【科学的根拠に基づく】妊娠中の羊水が少ない?水分補給の効果と正しい方法を専門家が徹底解説
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【科学的根拠に基づく】妊娠中の羊水が少ない?水分補給の効果と正しい方法を専門家が徹底解説

「妊娠中の検診で『羊水が少ない』と告げられた」。そう聞くと、多くの妊婦さんはご自身の、そして何よりお腹の赤ちゃんの健康について、大きな不安を感じることでしょう。この診断が何を意味するのか、どのような危険性があるのか、そして自分に何かできることはないのかと、様々な疑問が頭をよぎるかもしれません。JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会は、そのような不安を抱える方々のために、最新の科学的根拠に基づいた正確な情報をお届けします。この記事では、「羊水過少症(ようすいかしょうしょう)」の医学的な意味を解き明かし、多くの症例で助けとなりうる、安全かつ簡単な水分補給という対処法について、その効果と具体的な実践方法を深く掘り下げて解説します。本記事が提供する知識は、ご自身の状態を正しく理解し、主治医と相談しながら最善の選択をするための一助となることを目的としています。

この記事の科学的根拠

本記事は、入力された研究報告書に明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性を示したものです。

  • Yadav et al., 2025年のメタアナリシス17: 記事内で解説されている「1日約2リットルの水分摂取が1週間で羊水インデックス(AFI)を平均2cm以上増加させる」という具体的な効果に関する記述は、複数の研究を統合・分析したこの信頼性の高い研究に基づいています。
  • Kilpatrick et al., 1998年の研究19: 「なぜ水分補給が有効なのか」という機序の説明、特に純水(低張液)がスポーツドリンク(等張液)よりも効果的に羊水を増やすという浸透圧に関する解説は、この比較研究から得られた知見を引用しています。
  • 日本産科婦人科学会(JAOG)10: 羊水過少症の原因分類や、日本国内における診断基準・診療アプローチに関する記述は、日本の産科医療における最高権威の一つである同学会の見解に基づいています。
  • 米国産科婦人科学会(ACOG)6: 羊水量の測定方法(AFIおよびMVP)の国際的な基準値や、診断に関する記述は、同学会が示すガイドラインを参考にしています。

要点まとめ

  • 羊水は、外部の衝撃から赤ちゃんを守り、運動や肺の成長を促す極めて重要な役割を担っています。
  • 「羊水が少ない(羊水過少症)」とは、超音波検査で羊水インデックス(AFI)が5cm以下など、明確な医学的基準で診断されます。
  • 原因は多岐にわたりますが、水分補給が有効なのは主に他の深刻な病気が背景にない「単独性羊水過少症」の場合です。自己判断は禁物です。
  • 2025年の最新研究では、1日1.5〜2リットルの水分補給(特に水)が、1週間で羊水量を平均2cm以上も有意に増加させることが科学的に証明されています。
  • 水分補給の鍵は「浸透圧」にあり、糖分を含まない水やお茶が最も効果的です。スポーツドリンクは効果が薄い可能性があります。
  • 全ての判断と実践は、必ず主治医の診断と指導の下で行うことが、母子の安全にとって最も重要です。

羊水とは?赤ちゃんと母親にとっての生命の源

妊娠期間中、赤ちゃんは子宮の中で「羊水」と呼ばれる液体に満たされた羊膜嚢(ようまくのう)に浮かんでいます。この羊水は、単なる水ではなく、胎児の生存と健やかな発育に不可欠な、極めて重要な役割を果たしています。11

