手足の冷え性は病気のサイン?原因の見分け方と受診の目安
この記事でわかること
目次
- 手足の冷え性とは?なぜ冷たくなるのかの仕組み
- 「体質の冷え」と「病気のサイン」を分ける基準
- 指の色が段階的に変わる「レイノー現象」
- 原発性と続発性——8割は心配のいらないタイプ
- 薬が引き金になることもある
- レイノー現象かどうかはどう調べるのか
- 片側だけ冷たく、歩くと痛む——閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)
- 症状は4段階で進行する
- 検査の基準値と、見逃せない全身へのリスク
- 「足が冷たい、しびれる」は無症状期を過ぎたサインかもしれない
- 寒がり・体重増加を伴う冷え——甲状腺機能低下症
- 顔色が悪く、疲れやすい冷え——貧血
- すぐに受診が必要なサイン
- ガイドラインの中の「ものさし」——Fontaine分類とRutherford分類
- 非薬物療法と漢方薬という選択肢について
- よくある質問
- 関連記事
- 参考文献
結論から言うと、日本自律神経学会誌に掲載された総説によれば、手足の冷え性とは、特別な基礎疾患がないにも関わらず身体が冷えやすく、冷感過敏がある状態を指す用語ですが[1]、まれに甲状腺の病気や膠原病、貧血などの病気が背景にあることもあります。
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手足の冷えを見分けるポイントは3つです。①冷たいのが両手足か、片側だけか。②温めても数十分〜数時間、皮膚の色が蒼白や紫色(チアノーゼ)に変わるか。③冷え以外に、体重増加・強い疲労感・顔色の悪さ・歩くと脚が痛むなどの症状が重なっていないか。片側だけの冷えや、指の色が段階的に変わる発作を伴う場合は、体質の問題として片づけず、内科・皮膚科・血管外科などへの相談が勧められます。
要点まとめ
- 日本自律神経学会誌の総説によれば、健常者における冷え性のある人の頻度は女性では52〜80%、男性では19%と男女差が大きいとされています[1]。
- 日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドラインによれば、手足が片側だけ冷たく、歩くとふくらはぎが痛む場合は閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)の間欠性跛行の可能性があるとされています[6]。
- MSDマニュアルによれば、寒さで指の色が蒼白→紫→赤と段階的に変わるのはレイノー現象で、症例の8割超は基礎疾患のない原発性ですが、2割は膠原病などが背景にあるとされています[3]。
- 日本内分泌学会とMSDマニュアルによれば、寒がり・体重増加・むくみ・便秘を伴う冷えは甲状腺機能低下症、顔色の悪さや立ちくらみを伴う冷えは貧血が背景にあることがあるとされています[5][7]。
- 同総説によれば、冷え性のある人には貧血や関節リウマチなどの合併疾患が有意に多いとする調査報告もあり、冷えの背景を確認する意味は小さくありません[1]。
編集方針:JHO編集部がAIツールの支援を受け、日本自律神経学会誌・日本循環器学会/日本血管外科学会合同ガイドライン・日本内分泌学会・日本リウマチ学会・厚生労働省強皮症研究班・日本内科学会雑誌・MSDマニュアルなどの学会誌・公的ガイドラインと照合して作成しました。最終確認は人の目で行っています。医師による個別診断の代わりにはなりません。数値や分類はガイドラインの改定により変わることがあります(2026年7月時点の情報です)。
🔧 5秒でわかる「体質の冷え」と「注意が必要な冷え」の見分け方
| 特徴 | 体質による冷え(生理的) | 注意が必要な冷え |
|---|---|---|
| 冷たい範囲 | 両手足とも、指先から手のひら・足の甲まで全体的で左右差が乏しい[1] | 片側の手足だけ、または左右で明らかな差がある[6] |
| 皮膚の色 | やや青白い程度で、温めれば数分でもとに戻る | 蒼白→チアノーゼ(紫)→赤みと段階的に変わり、境界がはっきりしている[3] |
| 歩行との関係 | 特に変化なし | 歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる(間欠性跛行)[6] |
| 冷え以外の症状 | 肩こり・疲れやすさ・頭痛・めまいなど軽いものが中心[1] | 体重増加・強い疲労感・顔色の悪さ・失神やめまいを伴う[5][7] |
| 薬との関係 | 特になし | 血圧の薬・片頭痛の薬を飲み始めてから悪化した[3] |
| 相談先の目安 | まずは生活習慣の見直し[1] | 内科・皮膚科・血管外科・内分泌代謝科など、症状に応じた専門科 |
