感染症

家庭での酸素濃縮器の「備蓄」は絶対にNG!死亡事故も。医師がその危険性と正しい知識を徹底解説

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行やその他の呼吸器疾患への不安から、「もしもの時のために」と家庭用の酸素濃縮器や酸素ボンベの「備蓄」を検討される方がいらっしゃるかもしれません。そのお気持ちは痛いほど分かります。しかし、JHO編集委員会は医師の立場から、明確に断言しなければなりません。医師の診断と処方なく、自己判断で酸素濃縮器を「備蓄」し、使用することは、命に関わる火災事故や深刻な健康被害を引き起こす可能性のある、極めて危険な行為です。酸素は、安全な家電製品ではなく、厳格な管理が必要な「処方薬」なのです。本記事では、その科学的根拠に基づき、なぜ危険なのか、そして正しい知識とは何かを徹底的に解説します。


この記事は、提供された調査報告書に明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下は、参照された実際の情報源と、提示された医学的指針との直接的な関連性を示したリストです。

  • 厚生労働省(MHLW): この記事における在宅酸素療法時の火気取り扱いに関する警告と安全規則は、厚生労働省が発表した公式の通知および事故事例データに基づいています23
  • 日本呼吸器学会(JRS): 酸素療法の具体的な医学的適応(対象となる疾患や血中酸素飽和度の基準など)に関する記述は、日本呼吸器学会発行の「酸素療法マニュアル」で示された臨床ガイドラインに準拠しています1
  • 海外の医学研究およびガイドライン(PMC, PubMed, COVID-19 Protocols等): 酸素の過剰投与のリスク(高酸素血症)、中等度の低酸素血症における酸素療法の効果、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者への具体的な適用に関する科学的知見は、査読済みの国際的な医学論文や臨床プロトコルから引用しています7915

要点まとめ

  • 医師の処方箋なしに酸素濃縮器を「備蓄・使用」することは、火災による死亡事故につながる可能性があり、絶対に行ってはいけません。
  • 酸素は薬の一種であり、不適切な使用はCO2ナルコーシス(二酸化炭素中毒)や高酸素血症といった深刻な健康被害を引き起こす危険性があります。
  • 在宅酸素療法は、血中酸素飽和度(SpO2)が特定の基準(例:安静時88%以下)を満たすなど、厳格な医学的適応がある場合にのみ、医師の監督下で行われます。
  • 息苦しさや呼吸に関する不安がある場合は、自己判断で機器を購入するのではなく、直ちに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが唯一の安全な選択です。

なぜ危険?自己判断による酸素使用の3つの大リスク

「体に良いものだから、少しでも多く吸った方がいいのでは?」という考えは、酸素に関しては全く当てはまりません。自己判断での酸素使用には、知識がないまま猛毒を扱うことに等しい、3つの重大な危険性が伴います。

1. 火災・死亡事故のリスク ― 最も恐ろしい現実

在宅酸素使用における最大かつ最も悲劇的な危険性は、火災です。日本の厚生労働省は、この危険性について繰り返し、極めて強い警告を発しています2。まず理解すべき重要な点は、酸素自体は燃える気体ではないものの、物質が燃えるのを強力に助ける「支燃性ガス」であるということです3。高濃度の酸素がある環境では、衣類や髪の毛、寝具といったごく普通のものが、通常より低い温度で引火し、一度燃え始めると爆発的に激しく燃え広がります2

厚生労働省が引用する日本産業・医療ガス協会の調査によれば、2003年から2024年5月までの間に、在宅酸素療法に関連する重大な火災事故が107件報告され、実に95名の方が亡くなり、12名が重傷を負っています2。これらの事故のほとんどは、患者本人または家族が、酸素吸入中にタバコを吸ったり、ストーブやガスコンロ、ろうそくなどの火気を不用意に扱ったりしたことが原因です2。これは理論上の危険性ではなく、日本国内で現実に起きている、命を奪う事故なのです。医師の管理下でさえこれだけの事故が起きているのですから、知識のない個人が使用した場合の危険性は計り知れません。

以下の表は、厚生労働省や関連機関が呼びかけている、在宅酸素療法における火気安全の絶対的なルールをまとめたものです217

表1:在宅酸素療法における火気安全の絶対規則
規則 具体的な行動 理由と解説
1. 絶対禁煙 酸素療法中は患者本人だけでなく、同居する家族も禁煙を徹底する。電子タバコも含む。 火災事故の最大の原因。タバコの火が、酸素を吸って燃えやすくなった衣類や寝具に引火し、重度の火傷や死亡に至る。
2. 火気から2メートル以上の距離を保つ ガスコンロ、ストーブ、ファンヒーター、仏壇のろうそくや線香など、全ての火気から最低2メートル離れる。 酸素は空気より重く、床付近に滞留しやすい。目に見えなくても、高濃度の酸素が火気の近くに存在する可能性がある。
3. 周囲の可燃物に注意 可燃性のヘアスプレーやエアゾール製品の使用を避ける。 酸素環境下では、通常は燃えにくいものでも容易に燃え始める。
4. 油脂製品を避ける ワセリンやハンドクリームなど、石油系の油脂製品を鼻や口の周りに塗らない。 油脂は酸素と反応して熱を発し、発火の原因となることがある。
5. 機器の安全な保管 酸素濃縮器のフィルター清掃を定期的に行い、機器の周囲に物を置かない。 機器の過熱を防ぎ、火災の危険性を減らす。