羊水の持つ多岐にわたる重要な機能

羊水は、主に以下の機能を通じて、胎児を保護し、成長を支えています。

  • 物理的な保護(クッション機能): 羊水は、外部からの衝撃や圧迫が直接胎児に伝わるのを防ぐ、天然の緩衝材として機能します。母親がお腹をぶつけてしまった場合でも、羊水がその力を吸収し、赤ちゃんを守ります。1
  • 自由な運動空間の提供: 羊水の中で浮くことにより、胎児は手足を自由に動かすことができます。この運動は、筋肉や骨格が正常に発達するために不可欠です。1
  • 肺の成熟を促進: 胎児は羊水を飲み込み、それを肺に出し入れする「呼吸様運動」を行います。この過程が、出生後の自発呼吸に備えて肺を成熟させるための重要な訓練となります。2
  • 体温の維持: 羊水は優れた断熱材として働き、胎児の体温を一定に保ちます。12
  • 感染からの保護: 羊水には抗菌作用を持つ成分が含まれており、外部からの細菌感染を防ぐ役割も担っています。

羊水の成り立ちと循環

妊娠初期の羊水は、主に母親の血液から染み出た水分(血漿成分)で構成されています。しかし、妊娠中期以降、胎児の腎臓が機能し始めると、その主成分は「胎児の尿」に変わります。2 赤ちゃんは羊水を飲み込み、消化管で吸収し、血液を経て腎臓で濾過され、再び尿として羊水腔に排泄します。この「飲み込んでは排泄する」というサイクルが絶えず繰り返されることで、羊水の量は一定に保たれています。この事実は、母親の水分バランスと胎児の腎機能が、羊水量に直接影響を与えることを示唆しています。13


「羊水が少ない」と診断されたら:医学的定義と原因

妊婦検診の超音波検査で「羊水が少ないですね」と言われた場合、それは「羊水過少症」という医学的な状態を指します。これは感覚的な表現ではなく、日本産科婦人科学会(JAOG)も採用する国際的な基準に基づいて客観的に診断されます。4

羊水過少症の診断基準

診断は超音波検査を用いて、羊水の量を定量的に評価して行われます。主に以下の二つの指標が用いられます。

  • 羊水インデックス(Amniotic Fluid Index – AFI): 最も一般的に用いられる方法です。子宮を4つの象限に分け、それぞれの象限で最も深い羊水ポケット(胎児の体やへその緒を含まない部分)の深さを測定し、その合計値を算出します。AFIが5.0cm以下の場合に羊水過少症と診断されます。4
  • 最大羊水ポケット(Maximum/Single Deepest Vertical Pocket – MVP/DVP): 子宮内で最も深い羊水ポケットの垂直深度を測定する方法です。MVPが2.0cm未満の場合に羊水過少症と診断されます。4

これらの数値は、胎児と母体の状態を評価するための重要な指標となります。

表1:羊水過少症の診断基準(国際基準・日本国内で適用)
測定方法 定義 羊水過少症の基準値 正常範囲の目安 出典
羊水インデックス(AFI) 子宮の4象限における最大羊水ポケットの深さの総和 ≤ 5 cm >5 cm かつ <24−25 cm 4
最大羊水ポケット(MVP/DVP) 子宮内で最も深い羊水ポケットの垂直深度 < 2 cm ≥2 cm かつ <8 cm 4

羊水が少なくなる主な原因

羊水が少なくなる原因は一つではなく、多岐にわたります。日本産科婦人科学会(JAOG)の解説によれば、原因は胎児側、母体・胎盤側、そしてその他の要因に大別されます。10

  • 胎児側の原因: 主に胎児の尿産生の減少に関連します。腎臓の無形成や閉塞といった腎・尿路系の先天性異常、染色体異常、子宮内胎児発育不全(FGR)などが挙げられます。10
  • 母体・胎盤側の原因: 胎盤の機能が低下する「胎盤機能不全」が主な要因です。これは、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、膠原病など、母親が元々持っている病気が原因で起こることがあります。5 また、母親自身の水分摂取が不足していることも一因となり得ます。1
  • その他の原因: 赤ちゃんを包む膜が破れて羊水が流れ出てしまう「前期破水(PROM)」は、直接的な原因です。10 また、出産予定日を過ぎた「過期妊娠」では、自然に羊水が減少する傾向があります。5 母親が服用する一部の薬剤(非ステロイド性抗炎症薬や特定の降圧薬など)が影響することもあります。5

