妊娠糖尿病のサイン6つ|受診の目安が90秒でわかるセルフチェック
妊娠糖尿病の主なサインは「おなかの張りが強い」など6つ。済生会(2024年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
「おなかの張りが強い」「赤ちゃんが大きめと言われた」 — 済生会が挙げる妊娠糖尿病の合併症サインに答えるだけ。妊婦の約10人に1人が診断されるとされています。
チェックを始める10問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
済生会は妊娠糖尿病の診断基準について「空腹時血糖値92mg/dL以上」「1時間値180mg/dL以上」「2時間値153mg/dL以上」の3項目のうち1つ以上を満たすものと説明し、「妊婦の約10人に1人が妊娠糖尿病と診断されています」としています。
済生会は「妊娠糖尿病だった人は、そうではなかった人に比べ、分娩後に糖尿病になるリスクが約7倍高い」という報告があるとしています。
済生会は「一旦血糖が正常化しても、妊娠糖尿病だった人の約半数が20〜30年後に糖尿病になった」という報告があるとしています。
このページのセルフチェックは、済生会が挙げる妊娠糖尿病の合併症サインに沿って6つの項目を数え、相談の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
羊水過多症、巨大児、妊娠高血圧症候群、尿糖陽性など — 済生会が妊娠糖尿病の合併症として挙げている項目に沿って当てはまる数を数え、相談の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- おなかの張りや圧迫感が強い(羊水過多症の可能性)
- 健診で子宮口が開きかかっている、子宮頸管が短いと言われた
- 赤ちゃんが大きめ(推定体重が高め)と言われた
- 血圧が高い、尿タンパクを指摘された
- 尿糖陽性が続いている
- 意識がぼんやりするなどいつもと違う(この場合は急ぎ相談)
受診の目安の考え方
① 妊娠糖尿病は「糖尿病とまではいえない」高血糖です
済生会は「妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した糖尿病とまではいえない程度の高血糖状態のことです」としています。「糖尿病と診断されていた女性が妊娠した場合の『糖尿病合併妊娠』や、妊娠中に診断された明らかな糖尿病は含まれません」とも説明しています。仕組みとして「妊娠するとお母さんは赤ちゃんに栄養(糖分)を与えるために、血糖値を上昇させるホルモンを胎盤から分泌します。そのホルモンが、血糖値を下げるインスリンのはたらきを抑制するため、お母さんの血糖値は妊娠前に比べてやや高くなります」としています。
② 自覚症状はほとんどなく、合併症で気づくことがあります
済生会は「妊娠糖尿病を発症しても、特に妊娠初期はほとんど自覚症状がありません。ただし、血糖値が高い状態が続くと、主に以下のような合併症が現れる場合があります」としています。このチェックが症状ではなく合併症のサインを聞くのは、この一文があるためです。
③ 羊水過多症 — おなかの張りと早産のリスク
済生会は「羊水の量が増えることで、おなかの張りや圧迫感がある、苦しくて食事が摂れない、胎児が逆子や横向きになりやすいなどの症状が出ることがあります。さらに、早い時期に破水しやすくなり、早産につながる可能性もあります」としています。「自覚症状が乏しくても、内診すると子宮口が開きかかっていたり、子宮頸管長(子宮の入り口の長さ)が短縮していたりします」とも説明しています。
④ 巨大児・妊娠高血圧症候群・新生児低血糖
済生会は巨大児について「出生時体重が4,000g以上4,500g未満の赤ちゃんを指します。赤ちゃんが大きくなり過ぎることで難産になり、分娩のときに赤ちゃんの肩が引っかかる肩甲難産(けんこうなんざん)を引き起こすこともあります」としています。妊娠高血圧症候群は「高血圧や尿タンパクの増加によって、お母さんや赤ちゃんにストレスがかかります…お母さんにも脳や肝臓、腎臓などの臓器障害が発症したりする場合があります」とし、新生児低血糖は「出生後にお母さんからの血糖の供給がなくなると、赤ちゃんが低血糖に陥ることがあります」としています。済生会は「妊娠中の血糖値をコントロールすることで、これらの合併症のリスクが減少することが報告されています」としています。
⑤ 診断は「1つの数字」ではなく3つの基準です
済生会は日本産科婦人科学会の推奨として「妊娠初期~中期のすべての妊婦さんを対象に、採血で血糖値を測定するスクリーニング検査を推奨しています」としています。スクリーニングが陽性の場合は75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を行い、「空腹時血糖値92mg/dL以上」「1時間値180mg/dL以上」「2時間値153mg/dL以上」の「3項目のうち1つ以上満たすものを妊娠糖尿病と診断します」としています。「妊婦の約10人に1人が妊娠糖尿病と診断されています」とも述べています。
