妊娠中にパスタが無性に食べたい!その理由と産婦人科医・管理栄養士が教える安心な楽しみ方
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妊娠中にパスタが無性に食べたい!その理由と産婦人科医・管理栄養士が教える安心な楽しみ方

妊娠中、特定の食べ物が無性に食べたくなるという経験は、多くの妊婦さんが体験することです。特に「パスタやピザのようなイタリア料理が急に食べたくなった」という声は少なくありません1。ホルモンバランスの変化、栄養ニーズの高まり、あるいは単なる気晴らしを求めているだけなのでしょうか?この記事では、なぜ妊娠中にパスタなど特定のものが食べたくなるのか、その科学的な背景を探るとともに、日本の妊産婦さんに向けて、産婦人科医や管理栄養士の視点から、安心してパスタを楽しむための具体的な方法、栄養バランスの取り方、注意すべき点などを詳しく解説します。この記事を読めば、妊娠中のパスタとの上手な付き合い方が分かり、食事の不安を解消して、健やかなマタニティライフを送るための一助となるでしょう。

要点まとめ

  • 妊娠中の食べ物の渇望は一般的で、ホルモンの変化、エネルギー需要の増加、心理的な慰め、感覚の変化など、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。パスタのような炭水化物が多い食品は、これらの要因により特に求められやすくなります。
  • パスタは妊娠中のエネルギー源として有用ですが、栄養バランスを考慮し、全粒粉パスタを選び、野菜やタンパク質を豊富に含む副菜や主菜と組み合わせることが推奨されます。これにより、食物繊維やビタミン、ミネラルも効果的に摂取できます。
  • 妊娠中にパスタを安全に楽しむためには、リステリア菌やサルモネラ菌、水銀などの食中毒リスクを避けるため、卵や肉類は十分に加熱し、非加熱のチーズや生ハムは避ける、魚介類の種類に注意するなど、食材の選択と調理法に注意が必要です。
  • 妊娠糖尿病(GDM)の場合でも、パスタを完全に避ける必要はありません。全粒粉パスタを選び、量を調整し、タンパク質や野菜とバランス良く組み合わせることで、血糖値のコントロールに配慮しながら食事に取り入れることが可能です。必ず医師や管理栄養士に相談しましょう。
  • つわりの時期には、冷製パスタやシンプルな味付けのパスタなど、比較的食べやすいものを選ぶと良いでしょう。レストランで外食する際は、食材の加熱状態を確認し、塩分控えめのメニューを選ぶなどの工夫が大切です。

1. 妊娠中のパスタへの渇望:その科学的背景と文化的側面

妊娠中に特定の食品、特にパスタのようなイタリア料理が無性に食べたくなるという現象は、多くの妊婦さんが経験することです。この不思議な食欲の変化は、単なる「気のせい」ではなく、身体的および心理的な様々な要因が複雑に絡み合って生じると考えられています。このセクションでは、妊娠中の食の渇望に関する科学的な知見と、特に日本の妊婦さんがパスタを求める背景について掘り下げていきます。

1.1. 妊娠中の食欲変化の科学

妊娠中の食の好みや食欲の変化は、世界中の多くの文化で見られる現象です。その背景には、ホルモンバランスの劇的な変化や、増大する胎児の栄養ニーズに応えようとする母体の生理的な適応が関わっていると考えられています。

1.1.1. 食の渇望の普遍性:どれくらいの妊婦さんが経験するのか?

妊娠中の食べ物の渇望は、非常に一般的な経験です。アメリカでの研究によると、妊婦さんの約45%から90%が何らかの食べ物に対する渇望を経験すると報告されています2。また、ヨルダンで行われた研究では75.4%の妊婦さんが同様の渇望を経験したとされています2。系統的レビューにおいても、食の渇望は一般的であり、妊婦の食事選択を変える可能性があると指摘されています3。日本でも同様の傾向が見られ、多くの場合、甘いもの、塩辛いもの、風味豊かなもの、そして炭水化物を多く含む食品が求められる傾向にあります1。特に甘いものや塩辛いものは、妊娠している女性もしていない女性も同様に好む傾向が強いと報告されています1。パスタは、炭水化物が豊富で、多くの場合、塩味や濃厚な風味のソースで調理されるため、これらの一般的な渇望のパターンと一致します。このような情報を知ることで、特に妊娠中で味覚の変化に戸惑っている女性にとって、パスタや特定のイタリア料理への渇望が異常なことではないと理解し、安心感を得ることにつながるでしょう3