羊水過少症に伴うリスク

羊水が少ない状態は、胎児と妊娠経過にいくつかのリスクをもたらす可能性があります。冷静に、しかし正しく理解することが重要です。

  • 胎児へのリスク: 羊水が少ないと、へその緒が子宮壁と胎児の間に挟まれて圧迫されやすくなり(臍帯圧迫)、胎児への酸素供給が滞る「胎児機能不全」を引き起こす危険性が高まります。8 また、陣痛中に胎児が胎便(最初の便)を吸い込んでしまう「胎便吸引症候群」のリスクも上がります。特に、妊娠の早い時期から重度の羊水過少が続くと、肺の発育が妨げられる「肺低形成」や、手足の関節が固まってしまう拘縮などを引き起こすことがあります。8 研究によっては、死産や新生児死亡率との関連も報告されています。14
  • 分娩への影響: 羊水過少症は、陣痛誘発や帝王切開での分娩となる確率を高めることが知られています。15

【最重要】水分補給が万能薬ではない理由:単独性と二次性の違い

ここで、この記事の最も重要な安全に関するメッセージをお伝えします。羊水過少症には大きく分けて二つのタイプがあり、それを区別することが極めて重要です。

  1. 二次性羊水過少症: 胎盤機能不全、胎児発育不全、胎児の先天異常など、何らかの深刻な医学的問題の結果として羊水が少なくなっている状態です。9 この場合、治療の焦点は水分補給ではなく、根本原因への対処となります。
  2. 単独性羊水過少症 (Isolated Oligohydramnios): 胎児は健康で正常に発育しているにもかかわらず、原因不明で羊水だけが少ない状態です。7

本記事で述べる「母親の水分補給」が治療戦略として検討されるのは、主にこの「単独性羊水過少症」の文脈においてです。水分補給は万能薬ではありません。背景に深刻な病気が隠れている可能性を見過ごし、自己判断で水分補給のみに頼ることは、必要な医療介入を遅らせる大変危険な行為です。必ず医師の診断を受け、その指導の下で対処法を検討してください。


水分補給で羊水は増える?最新医学研究が示す驚きの結果

「水を飲むだけで、本当に羊水が増えるの?」これは当然の疑問です。かつては経験的なアドバイスと見なされがちでしたが、近年、質の高い臨床研究によって、母親の水分補給が羊水量を増加させる効果的な治療介入であることが明確に示されています。

科学が証明した「水を飲む効果」

複数の研究を統合・分析した「メタアナリシス」と呼ばれる非常に信頼性の高い研究手法により、その効果は数値で示されています。2025年に周産期医学の専門誌で発表された最新のメタアナリシスでは、羊水過少症と診断された妊婦が経口で水分補給(主に1日に2リットル程度の水を飲む)を行った場合、羊水インデックス(AFI)が統計的に有意に増加したと結論づけられています。17

この研究が示した具体的な増加量は以下の通りです。

表2:経口水分補給によるAFIの平均増加量(2025年メタアナリシスより)
水分補給後の期間 AFIの平均増加量(cm) 出典
2時間後 +0.996 cm Yadav et al., 2025 17
1日後 +0.853 cm Yadav et al., 2025 17
2日後 +1.649 cm Yadav et al., 2025 17
1週間後 +2.232 cm Yadav et al., 2025 17

特に注目すべきは、1週間後にはAFIが平均で2.2cm以上も増加したという結果です。これは、単なる誤差ではなく、シンプルで非侵襲的な「水を飲む」という行為が、測定可能な物理的変化をもたらすことを強力に裏付けるものです。17 信頼性の高い別の研究機関であるコクラン共同計画によるレビューでも、母親の水分補給が羊水量を増やすための有効な手段であることが支持されています。18

