知っておきたい!日焼け止めの真実 ~SPF・PAの正しい知識から最新トレンドまで徹底解説~
皮膚科疾患

知っておきたい!日焼け止めの真実 ~SPF・PAの正しい知識から最新トレンドまで徹底解説~

日差しが心地よい季節になりましたが、紫外線対策は万全でしょうか?実は、多くの方が日焼け止めの効果を十分に活かせていないかもしれません1。日常生活に欠かせないものとなりつつある日焼け止めですが、その選び方や使い方については誤解も多く、専門用語に戸惑う方も少なくありません。この記事では、JAPANESEHEALTH.ORGのBan Biên Tậpとして、皮膚科学に基づいた日焼け止めの「真実」を紐解き、紫外線から肌を守るための正しい知識と具体的な対策を包括的に解説します。紫外線が肌に与える影響、SPFやPAといった指標の正しい理解、効果的な使用方法、そして日本の消費者の皆様が抱える疑問や最新トレンドに至るまで、専門的かつ分かりやすく情報をお届けすることで、皆様がご自身の肌と健康を守るための一助となることを目指します。

要点まとめ

  • 紫外線にはUVAとUVBがあり、UVAはシワやたるみなどの光老化(肌の老化の約8割の原因2)を引き起こし、UVBは主に日焼け(サンバーン)や皮膚がんのリスクを高めます3 4
  • SPFはUVB防止効果の指標で、数値が高いほど防御力が高まりますが、効果は塗る量(推奨:2mg/cm²5)と2~3時間ごとの塗り直しに大きく左右されます6
  • PAはUVA防止効果の指標で、「+」の数が多いほど効果が高く、PA++++が最高です4
  • 日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」があり、それぞれ特徴や使用感が異なります7 8
  • 曇りの日や室内でも紫外線(特にUVA)は降り注いでいるため、対策が必要です3 2
  • 昨年の日焼け止めの使用は品質劣化の可能性があるため推奨されず1、開封後は1年以内に使い切るのが目安です9
  • 「飲む日焼け止め」は塗るタイプを置き換えるものではなく、効果は限定的です10 11
  • 肌タイプ(敏感肌、子供、脂性肌、乾燥肌)やシーン(日常生活、レジャー、スポーツ)に合わせた製品選びが重要です2
  • 日本の新しい「UV耐水性 ★/★★」基準は、水に濡れた際のSPF維持効果を示します12

1. なぜ日焼け止めが必要?紫外線の肌への影響

太陽の光は私たちに暖かさや明るさをもたらしてくれますが、同時に目に見えない紫外線(UV)も降り注いでいます。この紫外線こそが、肌の健康と若々しさを脅かす主な原因の一つなのです。

UVAとUVB、肌への「見えざる脅威」

地上に到達する紫外線には、主にUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があります。これらは波長が異なり、肌への影響も異なります。

  • UVA(紫外線A波):全紫外線の約95%を占め、波長が長く(320-400 nm)、雲や窓ガラスを透過して肌の奥深く、真皮層まで到達します3。これがシワ、たるみ、シミ、くすみといった「光老化」の主な原因となります3。UVAは年間を通じて照射量が多く、特に春先から急増し、夏と同程度のレベルになることもあります2。また、皮膚がんのリスクを高める要因の一つとも考えられています3
  • UVB(紫外線B波):波長が比較的短く(280-320 nm)、主に肌の表面(表皮)に作用します4。急性の炎症を引き起こし、いわゆる「日焼け」(サンバーン)による赤みやヒリヒリ感、水ぶくれの原因となります4。長期的にはシミやそばかすの原因となり、皮膚がんの主要な原因の一つでもあります4 13。一方で、UVBは皮膚でのビタミンD生成に不可欠な役割も担っています4
  • UVC(紫外線C波):波長が最も短く(100-280 nm)、オゾン層でほぼ完全に吸収されるため、通常は地表には到達しません4

紫外線の影響は、浴びた直後に現れるものだけでなく、長年にわたって蓄積され、じわじわと肌の老化やダメージを進行させます。だからこそ、日々の紫外線対策が非常に重要なのです。

