過剰な摂取は精子の質低下と関連が指摘されています9。
- 糖分の多い飲料やスナック: 血糖値の急激な変動はホルモンバランスに影響を与える可能性があります。
2.2. 運動:精子への影響と最適な運動法
定期的な運動は、健康的な体重を維持し、テストステロンレベルを最適化するなど、精子の質にとって多くの利点があります10。しかし、どのような運動が特に効果的なのでしょうか。2024年に行われた最新のネットワーク・メタアナリシスは、運動の種類によって精子への効果が異なることを明らかにしました11。
- 屋外での有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど): 精液量を改善するのに最も効果的である可能性が示されています。
- レジスタンストレーニング(筋力トレーニング): 精子の正常形態率を改善するのに最も効果的である可能性が示されています。
週に数回、中程度の強度の運動を組み合わせることが理想的です。ただし、過度な運動は逆に酸化ストレスを増加させる可能性もあるため、バランスが重要です。
2.3. 体重管理:肥満が精子に与える影響
肥満、特にBMI(Body Mass Index)が30を超える状態は、精子の質に悪影響を与えることが数多くの研究で示されています。肥満は、テストステロンの減少、エストロゲン(女性ホルモン)の増加、精巣温度の上昇などを引き起こし、精子濃度、運動率、正常形態率の低下につながります10。食事と運動を通じて適正体重を維持することは、妊活の基本中の基本と言えます。
2.4. 睡眠:質と量がテストステロンと精子に与える影響
睡眠は、ホルモン産生、特に男性ホルモンであるテストステロンの分泌に不可欠です。テストステロンは精子形成に中心的な役割を果たします。睡眠不足や睡眠の質の低下は、テストステロンレベルを下げ、精子の質にも影響を及ぼす可能性があります。毎晩7〜8時間の質の高い睡眠を確保することを心がけましょう12。
2.5. 禁煙と節酒:精子へのダメージを回避する
- 禁煙: 喫煙が精子の質を著しく低下させることは、強力なエビデンスによって裏付けられています。タバコに含まれる有害物質は、精子の濃度、運動率、形態を悪化させるだけでなく、精子のDNAを損傷させ、受精卵の発育や子どもの健康にまで影響を及ぼす可能性があります13。妊活を始めるなら、まず禁煙です。
- 節酒: 過度のアルコール摂取もまた、テストステロンの産生を抑制し、精子の質を低下させることが知られています10。飲酒は適量に留めることが賢明です。
2.6. 精巣の温度管理:見過ごされがちな重要因子
精巣は体温より2〜3度低い温度に保たれることで、正常に機能します。精巣の温度が上昇すると、精子を作る能力が低下する可能性があります。きつい下着や長時間のサウナ、膝の上でのノートパソコンの使用など、精巣を温めすぎる生活習慣は避けるようにしましょう14。
3. サプリメントの真実:最新エビデンスに基づく徹底検証
精子の質を向上させると謳われるサプリメントは数多く市販されており、多くの人がその効果に期待を寄せています。しかし、その科学的根拠は玉石混交であり、専門家の間でも意見が分かれているのが現状です。このセクションでは、最新かつ最も信頼性の高い研究に基づき、主要なサプリメント成分の真実に迫ります。
3.1. 期待と現実:なぜサプリメントの効果は議論を呼ぶのか?