出典:新藤和雅「冷え性と自律神経」自律神経誌/MSDマニュアル プロフェッショナル版「レイノー症候群」/日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドライン「末梢動脈疾患ガイドライン」[1][3][6]
手足の冷え性とは?なぜ冷たくなるのかの仕組み
「手足が冷えて眠れない」「夏でも寒い」——こうした悩みを抱える人は少なくありません。日本自律神経学会誌に掲載された総説は、冷え性とは、特別な基礎疾患がないにも関わらず、身体が冷えやすく、冷感過敏があり、手足の冷えやゾクゾクするような寒気などの症状があっても体質として認識する用語だと定義しています[1]。同総説によれば、健常者における冷え性のある人の頻度は、女性では52〜80%、男性では19%と報告されており、男女差が大きいとされています[1]。また、年代別に見た報告では、20〜30歳代では約20%である一方、50歳代以上では50〜70%と、高齢になるほど頻度が高くなるとの報告もあると同総説は紹介しています[1]。
同総説によれば、冷え性のある人の身体的特徴として、冷え性のない人と比べて体重が少なく、body mass indexも低下し、身体活動が少ないことが指摘されています[1]。病態については、心拍数や心電図のR-R間隔変動の周波数分析、皮膚血流量の測定結果から、冷え性のない人に比べて交感神経機能が亢進し、皮膚血流量が低下していると報告されていると同総説は述べています[1]。自律神経は、寒いときに手足の血管を細くして体の中心(内臓や脳)の温度を守り、暑いときには血管を広げて熱を逃がす働きを担っています。この調節が過敏になっていると、必要以上に手足の血管が収縮したままになり、指先だけが冷たく感じられる状態が続きやすくなります。
同総説によれば、冷え性のある人では、手足の冷たい感覚以外にも、肩こり、疲れやすさ、頭痛、便秘、気分の落ち込み、腰痛、めまいやふらつきなどの随伴症状が比較的多いと報告されています[1]。さらに、病院への通院患者を対象に、冷え性のある患者とない患者を比較した調査では、冷え性のある患者に貧血、慢性胃炎、慢性鼻炎、変形性関節炎、生理不順、胃十二指腸潰瘍、低血圧、逆流性食道炎、関節リウマチが有意に多かったと報告されていると同総説は紹介しています[1]。つまり、貧血や関節リウマチ(膠原病の一種)は、単に「冷えと似た別の病気」というだけでなく、冷え性そのものと統計的にも結びつきやすい病気だということです。ここまでは、いわゆる「体質による冷え」の典型的な経過です。長く続く冷えや、随伴症状が強い場合は、体質として片づける前に内科や婦人科で相談することが勧められます。つまり「冷え性だから様子を見よう」という判断そのものは間違いではありませんが、それが常に正しいとは限らない、という点がこの記事のテーマです。
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これは診断ではありません。入力された数値を日本高血圧学会の血圧値の分類(高血圧の基準は診察室 140/90mmHg以上・家庭 135/85mmHg以上)に当てはめて「受診の目安」を機械的に示すもので、医師の診察に代わるものではありません。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、降圧目標は年齢によらず診察室 130/80mmHg未満・家庭 125/75mmHg未満とされています。脈拍の目安は学会の分類ではなく一般的な参考範囲です。
「体質の冷え」と「病気のサイン」を分ける基準
体質による冷えと、病気が関係している冷えを見分ける際に手がかりになるのは、①冷たい範囲が左右対称かどうか、②皮膚の色が段階的に変わるかどうか、③冷え以外の症状が重なっていないか、の3点です。そもそも「これは体質による冷え症なのか」を確かめる物差しとして、日本自律神経学会誌の総説は、漢方医学の専門家である寺澤による1987年の診断基準が、現在も多くの論文で引用されていると紹介しています[1]。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 重要項目 | ①他の多くの人と比べても「寒がり」の性分だと思う / ②腰や手足、あるいは身体の一部に冷えがあってつらい / ③冬になると冷えるので電気毛布や電気敷布、あるいはカイロなどをいつも用いるようにしている |
| 参考項目 | ①身体全体が冷えてつらいことがある / ②足が冷えるので夏でも厚い靴下をはくようにしている / ③冷房のきいているところは身体が冷えてつらい / ④他の多くの人に比べてかなり厚着する方だと思う / ⑤手足が他の多くの人より冷たい方だと思う |
出典:新藤和雅「冷え性と自律神経」自律神経誌(寺澤捷年の1987年診断基準を引用)[1]。各症状が6か月以上継続していることを前提に、重要項目2つ以上、または重要項目1つと参考項目2つ以上、または参考項目4つ以上あれば冷え症と判定されます。