光老化とは?シミ・シワの大きな原因

「光老化(ひかりろうか)」とは、加齢による自然な老化とは別に、長年にわたり紫外線を浴び続けることによって引き起こされる肌の変化のことです14。肌の老化の約8割は、この光老化が原因とも言われています2。主な症状としては、シミ、シワ、たるみ、乾燥、肌の弾力低下、毛細血管の拡張などが挙げられます3 2。特にUVAは肌の深部にまで達し、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリや弾力を保つ線維を破壊・変性させてしまうため、深いシワやたるみの原因となります3。日焼け止めを適切に使用することは、この光老化の進行を遅らせ、若々しい肌を保つために不可欠です15

皮膚がんリスクも

紫外線への長期的な曝露は、皮膚がんの最も大きなリスク因子の一つです13。基底細胞がん、有棘細胞がん、そして最も悪性度の高い悪性黒色腫(メラノーマ)などが代表的です。特にUVBはDNAを直接損傷させ、皮膚がんの発生に関与します4。UVAも間接的にDNA損傷を引き起こし、がんのリスクを高めるとされています3。日本人においては、悪性黒色腫の多くが手足の末端など紫外線曝露と関連の少ない部位に発生するタイプ(末端黒子型)ですが16、それでも紫外線に曝露される部位の皮膚がん予防には、日焼け止めの使用が有効であると考えられています13

2. 日焼け止めの基本の「き」~SPF・PA・成分~

日焼け止めを選ぶ際、パッケージに表示されている「SPF」や「PA」といった文字や数値、そして成分表に記載されているカタカナの長い名前の成分。これらが何を意味するのか正しく理解することが、効果的な紫外線対策の第一歩です。

SPFとは?PAとは?数字と「+」の意味を正しく理解

SPF (Sun Protection Factor):主にUVB(紫外線B波)を防ぐ効果の度合いを示す指標です5 4。SPFの数値は、日焼け止めを塗った場合に、塗らなかった場合と比べて何倍の時間をかけてサンバーン(肌が赤くなる日焼け)が起こるかを示しています5。例えば、何も塗らない状態で20分で肌が赤くなる人がSPF30の日焼け止めを塗った場合、理論上は20分×30=600分(10時間)までサンバーンを防げるということになります5。ただし、これはあくまで国際的な基準で定められた量(皮膚1平方センチメートルあたり2mg)を塗布した場合の測定値であり5、実際の使用状況(塗る量が少ない、汗や摩擦で落ちるなど)では効果が低下するため、こまめな塗り直しが必要です5 6。日本国内ではSPFの上限は50+と表示され、SPF50を超える製品はSPF50+となります17
PA (Protection Grade of UVA):主にUVA(紫外線A波)を防ぐ効果の度合いを示す、日本で開発された指標です4。UVAは肌の奥深くまで届き、シワやたるみといった光老化の原因となるため、PA値の確認も非常に重要です。PAは「+」の数で効果の度合いを示し、現在は以下の4段階で表示されます4

  • PA+:UVA防止効果がある4
  • PA++:UVA防止効果がかなり高い4
  • PA+++:UVA防止効果が非常に高い4
  • PA++++:UVA防止効果が極めて高い4

SPF値だけでなくPA値も確認し、両方の紫外線から肌をしっかり守ることが大切です。製品がSPFとPAの両方の表示を持つことは、一般的にUVAとUVBの両方から保護する「広範囲スペクトル(Broad Spectrum)」であることを示唆しています15 18

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、どっちを選ぶ?

日焼け止めが紫外線を防ぐ仕組みには、大きく分けて「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります7 8。それぞれの特徴を理解し、自分の肌質や好みに合わせて選びましょう。