なぜ効くのか?鍵は「血漿浸透圧」

水分補給がなぜ羊水を増やすのか、そのメカニズムも科学的に解明されています。鍵となるのは「浸透圧」です。

ある画期的な研究では、妊婦を3つのグループに分け、①ただの水を飲む(低張液)、②生理食塩水などを点滴する(等張液)、③ブドウ糖などを点滴する(低張液)という介入の効果を比較しました。19 その結果、水を飲んだグループと低張液を点滴したグループでは羊水量が有意に増加したのに対し、等張液を点滴したグループでは変化が見られませんでした。

これは、単に体内の水分量を増やすだけでなく、母親の血液の「濃度」を薄くする(血漿浸透圧を低下させる)ことが重要であることを示しています。血液の浸透圧が下がると、その圧力差によって水分が胎盤を通過して羊水腔へと移動しやすくなるのです。19 この発見は、「何を飲むか」が重要であることを教えてくれます。糖分や電解質を多く含むスポーツドリンク(等張液)よりも、何も含まない純粋な水(低張液)の方が、羊水を増やすという目的においては効果的であるという、非常に実践的な知見を与えてくれるのです。


妊娠中の効果的な水分補給:いつ、何を、どのくらい飲むべきか

科学的な裏付けが明確になった今、次に知りたいのは「具体的にどうすればよいのか」でしょう。ここでは、日本の文化的背景や生活習慣も踏まえ、安全で効果的な水分補給の実践方法を解説します。

飲む量とタイミングの目安

日本の厚生労働省は「日本人の食事摂取基準」において、カロリーや栄養素の目標量は詳細に定めていますが、1日に飲むべき水分量を「○リットル」と具体的に規定しているわけではありません。24 しかし、国内の多くのクリニックや健康情報サイトでは、食事以外に1日1.5〜2リットルの水分摂取が推奨されています。20

この一般的な推奨量に、前述の科学的根拠が強力な裏付けを与えます。羊水過少症に対する効果を示した研究で用いられた水分量も、多くが1日に2リットル前後でした。19 したがって、「1日1.5〜2リットル」は、健康維持と羊水管理の両面から理にかなった目標量と言えます。

飲み方としては、一度に大量に飲むのではなく、1日を通してこまめに、少しずつ飲むことが推奨されます。これにより、体への負担が少なく、効率的に水分を吸収できます。21

何を飲むべきか?最適な飲み物と注意点

前述の浸透圧のメカニズムから、羊水を増やす目的では、糖分や塩分を含まない飲み物が最適です。

表3:妊娠中におすすめの飲み物と避けたい飲み物
◎ おすすめの飲み物 △ 注意・制限が必要な飲み物
水・白湯: 最も推奨される選択肢。体を冷やしすぎない常温か、温かい白湯が望ましい。2 カフェインを含む飲料(コーヒー、紅茶、緑茶など): カフェインには利尿作用があり、摂りすぎは逆効果になる可能性も。日本の食品安全委員会は、妊婦のカフェイン摂取量を1日300mgまでに留めることを推奨しています。26
麦茶、ルイボスティー: ノンカフェインでミネラルも含まれるため、安心して飲めるお茶として人気です。25 糖分の多い飲料(ジュース、清涼飲料水): 急激な血糖値の上昇につながり、妊娠糖尿病のリスクを高める可能性があります。羊水を増やす効果も期待できません。22
無糖の炭酸水: つわりで気分が悪い時に、口の中をさっぱりさせてくれる効果が期待できます。2 アルコール飲料: 胎児性アルコール症候群のリスクがあるため、妊娠期間中のアルコール摂取は絶対に避けるべきです23

つわりで水分が摂りづらい時の工夫

つわりがひどく、飲み物を受け付けない場合は無理をする必要はありません。そんな時は、以下のような工夫を試してみてください。

  • 氷を口に含む: 氷は無味無臭で、口の中でゆっくりと溶けるため、吐き気を誘発しにくいことがあります。少しずつでも水分を補給できます。1
  • ゼリーや果物から摂る: 水分量の多いゼリーやスイカ、梨などの果物から水分を摂るのも一つの方法です。
  • 少量ずつ頻繁に: 一度にコップ1杯を飲もうとせず、スプーン1杯からでも試してみましょう。

どうしても水分が摂れず、脱水症状(尿の量が極端に少ない、めまいがするなど)が見られる場合は、我慢せずに速やかにかかりつけの医療機関に相談してください。


よくある質問

Q1. 羊水が少ないと言われましたが、自覚症状は全くありません。大丈夫でしょうか?