この基準はあくまで「体質としての冷え症」を確認するための目安であり、当てはまるからといって病気が隠れていないことの証明にはなりません。逆に、①冷たい範囲が片側だけ、②皮膚の色が段階的にはっきり変わる、③冷え以外の症状が重なっている——のいずれかがあれば、体質の物差しだけでは説明がつかない可能性が出てきます。以下では、この基準に当てはまる代表的な4つの病気——レイノー現象、閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)、甲状腺機能低下症、貧血——について、それぞれどのような特徴があるのかを詳しく見ていきます。
指の色が段階的に変わる「レイノー現象」
MSDマニュアルは、レイノー症候群(原因が不明の場合はレイノー現象と呼ばれる)を、機能性の末梢動脈疾患の一種で、寒さに対する反応として起きる細い動脈(細動脈)の狭窄が正常時より強くなる状態であり、通常は手足の指の細動脈が侵されると説明しています[2]。同MSDマニュアルのプロフェッショナル版によれば、全体での有病率は約3〜5%であり、男性より女性で多く、高齢者より若年層でより多くみられるとされています[3]。
同MSDマニュアルによれば、寒冷刺激、精神的ストレス、または振動への曝露によって、単一または複数の手指に冷感、灼熱痛、錯感覚、間欠的な変色が引き起こされるとされています[3]。色の変化は手指上で明確な境界を示し、3段階(蒼白、続いてチアノーゼ、そして復温後に反応性充血による紅斑)の場合と、2段階(チアノーゼ、紅斑)、1段階(蒼白またはチアノーゼのみ)の場合があるとされています[3]。変化はしばしば対称性で、中手指節関節(指の付け根の関節)より近位では起こらず、最も一般的には中央の3本の指に出現し、まれに母指に出現するとされています[3]。日本リウマチ学会も、レイノー現象を「寒いときに手足指先の血管が収縮することで起こる色調変化(白→紫→赤)のこと」と説明しています[4]。発作が終わると患部が通常よりも赤くなったり青みを帯びたりすることがあり、手や足を温めると正常な皮膚の色と感覚が回復するとされています[2]。
原発性と続発性——8割は心配のいらないタイプ
MSDマニュアルは、レイノー症候群を原発性(明らかな原因がない)と続発性(基礎疾患を特定することができる)に分けています[2]。同MSDマニュアルのプロフェッショナル版によれば、原発性レイノー症候群は続発性よりもはるかに頻度が高く(症例の80%超)、他疾患の症状や徴候を伴わずに発生するとされています[3]。同MSDマニュアルによれば、レイノー症候群患者の残り約20%は、原因となる基礎疾患(例、全身性強皮症)が最初の受診時に明らかであるか、その後に診断されると報告されています[3]。
MSDマニュアル プロフェッショナル版は、原発性と続発性を見分ける手がかりとして、次の臨床所見を挙げています[3]。
| 所見 | 原発性を示唆 | 続発性を示唆 |
|---|---|---|
| 発症年齢 | 40歳未満(全症例の3分の2) | 30歳以上 |
| 発作の左右差 | 両手に左右対称な軽度の発作 | 左右非対称・片側性のことがある |
| 組織の変化 | 組織壊死や壊疽を認めない | 疼痛を伴う重度の発作、虚血性病変を認める |
| 既往・身体所見 | 他の原因を示唆する既往歴や身体所見がない | 併存疾患を示唆する既往歴および所見がある |
出典:MSDマニュアル プロフェッショナル版「レイノー症候群」[3]
続発性レイノー症候群の背景疾患としては、混合性または分類不能結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症などの結合組織疾患のほか、甲状腺機能低下症(内分泌疾患)、寒冷凝集素症や真性多血症(血液疾患)、消化管神経内分泌腫瘍や腫瘍随伴症候群(腫瘍性疾患)、手根管症候群(神経疾患)、凍傷や振動(外傷)、胸郭出口症候群(血管疾患)が報告されています[3]。日本リウマチ学会は、全身性強皮症の症状を①皮膚硬化、②レイノー現象、③内臓関連の症状(間質性肺疾患・肺動脈性肺高血圧症・逆流性食道炎など)の3つに大別しています[4]。厚生労働省の強皮症研究班がまとめたQ&A集(全身性強皮症診療ガイドライン2025年版準拠)は、全身性強皮症ではレイノー現象が初発症状であることが多く、8〜9割の患者が経過中に経験すると紹介しており[8]、レイノー現象が繰り返し長引く場合、特に全身性強皮症の患者では、手足の指の皮膚がツルツル光って突っ張るようになり、指先に小さな潰瘍ができて痛むこともあるとMSDマニュアルは説明しています[2]。
薬が引き金になることもある