  • 紫外線吸収剤(ケミカル):紫外線を吸収し、それを熱などの別のエネルギーに変換して放出することで、紫外線が皮膚内部へ侵入するのを防ぎます7。一般的に白浮きしにくく、テクスチャーが軽いものが多いのが特徴です7。高いSPF/PA値を実現しやすいですが、まれに化学反応や放出される熱によって肌に刺激を感じる方もいます7。代表的な成分には、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート)、オキシベンゾン-3、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルなどがあります7 19
  • 紫外線散乱剤(ノンケミカル/物理的/ミネラル):酸化チタンや酸化亜鉛といったミネラル由来の微粒子粉末が主成分です8。これらの成分が肌表面に物理的な膜を作り、紫外線を反射・散乱させることで肌内部への侵入を防ぎます8。肌への負担が比較的少ないとされ、敏感肌の方や小さなお子様にも適していると言われています20。以前は白浮きしやすい、テクスチャーが重いといった欠点がありましたが、近年の技術進歩により、ナノテクノロジーなどを活用してこれらの点が大幅に改善された製品も増えています8 21。ナノ化された酸化チタンや酸化亜鉛は、透明性を高めつつ紫外線防御効果を維持します8。紫外線吸収剤においても、マイクロカプセル化技術で肌への直接接触を減らし、刺激リスクを低減する工夫がされています8

メリット・デメリットまとめ:

種類 主な成分例 メリット デメリット
紫外線吸収剤(ケミカル) メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾン-3、オクトクリレン等7 19 ・白浮きしにくい
・テクスチャーが軽いものが多い
・高いSPF/PA値を出しやすい7
・まれに肌への刺激7
・特定の成分にアレルギー反応の可能性22
紫外線散乱剤(ノンケミカル) 酸化チタン、酸化亜鉛8 ・肌への負担が比較的少ない
・敏感肌や子供にも使いやすい20
・製品によっては白浮きしやすい
・テクスチャーが重めの場合がある(近年改善傾向8

どちらのタイプが優れているというわけではなく、それぞれの特性を理解した上で、ご自身の肌質、使用感の好み、使用シーンに合わせて選ぶことが大切です23

タイプ別日焼け止めの特徴

日焼け止めには、使用感や用途に合わせて様々な剤形(タイプ)があります2。日本の消費者に最も人気があるのはミルク・乳液タイプで、全体の約4割を占めています24。次いでクリームタイプ、ジェルタイプが続きます24

  • ミルク・乳液タイプ:のびが良く、しっとりとした使用感のものが多いです。日常使いに適しています24
  • クリームタイプ:保湿力が高く、乾燥肌の方や冬場にも向いています。比較的しっかりとした保護膜を作る傾向があります24 2
  • ジェルタイプ:みずみずしくさっぱりとした使用感で、ベタつきが苦手な方や脂性肌の方に好まれます24 2
  • スプレータイプ:髪や背中など、塗りにくい部分にも手軽に使えます。ただし、ムラになりやすいため、スプレー後に手でなじませることが推奨されます。また、吸入しないよう注意が必要です25
  • スティックタイプ:手を汚さずに直接肌に塗ることができ、塗り直しにも便利です。密着性が高いものが多いです26
  • パウダータイプ:メイクの仕上げや化粧直しと同時に紫外線対策ができます。重ねても厚ぼったくなりにくいのが特徴です26

これらのタイプに加えて、化粧下地効果を兼ね備えたもの27、トーンアップ効果のあるもの27、美容液成分を豊富に配合したもの28など、多機能な製品も増えています。ご自身のライフスタイルや肌の悩みに合わせて、最適なタイプを選びましょう。

「UV耐水性 ★/★★」とは?新しい日本の基準

汗や水に強いことを示す「ウォータープルーフ」という言葉は以前からありましたが、その基準はメーカーによってまちまちでした12。そこで、2022年12月1日より、日本化粧品工業会(JCIA)は国際基準ISO 18861に基づいた新たな自主基準として「UV耐水性」表示を導入しました12 29。これにより、消費者は製品の耐水性をより明確に比較検討できるようになりました。

  • UV耐水性 ★(または☆):40分間の水浴試験(20分×2回)後も、SPF値が50%以上維持されることを示します2
  • UV耐水性 ★★(または☆☆):80分間の水浴試験(20分×4回)後も、SPF値が50%以上維持されることを示します2

製品には、水浴試験前のSPF値とともにこのUV耐水性表示が記載されます2。海やプールでのレジャー、スポーツなどで汗を多くかく際には、この「UV耐水性 ★★」の製品を選ぶとより安心です30。ただし、UV耐水性がある製品でも、タオルで拭いた後などは塗り直しが必要です6
こちらの記事もご覧ください。 –>

