新型コロナウイルス感染中の授乳:お母さんと赤ちゃんのための完全ガイド
感染症

新型コロナウイルス感染中の授乳:お母さんと赤ちゃんのための完全ガイド

もしあなたが授乳中であり、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染、または感染が疑われる状況にある場合、心に浮かぶ最大の疑問は「このまま母乳をあげ続けても安全なのだろうか?」ということでしょう。世界中の最新の科学的根拠に基づく結論から申し上げますと、その答えは明確に「はい」です。JHO編集委員会がお届けする本記事では、授乳中の母親が新型コロナウイルスに感染した場合の授乳が安全であるだけでなく、むしろ強く推奨される理由を、世界保健機関(WHO)1や米国疾病予防管理センター(CDC)2などの権威ある機関の見解に基づき、日本の状況に合わせて徹底的に解説します。科学的データと専門家の合意に基づいた実践的な指針を提供し、あなたとあなたの大切な赤ちゃんが安心してこの時期を乗り越えられるよう、信頼できる情報をお届けします。

この記事の科学的根拠

本記事は、ご提供いただいた研究報告書に明示的に引用されている、最高品質の医学的根拠にのみ基づいて作成されています。以下は、参照された情報源と、本記事で提示されている医学的指針との関連性です。

  • 世界保健機関(WHO)および米国疾病予防管理センター(CDC):本記事における、COVID-19感染中の授乳の安全性、母乳が持つ免疫学的利点、そして利益が危険性を上回るという基本的な指針は、これらの国際的保健機関が発表したガイドラインに基づいています12
  • 日本の国立成育医療研究センター:母乳中に感染力のあるウイルスが確認されていないという日本の研究データや、国内の状況に応じた具体的な授乳方法に関する指針は、同センターの公表情報に基づいています3
  • 各種学術論文(PubMed等掲載):母乳に含まれる抗体(IgA、IgG)の存在や、母親のワクチン接種が母乳を介して乳児に免疫を付与する「二重の盾」のメカニズムに関する記述は、複数の査読付き科学研究によって裏付けられています456
  • 日本産科婦人科学会および厚生労働省:妊娠中および授乳中の女性に対するワクチン接種の安全性と推奨に関する情報は、これらの国内専門機関の見解を反映しています7

要点まとめ

  • 授乳は安全かつ有益です:科学的根拠に基づき、新型コロナウイルスは母乳を介して赤ちゃんに感染しないと結論付けられています。それどころか、母乳にはウイルスと戦う抗体が含まれており、赤ちゃんを守る重要な役割を果たします34
  • 感染予防策が鍵です:主な感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫です。授乳中や赤ちゃんのお世話をする際に、マスクの着用と徹底した手指衛生を行うことで、感染の危険性を大幅に減らすことができます1
  • ワクチンは「二重の盾」です:授乳中の母親のワクチン接種は安全です。ワクチンは母親自身を重症化から守るだけでなく、体内で作られた抗体が母乳を通じて赤ちゃんに移行し、赤ちゃんをも守る「二重の盾」となります8
  • あなたは一人ではありません:パンデミック下での育児に不安やストレスを感じるのは当然のことです。専門家や地域のサポート団体など、日本国内には利用できる支援窓口が数多く存在します9

なぜ母乳は「黄金の選択」なのか?自然の免疫シールド

母親が感染症にかかった時、最大の関心事は母乳を介して病気を赤ちゃんにうつしてしまうのではないか、という点です。しかし、新型コロナウイルスに関する研究が進むにつれて、科学界のコンセンサスは明確になりました。母乳は感染源ではなく、むしろ赤ちゃんを守るための強力な「盾」なのです。

母乳はウイルスを伝播しない

世界保健機関(WHO)や米国疾病予防管理センター(CDC)をはじめとする世界の主要な保健機関は、現在までのエビデンスに基づき、感染能力のある新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が母乳を介して赤ちゃんに伝播することはないと一貫して報告しています12。日本の国立成育医療研究センターも、母乳から感染力のあるウイルスが検出されたことはないと言明しています3。パンデミック初期に「母乳からウイルスが検出された」という情報10が一部で混乱を招きましたが、これはウイルスの遺伝子断片(RNA)が見つかったに過ぎず、感染能力を持つ生きたウイルスではありませんでした。これはウイルスの「痕跡」であり、赤ちゃんに病気を引き起こすことはありません。

真の感染経路は、感染した母親が咳、くしゃみ、会話などをした際に放出される呼吸器系の飛沫粒子を赤ちゃんが吸い込んでしまうことです1。この事実を正確に理解することが、過度に母乳を恐れるのではなく、効果的な予防策に集中するために不可欠です。

