糖尿病性腎症のすべて:見逃してはいけない危険な兆候と、腎臓を守るための最新予防・治療戦略
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糖尿病性腎症のすべて:見逃してはいけない危険な兆候と、腎臓を守るための最新予防・治療戦略

糖尿病性腎症は、単なる糖尿病の一合併症ではありません。それは、日本の公衆衛生における重大な課題であり、多くの人々の生活の質を脅かす静かなる脅威です。持続する高血糖がどのようにして腎臓の精密なフィルター機能を破壊していくのか、そして、なぜこの疾患が日本の透析導入原因の第1位であり続けるのか。その根本的なメカニズムと社会的な影響を深く理解することは、あなた自身、そしてあなたの愛する人の未来を守るための、不可欠な第一歩となります。本稿では、最新の科学的根拠に基づき、この見えざる脅威の全貌を解き明かし、腎臓を守るための包括的な予防・治療戦略を専門家の視点から徹底的に解説します。


この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストには、実際に参照された情報源のみが含まれており、提示された医学的指針との直接的な関連性も示されています。

  • 厚生労働省・日本腎臓学会・日本糖尿病学会: 本記事における糖尿病性腎症の重症化予防、疫学データ、病期分類、治療目標(血糖、血圧)、食事療法に関する指針は、これらの機関が公表したガイドラインや報告書に準拠しています34111418
  • 日本透析医学会: 日本における透析導入の現状、患者数、およびその原因としての糖尿病性腎症の統計に関する記述は、同学会の年次報告書「わが国の慢性透析療法の現況」に基づいています78
  • KDIGO (Kidney Disease: Improving Global Outcomes): SGLT2阻害薬の推奨など、国際的な治療戦略に関する記述は、この国際的腎臓病ガイドライン策定組織の勧告を参考にしています28
  • 複数の学術論文および臨床研究: SGLT2阻害薬や非ステロイド性MRA(フィネレノン)の作用機序や腎保護効果に関する詳細な解説は、査読付き学術雑誌に掲載された研究結果に基づいています293033

要点まとめ

  • 糖尿病性腎症は日本の新規透析導入の最大の原因であり、2022年には全導入者の39.5%を占めています7
  • 初期段階では自覚症状がほぼなく、「尿の泡立ち」や「むくみ」は重要な警告サインです。早期発見には定期的な「尿中アルブミン検査」と「eGFR(血液検査)」が不可欠です2
  • 治療の基本は、HbA1c 7.0%未満の血糖コントロールと、診察室血圧130/80 mmHg未満の厳格な血圧管理です1418
  • 薬物療法は大きく進歩しており、腎保護作用を持つACE阻害薬/ARBに加え、SGLT2阻害薬や非ステロイド性MRA(フィネレノン)が標準治療となっています229
  • 食事療法では、「食塩1日6g未満」が全病期で最も重要です。タンパク質制限を行う際は、エネルギー不足を避けるため、炭水化物や脂質でカロリーを十分に補う必要があります1

第1章:静かなる流行病:日本における糖尿病性腎症の現実

糖尿病性腎症は、単なる糖尿病の一合併症ではありません。それは、日本の公衆衛生における重大な課題であり、多くの人々の生活の質を脅かす静かなる脅威です。この疾患の深刻さを理解することは、自身の健康、そして愛する人の未来を守るための第一歩となります。

1.1. 見えざる脅威:なぜ高血糖が長引くと腎臓に危険が及ぶのか

糖尿病性腎症の根本的な原因は、長期間にわたる高血糖状態です1。腎臓は、血液をろ過して老廃物を取り除く精密なフィルターの集合体であり、その中心的な役割を担うのが「糸球体」と呼ばれる毛細血管の塊です。持続的な高血糖は、この繊細な糸球体に多大なダメージを与えます2
そのプロセスは、ゆっくりと、しかし確実に進行します。高血糖は体内で酸化ストレスを増大させ、糸球体の基底膜を厚く硬く変性させます2。これにより、フィルター機能に異常が生じ、本来は体内に保持されるべきアルブミンなどのタンパク質が尿中に漏れ出すようになります。このダメージの連鎖は、自覚症状がほとんどないまま何年もかけて進行し、治療を受けずに放置した場合、糖尿病と診断されてから10年から15年以上経過すると、腎機能が著しく低下し、透析治療が必要な状態に至る可能性があります3。この疾患の最も恐ろしい側面は、この長い「沈黙の期間」にあります。