見落とされやすいのが、薬剤や物質が続発性レイノー症候群の原因になるケースです。MSDマニュアルは、続発性レイノー症候群を引き起こす薬剤・物質として、β遮断薬、コカイン、麦角製剤(片頭痛や出産後の出血コントロールに使用)、ニコチン、交感神経刺激薬を挙げています[3]。同マニュアル(MSD)によれば、ニコチンが続発性レイノー症候群に寄与していることが多いものの、しばしば見落とされるとも指摘されています[3]。MSDマニュアルによれば、血圧を下げる目的で使われるβ遮断薬などは血管を収縮させる作用があり、これを使用するとレイノー症候群が悪化する可能性があるとされています[2]。実際、同マニュアル(MSD)のプロフェッショナル版によれば、原発性レイノー症候群の治療において、β遮断薬、クロニジン、および麦角製剤は、血管収縮を引き起こして症状を誘発ないし悪化させる可能性があるため、使用を避けるべき薬として位置づけられています[3]。冷えが薬を飲み始めた時期と重なる場合は、自己判断で薬をやめるのではなく、処方医に相談することが勧められます。
MSDマニュアルによれば、治療については、寒さやストレスなどの誘因を避けること、禁煙、そして体を温かく保つことが基本とされ[2]、軽症のレイノー症候群は、頭、胴、腕、脚を寒気から守ることによってコントロールできるとされています[2]。同マニュアル(MSD)によれば、症状が問題になる場合は、血管を広げる作用のある薬剤による治療が検討されることがありますが、種類や使い方は基礎疾患の有無によって異なるため、医師の判断が必要です[2]。
レイノー現象かどうかはどう調べるのか
MSDマニュアルによれば、医師は通常、症状と診察の結果からレイノー症候群を疑い、検査をしなくても診断できることがしばしばあるとされています[2]。同マニュアル(MSD)は、動脈の閉塞が疑われる場合、冷気にさらされる前後にドプラ超音波検査を行うことがあり、レイノー症候群の人では、この病気がない人と比べて血流の量と血管の太さの減少幅が大きくなると説明しています[2]。また、同マニュアル(MSD)によれば、レイノー症候群の人にときに発生する病気がないか確認するために血液検査もオーダーされることがあります[2]。MSDマニュアルのプロフェッショナル版によれば、原発性か続発性かの鑑別は臨床的に判断され、血管の検査や血液検査による裏づけが行われるとされ[3]、同マニュアル(MSD)は、主な血液検査として、膠原病性血管疾患を診断する目的で、赤血球沈降速度やC反応性タンパク、抗核抗体などの測定が行われると説明しています[3]。手足の冷えを訴えて受診した際にこうした検査が提案されても、それは「大げさな検査」ではなく、原発性か続発性かを見極めるための標準的な手順だと理解しておくと安心です。
片側だけ冷たく、歩くと痛む——閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)
両手足ではなく片方の脚だけが冷たい、あるいは歩いているとふくらはぎが痛み、休むとまた歩けるようになる——このパターンは、体質による冷え性ではなく、閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患、LEAD)のサインである可能性があります。日本循環器学会・日本血管外科学会合同の「末梢動脈疾患ガイドライン(2022年改訂版)」は、市民・患者向けの解説の中で、動脈は高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙・加齢などの危険因子により動脈硬化を呈し、内腔が50%以上狭くなるとその先の組織への血流が低下して機能が十分発揮できなくなると説明しています[6]。同ガイドラインによれば、脚への血液供給に関わる動脈に閉塞性病変が生じると、歩行時に脚が痛むなどの症状が生じるため、下肢閉塞性動脈硬化症と呼ばれるとされています[6]。
症状は4段階で進行する
同ガイドライン(日本循環器学会・日本血管外科学会)は、下肢閉塞性動脈硬化症の症状を、簡便で理解しやすいFontaine(フォンテイン)分類として、次の4段階で示しています[6]。
| 分類 | 症状 | 特徴 |
|---|---|---|
| I度 | 無症状 | 自覚症状はないが動脈硬化は進行している[6] |
| II度 | 間欠性跛行 | 歩くとふくらはぎ中心に脚が痛み、休むと治まる[6] |
| III度 | 虚血性安静時疼痛 | 安静時にも痛みがあり、脚を下げると和らぐため座って眠ることが多い[6] |
| IV度 | 潰瘍・壊疽 | 皮膚が壊死し、傷が治らず難治性の潰瘍になる[6] |
出典:日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドライン「末梢動脈疾患ガイドライン(2022年改訂版)」表72[6]