3. これってホント?日焼け止めのよくある誤解

日焼け止めについては、さまざまな情報があふれており、中には誤解されているものも少なくありません。ここでは代表的な疑問にお答えします。

Q1: SPF値が高いほど効果が長持ちする?
A: いいえ、必ずしもそうではありません。SPF値はUVB波に対する防御効果の「強さ」を示すものであり、「持続時間」を直接示すものではありません。SPF15でUVBを約93%、SPF30で約97%、SPF50では約98%カットするとされていますが、数値が高くなるほどカット率の上がり幅は小さくなります31。どんなにSPF値が高い製品でも、汗や皮脂、摩擦などによって日焼け止めは落ちてしまうため、効果を持続させるためには2~3時間おきの塗り直しが不可欠です6
Q2: 曇りや雨の日、室内なら日焼け止めは不要?
A: いいえ、油断は禁物です。曇りの日でも紫外線の60~80%以上が地上に到達していると言われています2。UVAは窓ガラスも透過するため、室内や車内にいても影響を受けます3 2。実際に、日本の消費者の約20%が屋内でも日焼け止めを使用しており32、専門家も室内での対策を推奨しています。日常生活では、天候や場所に関わらず紫外線対策を心がけましょう。
Q3: 去年の日焼け止め、まだ使える?
A: 一般的に、開封後の化粧品は品質が変化する可能性があるため、1年以内に使い切ることが推奨されます9。特に日焼け止めは、有効成分が劣化したり、酸化したりすることで十分な紫外線防御効果が得られなくなることがあります33。未開封の場合でも、製造から3年以上経過しているものは使用を避けた方が良いでしょう(使用期限の記載がある場合はそれに従ってください)9。効果を確実に得るためには、シーズンごとに新しい製品を購入することをおすすめします1
Q4: 「ノンケミカル」なら絶対安全?
A: 「ノンケミカル」(紫外線散乱剤使用)の日焼け止めは、一般的に紫外線吸収剤を使用したものに比べて肌への刺激が少ないとされ、敏感肌の方に適していると言われています20。しかし、「絶対安全」というわけではありません。肌質によっては、紫外線散乱剤(酸化チタンや酸化亜鉛)でもアレルギー反応やかぶれを起こす可能性はゼロではありません。また、ナノ化された粒子に関する懸念も一部にはあります(ただし、現在のところ皮膚からの吸収による全身への影響は低いとされています21 34)。日本で販売されている日焼け止めは、吸収剤・散乱剤ともに国の安全基準を満たしています8。最終的にはご自身の肌質や使用感の好みで選ぶことが大切です23。「ノンケミカル安全神話」という言葉が使われることもあります35
Q5: 日焼け止めを塗るとビタミンD不足になる?
A: 理論上、日焼け止めはUVBをブロックするため、皮膚でのビタミンD生成を抑制する可能性があります36。しかし、実際には多くの人が推奨量より少ない量を塗っていたり、塗りムラがあったりするため、完全にビタミンD生成が阻害されるわけではないと考えられています37。また、ビタミンD生成には、例えば子供の場合、手の甲程度の面積に1日15分程度の日光浴で十分とも言われています38。日本の厚生労働省も、通常の日焼け止めの使用方法ではビタミンDレベルに大きな影響を与えるかは明らかではないとしています37。過度な紫外線曝露は避けつつ、バランスの取れた生活を心がけることが重要です36
Q6: 「飲む日焼け止め」だけで紫外線対策はOK?
A: いいえ、それだけでは不十分です。「飲む日焼け止め」として販売されている製品の多くは、日本では「健康食品(サプリメント)」に分類され、医薬品や医薬部外品ではありません10。そのため、塗る日焼け止めのような直接的な紫外線防御効果を謳うことはできません10。一部の成分(例:ファーンブロック、ニュートロックスサン)には、紫外線による赤みや色素沈着を軽減する効果が研究で示唆されていますが、その効果は限定的で、塗る日焼け止めのSPF値に換算すると非常に低いものです(例えば、ニュートロックスサンを数ヶ月摂取してもSPF1.56程度11)。米国皮膚科学会(AAD)や米国食品医薬品局(FDA)も、これらを唯一の紫外線防御手段としないよう警告しています11。日本の皮膚科医も、塗る日焼け止めの代わりとして推奨していません39。抗酸化作用による間接的なサポートは期待できるかもしれませんが40、紫外線対策の基本はあくまで「塗る」日焼け止めです。
Q7: メイクにSPFが入っていれば、日焼け止めは不要?
A: SPF表示のあるファンデーションや化粧下地だけでは、十分な紫外線防御効果を得るのが難しい場合があります41。日焼け止め製品と同様に、これらのメイクアップ製品も皮膚1平方センチメートルあたり2mgという規定量を塗布してSPF値が測定されていますが、実際にメイクでその量を塗ることは稀です41。そのため、表示されているSPF値を十分に発揮できない可能性が高いのです。紫外線対策を万全にするためには、メイクの前に日焼け止めを別途塗ることをおすすめします。複数のSPF製品を重ねても単純にSPF値が足し算されるわけではありませんが、塗り重ねることでカバー力を高めることは期待できます1