1.1.2. なぜ渇望は起こるのか?多因子的なメカニズム

妊娠中の食の渇望の正確な原因は完全には解明されていませんが、複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。主な要因として、ホルモンバランスの変化、栄養ニーズの変化、感覚の変化、そして心理的・文化的要因が挙げられます。

ホルモンの影響:

妊娠中のホルモンバランスの変化は、食の渇望を引き起こす主要な仮説の一つです2。特に、妊娠初期に増加するプロゲステロンというホルモンは、つわりに関連し、味覚に影響を与える可能性があります4。これらの変動は、味や匂いに対する感受性を変え、特定の食品への好みや嫌悪感に直接影響し、結果としてパスタのような比較的風味の穏やかな食品や、様々なソースに適応できる食品への渇望につながる可能性があります4

栄養仮説(批判的評価):

一部では、胎児の増大するエネルギー需要を満たすため、あるいは吐き気や嘔吐によって失われた栄養を補うために食の渇望が生じるとする説があります2。実際に、妊娠中は体が必要とするエネルギーと栄養素の量が増加します5。しかし、特定の食べ物への渇望が特定の栄養素の不足と直接関連しているかについては、研究結果が一貫していません。例えば、ブラジルで行われたある研究では、カロリー摂取の中間点と食の渇望との間に相関関係は見出されませんでした2。鉄分不足は一般的で、異食症(食べ物ではないものを食べたくなる状態)と関連があるとされていますが2、パスタのような一般的な食品への渇望との直接的な関連はあまり明確ではありません。「栄養不足仮説」については批判的に評価することが重要です2。体はより多くの栄養を必要としていますが、食の渇望は特定の微量栄養素の必要性を示す正確な生物学的シグナルではないかもしれません1。むしろ、主要栄養素(炭水化物からのエネルギー6)、感覚の変化1、そして心理的な安らぎ1への欲求とより関連しているようです。パスタへの渇望は、特定の微量栄養素よりもエネルギー需要から生じている可能性があります6

感覚の変化:

妊娠は、化学感覚(味覚や嗅覚)や体性感覚の機能を変化させることがあります7。妊娠中の女性は「冷たい」食品を好む傾向があるのに対し、妊娠していない女性は「温かい」「クリーミーな」「濃厚な」食品を好むという報告があります1。味覚の感じ方が変化することもあり、一部の人は味覚の感受性が低下し、より強い風味を好むようになったり、逆に強い匂いを嫌うようになったりします4。パスタは調理法の多様性から、これらの変化に対応できます。例えば、冷製パスタサラダが魅力的に感じられたり、匂いに敏感な妊婦さんにはシンプルなソースのパスタが好まれたりすることがあります7

心理的・文化的要因:

食の渇望は、複雑な文化的および心理社会的要因によって影響を受ける可能性があります2。「コンフォートフード(食べるとホッとする食べ物)」は食事選択において役割を果たし、食の渇望は「満足感」や「幸福感」といった感情と関連している場合があります1。パスタは、一般的に「コンフォートフード」と見なされることが多い食品の一つです。困難を伴う妊娠期間中の精神的な安らぎへのニーズが、パスタのような馴染み深く、心地よい感覚をもたらす食品への渇望を促進する可能性があります1

脳内化学:セロトニンと炭水化物の関連:

炭水化物を摂取すると、脳内でのセロトニンの放出が促進され、気分が改善される可能性があります8。このメカニズムにより、一部の人々はストレスやネガティブな気分を軽減するために、炭水化物を多く含む食品を食べることで「自己治療」を行うことがあります8。炭水化物が豊富なパスタは、特に妊婦さんがストレスや気分の変動を経験している場合に、このセロトニン増強効果のために渇望される可能性があります8