羊水過少症には、通常、妊婦さん自身が感じる自覚症状はありません。そのため、妊婦検診での超音波検査が唯一の発見手段となります。自覚症状がないからといって問題がないわけではなく、診断された場合は医師の指示に注意深く従うことが重要です。定期的な検診をきちんと受け、羊水量の変化をモニタリングしてもらいましょう。5

Q2. 水をたくさん飲めば、どんな原因の羊水過少症でも治りますか?

いいえ、それは誤解です。本記事で繰り返し強調している通り、水分補給が有効なのは主に、胎児や胎盤に明らかな異常がない「単独性羊水過少症」の場合です。7 もし前期破水や胎児の腎臓の問題、重度の胎盤機能不全などが原因である場合、それぞれに応じた専門的な医療介入が必要です。水分補給はあくまで補助的な手段の一つであり、万能薬ではありません。自己判断で「水を飲んでいれば大丈夫」と考えるのは非常に危険ですので、必ず医師の診断と方針に従ってください。

Q3. スポーツドリンクや経口補水液ではだめなのでしょうか?

重度の脱水時や下痢・嘔吐がある場合、医師の指示で経口補水液が推奨されることはあります。しかし、「羊水量を増やす」という特定の目的においては、科学的根拠(浸透圧のメカニズム)に基づくと、糖分や電解質を含まない「水」が最も効率的であると考えられています。19 スポーツドリンクは糖分が多く、日常的な水分補給にはあまり適していません。医師からの特別な指示がない限りは、水やお茶を中心に摂取することをお勧めします。

Q4. 水分補給を始めてから、どのくらいで効果が出ますか?

研究によれば、水分補給の効果は比較的速やかに現れる可能性があります。ある研究では、2時間後から羊水量の増加が確認されています。しかし、より安定的で有意な増加が見られるのは、数日から1週間程度の期間です。17 焦らず、継続的に水分補給を続けることが大切です。効果の確認は、定期的な検診での超音波検査によって行われますので、医師の指示に従って受診してください。


結論

「羊水が少ない」という診断は、多くの妊婦さんにとって不安な出来事ですが、その意味を正しく理解し、科学的根拠に基づいた対処法を知ることで、過度な心配を和らげることができます。羊水は赤ちゃんの成長に不可欠であり、その量が少なくなる背景には様々な原因が存在します。そのため、まず何よりも専門家である産科医による正確な診断が不可欠です。

その上で、特に他の深刻な問題がない「単独性羊水過少症」の場合において、1日に1.5〜2リットルの水をこまめに飲むというシンプルで安全な方法は、羊水量を実際に増加させる効果が最新の研究で証明された、希望の持てる選択肢です。これはもはや民間療法ではなく、科学に裏付けられた一つの補助的治療法と言えるでしょう。

この記事で得た知識を、ご自身の体と向き合い、主治医とのコミュニケーションを深めるためのツールとしてご活用ください。最も重要なことは、常に医師と密に連携を取り、その指導の下で賢明な水分補給を実践することです。皆様の妊娠期間が健やかで、心穏やかなものでありますよう、JHO編集委員会は心より願っております。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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  2. ピュアハワイアン. 【保存版】妊娠中の水分補給、選ぶべき飲み物や摂取量は?. [インターネット]. [2025年7月19日引用]. Available from: https://www.hawaiiwater.co.jp/column/maternity/4489.html
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