4. 効果を最大限に!正しい日焼け止めの使い方

せっかく日焼け止めを使うなら、その効果を最大限に引き出したいものです。正しい使い方をマスターして、紫外線から肌をしっかり守りましょう。

適量はこれくらい!顔と体の正しい塗り方

日焼け止めの効果を十分に得るためには、まず「適量」を塗ることが最も重要です。国際的な基準では、皮膚1平方センチメートルあたり2mgとされていますが5、これを日常生活で正確に測るのは難しいでしょう。一般的な目安としては、以下の通りです2

  • :液体タイプであればパール2粒大程度、または500円玉大2。クリームタイプならパール1粒大を2回重ねるなどの方法もあります。額、鼻、両頬、あごの5点に置き、ムラなく丁寧に顔全体に伸ばします2。川島先生は「厚めに塗る」「二度塗りする」ことを推奨しています42
  • :腕や脚など、塗る範囲に応じて十分な量を取ります。容器から直接線を描くように出し、その後手のひらでらせんを描くように均一に広げるとムラなく塗布できます2

塗る量が少なすぎると、製品に表示されているSPF/PA値を大幅に下回る効果しか得られません。少し多いかな、と感じるくらいが適量と心得ましょう。

塗り直しは2~3時間ごとが基本

日焼け止めは、一度塗れば一日中効果が持続するわけではありません。汗や皮脂、衣服やタオルなどによる摩擦で落ちてしまうため、こまめな塗り直しが不可欠です6。一般的には、2~3時間おきに塗り直すのが理想的とされています6。特に屋外での活動が長い日や、汗をたくさんかいた後、水泳や海水浴の後、タオルで肌を拭いた後などは、UV耐水性のある製品でも必ず塗り直しましょう6 2

見落としがちな部分も忘れずに

顔や腕、脚など、目につきやすい部分は意識して塗る方が多いですが、意外と塗り忘れが多いのが以下の部分です2

  • 耳、耳の後ろ
  • 首の後ろ(うなじ)
  • デコルテ(首元から胸元にかけて)
  • 手の甲、足の甲
  • 髪の生え際、頭皮(特に分け目)
  • まぶた、唇(UVカット効果のあるリップクリームを使用)

これらの部分は皮膚が薄かったり、日光にさらされやすかったりするため、忘れずに丁寧に塗りましょう。

メイクの上からの塗り直しテクニック

メイクをしていると、日焼け止めの塗り直しが難しいと感じる方も多いでしょう。しかし、最近ではメイクの上からでも手軽に塗り直せるアイテムが増えています26 2

  • UVカット効果のあるスプレー:メイクを崩さずに広範囲に塗布できます。顔に直接スプレーせず、一度手のひらに出してからなじませるか、目と口をしっかり閉じて顔から離してスプレーし、最後に軽く押さえるとムラになりにくいです。
  • UVカット効果のあるパウダーファンデーションやフェイスパウダー:メイク直しの際に重ねることで、皮脂を抑えつつ紫外線対策ができます。
  • クッションUV:パフでポンポンと重ねるだけで手軽に塗り直せます。