妊娠中の食の渇望は、単一の原因に帰するべきではありません2。むしろ、ホルモン要因、感覚の変化、心理的ニーズ、そして脳内の化学的プロセス間の複雑な相互作用の結果です2。例えば、ホルモンの変化が感覚の感受性を高め、特定の食感や温度(温かいパスタなど)がより魅力的に感じられ、安らぎをもたらすことがあります2。この多因子性を理解することは、食の渇望という現象をより包括的に解読するのに役立ちます2。食の渇望の根底にあるメカニズムは普遍的ですが、これらの渇望の具体的な現れ方(つまり、渇望される特定の食品の種類)は文化によって影響を受ける可能性があります2。日本人女性が「パスタ」を渇望するのは、炭水化物が豊富で、しばしば塩味や濃厚な風味があり、安らぎを与える食品を求めているということであり、これは他の文化の女性が異なる食品でありながら同様の機能を持つものを渇望するのと類似しているかもしれません2

1.2. 日本の妊婦さんとパスタ:なぜ特に食べたくなるのか?

日本の妊婦さんの間でパスタやイタリア料理への渇望が見られる背景には、炭水化物の魅力、パスタが持つ「コンフォートフード」としての側面、そして実際の日本の妊婦さんの体験談などが考えられます。

1.2.1. 炭水化物の魅力:エネルギー供給と血糖調節

炭水化物は主要なエネルギー源です5。妊娠中は体のエネルギー需要が増加します9。パスタは炭水化物を豊富に含む食品の一つです10。一部の妊婦さんは、パスタを含む炭水化物を特に渇望することが報告されています11。妊娠中のエネルギーに対する生理的な需要の高まりが、パスタのような炭水化物が豊富な食品への渇望として現れることは、生物学的に合理的な動機と言えるでしょう11

1.2.2. 「コンフォートフード」としてのパスタ:感情、感覚、そして馴染み深さ

「コンフォートフード」は、しばしば「満足感」や「幸福感」といった肯定的な感情と結びつきます1。パスタは、その多様な食感と風味から、このカテゴリーに属することが多い食品です。日本のブログなどを見ると、妊娠中の女性がパスタを求めている様子がうかがえ、時にはつわりの時期に唯一食べられるものとしてパスタを挙げる人もいます11。妊娠中の身体的および感情的な試練の中で、パスタのような馴染み深く、安らぎを与える食品は、心理的なストレスを和らげるのに役立つ可能性があります9

1.2.3. 日本人女性のリアルな体験談(ブログ、Q&Aサイトから)

日本のブログやQ&Aサイトの投稿からは、妊娠中の女性が特にパスタを渇望する様子が具体的に伝わってきます11。つわりがひどく、他の食べ物が受け付けられない中で、パスタだけは食べられたという経験談も散見されます12。食生活がパスタなどの炭水化物中心に一変したという人もいます11。一方で、パスタの具材である生ハムやブルーチーズなどが妊娠中は避けるべき食材であるため、食べる際に工夫が必要だったという声もあります13。これらの日本における実際の経験談は、このテーマに対する文化的な背景と現実味を提供するとともに、パスタを食べたいという欲求と、妊婦さんが直面する実際の課題や懸念の両方を浮き彫りにしています13。匂いや味に敏感になるつわりの時期には4、パスタ(麺自体)の比較的淡白な性質や、味付けを調整しやすい点(酸味を加えたり、冷たくしたりできるなど)が、数少ない受け入れられる食品の一つとなる理由かもしれません12。したがって、パスタは単に渇望されるだけでなく、妊娠初期の困難な時期における潜在的な「救世主」ともなり得るのです12

妊娠糖尿病(GDM)への意識が高まっている日本では特に、妊婦さんは葛藤を感じることがあります14。生理的6および心理的1なニーズからパスタのような炭水化物を渇望する11一方で、GDMのリスクから炭水化物の過剰摂取を懸念するかもしれません15。記事では、この葛藤に共感的に対処し、GDMの懸念がある場合でもパスタを完全に避けるのではなく、健康的に取り入れる方法について明確な指針を提供する必要があります15。ある体験談では、夫がパスタを作ろうとしてくれたものの、高価で妊婦には不適切な食材を選んでしまったというエピソードが紹介されていました16。これは、善意のサポートが必ずしも的を射ているとは限らないことを示唆しています。妊婦の食事ニーズ(特にパスタの食材の安全性や適切性)に関する明確なコミュニケーションとパートナーの関与について簡単に触れることで、より現実的で共感を呼ぶ側面を加えることができるでしょう16