サプリメントの効果に関する研究結果がしばしば矛盾するのには理由があります。多くの研究は、精子濃度や運動率といった「中間的な指標(パラメータ)」の改善を見ていますが、最終的な目標である「妊娠率」や「生産率(実際に赤ちゃんが生まれる割合)」を改善したという証拠は非常に少ないのです。
2024年に発表された、これまでで最大級のシステマティックレビューおよびメタアナリシスでは、「いかなる栄養補助食品も、妊娠率や生産率を有意に改善するという説得力のあるエビデンスはない」と結論付けています15。
一方で、2023年の別のネットワーク・メタアナリシスでは、リコピンやオメガ3脂肪酸などが特定のパラメータを改善する可能性が最も高いと報告しています16。この矛盾こそが、サプリメントを議論する上での重要なニュアンスです。つまり、「一部のパラメータは改善するかもしれないが、それが必ずしも妊娠という結果に結びつくとは限らない」という冷静な視点が求められます。
3.2. 注目成分の個別評価
ここでは、代表的な成分について、最新のエビデンスを基にその効果と限界を評価します。
成分 | 期待される効果(パラメータ) | エビデンスレベルと最新の知見 |
---|---|---|
亜鉛・葉酸 | 精子濃度・DNAの安定性 | 精子濃度を改善する可能性は示唆されていますが、2024年の大規模レビューでは生産率の改善は確認されませんでした15。かつて期待された組み合わせですが、現在ではその効果に懐疑的な見方が強まっています。 |
コエンザイムQ10 (CoQ10) | 運動率・濃度 | 精子の運動率を改善する可能性が複数の研究で示唆されています15。日本の『男性不妊症診療ガイドライン 2024年版』でも、酸化ストレスの関与が疑われる特発性男性不妊症に対する抗酸化物質の一つとして言及されていますが、標準治療としての推奨には至っていません17。 |
L-カルニチン | 運動率・形態 | CoQ10と同様に、精子の運動率を改善する可能性が報告されています15。しかし、妊娠への直接的な影響を証明する強力なエビデンスは不足しています。 |
抗酸化物質 (ビタミンC, E, セレンなど) | 酸化ストレス軽減 | 精子は酸化ストレスに弱いと考えられていますが、アメリカ泌尿器科学会(AUA)とアメリカ生殖医学会(ASRM)の共同ガイドラインでは、エビデンスが限定的であることから、特発性不妊症に対して抗酸化物質を日常的に使用することは推奨していません18。 |
3.3. 結論:サプリメントとの賢い付き合い方
現状の科学的エビデンスを総合すると、サプリメントはあくまで「生活習慣の改善を補う可能性のあるもの」と捉えるべきです。それ自体が根本的な治療法になるわけではありません。もしサプリメントの使用を検討する場合は、以下の点を心に留めてください。
- 自己判断で始めない: 必ず事前に泌尿器科や生殖医療の専門医に相談してください。不必要な成分や過剰摂取は、かえって健康を害するリスクもあります。
- 過度な期待はしない: サプリメントだけで劇的な改善が得られることは稀です。まずは食事や運動といった生活習慣の基本を見直すことが最優先です。
- 品質の確かな製品を選ぶ: 成分や含有量が明確で、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
4. 専門医への相談:医療機関を受診すべき時
生活習慣の改善やサプリメントの試用は重要ですが、それだけでは解決しない問題も多く存在します。日本における男性不妊の最も多い原因は、精子を作る機能そのものに問題がある「造精機能障害」であり、その割合は82.4%にものぼります3。これには、医学的な介入が必要な精索静脈瘤(30.2%)や、原因が特定できない特発性(42.1%)などが含まれます。
以下のような「レッドフラグ(危険信号)」が見られる場合は、ためらわずに専門医の診察を受けることが強く推奨されます。
- 避妊をしていないにもかかわらず、1年間妊娠に至らない場合(女性パートナーが35歳以上の場合は6ヶ月が目安)。
- 精液検査で、無精子症(精液中に精子がいない)や重度の乏精子症(精子濃度が極端に低い)と診断された場合。
- 精索静脈瘤、停留精巣の既往、性感染症の既往など、不妊のリスクとなる病歴がある場合。
- 勃起障害(ED)や射精障害がある場合。
日本生殖医学会も、不妊カップルに対して泌尿器科医による男性側の検査を強く推奨しています19。適切な診断を受けることが、最適な解決策への第一歩です。
5. 医学的アプローチ:男性不妊の専門治療
専門医による診察の結果、原因が特定された場合は、それに応じた医学的治療が行われます。ここでは、『男性不妊症診療ガイドライン 2024年版』4などの権威ある指針に基づき、代表的な治療法を概説します。
5.1. 精索静脈瘤手術