母乳が提供する特別な免疫力

研究はさらに進み、母乳が単に安全であるだけでなく、赤ちゃんを積極的に守る免疫物質の宝庫であることを明らかにしました。母親が感染したりワクチンを接種したりすると、その体は新型コロナウイルスに対抗するための特異的な抗体(主に免疫グロブリンA(IgA)と免疫グロブリンG(IgG))を大量に作り出します45。これらの抗体は母乳に分泌され、赤ちゃんに届けられます。

特に分泌型IgA(SIgA)は、赤ちゃんの消化器でも分解されにくい強い構造を持ち、呼吸器や腸の粘膜をコーティングすることで、ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ最前線の防御壁として機能します11。これは「受動免疫」と呼ばれ、自身の免疫系が未熟で、まだワクチンを接種できない生後6ヶ月未満の乳児にとって、計り知れない価値があります12

総合的に見て、利益が危険性をはるかに上回る

WHOは、母乳育児が下痢や肺炎といった他の一般的な感染症から乳児を守り、長期的な健康にも寄与するという確立された事実を強調しています1314。新型コロナウイルス感染の管理可能な低い危険性と、母乳育児を中断した場合の栄養面・免疫面での大きな損失15、さらには母子の愛着形成への影響16を比較衡量した結果、専門家集団は「母乳育児を継続することの利益は、潜在的な危険性をはるかに上回る」と結論付けています1


状況別:母親が感染した際の安全な授乳実践ガイド

科学的な安全性が確認された上で、次はお母さんたちが直面するであろう具体的な状況ごとに、何をすべきかを明確に理解することが重要です。ここでは、実践的な行動指針をステップ・バイ・ステップで解説します。

シナリオ1:直接授乳(母親の体調が比較的良好な場合)

母親の症状が軽度または無症状で、赤ちゃんのお世話ができる体力がある場合、これは最も推奨される方法です。安全を確保するために、以下の予防策を徹底してください。

  • 手指衛生の徹底:赤ちゃんに触れる前、授乳の前には必ず石けんと流水で20秒以上かけて手を洗うことが最も重要です1。すぐに手が洗えない場合は、アルコール濃度60%以上の手指消毒剤を使用します。
  • マスクの着用:授乳中はもちろん、赤ちゃんと2メートル以内で接する際には、常に医療用マスクを鼻と口を覆うように正しく着用します117。マスクが湿ったらすぐに新しいものに交換してください。
  • 呼吸器衛生(咳エチケット):咳やくしゃみをする際は、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆います。ティッシュはすぐに捨て、その後必ず手を洗います18
  • 身の回りの清掃:ベッドサイドテーブル、スマートフォン、ドアノブなど、母親が頻繁に触れる場所は定期的に清掃・消毒します18。日本の指針では、追加の予防策として、授乳前に乳首周辺を清浄綿で拭くことも提案されています3

シナリオ2:搾乳して与える場合

母親が重い症状で直接授乳が難しい場合や、家族の判断で母子の接触を最小限にしたい場合に選択される方法です19

  • 搾乳時の衛生管理:搾乳前には必ずマスク着用と徹底した手指衛生を行います19
  • 器具の洗浄・消毒:搾乳器の部品や母乳を保存する容器(哺乳瓶、母乳バッグ)は、使用のたびにメーカーの指示に従って適切に洗浄・消毒し、細菌汚染を防ぎます2
  • 健康な介助者による授乳:搾乳した母乳は、健康な家族など、症状のない人が赤ちゃんに与えるのが理想的です19。その介助者も、授乳の準備前には厳格な手指衛生を守る必要があります。

母乳の分泌を維持する方法

一時的に直接授乳ができなくなると、多くの母親が母乳が出なくなることを心配します。母乳分泌を維持するためには、体が母乳を必要としているという信号を送り続けることが不可欠です。

  • 定期的な搾乳:赤ちゃんが直接飲んでいなくても、赤ちゃんの授乳リズムに合わせて定期的に搾乳することが極めて重要です。理想的には24時間で8回から12回、つまり2〜3時間ごとに搾乳することで、母乳の分泌量を維持し、乳腺炎などのトラブルを防ぐことができます3
  • 母乳育児の再開:たとえ一時的に母乳量が減ってしまっても、回復後に再び授乳を始める「リラクテーション」は十分に可能です2。必要であれば助産師や母乳育児の専門家に相談しましょう。