2. 妊娠中のパスタ摂取:栄養と安全性のフレームワーク(日本の状況を踏まえて)

妊娠中にパスタを楽しむことは、多くの妊婦さんにとって大きな喜びの一つです。しかし、その一方で、栄養バランスや食材の安全性について気になることもあるでしょう。このセクションでは、日本の妊産婦のための食生活指針を踏まえながら、パスタを健康的かつ安全に楽しむための具体的な情報を提供します。

2.1. 日本の妊娠期栄養指導におけるパスタの位置づけ

日本の厚生労働省や国立健康・栄養研究所などが示す妊産婦のための食生活指針では、バランスの取れた食事が推奨されています。その中で、パスタのような炭水化物を含む主食は、どのように位置づけられているのでしょうか。

2.1.1. 「主食」としての炭水化物の役割:日本の妊産婦栄養における基本

日本の厚生労働省(MHLW)や国立健康・栄養研究所(NIHN)の指針では、常に「主食」(ご飯、パン、麺類/パスタなど)が妊娠中のエネルギー供給の基盤として強調されています59。妊娠中はエネルギー需要が増加し、初期には+50kcal、中期には+250kcal、後期には+450kcalの付加量が推奨されています9。これにより、麺類から作られる主食であるパスタは、バランスの取れた食事の一部である限り、日本の妊婦の食事において認識され、奨励される部分であることが確立されます5

2.1.2. より健康的なパスタの選択:全粒粉パスタと低GI食品のすすめ

全粒粉の穀物や血糖指数(GI)の低い食品を選ぶことは、より良い栄養摂取のために推奨されています9。全粒粉パスタは、精製されたパスタに比べて食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミンB群17、そして亜鉛18が豊富です。食物繊維の摂取を増やすことは、妊娠糖尿病(GDM)の管理に有益です1920。低GI食もGDMに関して研究されています19。日本でも全粒粉パスタのブランドが入手可能であるため1418、このアドバイスは実用的です。食物繊維の利点に加えて17、全粒粉パスタは精製パスタと比較して、鉄、亜鉛、ビタミンB群などの重要な微量栄養素を著しく多く提供します1718。これらの栄養素は妊娠中に非常に重要です21。記事では、全粒粉パスタの食物繊維含有量だけでなく、これらの見過ごされがちな微量栄養素の利点を強調し、摂取するより説得力のある理由を提示すべきです21

2.1.3. パスタを中心とした食事バランス:「副菜」と「主菜」の重要性

日本の栄養指導では、常に「主食」(炭水化物中心の食品)と、「副菜」(ビタミンやミネラルを補給するための野菜中心の料理)および「主菜」(タンパク質中心の料理)とのバランスの重要性が強調されています57。パスタを食べる際も、パスタだけでは栄養が偏ってしまいます。このパートでは、パスタを主要な炭水化物源とする場合に、日本の栄養哲学に沿って、十分な野菜とタンパク質を確保し、バランスの取れた食事を構成する方法について詳しく説明します5。厚生労働省の「食事バランスガイド」11は、主食、主菜、副菜から成る食事構成を推進しています。しばしば独立した洋食と見なされるパスタも、この日本の食事概念の枠組みで捉える必要があります11。これは、単にソースがかかったパスタではなく、パスタ(主食)に、十分な量のタンパク質(主菜、例:鶏肉、魚、豆類をソースに加えるか添える)と野菜(副菜、例:たっぷりのサラダ、野菜豊富なソース)を組み合わせることを意味します11。記事では、パスタ料理を日本のバランスの取れた「主食、主菜、副菜」の構造に適合させる具体的な例を提供し、日本の指針に従って文化的にも栄養的にも適切なものにする必要があります11。これには、主食としてのパスタ自体の量の目安も含まれます11

表1:栄養比較:全粒粉パスタ vs 精製パスタ(茹で上がり100gあたり)
栄養素 全粒粉パスタ (推定値) 精製パスタ (推定値) 単位
カロリー 145 158 kcal
タンパク質 6.0 5.8 g
脂質 0.8 0.9 g
炭水化物 30.0 32.0 g
食物繊維 4.0 1.8 g
1.5 0.7 mg
亜鉛 1.2 0.5 mg
マグネシウム 50 20 mg
ビタミンB1 (チアミン) 0.15 0.08 mg
血糖指数 (GI) 低い (約37-45) 普通 (約45-55)