同ガイドラインによれば、初発の自覚症状は、歩くと脚(特にふくらはぎ)が痛くなって歩けなくなるが、しばらく休憩するとまた歩けるようになる間欠性跛行(フォンテインII度)とされています[6]。同ガイドラインは、これは閉塞性病変により血液供給が制限され、歩行時に下肢の筋肉で急増する酸素需要に供給が追いつかないために起こると説明しています[6]。同ガイドラインによれば、病変が進行すると、一度に歩ける距離(跛行距離)が短くなり、さらに進行すると、安静時にも痛みを生じるフォンテインIII度に至るとされています[6]。
検査の基準値と、見逃せない全身へのリスク
診断の基本となる検査は、足首と腕の血圧を比べる足関節上腕血圧比(ABI)です。同ガイドライン(日本循環器学会・日本血管外科学会)は、安静時ABIについて、0.90以下を異常低値、0.91〜0.99をボーダーライン、1.00〜1.40を正常、1.40を超える場合を異常高値と区分しています[6]。同ガイドラインによれば、わが国の一般住民ではABI0.90未満の頻度は60歳以上で1〜3%、70歳以上で2〜5%であり、男性は女性に比し2倍前後、LEADの有病率が高いと報告されています[6]。
同ガイドラインが「市民・患者への情報提供」として挙げている数字は、見逃してはいけないポイントを示しています。間欠性跛行のある患者100人を5年間調査すると、足の傷が治らなくなり足の切断が必要になった人は5人でしたが、30人が亡くなっており、亡くなった人の75%は心筋梗塞・脳卒中が原因だったと報告されています[6]。また、生存していた人のうち25%が心筋梗塞・脳卒中を発病していたとされています[6]。動脈硬化は下肢へ血液を供給する血管だけでなく全身の血管に等しく生じるため、下肢閉塞性動脈硬化症が見つかった場合は、同じ動脈硬化が原因となる心筋梗塞や脳梗塞のリスクも抱えていると考える必要があるとされています[6]。つまり「片方の脚が冷たくて歩くと痛い」という症状は、脚だけの問題ではなく、命に関わる血管の病気のサインである可能性があるということです。
喫煙をする人、糖尿病がある人、腎臓が悪く透析を受けている人は、下肢閉塞性動脈硬化症になるリスクが高いことが知られています[6]。ただし、タバコを吸うとすぐに発症するわけではなく、何年もかけて動脈硬化が進み、症状のないまま進行することも多いとされ、下肢閉塞性動脈硬化症が疑われる場合には、ABI検査を行い早期発見につなげることが重要だと同ガイドラインは説明しています[6]。
「足が冷たい、しびれる」は無症状期を過ぎたサインかもしれない
同ガイドライン(日本循環器学会・日本血管外科学会)は、脚の動脈に病的な動脈硬化が生じていても40%の人は無症状で経過し、進行すると歩くと足が痛くて歩けない症状や、足が冷たい、しびれる症状で初めて病気に気づくと説明しています[6]。つまり「足が冷たい・しびれる」という手足の冷えの訴えは、体質的な冷え性の範囲にとどまらず、すでに動脈硬化がある程度進行した後に現れるサインである可能性も否定できません。ABI検査は、両腕と両足首の4箇所に血圧計の帯(カフ)を巻くだけの、痛みのない安全な検査で、所要時間はおよそ5分とされています[6]。同ガイドラインは、心臓や血管の病気にかかるリスクの高い50歳以上で喫煙歴のある男性、糖尿病や腎臓病のある人、65歳以上の人には、年に1回のABI検査を受けることを勧めています[6]。
下肢閉塞性動脈硬化症は、生活習慣の改善と全身の危険因子の管理によって、発症や進行を抑制できるとされています[6]。生活習慣是正の中心は禁煙・運動・体重管理で、特に禁煙と運動が重要とされ、禁煙によって下肢の症状や歩行距離が改善し、病気の進行を遅らせ、下肢壊疽や下肢切断のリスクも減じると同ガイドラインは説明しています[6]。喫煙量や喫煙歴の長さがリスクに関係するため、下肢閉塞性動脈硬化症の診断を受けたら直ちに禁煙することが勧められており、受動喫煙によっても曝露量に応じてリスクが高まると報告されています[6]。糖尿病・脂質異常症・高血圧症・慢性腎臓病などの管理も重要な危険因子対策として位置づけられています[6]。
寒がり・体重増加を伴う冷え——甲状腺機能低下症
冷えに加えて、無気力、疲労感、むくみ、体重増加、動作が緩慢になる、記憶力低下、便秘といった症状が重なっている場合、日本内分泌学会は「寒がり」をこれらと並ぶ甲状腺機能低下症の一般的な症状の一つとして挙げています[5]。同学会(日本内分泌学会)は、甲状腺は喉ぼとけの下にある臓器で、全身の新陳代謝を盛んにする甲状腺ホルモンを作っており、このホルモンが少なすぎると代謝が落ちた症状が出ると説明しています[5]。代謝が落ちるということは、体内で作られる熱の量そのものが減るということなので、冷えを感じやすくなるのは自然な結果といえます。同学会はまた、甲状腺ホルモンは代謝の調節以外にも妊娠の成立や維持、子供の成長や発達に重要なホルモンであるため、甲状腺機能低下症は月経異常や不妊、流早産や妊娠高血圧症候群などと関連し、胎児や乳児あるいは小児期の成長や発達の遅れとも関連してくると説明しています[5]。冷えとあわせて月経の乱れや不妊治療中であることが気になる人にとっては、見過ごせないポイントです。