1.2. 国家的な挑戦:日本の透析導入原因第1位としての糖尿病性腎症

この静かなる脅威は、個人の健康問題にとどまらず、日本全体の医療システムに大きな影響を及ぼす国家的課題となっています。最新の統計データは、その深刻な実態を明確に示しています。
日本透析医学会の調査によると、糖尿病性腎症は1998年以来、慢性糸球体腎炎を抜いて新規透析導入の最大の原因疾患であり続けています4。2022年のデータでは、新たに透析を開始した患者のうち39.5%が糖尿病性腎症によるものでした7。2023年末時点の統計でも、新規導入患者における糖尿病性腎症の割合は38.3%を占めています8
この結果、透析を受けている患者数は膨大な数に上ります。2022年末時点で、日本の慢性透析患者総数は347,474人、その平均年齢は69.87歳でした7。2023年末には、患者総数は343,508人、新規に透析を開始した患者数は38,764人で、その平均年齢は71.59歳と、高齢化がさらに進んでいることがわかります8
この憂慮すべき臨床現場の実態は、国の保健医療政策を直接的に動かす原動力となっています。日本政府、特に厚生労働省はこの危機を重く受け止め、国民の健康増進計画「健康日本21(第三次)」において、糖尿病性腎症による年間新規透析導入患者数を2021年の15,271人から2032年度までに12,000人へ減少させるという具体的な数値目標を掲げました3
さらに、この目標達成のため、国民健康保険制度における保険者努力支援制度などを通じて、市町村による糖尿病性腎症の重症化予防への取り組みを財政面から促進しています3。これは、透析治療がもたらす医療費の増大という社会経済的な負担が、これらの予防策の大きな推進力となっていることを示唆しています。したがって、個々の患者が糖尿病性腎症の予防に取り組むことは、自らの健康を守るだけでなく、日本の医療が直面する大きな課題に対応する、国家的な優先事項と軌を一にする重要な行動であると言えるのです。

第2章:腎臓障害の5つのステージ:静かな発症から腎不全まで

糖尿病性腎症の進行を理解することは、適切な時期に適切な対策を講じるための羅針盤となります。この疾患は、明確なステージ(病期)を経て進行するため、自分がどの段階にいるのかを把握することが極めて重要です。特に、症状が現れる前の段階で病気の兆候を捉えることが、腎臓の未来を大きく左右します。

2.1. 進行を理解する:糖尿病性腎臓病(DKD)の公式な病期分類

近年、糖尿病による腎臓の障害は、単に糸球体の問題だけでなく、より広範な病態として捉えられるようになり、「糖尿病性腎症」から「糖尿病性腎臓病(Diabetic Kidney Disease: DKD)」という呼称が国際的に用いられるようになりました。これを受け、日本糖尿病学会と日本腎臓学会の合同委員会は、2023年に最新の病期分類を発表しました11。この分類は、病気の進行度を理解し、治療方針を決定するための重要な基準となります。

表1:糖尿病性腎臓病(DKD)の公式病期分類(2023年版)
病期 病期名(和文・英文) アルブミン尿 (mg/gCr) GFR (mL/分/1.73m²) 主な臨床的特徴
第1期 腎症前期 (Pre-nephropathy) 30未満(正常アルブミン尿) 60以上 腎障害の明らかな兆候はないが、糖尿病であるためリスクは存在する。一次予防(発症予防)が中心。
第2期 早期腎症期 (Early nephropathy) 30~299(微量アルブミン尿) 60以上 腎障害の最初の兆候である微量アルブミン尿が出現。進行を抑制、あるいは正常な状態への回復を目指すための介入が最も重要な時期。
第3期 顕性アルブミン尿期 (Overt albuminuria) 300以上(顕性アルブミン尿) 30以上 尿中に多量のタンパク質が漏出。腎機能(GFR)が低下し始めることがある。血圧管理が極めて重要となる。
第4期 GFR高度低下・末期腎不全期 (Advanced GFR decline/End-stage renal failure) 問わない 30未満 腎機能が著しく低下。残存する腎機能を維持し、腎代替療法(透析・移植)への準備を進める時期。
第5期 腎代替療法期 (Renal replacement therapy) 問わない 問わない 透析療法を受けている、または腎移植後の状態。

