おなかの不調・受診目安チェック
腹痛・下痢・便通の変化 — 「様子を見てよいか、消化器内科へ行くべきか」の目安がわかります。
チェックを始める8問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
回答に合わせて、必要な質問だけをお聞きします
※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
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このセルフチェックでわかること
便に血が混じったことがあるか、腹痛の強さ、続いている期間、体重の変化、便通のリズム、食欲や吐き気 — 6つの質問に順番に答えると、いま「しばらく様子を見てよい」のか「消化器内科を受診したほうがよい」のかの目安を、約60秒で確認できます。診断ではありませんが、受診するときに医師へ伝えるべきことを整理するのにも使えます。
こんな症状のときに使えます
- 便に赤い血が混ざる、または真っ黒い便(タール便)が出た
- 動けないほど激しい腹痛があり、お腹が板のように硬い
- 吐いたものに血やコーヒー色のものが混じった
- おなかの不調が1か月以上続いている
- 半年で体重が5%以上減った
- 便が細くなった・下痢と便秘を繰り返す
- 食べられない、繰り返し吐く
受診の目安の考え方
① まず「救急車を呼ぶ側」かどうかを分けます
総務省消防庁は「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」として、おなかの項目に「突然の激しい腹痛」「激しい腹痛が持続する」「血を吐く」「便に血が混ざる または、真っ黒い便が出る」を挙げています。このチェックでこれらに当てはまる回答をされた場合は、点数に関わらず救急(119)の案内を表示します。同庁は判断に迷う場合の相談先として救急相談窓口(♯7119等)も案内しています。
② 便の血は「混ざっている」のか「紙につく」のかで意味が変わります
国立がん研究センターは大腸がんについて「早期の段階では自覚症状はほとんどありません。進行すると、便に血が混じる(血便や下血)、便の表面に血液が付着するなどの症状があらわれます」と説明し、「これらの症状は、痔などの良性の病気でも起こりますが、自己判断せず、症状に気が付いたら早めに消化器科、胃腸科、肛門科などの身近な医療機関を受診しましょう」としています。このチェックでも、血が便に混ざっていたのか、紙につく程度だったのかを分けてお聞きします。血便(hematochezia)とタール便(melena)は、出血している場所が違うことを示す手がかりになります。
③ 便が細い・下痢と便秘を繰り返す、という変化を見ます
同センターは、大腸がんが進行すると「腸が狭くなることによる便秘や下痢、便が細くなる、便が残る感じがする、おなかが張るなどの症状があらわれることもあります」とし、さらに進行すると腸閉塞(bowel obstruction)となって「便が出なくなって、腹痛や嘔吐などの症状が起こります」と説明しています。痛みの強さだけでなく、便通のリズムが変わったかどうかをお聞きするのはこのためです。
④ 体重が減っている場合
同センターは胃がんについて「食事がつかえる、体重が減る、といった症状がある場合は、進行胃がんの可能性もあります」とし、「このような症状がある場合は、検診を待たずに、内科や消化器内科などの身近な医療機関を受診するようにしましょう」と案内しています。このチェックが体重の変化をお聞きするのは、検診の時期を待つべきでない合図になりうるためです。
⑤ 吐いたものに血が混じった場合
日本消化器病学会の『患者さんとご家族のための消化性潰瘍ガイド2023』は、「潰瘍から多量に出血すると、吐血や下血(黒色便)のほか、めまいや動悸といった貧血症状があらわれます」とし、穿孔した場合には「激しい腹痛を感じます」と述べたうえで、「このような症状が出たときは緊急入院が必要ですから、昼夜を問わずすぐに受診するようにしましょう」としています。吐血(hematemesis)は、このチェックでも最も重く扱う項目のひとつです。
⑥ この案内の「出どころ」と、いつの版か
救急車についての記述は、総務省消防庁の冊子『救急車を上手に使いましょう〜救急車 必要なのはどんなとき?〜』によります。同庁のページには日本語版が複数置かれており、この冊子は2025年に現行版が発行されました(表紙の表記は令和7年12月発行)。潰瘍についての記述は、日本消化器病学会が2023年に公開した患者さん向けガイドによります。なお同学会のガイドは版ごとに改訂されるため、受診の際は最新版の内容が優先されます。
⑦ 長引く下痢・腹痛・血便が続く場合に知っておきたい制度
国立がん研究センターは、大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍ができ原因が特定できないものを「炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)」と呼ぶとし、主なものに潰瘍性大腸炎とクローン病があるとしています。このうち潰瘍性大腸炎は指定難病97、クローン病は指定難病96として難病情報センターに掲載されており、医療費助成制度の対象疾患として案内されています。診断がついた場合に使える仕組みがあることは、受診をためらう理由をひとつ減らしてくれます。
⑧ このチェックにできないこと
血便も腹痛も、原因がひとつに決まりません。国立がん研究センター自身が、便の出血は痔などの良性の病気でも起こると述べています。症状の組み合わせだけで病気を見分けることはできず、確かめるには内視鏡検査などが必要になります。また、このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。あくまで「受診を考える目安」としてお使いください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
便に血がついていました。痔かもしれませんが、受診すべきですか?
何科を受診すればよいですか?
激しい腹痛のとき、救急車を呼んでよいのか迷います。
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう 〜救急車 必要なのはどんなとき?〜(令和7年12月発行)」(2026年8月3日参照) 国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん)について」(2026年8月3日参照) 国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「胃がんについて」(2026年8月3日参照) 一般財団法人日本消化器病学会「患者さんとご家族のための消化性潰瘍ガイド2023」(2026年8月3日参照) 難病情報センター「潰瘍性大腸炎(指定難病97)・クローン病(指定難病96)」(2026年8月3日参照)最終更新:2026年8月3日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