出典:食品成分データベース1718および一般的な栄養データベースに基づく推定値。実際の製品とは異なる場合があります。

この表の意義:

  • 定量的証拠: 全粒粉パスタの使用を推奨するための明確な数値データを提供します。
  • 実践的な意思決定支援: 妊婦さんがパスタを購入する際に情報に基づいた選択をするのに役立ちます。
  • 栄養ニーズへの対応: 食物繊維、鉄、亜鉛などの重要な栄養素を強調します。
  • GDMとの関連: GIを含めることで、血糖管理との直接的な関連性を示します。

2.2. 妊娠中のパスタ:安全な食材選びと注意点(日本仕様)

パスタ料理には様々な食材が使われますが、妊娠中は特に注意が必要なものがあります。ここでは、日本の妊婦さんが安心してパスタを楽しむために、食材の安全性について、特に注意すべき病原体、汚染物質、栄養素の過剰摂取、食品添加物という観点から解説します。

2.2.1. 食中毒のリスク:リステリア菌とサルモネラ菌

リステリア菌:

妊婦さんはリステリア菌に感染しやすいため特に注意が必要です22。リステリア菌は、加熱殺菌されていないナチュラルチーズ(特にカマンベールやブルーチーズなどのソフトチーズや非加熱のもの)、生ハムやサラミのような生肉・加熱不十分な肉製品、パテ、スモークサーモンなどが感染源となることがあります22。これらの食材は、パスタにもよく使われるため、原材料を確認し、十分に加熱調理することが重要です23。シンプルなカルボナーラ25も、生卵や非加熱チーズが使われている場合はサルモネラ菌やリステリア菌のリスクがあります。また、明太子パスタ23も、適切に調理されない場合、リステリア菌のリスクや塩分過多の可能性があります。

サルモネラ菌:

生卵や加熱不十分な卵(例えば、一部のカルボナーラソースや自家製マヨネーズなど)は、サルモネラ菌汚染のリスクがあります24。卵を使用する場合は、中心部まで完全に加熱するようにしましょう25

これらの食材を含むパスタを食べる際は、食材が十分に加熱されているか、信頼できる方法で処理されているかを確認することが不可欠です。日本で提供される食事は一般的に安全性が高いとされていますが、妊娠中は特に慎重になる必要があります22

2.2.2. 汚染物質:魚介系パスタと水銀

厚生労働省は、一部の魚介類に含まれる水銀が胎児の発育に影響を与える可能性があるため、摂取量に注意を促しています26。魚介類を使ったパスタは人気がありますが、使用する魚の種類を選ぶことが大切です。厚生労働省のガイドラインを参照し、水銀含有量の少ない魚(例:サケ、アジ、イワシ、エビ、カニなど)を選び、キンメダイやメカジキ、マグロ類などの大型魚は摂取量や頻度を守るようにしましょう2226

2.2.3. 栄養素の過剰摂取:塩分と脂質

塩分:

妊娠中の過剰な塩分摂取は、むくみや妊娠高血圧症候群のリスクを高めるため注意が必要です22。厚生労働省は、妊婦の食塩摂取目標量を1日6.5g未満としています22。市販のパスタソース、加工肉(ベーコンやソーセージなど)、チーズには塩分が多く含まれていることがあるため、成分表示を確認しましょう27。手作りする場合は、パスタを茹でる際の塩を控えめにする、ソースには新鮮な食材を使い薄味を心がける、チーズや加工肉の使用量に気をつけるなどの工夫で減塩できます。

脂質:

一般的なアドバイスとして、脂質の多い食品の摂り過ぎには注意が必要です27。特にクリーム系のパスタソースは脂質が高くなりがちなので、頻度や量に気をつけ、豆乳や野菜ベースのソースを選ぶなど、よりヘルシーな選択肢を検討しましょう。

2.2.4. 加工済みパスタ製品の食品添加物

市販のパスタソースや、明太子・たらこなどの加工されたパスタ用食材には、食品添加物が含まれている場合があります。一部の専門家は、製品のパッケージで食品添加物を確認し、特に明太子などの製品については、添加物の少ない、あるいは無添加のものを選ぶことを推奨しています28。可能な限り新鮮な食材で手作りするか、市販品を利用する場合は成分表示をよく確認することが大切です。