出典: 厚生労働省2およびJ-BREATH17の勧告に基づきJHO編集委員会が作成。

2. 重篤な健康被害のリスク ― 良かれと思ったことが裏目に

火災以外にも、医学的に不適切な酸素の使用は、深刻な健康被害を直接引き起こす可能性があります。

  • CO2ナルコーシス(二酸化炭素中毒): これは特に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が進行した一部の患者さんにとって極めて危険な状態です。これらの患者さんの体は、慢性的に血液中の二酸化炭素(CO2)濃度が高い状態に慣れてしまっており、呼吸を促す主な刺激が「血液中の酸素が低いこと」になっています。そこに高流量の酸素を不用意に投与すると、脳が「酸素は十分にある」と勘違いし、呼吸の指令を弱めてしまうことがあります。その結果、呼吸が浅く、遅くなり、体内にCO2が危険なレベルまで蓄積します。初期症状は頭痛や眠気ですが、進行すると意識が混濁し、昏睡状態に陥り、最悪の場合は死に至ります1。誰がこの危険性を持ち、どの程度の酸素流量が安全かを判断することは、専門家でなければ不可能です。
  • 高酸素血症と酸素中毒: 「酸素は多ければ多いほど良い」という考えは大きな間違いです。急性疾患の患者において、必要以上に酸素を投与して血中酸素飽和度(SpO2)が96%を超えるような状態(高酸素血症)を維持することは、かえって院内死亡率を高めることと関連しているとの研究報告があります15。また、高濃度の酸素(一般的に60%以上)を長時間吸入し続けると、肺の細胞自体が傷つけられ、炎症や肺線維症(肺が硬くなる病気)を引き起こす「酸素中毒」に陥る可能性があります1。酸素療法は、安全な治療域(多くの場合、SpO2 92-96%)を目標とし、それを達成するための最低限の流量で使用するという、非常に繊細なバランス調整が求められる治療法なのです78

3. 適切な治療機会を逃すリスク ― 見せかけの安心感の罠

自己判断で酸素を吸うことのもう一つの見過ごせない危険性は、それが「見せかけの安心感」を生み出してしまうことです。酸素を吸うことで一時的にSpO2の数値が改善したり、息苦しさが和らいだように感じたりするかもしれません。しかし、その裏で本来の病状、例えば肺炎や肺塞栓症などが急速に悪化している可能性を覆い隠してしまいます15。本来であれば、息苦しさの増悪やSpO2の低下といった警告サインに気づき、すぐに病院を受診して、抗生物質やステロイド、抗ウイルス薬といった根本的な治療を受けるべきタイミングを逃してしまうのです。この受診の遅れが、軽症で済んだはずの病状を重症化させ、入院期間の長期化や、取り返しのつかない結果につながる可能性があります。

では、医師が在宅酸素療法(HOT)を処方するのはどんな時?

これほど多くの危険性があるにもかかわらず、在宅酸素療法(HOT: Home Oxygen Therapy)は、適切に行われれば多くの患者さんの生命を救い、生活の質を向上させる重要な治療法です。では、医師はどのような場合に酸素を処方するのでしょうか。それは、客観的な検査データに基づき、酸素投与の利益が危険性を明らかに上回ると判断された、ごく特定の病状に限られます。

日本呼吸器学会のガイドラインなどによると、主な適応は以下の通りです14

  • 慢性的な呼吸器疾患(長期在宅酸素療法 – LTOT): 慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎(ILD)16などで、肺の機能が慢性的に低下し、安静にしていても体内の酸素が著しく不足する状態(低酸素血症)が続く場合です。大規模な臨床研究により、重度の低酸素血症を伴うCOPD患者において、LTOTが生命予後を改善することが証明されています910。具体的な基準としては、安静時に空気呼吸下での動脈血酸素飽和度(SpO2)が継続して88%以下の場合に、保険適用の対象となります1。重要なのは、SpO2が89%から93%といった中等度の低酸素血症の患者さんでは、長期的な酸素投与が生命予後や入院頻度を改善するという明確な証拠はない、とされている点です912
  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など急性疾患: COVID-19による肺炎で呼吸状態が悪化した場合、入院中や、特定の条件下での退院後の在宅療養で一時的に酸素が使用されます。一般的な目安として、安静時のSpO2が空気呼吸下で94%未満に低下した場合に酸素投与の開始が検討されます714。ここでの目標はSpO2を100%にすることではなく、前述の通り92%から96%の安全域に維持することです7。患者が酸素吸入をしながら自宅退院するには、臨床的に状態が安定していること、必要な酸素流量が低いこと(例:2L/分以下)、そして何より本人が安全管理を行える十分な認知能力を持ち、家族の支援体制が整っていることなど、多くの厳しい基準を満たす必要があります13