赤ちゃんが感染してしまった場合

万が一赤ちゃんが感染してしまった場合、母乳育児を続けることはさらに重要になります。母乳は、脱水を防ぐための水分と消化しやすい栄養を供給する最良の方法であると同時に、感染と戦うための抗体や免疫物質を引き続き赤ちゃんに提供します2。赤ちゃんが疲れていて直接吸うのが難しい場合は、搾乳した母乳をカップやスプーンで与えることもできます。

表1:状況別の授乳方法と推奨される行動

状況 推奨される授乳方法 主な予防策 重要な留意点
母親が陽性、症状は軽度で元気 直接授乳 マスク着用、頻繁な手洗い、環境表面の清掃 母子の愛着形成と抗体供給の観点から最適な選択肢。
母親が陽性、症状が重く衰弱 搾乳し、健康な人が与える。それが無理なら一時的に粉ミルク。 搾乳器具と手指の厳格な衛生管理。 母乳分泌を維持し乳腺炎を防ぐため、定期的な搾乳(8-12回/日)を続ける3
母親が赤ちゃんとの接触を最小限にしたい 搾乳し、健康な人が与える。 搾乳器具と手指の厳格な衛生管理。 赤ちゃんを世話する介助者自身の健康管理も重要。
赤ちゃんが陽性 直接授乳または搾乳して与える。 母親は他の病原体をうつさないよう、引き続きマスクと手洗いを。 母乳は赤ちゃんの回復を助ける水分、栄養、免疫の重要な供給源2

ワクチン接種の役割:母親と赤ちゃんを守る「二重の盾」

新型コロナウイルスとの戦いにおいて、ワクチンは最も効果的な防御手段として確立されました。授乳中の母親にとって、ワクチンは自分自身を守るだけでなく、間接的に赤ちゃんの保護にも繋がる「二重の盾」としての役割を果たします。

授乳中の女性へのワクチンの安全性

妊娠中・授乳中の女性へのワクチン接種に関する懸念がありましたが、現在では膨大な科学的データによってその安全性は確固たるものとなっています。WHO、CDC、日本の厚生労働省や日本産科婦人科学会を含む世界中の主要な専門機関は、授乳中の女性への新型コロナワクチン接種を一致して推奨しています2720。接種によって流産や先天異常などの危険性が増加するという証拠はなく21、報告される副反応も一般の人々と同程度です。特にmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社製)の成分が母乳に移行して赤ちゃんに害を与えることはなく、接種前後に授乳を中断する必要もありません22

母親の健康と、母乳を介した赤ちゃんの保護

ワクチン接種の利益は、母親個人にとどまりません。

  1. 母親自身を守る:最大の利益は、母親が新型コロナウイルスによる重症化、入院、死亡の危険性から守られることです8。母親が健康であることが、赤ちゃんを最善の形でケアするための大前提です。
  2. 赤ちゃんへ抗体を届ける:母親がワクチン接種後に獲得した防御抗体は、母乳を通じて赤ちゃんに移行することが数多くの研究で確認されています23。これにより、赤ちゃんはウイルスに対する受動免疫を獲得し、感染した場合でも重症化する危険性を低減できる可能性があります12。追加接種(ブースター接種)は、母乳中の抗体濃度をさらに高めることが示されています24

ワクチン接種は、もはや母親個人のための選択ではなく、最も無防備な家族の一員である赤ちゃんを積極的に守るための「母からの免疫の贈り物」と捉えることができます。


母親の不安に寄り添う:パンデミック下の心理的負担とサポート

医学的な事実だけでなく、お母さんたちが抱える現実の不安や心理的な負担に寄り添うことこそ、真に信頼される情報提供に不可欠です。パンデミックは、多くの家庭、特に周産期にある母親に前例のないストレスをもたらしました。

見えない重圧:パンデミックが母親に与えた心理的影響

日本で行われた調査では、パンデミック中に幼い子を持つ母親の心理的ストレスが著しく増大したことが報告されています25。その原因は、自身や子どもが感染することへの恐怖26、学校行事の中止などによる社会経験の喪失への懸念26、他者との交流が減ることによる孤立感27、そして在宅勤務や休校に伴う家事・育児負担の増大28など、多岐にわたります。こうしたストレスや不安を感じるのは、決してあなただけではありません。