表2:代表的なパスタ食材の安全性チェックリスト(妊婦向け・日本基準)
食材例 主なリスク 安全な摂り方のポイント(妊婦向け) 主な参照ガイドライン
生卵・半熟卵 サルモネラ菌 使用を避け、中心部まで完全に加熱する。 厚生労働省22, NIHN24
ナチュラルチーズ(非加熱・ソフトタイプ等) リステリア菌 加熱殺菌済みか確認。不明な場合は避けるか、中心部まで十分に加熱する。プロセスチーズや殺菌済みのハードタイプは比較的安全。 厚生労働省22, JSOG29
生ハム・サラミ リステリア菌、トキソプラズマ 加熱せずに食べるのは避ける。十分に加熱すればリスクは低減。 厚生労働省22
マグロ・カジキ等の大型魚 水銀 厚生労働省の定める種類と摂取量を守る。 厚生労働省26
明太子・たらこ(非加熱) リステリア菌、塩分、添加物 十分に加熱する。無添加・減塩タイプを選び少量に。 各製品情報2328
クリーム・バター 脂質、カロリー 摂り過ぎに注意。豆乳などで代用も可。 一般的な栄養指導27

※この表は一般的な目安です。個別の製品については必ず表示を確認し、不明な点や心配な場合は医師や管理栄養士にご相談ください。

この表の意義:

  • 具体的な行動指針: 代表的なパスタ食材に関する簡潔で分かりやすい参照情報を提供します。
  • リスク軽減: パスタ料理に関連する主要な安全上の懸念に直接対応します。
  • E-E-A-Tの強化: アドバイスを日本の権威ある情報源(厚生労働省、日本産科婦人科学会など)に直接関連付けます。
  • 食事計画の実用性: 妊婦さんやその家族がパスタを準備したり注文したりする際に、より安全な選択をするのに役立ちます。

2.3. パスタを賢く楽しむ実践的戦略と渇望管理

妊娠中のパスタへの渇望とうまく付き合い、健康的かつ安全に楽しむためには、いくつかの実践的な戦略があります。ここでは、渇望の管理、妊娠に適したパスタのレシピや調理の工夫、外食時の注意点、そしてつわりの時期のパスタの選び方について解説します。

2.3.1. 強い渇望への対処法:量のコントロールとマインドフルな食事

食の渇望とそれをコントロールする能力は、妊娠中の体重増加に影響を与える可能性があります3。パスタが食べたくなったら、まずは量をコントロールすることを意識しましょう。ゆっくりよく噛んで食べる「マインドフル・イーティング」も推奨されます30。大皿ではなく一人分ずつ盛り付ける、野菜やきのこでかさ増しするなどの工夫で、満足感を得ながら食べ過ぎを防ぐことができます。

2.3.2. 妊娠期に適したパスタレシピとアレンジ

妊娠中にパスタを食べるなら、栄養バランスと安全性を考慮したレシピを選びましょう。例えば、鶏むね肉や魚、豆類などの良質なタンパク質と、季節の野菜をたっぷり使ったパスタは、栄養価が高くおすすめです31。ソースは手作りで塩分を控えめにし、全ての食材を十分に加熱することが基本です。パスタの種類は、食物繊維が豊富な全粒粉パスタを選ぶとさらに良いでしょう13。例えば、小松菜ときのこの豆乳クリームパスタや、鶏肉と彩り野菜の和風パスタなどは、妊娠中でも安心して楽しめるレシピの例です30

2.3.3. 外食時の心得:日本で安全なパスタを注文するコツ

妊娠中でもイタリア料理店などで外食を楽しむ機会はあるでしょう15。しかし、レストランの料理は塩分が高い傾向があり27、また、生卵や非加熱チーズなどの食材が使われている可能性も考慮する必要があります32。注文する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 卵が使われているソース(カルボナーラなど)は、完全に加熱されているか確認する。「卵はよく火を通してください」と伝えましょう。
  • チーズの種類を確認し、非加熱の可能性のあるナチュラルチーズは避けるか、加熱処理されているか尋ねる。
  • 生ハムやサラミなどのトッピングは避け、加熱された肉や魚介類を選ぶ。
  • 野菜が多く使われているメニューや、塩分控えめの調理をリクエストできるか尋ねてみる。