出典: 11 に基づき作成

2.2. 早期警告サイン:見逃してはならない症状

糖尿病性腎症の最も危険な特徴は、病状がかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないことです。特に、介入の最も重要な時期である第1期および第2期では、患者は全くの無症状であることが大半です2。この「症状とダメージの乖離」こそが、発見を遅らせる最大の要因です。
症状が現れ始めたとしても、初期のものは非常に軽微で、見過ごされがちです。

軽微な初期症状:

  • 尿の泡立ちが消えにくい: 尿中のタンパク質が増えることで起こる典型的なサイン2
  • 足や顔のむくみ(浮腫): 腎臓の水分・塩分排泄能力が低下し始めることで生じる2
  • 全身の倦怠感、疲れやすさ: 腎機能低下による老廃物の蓄積や貧血が原因で起こることがある2
  • 夜間の頻尿: 腎臓の尿濃縮能力の低下を示唆することがある2

病気が第3期以降へと進行すると、より明確な症状が現れてきます。これらの症状は、腎機能が相当程度低下していることを示す警告サインです。

進行期の症状:

  • 全身性のむくみ、体重増加
  • 食欲不振、吐き気、嘔吐
  • 高血圧の悪化
  • 貧血による息切れ、動悸、めまい13
  • 皮膚のかゆみ

2.3. 「見えないものを見る」重要性:早期発見に不可欠な検査

症状に頼っていては手遅れになる可能性があるため、糖尿病性腎症の管理における鉄則は「早期発見・早期介入」です13。そして、早期発見の唯一の手段は、自覚症状の有無にかかわらず、定期的な検査を受けることです。症状を待つのではなく、検査によって「体内の見えないダメージを見る」という発想の転환が不可欠です。
すべての糖尿病患者が定期的に受けるべき、最も重要な検査は以下の2つです。

  • 尿中アルブミン検査: これは早期診断の鍵となる最も重要な検査です。健康診断の一般的な尿タンパク検査では検出できない、ごく微量のアルブミン(タンパク質の一種)の漏れを捉えることができます。「微量アルブミン尿」(尿中アルブミン値が 30~299 mg/gCr)は、腎障害の最も初期のサインであり、多くは第2期で検出されます2。この段階で発見し、適切な治療を開始すれば、腎症の進行を食い止め、さらには正常な状態にまで改善させることも可能です2
  • eGFR(推算糸球体濾過量): これは血清クレアチニン値、年齢、性別から算出される、腎臓のろ過能力を示す指標です。血液検査で測定でき、腎臓が1分間にどれくらいの血液をろ過できるかを示します。eGFRが 60 mL/分/1.73m² 未満の状態が3ヶ月以上続くと、慢性腎臓病(CKD)と診断されます3。アルブミン尿が少なくてもeGFRが低下しているケースもあるため、尿検査と血液検査の両方を組み合わせて評価することが極めて重要です3

これらの検査は、少なくとも年に1回は受けることが強く推奨されています14。定期的な検査は、症状のない段階で静かに進行する腎臓へのダメージを捉え、不可逆的な状態に陥る前に介入するための、唯一かつ最強の武器なのです。

第3章:腎臓保護の基本となる柱

糖尿病性腎症の進行を防ぐためには、生活のあらゆる側面からのアプローチが必要です。最新の薬物療法も重要ですが、その効果を最大限に引き出すためには、血糖コントロール、血圧管理、そして生活習慣の改善という3つの基本的な柱を確立することが不可欠です。これらは、日本の主要な診療ガイドラインが一貫して強調する、治療の根幹をなす要素です。

3.1. 血糖コントロール:HbA1c目標値の達成と維持

糖尿病性腎症の発症および進行を抑制する上で、最も重要かつ基本的な要素は、厳格な血糖コントロールです1。高血糖が腎臓にダメージを与える根本原因であるため、血糖値を目標範囲内に維持することが、腎臓を守るための最優先事項となります。
一般的な目標値: 日本糖尿病学会が示す、合併症予防のための一般的な血糖コントロール目標は、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を7.0%未満に保つことです18。これは、おおよその目安として、空腹時血糖値130 mg/dL未満、食後2時間血糖値180 mg/dL未満に相当します18
個別化された目標設定の重要性: 現代の糖尿病治療では、画一的な目標ではなく、患者一人ひとりの状態に応じた「個別化」が重視されます。