精索静脈瘤は、精巣の上にある静脈の集まり(静脈叢)がこぶのように膨らむ病気で、男性不妊の原因として最も多いものの一つです。精巣の温度上昇や血流の悪化を引き起こし、精子の質を低下させます。AUA/ASRMガイドラインでは、触知可能な精索静脈瘤があり、精液所見が異常で、カップルが不妊に悩んでいる場合に、手術が推奨されるとしています20。手術により、約3分の2のケースで精液所見の改善が見られます。
5.2. 薬物療法・ホルモン治療
ホルモン分泌の異常(低ゴナドトロピン性性腺機能低下症など)が原因で精子が作られない場合は、ホルモン補充療法が非常に有効です21。また、原因不明の特発性乏精子症に対して、クロミフェンクエン酸塩(SERM)のような排卵誘発剤がテストステロン値を高め、精子濃度を改善する目的で慎重に使用されることがあります。ただし、その効果は限定的であり、JUAガイドラインでも標準治療としては位置づけられていません17。
5.3. 生殖補助医療(ART)
上記の治療でも自然妊娠が難しい場合や、重度の男性不妊の場合は、生殖補助医療(ART: Assisted Reproductive Technology)が選択肢となります。これには、精子を直接子宮内に注入する「人工授精(IUI)」、体外で卵子と精子を出会わせる「体外受精(IVF)」、そして一つの精子を顕微鏡下で直接卵子の中に注入する「顕微授精(ICSI)」などがあります。
6. 日本における「妊活」の現実と心のケア
精子の問題を解決する道のりは、単に医学的な側面だけではありません。特に日本では、不妊治療と仕事の両立が大きな課題となっています。厚生労働省の調査によると、不妊治療のために仕事量を減らしたり、退職したりする人が少なくないのが現状です22。社会的・経済的なプレッシャー、周囲からの期待、そして「自分のせいではないか」という自責の念は、大きな精神的ストレスとなります。
ストレス自体が精子の質に悪影響を与える可能性も指摘されています14。大切なのは、不妊はカップル二人で乗り越えるべき課題であると認識し、一人で抱え込まないことです。パートナーとよく話し合い、必要であればカウンセリングを受けるなど、心のケアも忘れないようにしてください。
7. よくある質問(FAQ)
Q1: 妊活中の性交頻度や禁欲期間は、どのくらいが良いですか?
これは非常によくある質問ですが、答えは状況によって異なります。2024年の最新の研究によると、精子の「質」(運動率やDNAの損傷度)を最優先するなら、1〜2日といった短い禁欲期間が最適です。これは特に顕微授精(ICSI)などのART周期で重要です。一方で、精子の「量」(総精子数)を最大化したい自然妊娠や人工授精(IUI)の場合は、3〜4日程度の禁欲期間が良い可能性があるとされています。ただし、5日を超えるような長期の禁欲は、精子の運動率が低下するため避けるべきです23。
Q2: ストレスは本当に精子に悪いですか?
はい、その可能性が高いです。複数の研究が、心理的ストレスと精子の運動率の低下との間に関連があることを示しています14。ストレスはホルモンバランスを乱し、体内の酸化ストレスを増加させることで、精子にダメージを与えると考えられています。リラクゼーション、趣味、適度な運動など、自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要です。
Q3: AGA治療薬(フィナステリド等)は精子に影響ありますか?
はい、影響がある可能性が指摘されています。フィナステリドやデュタステリドといった5α還元酵素阻害薬は、精液量、精子濃度、運動率を可逆的に低下させることが報告されています10。影響は服用を中止すれば元に戻るとされていますが、妊活を計画している場合は、必ず処方医に相談し、服用を続けるかどうかの判断を仰いでください。
結論と専門家からのメッセージ
精子の質と量を向上させるための道のりは、一つの特効薬があるわけではなく、多角的なアプローチが求められます。その基盤となるのは、栄養バランスの取れた食事、定期的な運動、質の高い睡眠、そして禁煙といった、日々の健康的な生活習慣です。これらは、すべての男性が今日からでも始めることができる最も確実な投資と言えるでしょう。
サプリメントは、その効果に過度な期待をせず、あくまで補助的な役割として、専門医と相談の上で慎重に検討すべきです。そして何よりも重要なのは、1年以上(女性が35歳以上の場合は半年)の妊活で結果が出ない場合には、ためらわずに専門家の扉を叩くことです。適切な診断を受けることで、精索静脈瘤のような治療可能な原因が見つかることも少なくありません。
不妊は決してどちらか一方だけの問題ではなく、カップルが共に手を取り合って向き合うべき課題です。この記事が提供する科学的根拠に基づいた情報が、皆様の不安を和らげ、泌尿器科医や生殖医療専門医との対話を深め、ご自身にとって最適な一歩を踏み出すための、信頼できる羅針盤となることを心から願っています。
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