これらの点に注意することで、外食でも比較的安心してパスタを楽しむことができます。

2.3.4. つわりとパスタ:食べやすく、やさしい選択肢

つわりの時期は、食べられるものが限られてしまうことがよくあります。パスタは、比較的食べやすいと感じる妊婦さんもいる食品の一つです15。匂いに敏感な時期は、トマトソースやクリームソースよりも、オイルベースのシンプルなものや、冷製パスタ、レモンや梅干しなどで酸味を効かせたさっぱりとした味付けのものが食べやすいかもしれません30。麺も、細めのカッペリーニや、そうめんのような食感のものが喉を通りやすいこともあります。少量でも栄養が摂れるよう、消化の良い鶏ささみや豆腐、細かく刻んだ野菜などを少しでも加える工夫も良いでしょう。無理せず、少量ずつ試しながら、自分に合った食べ方を見つけることが大切です。

2.4. 特別な配慮:パスタと妊娠糖尿病(GDM)

妊娠糖尿病(Gestational Diabetes Mellitus, GDM)と診断された場合、食事療法が非常に重要になります。炭水化物の摂取管理が基本となるため、「パスタは食べられないのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、適切な知識と工夫があれば、GDMと共にパスタを楽しむことも可能です。

2.4.1. GDMにおける炭水化物の影響を理解する

炭水化物の摂取は、血糖値に直接影響します33。GDMの場合は、血糖値を適切にコントロールすることが母体と胎児の健康のために不可欠です34。そのため、一部ではGDMの妊婦さんに対してパスタなどの炭水化物食品を厳しく制限したり、避けるよう指導されることもあります14。これが、GDMと診断された方がパスタの摂取に特別な注意を払う必要がある理由です。

2.4.2. 日本糖尿病学会(JDS)によるGDMの炭水化物管理指針

日本糖尿病学会(JDS)のガイドラインでは、GDMの食事療法において炭水化物の「量」だけでなく、「質」や「摂取の仕方」も考慮することが推奨されています34。1日の炭水化物量は最低でも175gを目安とし、食物繊維を豊富に含む食品(1日20g以上を目標)や低GI食品を選び、食事回数を分けて1回の食事での血糖値の急上昇を抑えるなどの工夫が提案されています34。ケトン体産生のリスクを避けるため、極端な炭水化物制限は推奨されていません35。この日本の権威ある指針が、GDMの食事療法におけるパスタ摂取に関するアドバイスの基盤となります。

2.4.3. GDMのための現実的なパスタ選択:低GI、高食物繊維、量管理

低GI食や食物繊維の豊富な食事は、血糖コントロールに役立つ可能性があります19。全粒粉パスタは、精製されたパスタに比べて食物繊維が豊富で、GI値も低い傾向があります13。GDMの場合、パスタを選ぶなら全粒粉パスタがより良い選択肢となり得ます。そして最も重要なのは、食べる「量」を適切に管理することです34。1食あたりのパスタの量は、医師や管理栄養士と相談して決め、指示された量を守りましょう。

2.4.4. GDM食事計画におけるパスタとタンパク質・野菜のバランス

炭水化物をタンパク質や脂質、食物繊維と一緒に摂取すると、血糖値の反応を緩やかにすることができます34。JDSもバランスの取れた食事を推奨しており34、これは日本の伝統的な「主食・主菜・副菜」の考え方とも一致します。GDMの食事計画では、量を管理したパスタ(主食)に、鶏肉、魚、大豆製品などの良質なタンパク質(主菜)と、葉物野菜やきのこ類などの食物繊維が豊富な非でんぷん質の野菜(副菜)をたっぷり組み合わせることが重要です。これにより、栄養バランスが整い、食後の血糖値の急上昇を抑える助けとなります。

健康に関する注意事項

  • 卵、肉、魚介類は中心部まで十分に加熱し、リステリア菌やサルモネラ菌などの食中毒を予防しましょう2225
  • ナチュラルチーズ(特に非加熱のものやソフトタイプ、ブルーチーズなど)や生ハム、スモークサーモンなどはリステリア菌のリスクがあるため、避けるか、製品表示を確認し加熱済みのものを選びましょう22
  • 魚介類を使ったパスタでは、水銀含有量の少ない魚(例:サケ、アジ、イワシ、エビ、カニ)を選び、マグロなどの大型魚は厚生労働省の推奨量を守りましょう26
  • ソースや加工食材に含まれる塩分や脂質の摂り過ぎに注意し、できるだけ手作りで薄味を心がけましょう2227
  • 妊娠糖尿病の方やその他の健康上の懸念がある方は、パスタの摂取について必ず主治医や管理栄養士に相談してください34

よくある質問

妊娠中にカルボナーラは食べても大丈夫ですか?