  • より厳格な目標: 適切な食事療法や運動療法のみで、あるいは低血糖などの副作用のリスクなく薬物療法を行える若年者や罹病期間の短い患者では、さらなる効果を期待して HbA1c 6.0%未満または6.5%未満を目指すこともあります14
  • より緩やかな目標: 一方で、重篤な低血糖を起こすリスクが高い高齢者や、多くの併存疾患を持つ患者、サポート体制が不十分な患者など、治療強化が困難な場合には、安全性を最優先し、HbA1c 8.0%未満を目標とすることもあります18

このように、主治医と相談の上で、自身の年齢、合併症の有無、低血糖のリスクなどを総合的に評価し、個人に合った「自分自身の目標値」を設定し、それを維持していくことが重要です。

3.2. 血圧管理:極めて重要な「130/80 mmHg未満」という目標

血糖コントロールと並んで、腎臓保護のもう一つの重要な柱が血圧管理です。高血圧は腎臓内の血圧を高め、糸球体への負担を増大させることで、腎障害の進行を著しく加速させます3
普遍的な目標値: 日本糖尿病学会および日本高血圧学会の最新ガイドラインでは、糖尿病を有する患者の降圧目標は、原則として診察室血圧で130/80 mmHg未満と明確に定められています14。これは、心血管イベントや脳卒中のリスクを低減し、腎症の進行を抑制するために、科学的根拠に基づいて設定された極めて重要な目標です。
かつては、タンパク尿が多い(例:1g/日以上)患者に対しては、さらに低い125/75 mmHg未満を目指すべきとの指針もありましたが14、近年の知見では、一部の集団における過度な降圧のリスクも考慮され、多くの患者にとって130/80 mmHg未満という目標が最もバランスの取れたものであるとのコンセンサスが形成されています25。この目標を達成するための基本は、後述する食事療法における塩分制限ですが、多くの場合、降圧薬による治療が必要となります。

3.3. 包括的な生活習慣の介入:禁煙・ストレス・睡眠の影響

血糖と血圧という2大要素の管理に加え、日々の生活習慣全体を見直すことも、腎臓を守る上で不可欠です。

  • 禁煙: これは交渉の余地のない、絶対的な要件です。喫煙は血管を収縮させて血圧と心拍数を上昇させ、心臓への負担を増やすだけでなく、動脈硬化を悪化させます。これにより、糖尿病性腎症を含むすべての糖尿病合併症の進行が加速されることが明らかになっています2。腎臓を守るためには、一刻も早い禁煙が求められます。
  • ストレス管理: 慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、血糖値や血圧のコントロールを悪化させる可能性があります。自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身の安定を図ることも、治療の一環として重要です17
  • 質の良い睡眠: 睡眠不足は、脳内の食欲調節システムに影響を及ぼし、過食や肥満、ひいては糖尿病の悪化につながる悪循環を生み出すことがあります。質の高い睡眠を確保することは、生活習慣病全体の管理に寄与します17

これらの生活習慣の改善は、薬物療法の効果を高め、包括的な健康管理を実現するための土台となります。

表2:糖尿病性腎症管理における主要な治療目標
管理項目 一般的な目標値 個別化に関する注記
HbA1c 7.0%未満 低血糖のリスクが低い場合は6.0%未満を目指すことも可能。高齢者やハイリスク患者では安全性を考慮し8.0%未満を目標とすることもある。
診察室血圧 130/80 mmHg未満 糖尿病および慢性腎臓病を有するほとんどの患者における普遍的な目標値。
LDLコレステロール 120 mg/dL未満 二次予防(心血管疾患の既往あり)の場合は100 mg/dL未満が推奨される。
体重 標準体重(BMI 22前後)を目指す 食事療法と運動療法を通じて達成を目指す。

出典: 14 に基づき作成

第4章:最新の薬物療法:腎臓を守るための現代的治療薬

糖尿病性腎症の薬物療法は、ここ数年で劇的な進化を遂げました。かつては血糖値と血圧を下げることに主眼が置かれていましたが、現在では、腎臓や心臓そのものを保護する作用を持つ新しいクラスの薬剤が登場し、治療戦略は大きく転換しています。現代の治療は、単一の薬剤に頼るのではなく、異なる作用機序を持つ薬を組み合わせる「集学的治療」が主流です13