同学会によれば、診断は、前述のような症状に加えて、甲状腺ホルモン値の低下と甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値の増加によって行われます[5]。同学会(日本内分泌学会)によれば、原発性甲状腺機能低下症で最も多い原因は慢性甲状腺炎(橋本病)で、自己免疫疾患の一つとされています[5]。同学会は、軽度の甲状腺機能低下症では症状や所見に乏しいことも多い一方、症状が強くなると、傾眠や意識障害をきたし、粘液水腫性昏睡と呼ばれる状態に至ることもあると説明しています[5]。
また、同学会(日本内分泌学会)によれば、甲状腺ホルモン値が正常範囲内でも甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高値の場合は潜在性甲状腺機能低下症と呼ばれ、日本国内の調査では健康な人の4〜20%に認められ、特に女性に多く年齢が上がるにつれて増加すると報告されています[5]。日本内科学会雑誌に掲載された総説も、潜在性甲状腺機能低下症の頻度は一般人口で4から10%とされ、女性に多く、高齢者になると20%以上にも達すると紹介しています[9]。同総説によれば、この潜在性甲状腺異常が注目されている理由は、疫学的研究から高脂血症、心房細動、骨密度低下や骨折の発症率が高くなり、心血管疾患での死亡率も有意に高かったという報告があるためだとされています[9]。同総説は、軽度の機能異常であるため以前は治療の必要はないと考えられていたが、こうした知見を受けて治療の是非が検討されるようになったと説明しています[9]。症状に乏しくても数値の異常が続く場合があるため、冷え以外に体重増加やむくみが気になる人は、甲状腺の状態を確認しておく価値があります。日本内分泌学会によれば、治療は甲状腺ホルモンを補う薬の内服が中心で、量は年齢や合併症の有無によって医師が個別に調整するとされています[5]。生まれつき甲状腺の働きが弱い先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)は新生児マススクリーニングの対象になっており、詳しくは以下の関連記事でも解説しています。
顔色が悪く、疲れやすい冷え——貧血
MSDマニュアルは、貧血とは、赤血球の数が少ないか、ヘモグロビンの濃度が低い状態のことだと説明しています[7]。同マニュアル(MSD)によれば、赤血球には肺から酸素を運び全身の組織に届けるヘモグロビンというタンパク質が含まれており、赤血球の数が減少するかヘモグロビンの濃度が低下すると、血液は酸素を十分に供給できなくなり、組織に酸素が十分に供給されないと貧血の症状が現れるとされています[7]。同マニュアルによれば、貧血の原因は数多くありますが、仕組みとしては、失血(大量の出血)、赤血球の産生不足、赤血球の大量破壊の3つに大別されます[7]。同マニュアル(MSD)は、女性では月経による慢性的な出血が、赤血球の産生に必要な鉄が不足する鉄欠乏の一因になり得ると説明しています[7]。
| 仕組み | 代表的な例 |
|---|---|
| 失血(大量の出血) | 重度の月経出血、消化管や尿路の異常による出血、けがや手術による出血[7] |
| 赤血球の産生不足 | 鉄欠乏症、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症、慢性炎症・感染症・がんに伴う貧血[7] |
| 赤血球の大量破壊 | 赤血球に対する自己免疫反応、遺伝性の赤血球の病気など[7] |
出典:MSDマニュアル家庭版「貧血の基礎知識」[7]
同マニュアル(MSD)によれば、赤血球の産生には、鉄、ビタミンB12、葉酸という3つの栄養素が特に重要とされ、これらが不足すると赤血球の産生速度や産生量が低下したり、赤血球が変形して酸素を十分に運べなくなったりするとされています[7]。手足の冷えとあわせて、疲れやすさや顔色の悪さが続く場合、体質の問題として片づける前に、こうした栄養素の不足がないかを血液検査で確認する価値があります。
同マニュアル(MSD)によれば、軽度の貧血では、疲労感や脱力感を覚えたり、顔色が青白くなったりするとされ、貧血がさらに重くなると、失神、めまい、のどの渇き、発汗、脈が弱く速くなる、呼吸が速くなるなどの症状が加わるとされています[7]。特に、重度の貧血で脚の血行が悪くなっている場合や、肺や心臓に特定の病気がある場合は、運動中に痛みを伴ったけいれんが下肢に発生したり、息切れや胸痛などの症状が現れたりすることがあるとされています[7]。手や足の灼熱感やチクチク感がある場合は、ビタミンB12欠乏症の可能性が疑われるともされています[7]。診断は血液検査で行われ、採取した血液のヘモグロビン値が低く、ヘマトクリット値(血液の全容積中に占める赤血球の割合)も低ければ、貧血と診断されます[7]。同マニュアル(MSD)は、貧血は加齢に伴う正常な変化ではなく、貧血が見つかった場合は必ず原因を探すべきだと注意を促しており[7]、高齢者ではビタミンB12欠乏症による貧血が認知症と間違えられることがあるとも説明しています[7]。「年だから手足が冷たいのも仕方ない」と片づけず、冷えに加えて、疲れやすさや顔色の悪さ、立ちくらみが気になる場合は、貧血の有無を血液検査で確認することが手がかりになります。
