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片頭痛のサイン6つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック

片頭痛の主なサインは「ズキズキと脈打つような頭痛」「予兆・前兆がある」など6つ。済生会(2013年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。

「ズキズキと脈打つような頭痛」「予兆・前兆がある」 — 済生会が挙げる片頭痛のサインに答えるだけ。ただし「命に関わる危険なもの」もあるとされ、危険な頭痛の特徴には速やかな受診が必要です。

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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。

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済生会は、片頭痛について「15歳以上の患者さんでは、頭痛全体の約8.4%を占めます」と説明しています。

済生会は「予兆」について「5人中1人(約20%)の割合でみられます」としています。

済生会は、片頭痛専門治療薬のトリプタン製剤について「患者さんの60%以上に有効性が認められます」としています。

このページのセルフチェックは、済生会が挙げる片頭痛の症状や危険な頭痛の特徴に沿って、当てはまる数から受診の目安を出します。

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このセルフチェックでわかること

ズキズキする頭痛の繰り返し、前兆や随伴症状、頻度や持続時間 — 済生会が挙げる片頭痛のサインに沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。

こんな症状のときに使えます

  • 頭の片側または両側が拍動性にズキズキ痛む
  • 頭痛の前に閃輝暗点や半盲などの前兆がある
  • 頭痛とともに吐き気・嘔吐や光・音への過敏がある
  • 月に1〜2回以上、または週に1〜2回のペースで頭痛が起こる
  • 母や父も片頭痛持ちである、または生理と関連した頭痛がある
  • 前ぶれなく突然起きた、今までで一番痛いなど、危険な頭痛の特徴がある(この場合は救急)

受診の目安の考え方

① 片頭痛は「脳を検査しても異常が見つからない」頭痛です

済生会は「片頭痛はズキズキと脈打つような感じ(拍動性)の頭痛が繰り返し起こるものですが、脳の検査をしても基本的に異常は見つかりません」としています。同会によると「片頭痛の症状は15歳以上の患者さんでは、頭痛全体の約8.4%を占めます。また、特に10~50歳の女性に多くみられる症状です」とのことです。

② 頭痛の前に「予兆」や「前兆」が出ることがあります

済生会は「片頭痛では数時間から1~2日前、これから何となく頭痛が起こりそうな気がする『予兆』と呼ばれる症状が5人中1人(約20%)の割合でみられます」とし、「情緒不安定になる、気分がすぐれない、あくびを繰り返すなどさまざまなものがあります」としています。また、前兆のある片頭痛では「視野が欠けたり(半盲)、ギザギザした光が出る閃輝暗点(せんきあんてん)などの症状」が「4分~60分間程度持続した後に」頭痛が出現するとしています。

③ 「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」の2つのタイプ

済生会は「前兆のない片頭痛は、ズキズキとする頭痛が数時間~3日間持続し、多くは頭部の片側(約60%)で起きますが、両側(約40%)に痛みが出る場合もあります」とし、「日常的な運動で症状が悪化し、吐き気や嘔吐(おうと)症状が出たり、もしくは光と音に対して過敏になったりします」としています。「このような頭痛が何度も経験される場合、通常5回以上繰り返すと片頭痛と診断されます」とのことです。

④ 頻度は月1〜2回、多い人は週1〜2回

済生会は片頭痛の頻度について「標準では月に1~2回、多い人だと週に1~2回の頻度で発作的に起こります」とし、持続時間は「数時間から長くても3日間持続します」としています。「頭痛発作と次回の頭痛発作の間(間歇期)は無症状で頭痛はなく、発熱もみられません」とも述べています。 済生会は「片頭痛は空腹時に起こることが多いため、食事時間を守り、きちんと食事をとるようにしましょう」とも述べています。

⑤ 家族に片頭痛持ちがいる人、生理と関連する人も

済生会は「血縁者(例:母や父)が片頭痛持ちであることが多いです」としています。また「生理の2、3日前から頭痛が持続するような、生理に関連した頭痛の多くは片頭痛であり、若い女性の片頭痛では60%が生理と関係しています」ともしています。 済生会は「生理前・生理中などに片頭痛発作が起きた場合は、この期間に合わせて予防薬を服用することも必要です」ともしています。

⑥ 「危険な頭痛」の特徴は速やかな受診が必要です

済生会は「頭痛に、以下のような特徴がある場合は命に関わる危険なものもありますので、速やかに医療機関を受診するようにしましょう」とし、「前ぶれなく突然頭痛が起きた」「今までの頭痛とは全く違った感じの痛みがある」「今までの頭痛の中で一番痛い」「頭痛だけでなく、発熱や手足が動かしにくい、言葉が出ないといった他の症状を伴う」「意識がもうろうとする。けいれんを起こしたこともある」を挙げています。

⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること

このページの症状・タイプ・危険な頭痛の記述は、社会福祉法人恩賜財団 済生会「症状別病気解説」の片頭痛のページによります。参照したページには2013.10.07 公開/2025.09.30 更新と記載されています。当てはまる数が多いことは、片頭痛であることを確定するものではありません。

片頭痛と緊張型頭痛はどう違いますか?