4.1. 確立された守護者:ACE阻害薬とARBの役割

長年にわたり、糖尿病患者における高血圧治療の第一選択薬として位置づけられてきたのが、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)です22
これらの薬剤の最大の特長は、単に全身の血圧を下げるだけでなく、腎臓の糸球体内圧を特異的に低下させることで、腎臓を保護する直接的な効果を持つ点です14。糸球体にかかる過剰な圧力を和らげることで、タンパク尿を減少させ、腎機能の低下速度を緩やかにします。
そのため、これらの薬剤は、アルブミン尿を認める糖尿病性腎症患者に対しては、たとえ血圧が正常範囲内であっても、腎症の進行抑制を目的として投与が推奨されます14。これらは、現代の腎臓保護戦略における不動の土台と言える存在です。

4.2. ゲームチェンジャー:腎臓と心臓を守るSGLT2阻害薬

糖尿病性腎症治療に革命をもたらしたのが、SGLT2(ナトリウム・グルコース共輸送体2)阻害薬と呼ばれる新しいクラスの薬剤です29
作用機序: SGLT2阻害薬は、腎臓の近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を阻害します。これにより、過剰な糖が尿中に排出され、血糖値が低下します。しかし、その真価は血糖降下作用だけではありません。この作用に伴い、糸球体にかかる過剰なろ過圧が是正され、腎臓の負担が劇的に軽減されるのです30
糖尿病を超えた効果: 最も画期的な発見は、この腎臓および心臓に対する保護効果が、糖尿病のない慢性腎臓病(CKD)や心不全の患者においても認められたことです。現在では、SGLT2阻害薬は単なる糖尿病治療薬ではなく、CKDおよび心不全の標準治療薬としても確立されています29
最新の研究: さらに最先端の研究では、SGLT2阻害薬が細胞内の「自浄作用」であるオートファジーを改善する可能性が示唆されています。多くの腎疾患ではこのオートファジー機能が障害されており、SGLT2阻害薬がこれを正常化することが、その幅広い腎保護効果の一因ではないかと考えられています33
ガイドラインでの推奨: これらの強力なエビデンスに基づき、KDIGO(国際腎臓病予後改善イニシアティブ)や日本の主要なガイドラインでは、糖尿病性腎症患者に対する第一選択薬、あるいは早期からの併用薬として強く推奨されています28
注意すべき副作用: 尿中に糖が排出されるため、尿路・性器感染症のリスクがやや高まること、また利尿作用による脱水に注意が必要であることなどが知られています30

4.3. 新たなる地平:非ステロイド性MRA(フィネレノン)の登場

腎臓保護の新たな選択肢として注目されているのが、非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)、具体的にはフィネレノンという薬剤です2
この薬剤は、ACE阻害薬/ARBやSGLT2阻害薬とは異なるメカニズムで腎臓を保護します。体内で腎臓の炎症や線維化(組織が硬くなること)を引き起こすミネラルコルチコイド受容体の過剰な活性化をブロックすることで、腎障害の進行を抑制します2
フィネレノンは、ACE阻害薬/ARBやSGLT2阻害薬を使用してもなおアルブミン尿が持続する患者に対して、追加で投与することが推奨されています2。これにより、血行動態、代謝、そして炎症・線維化という、腎障害に関わる複数の経路を包括的にブロックする、より強固な治療体制を築くことが可能になります。

4.4. 連携によるアプローチ:薬剤の組み合わせと調整

現代の糖尿病性腎症治療は、もはや単一の薬剤で完結するものではありません。ACE阻害薬/ARBを土台とし、そこにSGLT2阻害薬を加え、必要に応じてフィネレノンを追加するという、戦略的な併用療法が標準となりつつあります。このアプローチは、腎障害を引き起こす複数の生物学的経路を多角的に遮断することで、臓器保護効果を最大化することを目的としています。
治療は患者の病期や状態に合わせて個別に行われ、特に腎機能が低下した第4期以降では、薬剤の副作用を防ぐために、医師による慎重な用量調整が不可欠となります13。このように、専門医による緻密な管理のもと、複数の薬剤を組み合わせた包括的な治療を行うことが、腎臓の未来を守る鍵となります。

