歯周病のサイン8コ|進行度の目安が60秒でわかるセルフチェック
朝のネバつき、みがくと出血、歯が長く見える — 日本臨床歯周病学会が挙げる10項目に答えるだけ。当てはまった数から、学会が示す進行度の目安がわかります。
チェックを始める12問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
回答に合わせて、必要な質問だけをお聞きします
※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査によると、歯肉出血を有する者の割合は10歳以上の総数で42.9%、年齢階級別では10〜14歳の23.9%が最も低く、80〜84歳の50.3%が最も高い結果でした(結果の概要、2025年9月26日公表・令和7年12月修正版)。
同調査では、4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合は15〜19歳が21.2%で最も低く、80〜84歳が61.6%で最も高く、15〜24歳および75歳以上の年齢階級では概ね増加していました。
日本臨床歯周病学会は歯周病のセルフチェック10項目を示し、「チェックが1〜3個の場合 歯周病の可能性があるため、軽度のうちに治療を受けましょう」「チェックが4〜5個以上の場合 中等度以上に歯周病が進行している可能性があります」としています。
このページのセルフチェックは、同学会の10項目をそのまま数え、学会が示す進行度の目安を出します。
関連するセルフチェック
- 今の症状・受診の目安チェック
- 麦粒腫のサイン4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
- ドライアイのサイン4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
- 顎関節症のサイン4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
- 白内障のサイン4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
全身・その他のセルフチェック一覧 ・ すべてのセルフチェック一覧
このセルフチェックでわかること
口臭、朝のネバつき、みがくときの出血、歯ぐきの腫れ・退縮、膿、物が詰まる、歯の浮き、歯並びの変化、歯の揺れ — 日本臨床歯周病学会の10項目に沿って当てはまる数を数え、学会が示す進行度の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- 歯みがきで血が出る
- 朝起きたとき口の中がネバネバする
- 歯ぐきが赤く腫れている、または下がって歯が長く見える
- 歯ぐきを押すと血や膿が出る
- 歯が浮いた感じ、歯並びが変わった、歯が揺れる
- 顔がひどく腫れて熱があり息がしにくい(この場合は救急)
受診の目安の考え方
① 数えるだけで進行度の目安が出るのは、学会が判定基準を出しているから
日本臨床歯周病学会は10項目のセルフチェックと判定を公開しています。「チェックが1〜3個の場合 歯周病の可能性があるため、軽度のうちに治療を受けましょう」「チェックが4〜5個以上の場合 中等度以上に歯周病が進行している可能性があります。早期に歯周病の治療を受けましょう」「チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう」。このページの判定は、この3段階をそのまま使っています。数字はこちらで決めたものではありません。
② 日本人の歯ぐきの実際の数字(厚生労働省調査)
厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査(結果の概要、2025年9月26日公表・令和7年12月修正版)では、歯肉出血を有する者の割合は10歳以上の総数で42.9%でした。4mm以上の歯周ポケットを有する者の割合は15〜19歳で21.2%、80〜84歳で61.6%。同調査は約54,000人を対象に、令和6年10月または11月に実施されたものです。なお同調査では、8020達成者(80歳で20本以上の歯を有する者)の割合は約61.5%と推計され、前回調査の51.6%より高くなっています。
③ 出血は「みがきすぎ」ではなく、炎症のサインとされています
同学会は歯周病の進行過程を、健康な歯肉(「ブラッシングでは出血しない」)・歯肉炎(「ブラッシングで出血する」)・歯周炎(「ブラッシングで出血や膿がでる」「歯周ポケットが深くなり骨(歯槽骨)が溶ける」)として説明しています。つまり出血の有無が、最初の分かれ目として挙げられています。
④ 「歯が長くなった」は、歯が伸びたのではありません
同学会は歯周炎の特徴として「歯肉が退縮して歯が長く見える」ことを挙げています。歯ぐきが下がった結果であり、歯そのものが伸びたわけではありません。同時に「歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる」ことも挙げられています。このチェックがその2つを別々に聞くのはこのためです。
⑤ 進行を速める因子として挙げられているもの
同学会は歯周病を進行させる因子(リスクファクター)として、糖尿病・喫煙・歯ぎしり/くいしばり/かみしめ・不適合な冠や義歯・不規則な食習慣・ストレス・全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)・薬の長期服用・部分的に歯がないこと・両親が若い時から入れ歯だったこと・口で呼吸することが多いこと・免疫抑制剤の服用や免疫低下の状態を挙げ、「このような方は歯周病になりやすいあるいは進行が速い傾向にあるため、歯科医師に相談することをお勧めします」としています。