これらのアイテムを活用して、日中の紫外線対策も怠らないようにしましょう。

5. あなたに合うのは?肌タイプ・シーン別 日焼け止めの選び方

日焼け止めは、ご自身の肌タイプや使用するシーンに合わせて選ぶことが大切です。以下に目安を示します2

表:利用シーン別SPF/PA推奨目安4 2
生活シーン おすすめのSPF おすすめのPA ポイント
日常生活(通勤・通学・買い物など屋内中心) SPF10~30 PA++~PA+++ 肌への負担が少ないもの
屋外での軽いスポーツ・レジャー(散歩、公園遊びなど) SPF20~40 PA++~PA+++ 動きやすさ、多少の汗に対応できるもの
炎天下でのスポーツ・マリンスポーツ・長時間の屋外活動 SPF30~50+ PA+++~PA++++ UV耐水性★★、落ちにくいもの

肌タイプ別の選び方のポイント

  • 敏感肌・ゆらぎ肌の方:紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)で、無香料、無着色、アルコールフリーなど、低刺激処方のものを選びましょう2。使用前には必ずパッチテストを行うと安心です。
  • お子様向け:子供用の日焼け止めは、肌へのやさしさを考慮した処方になっています2。石鹸で簡単に落とせるものが便利です。日常生活ではSPF15~20・PA++程度、レジャーではSPF20~40・PA++~+++程度が目安です2。虫よけ剤を併用する場合は、日焼け止めを先に塗り、その上から虫よけ剤を塗布します(厚生労働省のDEETに関する子供への使用ガイダンス43も参照)。
  • 脂性肌・ニキビ肌の方:油分の少ないジェルタイプやローションタイプなど、さっぱりとした使用感のものがおすすめです2。「ノンコメドジェニックテスト済み」(ニキビのもとになりにくい処方)と表示のある製品も選択肢の一つです2
  • 乾燥肌の方:保湿成分(ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなど)が配合されたクリームタイプや乳液タイプなど、しっとりとした使用感のものが適しています2

6. 日焼け止めの安全性Q&A ~気になる成分の話~

日焼け止めの成分について、安全性に関する疑問や不安の声を耳にすることがあります。ここでは、特に話題に上がりやすい成分について解説します。

Q: 紫外線吸収剤は肌に悪いって本当?
A: 紫外線吸収剤は、一部の方にとってはまれに刺激やアレルギー反応(接触皮膚炎、光接触皮膚炎など22)を引き起こす可能性があります。特にオキシベンゾン(ベンゾフェノン-3)やメトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート)などは、内分泌かく乱作用や皮膚への浸透に関する懸念が国際的に指摘されることもあります44 45。しかし、日本国内で販売されている日焼け止めに使用される紫外線吸収剤は、国の定める化粧品基準に基づき、配合濃度の上限などが設定されており、その範囲内での使用は安全性が確認されています8 19。ご自身の肌質に合わせて、刺激を感じにくい製品を選ぶことが大切です。心配な場合は、皮膚科専門医にご相談ください。
Q: ナノ粒子(酸化チタン・酸化亜鉛)って大丈夫?
A: 紫外線散乱剤である酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子は、白浮きを抑え、使用感を向上させるために広く利用されています8。現在の科学的知見では、健康な皮膚や日焼けした皮膚に塗布した場合、これらのナノ粒子が皮膚の深部まで浸透して全身に影響を及ぼすことはないと考えられています21 34。日本の国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)や日本化粧品工業会(JCIA)も、現行の皮膚への使用は安全であるとの見解を示しています21 34。ただし、スプレータイプの製品などでナノ粒子を吸入するリスクについては注意が喚起されています21。通常の使用方法を守り、過度に心配する必要はないと考えられますが、不安な方は医師に相談しましょう。
Q: 環境に優しい日焼け止めってあるの?(サンゴ礁への影響)
A: 近年、一部の紫外線吸収剤(オキシベンゾン、オクチノキサート、オクトクリレンなど46)がサンゴ礁の白化など、海洋環境へ悪影響を与える可能性が指摘されています47。ハワイやパラオ、タイの一部の国立公園などでは、これらの成分を含む日焼け止めの使用が禁止・制限されています46。日本国内では、特に沖縄などでこの問題への関心が高まりつつあり、一部のメーカーは「リーフセーフ」「サンゴに優しい」といった表示のある製品を開発しています48 49。現時点では国としての規制はありませんが48、環境への配慮から、これらの成分を含まない「ノンケミカル」タイプの日焼け止めや、環境配慮を謳った製品を選ぶという選択肢もあります。旅行先によっては規制がある場合もあるので、事前に確認するとよいでしょう。