⑥ 治療は「食事療法」から。過度な制限は禁物です
済生会は「まず『食事療法』を行ない、血糖値コントロールがうまくいかない場合には『インスリン療法(インスリンの注射)』を行ないます」としています。一方で「過剰なケトン体は、血液が酸性に傾き(糖尿病ケトアシドーシス)、お母さんの意識障害や赤ちゃんの成長制限など両方に悪影響を及ぼすため、過剰な食事制限は好ましくありません」とも説明しています。具体的な食事療法は「お母さんの体型や妊娠時期によって個々に変わるので、医師や栄養士による栄養指導を受けてください」としています。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
このページの症状・診断・治療の記述は、社会福祉法人恩賜財団 済生会「症状別病気解説」の妊娠糖尿病のページによります。参照したページには2024.04.24 公開と記載されています。ページ内には解説医師名が記載されていますが、済生会自身により「所属・役職は本ページ公開当時のものです。異動等により変わる場合もあります」との断り書きが付されています。なお、このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。
妊娠糖尿病になりやすい人の特徴はありますか?
済生会は「血のつながった身内に糖尿病の人がいる」「肥満体型」「35歳以上の高年齢」「以前に大きな赤ちゃんを産んだことがある」「原因不明の死産・流産・早産などを経験したことがある」「尿糖陽性が続く」「妊娠高血圧症候群と診断されている」「羊水が多いといわれている」を挙げています。
産後はどうなりますか?
済生会は「妊娠糖尿病の人の多くは、産後に一度血糖が正常化します」としつつ、「産後6〜12週間で75g経口ブドウ糖負荷試験を行ない、血糖が正常化していることを確認しましょう」としています。正常化後も「年に1回の血糖検査と日常の食事療法や運動療法は続けるように」案内しています。
産後、将来の糖尿病リスクはどのくらいですか?
済生会は「妊娠糖尿病だった人は、そうではなかった人に比べ、分娩後に糖尿病になるリスクが約7倍高い」「一旦血糖が正常化しても、妊娠糖尿病だった人の約半数が20〜30年後に糖尿病になった」という報告があるとしています。
母乳育児は関係がありますか?
済生会は「妊娠糖尿病だった人は母乳を与えることで糖尿病への進行をおさえることができます。また、妊娠糖尿病のお母さんから生まれた子どもは、母乳を飲んだ子の方が将来の肥満や糖尿病の発生が少ないことが知られています」としています。
食事制限をすればするほど良いのですか?
済生会は「過剰なケトン体は、血液が酸性に傾き(糖尿病ケトアシドーシス)、お母さんの意識障害や赤ちゃんの成長制限など両方に悪影響を及ぼすため、過剰な食事制限は好ましくありません」としています。必要なエネルギーを確保しながらのコントロールが前提です。
目標にする血糖値はどのくらいですか?
済生会は目標血糖値として「早朝空腹時血糖:95mg/dL以下」「食前血糖値:100mg/dL以下」「食後2時間血糖値:120mg/dL以下」が設定されることが多いとしています。
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くわしい解説は 妊娠糖尿病の検査費用・保険適用ガイド をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
- けいれんが止まらない/けいれんが止まっても、意識がもどらない
- 意識がない(返事がない)またはおかしい(もうろうとしている)
- くちびるの色が紫色/顔色が明らかに悪い
- 激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう/呼吸が弱い
- 激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない/嘔吐が止まらない
- 激しいおなかの痛みで苦しがる
- 生まれて3カ月未満の乳児で、様子がおかしい
よくある質問
症状が1つもありませんでした。安心してよいですか?
肥満でなくても妊娠糖尿病になりますか?
健診で「随時血糖法」と言われました。何をする検査ですか?
インスリン注射は赤ちゃんに影響しますか?
帝王切開になりやすいですか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
社会福祉法人恩賜財団 済生会「妊娠糖尿病(2024.04.24 公開)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
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