第5章:糖尿病性腎症のための治療栄養学 完全ガイド

糖尿病性腎症の管理において、食事療法は薬物療法と並ぶ車の両輪です。しかし、その内容は病期によって複雑に変化するため、正しい知識を持つことが極めて重要です。特に、タンパク質制限を行う際には、エネルギー不足という重大な落とし穴を避ける必要があります。この章では、日本の食文化を背景に、病期に応じた具体的かつ実践的な食事療法のポイントを詳述します。

表3:病期別 食事療法ガイドライン
DKD病期 エネルギー (kcal/kg標準体重) タンパク質 (g/kg標準体重) 食塩 (g/日) カリウム・リンに関する注意
第1期~第2期 25~35 kcal 1.0~1.2 g 6.0 g未満 指示がない限り制限不要
第3期 25~35 kcal 0.8~1.0 g 6.0 g未満 血液検査値を監視。指示がない限り厳格な制限は不要。
第4期 30~35 kcal 0.6~0.8 g 6.0 g未満 制限が必要となることが多い。高カリウム・高リン食品を避ける。
第5期(透析) 30~35 kcal 約1.2 g(調整あり) 6.0 g未満(調整あり) 厳格な制限が不可欠。

出典: 1 に基づき作成。標準体重(kg) = 身長(m) × 身長(m) × 22 で計算。食事療法は必ず主治医・管理栄養士の指導のもとで行ってください。

5.1. 第一の戒律:塩分6グラム制限の徹底

慢性腎臓病(CKD)患者に共通する最も基本的なルールは、1日の食塩摂取量を6グラム未満に制限することです1
その理由は、過剰な塩分摂取が血圧を上昇させ、体液貯留によるむくみ(浮腫)を引き起こし、腎臓に直接的な負担をかけるためです1
実践的な日本の食生活における注意点:

  • 制限すべき高塩分食品: 漬物、梅干し、味噌汁、醤油、魚の干物、たらこ、いくら、ちくわやかまぼこなどの練り製品、ハムやソーセージなどの加工肉、そしてラーメンの汁は特に注意が必要です1
  • 減塩の工夫:
    • 昆布やかつお節、干し椎茸などの出汁のうま味を最大限に活用する1
    • 酢やレモンなどの酸味、胡椒や唐辛子、ハーブなどの香辛料をアクセントに使う。
    • 醤油やソースは「かける」のではなく、小皿に入れて「つける」習慣をつける。
    • 麺類の汁は、栄養よりも塩分が凝縮されているため、必ず残すように心がける41

5.2. タンパク質のパズル:病期に応じた摂取量の調整

タンパク質は体を作る重要な栄養素ですが、その分解過程で生じる尿素などの老廃物は、腎臓でろ過され排泄されます。腎機能が低下した状態でタンパク質を過剰に摂取すると、このろ過作業が腎臓の大きな負担となり、腎症の進行を早めてしまいます1。そのため、病期が進むにつれてタンパク質の摂取制限が必要になります。
病期別の推奨量(詳細は上記の表3を参照):

  • 第1期~第2期: 通常、厳格な制限は不要です。標準的な健康食として標準体重1kgあたり1.0~1.2gの摂取が適切です22
  • 第3期以降: タンパク質制限が開始されます。目標は0.8~1.0g/kgが一般的です2
  • 第4期(進行期): 制限はさらに厳しくなり、0.6~0.8g/kgが目安となりますが、これは必ず医師や管理栄養士の専門的な指導のもとで行われるべきです14

摂取する際は、肉、魚、卵、大豆製品など、アミノ酸バランスの良い「良質なタンパク質」源から摂ることが推奨されます2

5.3. 重要なバランス調整:十分なエネルギー摂取の確保

これは、腎症の食事療法における最も重要かつ、しばしば誤解されがちな点です。タンパク質を制限する際、1日の総摂取エネルギー(カロリー)を減らしてはいけません1
そのメカニズムは生命の基本的な仕組みに基づいています。体が活動するためのエネルギーが炭水化物や脂質から十分に供給されない場合、体は自らの筋肉を分解してエネルギー源として利用し始めます。この「自己融解」の過程で大量のタンパク質由来の老廃物が発生し、結果的に腎臓に多大な負担をかけることになります。これは、タンパク質制限の目的そのものを台無しにしてしまう、極めて危険な状態です1
エネルギーを確保する方法:

  • タンパク質を減らした分のカロリーは、脂質や炭水化物で補います。
  • 植物油やマヨネーズなどの油脂類を調理に活用する37
  • タンパク質含有量が少ないでんぷん製品、例えば春雨、くずきり、片栗粉などを料理に積極的に取り入れる36
  • 治療用の特殊食品である低タンパク米や、甘みが少なくエネルギー補給に特化した粉飴などを活用することも非常に有効です36

「タンパク質は減らすが、エネルギーはしっかり摂る」。この原則の理解と実践が、食事療法の成否を分けます。

5.4. 進行期の管理:カリウムとリンのコントロール

腎機能がさらに低下する進行期(主に第4期以降)では、カリウムとリンの管理も必要になります。

  • カリウム: 腎臓はカリウムを尿中に排泄する能力が低下するため、血液中のカリウム濃度が上昇しやすくなります。高カリウム血症は、不整脈や心停止を引き起こす可能性のある、生命に関わる危険な状態です35
    • 制限すべき食品: 生野菜、果物(特にバナナやメロン)、芋類、豆類、海藻類など2
    • 調理の工夫: 野菜は細かく切ってから水にさらしたり、茹でこぼしたりすることで、カリウムの含有量を大幅に減らすことができます2
  • リン: 高リン血症は、骨からカルシウムを奪い骨を脆くするほか、血管にカルシウムを沈着させて動脈硬化を著しく進行させる原因となります35
    • 制限すべき食品: 乳製品(牛乳、チーズ)、加工食品(食品添加物としてリン酸塩が多く含まれる)、しらす干しなどの小魚、レバーなど37

これらの電解質の管理は非常に専門的であるため、必ず定期的な血液検査の結果に基づき、医師や管理栄養士の具体的な指示に従う必要があります。

第6章:予防と管理のための実践的ステップ

これまで詳述してきた糖尿病性腎症に関する包括的な知識を、日々の生活で実践可能な行動へと結びつけることが、最終的な目標です。このセクションでは、腎臓を守るための具体的な行動計画と、医療チームとの効果的な連携方法を提案し、患者自身が治療の主役となるための道筋を示します。

6.1. あなたの個人行動計画:積極的な健康管理のためのチェックリスト

以下のチェックリストは、本稿で解説した最も重要な行動をまとめたものです。これを自身の健康管理の指針としてください。

  • □ 定期的な検査の実行:
    年に1回以上、必ず「尿中アルブミン検査」と「eGFR(血液検査)」を受け、腎臓の状態を客観的な数値で把握する13
  • □ 自分の数値を知る:
    自身のHbA1c、血圧、脂質の最新値と、主治医と相談して設定した「個人別の目標値」を常に意識する2
  • □ 食事療法の誓約:
    「1日塩分6g未満」を今日から実践する。自身の病期に応じたタンパク質の摂取目標を理解し、管理栄養士の指導のもとで実行する2
  • □ 生活習慣の変革:
    喫煙している場合は、禁煙外来の利用も視野に入れ、具体的な禁煙計画を立てる。ストレス管理と質の高い睡眠を日々の優先事項とする17
  • □ 身体活動の実践:
    ウォーキングなどの有酸素運動を週3~4回、1回30分程度から始める。ただし、網膜症などの合併症がある場合は運動が制限されることがあるため、必ず事前に主治医に運動の可否と強度を確認する2
  • □ 服薬の遵守:
    処方されたすべての薬を、指示通りに、忘れずに服用する。自己判断での中断や減量は絶対に行わない17

6.2. 医療チームとのパートナーシップ:主治医に尋ねるべき質問

あなたは自身の治療における、受け身の存在ではありません。医療チームと対等なパートナーとして、積極的に治療に参加することが重要です。次の診察で、以下の質問を主治医や管理栄養士に投げかけることで、より深く自身の状態を理解し、治療への関与を深めることができます。