7. 最新の日焼け止めトレンド

日焼け止め技術は日々進化しており、新しいトレンドも生まれています。

  • スキンケア効果も進化中:単に紫外線を防ぐだけでなく、美容液成分を高配合し、保湿、美白、シワ改善などのスキンケア効果を兼ね備えた製品が増えています28。これにより、日焼け止めがより快適で、毎日のスキンケアの一環として取り入れやすくなっています。
  • 塗り直しアイテムも多様化:スプレー、パウダー、スティックタイプなど、メイクの上からでも手軽に塗り直せる製品が充実しています26。これにより、日中の紫外線対策がより容易になりました。
  • 進化した防御技術:従来のUVA・UVB防御に加え、「深紫外線(ロングUVA)」28や、大気汚染物質、ブルーライト3、近赤外線50といった外部刺激からも肌を守ることを謳った製品も登場しています。また、汗や動きでできたヨレを自動修復する膜技術など28、防御効果を持続させるための工夫も進んでいます。
  • 「酸化亜鉛フリー」の動き:酸化亜鉛は一般的に安全で効果的な紫外線散乱剤ですが、一部でその使用感やアレルギーを懸念し、「酸化亜鉛フリー」を求める声も出てきています51

これらのトレンドは、より快適で効果的な紫外線対策を求める消費者のニーズに応える形で進化しています。

健康に関する注意事項

  • 日焼け止めを使用して、肌に赤み、かゆみ、刺激、湿疹などの異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください22
  • アレルギー体質の方や敏感肌の方は、新しい製品を使用する前に、必ず腕の内側などで少量を試すパッチテストを行ってください2
  • 目に入らないように注意し、もし入った場合はすぐに水またはぬるま湯で洗い流してください。
  • スプレータイプの日焼け止めを使用する際は、吸入しないように注意し、換気の良い場所で使用するか、一度手に取ってから塗布するようにしてください21 25
  • 日焼け止めの効果を過信せず、帽子、サングラス、日傘、長袖の衣服など、他の紫外線対策も併用することが推奨されます。
  • 「飲む日焼け止め」は、塗る日焼け止めの代わりにはなりません。紫外線対策の基本は塗るタイプの日焼け止めです10 11
  • 使用期限を守り、開封後は早めに(目安として1年以内9)使い切るようにしましょう。