新型コロナ後遺症(Long COVID)について

新型コロナ後遺症は新たな健康問題として注目されていますが、授乳への影響に関する研究はまだ初期段階です29。極度の倦怠感などの症状が母親の育児能力に影響する可能性はありますが、現時点で後遺症が母乳の質や安全性に影響するという証拠や、症状が母乳を介して赤ちゃんに伝わるという証拠はありません30。根拠のない不安から授乳を中断するのではなく、もし長引く症状に悩んでいる場合は、まずご自身の治療とケアのために医療機関に相談することが重要です。

助けを求めることの重要性:日本国内の相談窓口

「助けて」と声を上げることは、弱さではなく強さの証です。一人で抱え込まず、信頼できる情報源やサポートを活用してください。

  • 専門的な医療相談:
    • 国立成育医療研究センター「妊娠と薬情報センター」:妊娠・授乳中の薬の使用に関する専門的な相談が可能です31
  • 身近な専門家による支援:
    • 各都道府県の助産師会:電話相談などを通じて、母乳育児を含む産後ケアに関する実践的なアドバイスを提供しています32
  • 母親同士のコミュニティ支援:
    • ラ・レーチェ・リーグ日本:母乳育児経験者によるピアサポートを提供しており、電話相談や集いを通じて経験を分かち合う場を提供しています9
  • 行政の相談窓口:
    • お住まいの市町村の保健福祉センター:育児に関する様々な相談に応じており、産後ケア事業などを実施している場合もあります33

よくある質問

パンデミック初期には「授乳を避けるべき」という指導があったのはなぜですか?

パンデミックの初期段階では、未知のウイルスに対する情報が極めて限られていたため、最大限の安全を期す「予防原則」に基づき、一部の日本の医療機関では直接授乳を避け、母子の分離を推奨する動きがありました3435。しかし、その後、母乳を介した感染の危険性が非常に低いことや、母乳の持つ免疫学的利点が明らかになるにつれて、科学的知見が蓄積され、WHOなどの国際機関の推奨と足並みをそろえる形で、安全策を講じた上での授乳継続が推奨されるように指針が更新されていきました10

ワクチンの成分は母乳に入って赤ちゃんに影響しますか?

いいえ、影響の心配はありません。特にmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社製)の場合、ワクチンの主成分であるmRNAは、もし母乳中にごく微量移行したとしても、赤ちゃんの体に入る前に速やかに分解されてしまいます22。そのため、赤ちゃんに影響を及ぼすことは考えにくく、世界中の専門機関が授乳を中断せずにワクチンを接種することを推奨しています7

母乳からウイルスが検出されたという話は本当ですか?

はい、ウイルスの「遺伝子断片(RNA)」が検出されたという報告はありました。しかし、これは非常に重要な点ですが、検出されたのは感染能力を持たないウイルスの「死骸」や「痕跡」のようなものです10。赤ちゃんに病気を引き起こす力のある「生きたウイルス」が母乳から見つかったという確かな報告は、現在まで一貫してありません3。したがって、母乳自体が感染源になる心配はないというのが、現在の科学的な共通認識です。

もし自分が疲れていたら、無理に授乳すべきですか?

いいえ、無理をする必要はありません。お母さん自身の休息と回復が最優先です。体調がすぐれず直接授乳が難しい場合は、搾乳した母乳を健康な家族に与えてもらう、あるいは一時的に粉ミルクを利用するなど、柔軟に対応することが大切です。大切なのは、罪悪感を感じずに、その時の母子の状況にとって最善の選択をすることです。母乳の分泌を維持したい場合は、体調が許す範囲で定期的に搾乳を続けることをお勧めします3


結論

新型コロナウイルスという未曾有の危機の中で、授乳中の母親が抱える不安は計り知れません。しかし、本記事で見てきたように、世界中の科学的知見は力強いメッセージを私たちに伝えています。それは、「COVID-19感染中の授乳は安全であり、母から子への最高の贈り物である」ということです。母乳は感染経路にはならず、むしろウイルスと戦うための抗体を赤ちゃんに届け、守ってくれます。マスクの着用や手洗いといった基本的な予防策を徹底することで、その安全性はさらに高まります。ワクチン接種は、母親自身と赤ちゃんの両方を守る「二重の盾」として機能します。

何よりも大切なのは、あなたが一人で悩みを抱え込まないことです。不安や困難を感じるのは当然であり、助けを求めることは賢明で力強い行動です。この記事が、科学的根拠に基づく安心感と、具体的な行動を起こすための自信をあなたに与え、この困難な時期を乗り越えるための一助となれば幸いです。あなたの健康と、赤ちゃんの健やかな成長を、JHO編集委員会は心から応援しています。

免責事項この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言を構成するものではありません。健康上の懸念がある場合や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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