済生会は「片頭痛と間違われやすい頭痛として緊張型頭痛があります。緊張型頭痛は誰にでも起こる可能性があり、首や肩の筋肉のこりや緊張が原因とされているものです」とし、「頭痛というより、両側頭部の圧迫感または締め付け感(ズキズキする頭痛ではない)が症状の主体です」としています。症状の持続は片頭痛より長く、3日〜数カ月に及ぶ場合もあるとされています。

片頭痛はどうして起こるのですか?

済生会は「脳の血管がなんらかの原因で収縮し、続いて血管周りの神経が刺激され、拡張することにより頭痛が起こるといわれています」とし、「三叉神経(さんさしんけい)から『痛み物質』が放出され頭痛が起こる、三叉神経血管説という考えも有力」としています。 どうして片頭痛が起こるのか(発症機序)に関しては、まだ詳しくは解明されていないと済生会は述べています。

頭痛が起きたときの対処法は?

済生会は「光や音の刺激を避け、暗く静かな場所で横になって休むことが必要です」とし、「痛む部分に冷却シートや冷たいタオルなどを当てて冷やすようにすると、痛みがいくらか和らぐこともあります」としています。軽い頭痛なら数時間の休養や睡眠で治る場合もあるとしています。

薬物治療にはどのようなものがありますか?

済生会は「片頭痛専門治療薬として『トリプタン製剤』の有効性が知られています」とし、「現在、国内では5種類のトリプタン製剤があり、患者さんの60%以上に有効性が認められます」としています。頭痛がひどくなってから服用すると効果が半減するため、早めの服用がより効果的だとしています。

頭痛の予防にはどんな方法がありますか?

済生会は「過労やストレスをため込まないように心がけること」「食事時間を守り、きちんと食事をとること」「チョコレートや赤ワインなどの飲食は避けること」「睡眠不足や寝過ぎに注意すること」などを予防として挙げています。日ざしの強いところではサングラスをかけることも勧めています。 済生会は「混雑した場所を避け、換気、騒音や温度差などにも注意しましょう」とも述べています。

予防薬が必要になるのはどんなときですか?

済生会は「頭痛発作の頻度が増加している場合(1カ月に2~3回以上が目安です)」「頭痛発作が重症で、日常生活に支障が生じる場合」などを挙げ、保険適用のある予防薬として「カルシウム拮抗薬(塩酸ロメリジン)やある種の抗てんかん薬(バルプロ酸)」、2021年からの抗CGRP製剤があるとしています。

片頭痛について詳しく読む

くわしい解説は 頭痛と目の奥の痛み、その原因と対処法のすべて をご覧ください。

結果に関わらず、すぐに救急を考える症状

こんなときは、結果に関わらずすぐに救急要請(119)を
  • 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
  • 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
  • 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
  • ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
  • 大量の出血、吐血・下血が続く
お子さん(15歳以下)では、次のような様子があればすぐに119番を
  • けいれんが止まらない/けいれんが止まっても、意識がもどらない
  • 意識がない(返事がない)またはおかしい(もうろうとしている)
  • くちびるの色が紫色/顔色が明らかに悪い
  • 激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう/呼吸が弱い
  • 激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない/嘔吐が止まらない
  • 激しいおなかの痛みで苦しがる
  • 生まれて3カ月未満の乳児で、様子がおかしい
判断に迷うときは救急安心センター事業「#7119」(対応地域)に、お子さんについては子ども医療電話相談「♯8000」(主に休日・夜間)にご相談ください。(総務省消防庁『救急車を上手に使いましょう』おとな/こども(15歳以下)の一覧より)

よくある質問

片頭痛はどのくらいの人にみられますか?
済生会は「頭痛全体の約8.4%を占めます」とし、「特に10~50歳の女性に多くみられる症状」としています。
頭痛の前にサインはありますか?
済生会は「予兆」として「情緒不安定になる、気分がすぐれない、あくびを繰り返す」などを、「前兆」として「半盲」や「閃輝暗点」を挙げています。
どのくらいの頻度で起こりますか?
済生会は「標準では月に1~2回、多い人だと週に1~2回の頻度で発作的に起こります」としています。 発作と発作の間(間歇期)は無症状で頭痛も発熱もみられないとされています。
遺伝しますか?
済生会は「血縁者(例:母や父)が片頭痛持ちであることが多いです」としています。
検査をすれば分かりますか?
済生会は「頭部CTやMRI検査では異常がみられません」としています。脳の検査をしても異常が見つからないのが片頭痛の特徴です。 このように脳の検査で異常が見つからないことも片頭痛のひとつの特徴です。
すぐに病院に行くべき頭痛はありますか?
済生会は「前ぶれなく突然頭痛が起きた」「今までの頭痛の中で一番痛い」などの特徴がある場合、「速やかに医療機関を受診するようにしましょう」としています。
料金や会員登録は必要ですか?
無料で、会員登録は必要ありません。回答内容をアカウントに保存したり、第三者に渡したりすることはありません。

参考にした情報

社会福祉法人恩賜財団 済生会「片頭痛 (へんずつう)とは(2013.10.07 公開/2025.09.30 更新)」(2026年8月4日参照)

最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、 医療機関にご相談ください。

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