⑥ 歯石はブラッシングでは取れないとされています
同学会は「歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます」と説明しています。歯みがきを頑張っても止まらない理由として挙げられているのがこの点です。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
セルフチェックの10項目と判定、進行過程、リスクファクターの記述は、特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会の一般向けページによります。⚠ このページには公開日・更新日の記載が見当たりませんでした。項目や判定がいつ時点のものかは確認できていません。数字(歯肉出血42.9%、歯周ポケット21.2%〜61.6%、8020達成者61.5%)は厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査 結果の概要」(2025年9月26日公表、令和7年12月修正版)によります。救急についての記述は総務省消防庁の冊子『救急車を上手に使いましょう』(令和7年12月発行)によります。歯周病(periodontal disease)は歯肉炎(gingivitis)と歯周炎(periodontitis)に分けられ、確かめる方法は歯周ポケット(periodontal pocket)の測定とX線検査(radiography)です。なお、このセルフチェックの結果が実際の歯周組織検査とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。
歯周病は何科を受診すればいいですか?
歯科です。日本臨床歯周病学会は、リスクのある方について「歯科医師に相談することをお勧めします」としています。顔が腫れて熱があるなど強い症状のときは歯科口腔外科をご検討ください。
症状がないのですが、検診は必要ですか?
同学会は「チェックがない場合でも無症状で歯周病が進行することがあるため1年に1回は歯科検診を受けましょう」としています。
歯みがきで血が出るのは、強くみがきすぎだからでは?
同学会は歯肉炎の特徴として「ブラッシングで出血する」ことを、健康な歯肉の特徴として「ブラッシングでは出血しない」ことを挙げています。出血は炎症のサインとして説明されています。
歯周病は治りますか?
同学会は「現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです」「以前は『不治の病』とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです」としています。
糖尿病があると歯周病が進みやすいのですか?
同学会は歯周病を進行させる因子として糖尿病を挙げています。全身疾患の欄にも糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン異常が挙げられています。
日本人でどのくらいの人に歯ぐきの出血がありますか?
厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査では、歯肉出血を有する者の割合は10歳以上の総数で42.9%でした(2025年9月26日公表・令和7年12月修正版)。
歯周病について詳しく読む
- 歯周病と全身疾患の関係|糖尿病・心臓病との科学的つながり
- 糖尿病と口臭の関係とは?ケトン臭・歯周病の原因と対策
- 歯周病と糖尿病の深い関係|HbA1cが0.5%改善する理由
- その歯ぐきのかゆみ、本当に歯周病だけ?見過ごされがちな5つの原因と科学的根拠に基づく対処法
- 心血管疾患と歯周病の関連性のすべて|専門家が解き明かす原因と対策
- 歯の健康寿命を延ばす全て:う蝕・歯周病の最新予防法から全身疾患との関連、未来の歯科医療まで徹底解説
- 歯周病・口腔がんからオーラルフレイルまで。2025年最新データで専門医が解説する、あなたと家族の口腔健康を守る全知識
- 歯を丈夫にする食べ物と栄養の科学|う蝕・歯周病を防ぐ食事パターンの全知識
くわしい解説は 口腔の健康 完全ガイド(むし歯・歯周病・口臭・予防) をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
チェックが1個だけでも受診したほうがいいですか?
口臭だけが気になります。歯周病でしょうか?
歯石は自分で取れますか?
たばこをやめれば歯周病は進みませんか?
歯が揺れています。抜くことになりますか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会「歯周病とは?(国民の皆様へ)※公開日・更新日の記載なし」(2026年8月4日参照) 厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査 結果の概要(2025年9月26日公表/令和7年12月修正版)」(2026年8月4日参照) 総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう(令和7年12月発行)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