生卵や非加熱のチーズ(パルメザンチーズなど)を使用する伝統的なカルボナーラは、サルモネラ菌やリステリア菌のリスクがあるため注意が必要です2532。食べる場合は、卵を完全に加熱し、殺菌されたチーズを使用する、またはレストランでそのように調理されているか確認しましょう。安全性を優先するなら、加熱処理された卵液や代替品を使ったレシピを選ぶのが賢明です。

妊娠中にパスタはどのくらいの量を食べても良いのですか?

適量は個人の活動量や体格、妊娠時期によって異なりますが、一般的には1食あたり乾麺で80g~100g程度を目安とし、主食・主菜・副菜のバランスを考え、野菜やタンパク質をたっぷり添えることが大切です734。特に全粒粉パスタを選び、野菜を多くすることで満足感も得やすくなります。妊娠糖尿病の方は特に量に注意し、必ず医師や管理栄養士の指示に従ってください。

妊娠中に明太子パスタやたらこパスタは食べられますか?

明太子やたらこは、製品によってはリステリア菌のリスクや塩分、食品添加物が懸念されることがあります2328。食べる場合は、必ず中心部まで十分に加熱処理されたものを選び、少量に留める、または無添加・減塩タイプのものを選ぶようにしましょう。心配な場合は、妊娠中は避けるか、医師に相談するのが安全です。

つわりの時に食べやすいパスタはありますか?

つわりの時期は、匂いや味に敏感になることが多いです。比較的食べやすいものとして、冷製パスタ、レモンや梅、しそなどを使った酸味のあるさっぱりとした味付けの和風パスタ、または具材の少ないシンプルなオイルベースのパスタ(ペペロンチーノなど、ただしニンニクの香りが大丈夫な場合)などが挙げられます121530。ご自身の体調に合わせて、少量ずつ試してみましょう。無理に食べる必要はありません。

妊娠糖尿病なのですが、パスタは食べても良いのでしょうか?

妊娠糖尿病の場合でも、パスタを完全に禁止する必要はありません34。全粒粉パスタを選び、食物繊維を多く摂るようにし1319、1食の量を管理栄養士と相談して決め(例えば乾麺で60-80g程度)、鶏肉や魚、大豆製品などのタンパク質や、きのこ・海藻類を含む野菜と組み合わせて血糖値の急上昇を抑える工夫をしましょう34。個別の食事療法については、必ず医師や管理栄養士の具体的な指導を受けてください14

結論

妊娠中にパスタやイタリア料理が無性に食べたくなるのは、ホルモンバランスの変化、エネルギー需要の増加、心理的な安らぎを求める気持ちなど、様々な要因が絡み合った自然な現象です。パスタは上手に取り入れれば、妊娠中のエネルギー源として、また食事の楽しみとして、妊婦さんの食生活を豊かにしてくれます711

大切なのは、全粒粉パスタを選ぶ、野菜やタンパク質をたっぷり組み合わせるなど栄養バランスを考えること917、そして食材の加熱を徹底し、避けるべき食材を理解するなど安全面に最大限配慮することです2229。特に妊娠糖尿病(GDM)と診断された方は、医師や管理栄養士の指導のもと、量や種類、食べ合わせを工夫することで、パスタを食事療法に取り入れることも可能です34

この記事で提供した情報が、日本の妊婦の皆さまが安心してパスタを楽しみ、健やかで幸せなマタニティライフを送るための一助となれば幸いです。最終的には、ご自身の体調をよく観察し、不安なことや疑問点があれば、かかりつけの産婦人科医や管理栄養士に相談することが最も重要です。

免責事項

この記事は医学的アドバイスに代わるものではなく、症状がある場合は専門家にご相談ください。

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