これらの基準から明らかなように、酸素療法は「息が苦しいから」という主観的な感覚だけで始めるものではなく、客観的な数値(SpO2)に基づいた厳格な医学的判断が必要不可欠なのです。

医師の指示で酸素療法を行う場合の「安全の鉄則」

もし医師から在宅酸素療法を処方された場合でも、安全な使用には患者本人と家族の深い理解と協力が不可欠です。安全な在宅酸素療法は、単に機械を設置するだけでは成り立ちません。それは、患者、家族、医師、そして医療機器提供業者が連携する「ケアの生態系」によって支えられています13。以下は、安全を確保するための必須条件をまとめたチェックリストです。

表2:安全な在宅酸素療法のための必須条件チェックリスト
分類 必須条件 重要性
A. 患者の能力 十分な認知能力と理解力 機器の操作方法、安全規則、緊急時の対処法を理解し、実行できなければならない。意識混濁や認知機能の低下がある場合は、24時間の監視がなければ在宅での使用は極めて危険13
危険を察知し、行動する能力 息苦しさの増悪などの体調変化に気づき、医療機関に連絡できること。
B. 家庭環境 火気のない安全な環境 喫煙者がおらず、ストーブなどの火気から2メートル以上の距離を確保できること。これは絶対条件である。
安定した電源 酸素濃縮器は多くの電力を消費するため、安定した電源が必要。停電時のための予備の酸素ボンベなどの対策も計画されていること13
C. サポート体制 専門家による徹底した教育 処方時には、医師や看護師、医療機器の専門家から、機器の操作、トラブルシューティング、安全に関する詳細な指導を受ける11
24時間対応の緊急連絡体制 機器の故障や体調の急変時に、いつでも相談できる医療機器提供業者のサポートラインや、かかりつけ医との連携が確保されていること18

出典: 各種臨床ガイドライン91113の基準に基づきJHO編集委員会が作成。

このチェックリストが示すように、酸素濃縮器という「モノ」だけを家に置いても、安全で効果的な治療は決して実現できません。これらの条件が一つでも欠ければ、治療は危険な行為へと変わってしまうのです。

よくある質問

インターネットで酸素濃縮器を個人的に購入できますか?

技術的には購入可能な場合がありますが、これは絶対に推奨されません。本記事で解説した通り、火災による死亡事故、CO2ナルコーシスなどの健康被害、そして適切な治療機会を逃すといった、命に関わる複数の深刻な危険性があるためです。酸素濃縮器は医療機器であり、医師の処方と指導のもとで初めて安全に使用できるものです。

SpO2がいくつになったら危険で、病院に行くべきですか?

一般的に、SpO2が90%未満に低下した場合は、緊急事態と考え、直ちに救急要請または医療機関の受診が必要です。また、90%から94%の間の数値が続く場合も、医師による緊急の評価が必要な状態です13。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、慢性的な肺疾患をお持ちの方など、個々の患者さんで目標値は異なります。必ずかかりつけ医の指示に従ってください。

酸素を吸うと「癖になる」あるいは「依存する」ことはありますか?

いいえ、ありません。酸素には薬物のような依存性や習慣性はありません。酸素療法が必要になるのは、肺や心臓の病気によって体が自力で十分な酸素を取り込めなくなった結果です。酸素への「依存」ではなく、病状を補うための「必要性」と正しく理解することが重要です。

在宅療養中に救急車を呼ぶべきなのはどんな時ですか?

以下のような「レッドフラッグサイン(危険な兆候)」が見られた場合は、ためらわずに救急車を呼んでください1356

  • 突然、息苦しさが悪化した時
  • 唇や顔色、爪が紫色(チアノーゼ)になった時
  • 意識が朦朧とする、呼びかけへの反応がおかしい時
  • 胸に激しい痛みを感じる時
  • 酸素を吸っていてもSpO2が設定された目標値を下回る時

結論

酸素は、生命を維持するために不可欠なものですが、それは薬として適切に使用された場合に限ります。本記事で繰り返し強調してきたように、酸素は強力な医療用の「薬」であり、安全な「消費財」ではありません。自己判断で酸素濃縮器を「備蓄」し、使用する行為は、あなた自身とあなたの愛する家族の命を、火災や深刻な健康被害の危険に晒す、無謀な賭けに他なりません。呼吸に関する不安や息苦しさといった症状があるのであれば、どうか、唯一の正しく安全な行動を取ってください。それは、直ちに医師や医療機関に連絡し、専門家による適切な診断と治療を受けることです。それが、あなたの命と健康を守るための、最も確実な道です。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 日本呼吸器学会. 酸素療法マニュアル [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.jrs.or.jp/publication/jrs_guidelines/20170104152945.html
  2. 厚生労働省. 在宅酸素療法における火気の取扱いについて [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000003m15_1.html
  3. 厚生労働省. 在宅酸素療法時は、たばこ等の火気の取扱いにご注意下さい。 [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.mhlw.go.jp/content/11125000/001122470.pdf
  4. 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会. ガイドライン – 学会誌・出版物 [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.jsrcr.jp/publish/guideline.html
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