  • 病状の理解について:
    • 「現在、私の糖尿病性腎臓病の病期は第何期にあたりますか?」
    • 「最新の尿中アルブミン値とeGFRの値はどうなっていますか? 前回の検査からどのような変化がありますか?」
  • 治療目標について:
    • 「私の年齢や合併症を考慮した、個人としてのHbA1cと血圧の具体的な目標値を教えてください。」
  • 食事と運動について:
    • 「私の病期に基づいた、タンパク質、カリウム、塩分の具体的な食事目標は何グラムですか?」
    • 「現在の私の状態で、運動に関して何か制限はありますか? どのような種類の運動が推奨されますか?」
  • 薬物療法について:
    • 「現在服用している薬は、腎臓を保護するために最適化されていますか?」
    • 「私は、SGLT2阻害薬やフィネレノンといった新しい治療薬の適応になりますか?」

これらの質問は、医師とのコミュニケーションを円滑にし、一方的な指示を受ける関係から、情報を共有し共に治療方針を決定していく「協働関係」へと発展させるための強力なツールです。糖尿病性腎症という長い道のりを歩む上で、医療チームとの強固なパートナーシップは、あなたの最も頼りになる支えとなるでしょう。自身の健康に対する責任と関心を高く持ち続けることが、最終的に腎臓の未来を守ることに繋がるのです。

よくある質問

Q1: 糖尿病と診断されたら、必ず腎症になるのでしょうか?

いいえ、必ずしもそうではありません。本稿で詳述したように、厳格な血糖コントロール、血圧管理、そして健康的な生活習慣を診断早期から実践することで、糖尿病性腎症の発症を予防したり、進行を大幅に遅らせたりすることが可能です12。重要なのは、診断された瞬間から予防的な行動を開始することです。

Q2: 尿の泡立ちが気になります。すぐに腎症を心配すべきですか?

尿の泡立ちは腎症のサインの一つですが2、それだけで腎症と断定はできません。脱水状態や尿の勢いによっても泡立つことがあります。しかし、糖尿病をお持ちの方で、泡立ちが毎回続くようであれば、放置せずに速やかに医療機関を受診し、「尿中アルブミン検査」を受けることを強くお勧めします。早期発見が何よりも重要です。

Q3: タンパク質制限はいつから始めるべきですか?自己判断で始めても良いですか?

タンパク質制限は、自己判断で始めるべきではありません。不適切な制限は、前述の通り、かえってエネルギー不足による筋肉分解を招き、腎臓に負担をかける危険性があります1。タンパク質制限は、通常、尿中タンパク質が顕著に増加する第3期以降に、医師や管理栄養士の専門的な指導のもとで開始されます。まずは定期的な検査でご自身の病期を正確に把握することが先決です。

Q4: SGLT2阻害薬は新しい薬のようですが、安全性は確立されていますか?

はい、SGLT2阻害薬は、世界中で数万人規模の大規模臨床試験が数多く実施されており、その腎臓および心臓に対する保護効果と安全性は十分に確立されています2934。ただし、尿路・性器感染症や脱水、稀にケトアシドーシスといった特有の副作用があるため、使用にあたっては医師による適切な指導と管理が不可欠です30

結論

糖尿病性腎症は、自覚症状のないまま静かに進行し、最終的には生命維持に不可欠な透析治療を必要とする、極めて深刻な疾患です。しかし、それは決して避けられない運命ではありません。本稿で明らかにしたように、この疾患の進行は、科学的根拠に基づいた複数の介入によって、効果的に抑制することが可能です。
治療の成功は、「早期発見」と「継続的な管理」という二つの言葉に集約されます。定期的な尿検査と血液検査によって腎臓からの微かな警告サインを捉え、血糖・血圧・生活習慣という基本的な柱を強固に築き上げること。そして、ACE阻害薬/ARB、SGLT2阻害薬、非ステロイド性MRAといった現代の強力な薬物療法を、専門医の指導のもとで戦略的に活用すること。これらの一つ一つが、あなたの腎臓を守るための重要なピースとなります。
最も大切なのは、あなた自身が治療の主体となり、医療チームと強固なパートナーシップを築くことです。自身の状態を正確に理解し、治療目標を共有し、日々の生活の中で着実に行動を積み重ねていくこと。その主体的な関与こそが、この静かなる脅威に打ち勝ち、健やかな未来を手繰り寄せるための最大の力となるのです。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。健康に関する懸念がある場合や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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