すぐに受診が必要なサイン
次のような冷えは、体質による冷え性として様子を見るのではなく、早めの受診が勧められます。
- 手足が片側だけ冷える、またはしびれを伴う場合——内科や神経内科への相談が目安です
- 皮膚の色が蒼白や紫にはっきり変わる発作を繰り返す場合——レイノー現象の可能性があり、内科や皮膚科、リウマチ・膠原病内科への相談が目安です[4]
- むくみが強い、または貧血を指摘されたことがある場合——内科や婦人科への相談が目安です
- 末梢動脈疾患ガイドラインによれば、歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる(間欠性跛行)場合は血管外科や循環器内科への相談が目安です[6]
- 片足だけが急に強く冷たくなり、皮膚が真っ白または蒼白になる、激しい痛みやしびれ、脈が触れにくくなる感じ、力の入りにくさのいずれかを伴う場合——末梢動脈疾患ガイドラインが急性動脈閉塞の徴候として挙げる「疼痛・知覚鈍麻・蒼白・脈拍消失・運動麻痺」(5P)に沿うサインで、動脈が急に詰まる状態が考えられます。時間の経過とともに組織の壊死につながるおそれがあるため、様子を見ずにすぐ医療機関を受診してください[6]
- 安静にしていても脚が痛む、皮膚が黒ずんで治らない傷がある場合——同ガイドラインが示す重症段階(III度・IV度)に近い可能性があり、早めの受診が必要です[6]
ガイドラインの中の「ものさし」——Fontaine分類とRutherford分類
日本循環器学会・日本血管外科学会合同の末梢動脈疾患ガイドラインは、重症度を伝える手段として、患者向けにはFontaine分類を、専門家向けにはより詳しいRutherford(ラザフォード)分類を併記しています[6]。同ガイドラインは、Fontaine分類は簡便で理解しやすく、Rutherford分類はさらに詳しくした分類で、専門家が病状を詳しく分類するために使われると説明しています[6]。
| 群 | 症状 |
|---|---|
| 0群 | 無症状 |
| 1群 | 軽度の間欠性跛行 |
| 2群 | 中等度の間欠性跛行 |
| 3群 | 重度の間欠性跛行 |
| 4群 | 虚血性安静時疼痛 |
| 5群 | 小さな組織欠損 |
| 6群 | 大きな組織欠損 |
出典:日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドライン「末梢動脈疾患ガイドライン(2022年改訂版)」[6]
どちらも同じ患者の状態を表すためのものさしですが、目的によって使い分けられているという点は、患者として知っておくと診察室での会話が理解しやすくなります。例えば、検査結果の説明で「Rutherfordの分類で……」という言葉が出てきても、それはFontaine分類をより細かくしたバージョンだと理解すれば、必要以上に不安になる必要はありません。なお、この記事では診断や治療方針の決定に関わる専門的な数値の判定は行っておらず、あくまで一般向けの目安として紹介しています。
非薬物療法と漢方薬という選択肢について
日本自律神経学会誌の総説によれば、冷え性の非薬物療法としては、体を温める食材(ショウガ、ニンニク、ネギ、ゴボウ、ヤマイモ、レンコンなど)の摂取を増やす食事療法が推奨されています[1]。同総説は、生活習慣の改善として、入浴はぬるめのお湯で長く浸かること、規則正しい生活を心がけること、十分な睡眠を確保すること、適度な運動(有酸素運動)を行うこと、気候に合わせた衣類を着用することなどを挙げています[1]。物理療法としては温浴療法などが推奨されていると同総説は紹介しています[1]。
薬物療法については、同総説によれば、治療を希望する場合には血管拡張薬、ビタミンE製剤、漢方薬などが一般的に用いられているとされています[1]。同総説は、漢方薬は古くから冷え症に対する治療薬として第一選択薬や第二選択薬などの推奨がなされているとしつつ、詳細は専門の文献を参照してほしいと述べるにとどめています[1]。今回参照した情報源には、個々の漢方処方について学会によるエビデンスレベル別の推奨(どの処方がどの証にどの程度の強さで推奨されるか)までは見当たりませんでした。効果の感じ方には個人差があり、体質(証)の見立てには専門知識が必要になるため、この記事では特定の処方名を挙げての推奨は行わず、気になる場合は漢方に詳しい医師に相談することをお勧めします。
よくある質問
冷え性の改善に即効性のある方法はありますか?