よくある質問

Q1: 日焼け止めのSPFとPAって、具体的にどう選べばいいですか?
A: SPFはUVB(日焼けやシミの原因)を防ぐ効果、PAはUVA(シワやたるみの原因)を防ぐ効果を示します5 4。日常生活(通勤、買い物など屋内中心)ではSPF10~30、PA+~+++程度で十分な場合が多いです4。屋外での軽い活動ではSPF20~40、PA++~+++、炎天下でのスポーツやレジャーではSPF30~50+、PA+++~PA++++で、さらに「UV耐水性★★」のものを選ぶと良いでしょう4 2。ただし、いずれの場合も2~3時間ごとの塗り直しと、十分な量を塗ることが重要です6
Q2: 日焼け止めは、どのくらいの量を塗るのが正しいのですか?
A: 日焼け止めの効果を製品表示通りに得るためには、皮膚1平方センチメートルあたり2mgの塗布が必要です5。顔全体の場合、液体タイプでパール2粒大、または500円玉大が目安とされています2。体に塗る場合は、容器から直接肌に線を描くように出し、それを手のひらでムラなく伸ばすとよいでしょう。実際には多くの方が推奨量よりも少なく塗っている傾向があるため、「少し多いかな」と感じるくらいが適量です。
Q3: 敏感肌でも使える日焼け止めの選び方を教えてください。
A: 敏感肌の方は、まず「紫外線吸収剤不使用」または「ノンケミカル」と表示された、紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)が主成分の製品を選ぶのがおすすめです2 20。さらに、香料、着色料、アルコール(エタノール)、パラベンなどが無添加であるかを確認しましょう。アレルギーテスト済み、スティンギINGテスト済み(塗布時のヒリヒリ感などを確認するテスト)といった表示も参考になります。「パッチテスト済み」と書かれていても、すべての人にアレルギーが起こらないわけではないので、使用前には必ず、腕の内側などの目立たない部分で試してから顔に使用するようにしてください2
Q4: 日焼け止めを塗ると肌が乾燥したり、白浮きしたりするのが気になります。
A: 乾燥が気になる場合は、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分が配合された日焼け止めを選びましょう2。また、日焼け止めを塗る前に、化粧水や乳液でしっかりと保湿ケアを行うことも大切です。白浮きは、主に紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)によるものですが、最近ではナノ化技術などにより白浮きしにくい製品も増えています8 21。少量ずつ手に取り、薄く均一に伸ばすように塗ると白浮きしにくくなります。また、製品によっては肌色補正効果のあるものや、透明タイプのものもありますので、試してみるとよいでしょう。
Q5: 子供に日焼け止めを使う際の注意点はありますか?
A: お子様の肌は大人よりもデリケートなため、子供用または敏感肌用の、低刺激性で石鹸で落としやすい製品を選びましょう2。生後6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用は、製品の指示に従い、医師に相談することが推奨されます。SPFやPAの目安は、日常生活ではSPF15~20・PA++程度、屋外での活動ではSPF20~40・PA++~+++程度です2。塗り忘れやすい耳の後ろや首、手足の甲などもしっかり塗りましょう。虫よけ剤を併用する場合は、日焼け止めを先に塗り、乾いてから虫よけ剤を重ねます43。万が一、肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

結論

紫外線は、私たちの肌に日焼けだけでなく、シミ、シワ、たるみといった光老化や、さらには皮膚がんのリスクをもたらす「見えざる脅威」です。しかし、日焼け止めを正しく理解し、毎日の習慣として適切に使用することで、これらのダメージから肌を守り、健やかで美しい肌を長く保つことができます。この記事で解説したSPF・PAの知識、紫外線吸収剤と散乱剤の違い、効果的な塗り方や選び方、そしてよくある誤解への正しい理解が、皆様の紫外線対策の一助となれば幸いです。最新のトレンドも参考にしつつ、ご自身の肌質やライフスタイルに合った日焼け止めを選び、賢く紫外線と付き合っていきましょう。正しい知識で、紫外線に負けない健やかな肌を目指しましょう52

免責事項
この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医学的アドバイスに代わるものではありません。肌の悩みについては皮膚科専門医にご相談ください52

参考文献

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  2. キングリーコスメティックス. 【2025年最新】春こそ紫外線対策が重要!肌タイプ別おすすめ日焼け止めや正しい塗り方を徹底解説. 2025. [引用日: 2025年6月4日]. 入手可能: https://kingly-cosmetics.com/uvcare-complete-guide/
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  40. ルネッサンス美容外科医院. 木谷ドクターブログ|飲む日焼け止めは『飲んでも日焼けします』. 2023. [引用日: 2025年6月4日]. 入手可能: https://renaissance-biyougeka.com/posts/kitani/%E9%A3%B2%E3%82%80%E6%97%A5%E7%84%BC%E3%81%91%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%AF%E3%80%8E%E9%A3%B2%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E6%97%A5%E7%84%BC%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%8F/
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  50. アウタースキンラボ. 今、注目される近赤外線とは専門医に聞く!近赤外線ダメージと対策 第1回. [引用日: 2025年6月4日]. 入手可能: https://outerskin.jp/ir/kawashima_1.html
  51. YouTube. 【2025最新日焼け止め】プロが選んだ新時代の注目作5選!ヒアルロン酸でUVケア!?酸化亜鉛フリー&グリセリンフリー、どんどん増えてます!【敏感肌にも 】. [引用日: 2025年6月4日]. 入手可能: https://www.youtube.com/watch?v=UIHQnA5GZwc&pp=0gcJCdgAo7VqN5tD (Source 61 in input. Placeholder URL. I will use it as given.)
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