冷え性対策として毎日続けやすいことは何ですか?
漢方薬は冷え性に効きますか?
冷え性の治し方は体質によって違いますか?
妊娠中の手足の冷えも同じように考えてよいですか?
子どもの手足が冷たいのも同じ原因ですか?
🖨️ 受診時に役立つチェックリスト(印刷してお使いください)
- 冷えはいつから続いていますか?(急に始まった/だんだん強くなった)
- 冷たいのは両手足ですか、それとも片側だけですか?
- 指や足の皮膚の色が変わることはありますか?(蒼白・紫・赤)どのくらいの時間で戻りますか?
- 歩いているとふくらはぎや脚が痛くなり、休むと治まりますか?
- 体重増加、むくみ、便秘、強い疲労感、顔色の悪さ、立ちくらみなど、冷え以外の症状はありますか?
- 現在服用している薬はありますか?(特に血圧の薬・片頭痛の薬)
- 冷えが始まった時期と、薬を新しく飲み始めた時期は重なっていませんか?
- 家族に膠原病・甲状腺の病気・血管の病気・冷え性の人はいますか?
この記事は、日本自律神経学会誌、MSDマニュアル(家庭版・プロフェッショナル版)、日本内分泌学会、日本リウマチ学会、日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドライン、厚生労働省強皮症研究班のQ&A集、日本内科学会雑誌という、性質の異なる複数の学会誌・公的情報源をもとに作成しています。冷え性のある人の頻度は日本自律神経学会誌の総説では女性52〜80%・男性19%と紹介されていますが、これは限られた研究をもとにした報告であり、調査方法によって幅があります。また、漢方薬の個々の処方について、学会によるエビデンスレベル別の推奨(どの処方をどの強さで勧めるか)は今回の情報源からは確認できませんでした。この記事のセルフチェック表・診断基準はあくまで一般的な目安であり、実際の診断は医師による問診・診察・検査によって行われるものです。気になる症状がある場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、医療機関に相談してください。
更新日:2026年7月26日。この記事の内容に誤りや古い情報があるとお気づきの際は、JHO編集部までお知らせください。事実関係を確認のうえ訂正いたします。
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参考文献
- 新藤和雅「冷え性と自律神経」自律神経 60巻2号 71-75頁, 2023年(日本自律神経学会) https://www.jstage.jst.go.jp/article/ans/60/2/60_71/_pdf/-char/ja ↩
- MSDマニュアル家庭版「レイノー症候群」2025年11月最終更新 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/06-心臓と血管の病気/末梢動脈疾患/レイノー症候群 ↩
- MSDマニュアル プロフェッショナル版「レイノー症候群」2023年7月最終更新 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/04-心血管疾患/末梢動脈疾患/レイノー症候群 ↩
- 日本リウマチ学会(JCR)「全身性強皮症(SSc)」 https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/ssc/ ↩
- 日本内分泌学会「甲状腺機能低下症」2019年11月18日最終更新 https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=38 ↩
- 日本循環器学会・日本血管外科学会合同ガイドライン「末梢動脈疾患ガイドライン(2022年改訂版)」2022年3月11日発行 https://www.jsvs.org/ja/publication/pub_pdf/2022040801b.pdf ↩
- MSDマニュアル家庭版「貧血の基礎知識」2025年11月最終更新 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/13-血液の病気/貧血/貧血の基礎知識 ↩
- 厚生労働省強皮症研究班・強皮症患者会Linkage「全身性強皮症Q&A集(全身性強皮症診療ガイドライン2025年版準拠)」2025年10月 https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/051_QA_2025.pdf ↩
- 磯崎収「潜在性甲状腺機能異常」日本内科学会雑誌 99巻4号 707-712頁, 2010年 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/99/4/99_707/_pdf/-char/ja ↩
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