コンテンツへスキップ
お問い合わせ
スポンサーリンク
皮膚科疾患 22分で読める 17回

【オリーブオイルでニキビケア】自宅で試す前に知っておきたいメリット・注意点と受診の目安

スポンサーリンク
文字サイズ





「オリーブオイルでニキビが治る」「クレンジングをオイルに変えたら肌荒れが減った」――こうした情報をネットやSNSで見かけて、気になっている方も多いのではないでしょうか。

受診の目安チェック・無料

この症状、いつ受診すべきか確認しますか?

回答に合わせて必要な質問だけを表示します。診断は行いません。

症状はいつから続いていますか?

回答により質問数が変わります・途中でいつでも記事に戻れます

スポンサーリンク
この症状、放置して大丈夫?次に確認すべきこと 関連記事
この記事では答えていない疑問です — 読み終えたら、続けてご確認ください
成分で効果は変わる? 記事へ 大葉はニキビに効くの? 記事へ 自分で潰しても大丈夫? 記事へ 果糖はニキビを悪化させる? 記事へ
この記事で気になったことを、AIにそのまま聞けます
健康アドバイザーオンライン ・ 24時間対応 無料
ニキビを治したい一心で、身近なものでケアを試したくなるお気持ちよく分かります。今はどんな肌の状態ですか?
気になるものを、タップするだけ
厚生労働省・査読論文などの一次情報源をもとに、あなたの状況に合わせてお答えします

一方で、「油を顔に塗ったらニキビが悪化しそう」「本当に安全なの?」と不安になり、なかなか試せない方も少なくありません。

本記事では、日本のニキビ治療ガイドラインや海外の研究情報をもとに、オリーブオイルが肌やニキビに与える影響、セルフケアとして取り入れる際のポイント、そして病院受診の目安までをわかりやすく解説します12。

「自然なものでケアしたい」というお気持ちを尊重しつつ、必要なところでは医療の力も上手に借りられるように、Japanese Health(JHO)編集部が整理しました。

Japanese Health(JHO)編集部とこの記事の根拠について

Japanese Health(JHO)は、健康と美容に関する情報を提供するオンラインプラットフォームです。膨大な医学文献や公的ガイドラインを整理し、日常生活で活用しやすい形でお届けすることを目指しています。

本記事の内容は、以下のような一次情報源に基づいて、JHO編集部がAIツールのサポートを受けつつ、最終的には人の目で一つひとつ確認しながら作成しています。

  • 厚生労働省・自治体・公的研究機関:e-ヘルスネット、各種ガイドライン、統計資料など、日本人向けの公式情報を優先して参照しています。
  • 国内外の医学会ガイドライン・査読付き論文:日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」や世界のニキビ診療ガイドライン、植物油と皮膚バリアに関する総説論文など、科学的に検証されたエビデンスをもとに要点を整理しています13。
  • 教育機関・医療機関・NPOによる一次資料:ニキビの背景説明や日本の医療制度、保険診療で受けられる治療の実務的な情報として利用します。

AIツールは、文献の要約や構成案作成の「アシスタント」として活用していますが、公開前には必ずJHO編集部が原著資料と照合し、重要な記述を一つひとつ確認しながら、事実関係・数値・URLの妥当性を検証しています。

私たちの運営ポリシーや編集プロセスの詳細は、運営者情報(JapaneseHealth.org)をご覧ください。

要点まとめ

  • オリーブオイルには保湿・抗酸化作用があり、乾燥しやすい肌や一部の炎症性皮膚疾患でバリア機能をサポートしたとする研究もありますが、ニキビ治療としての効果は確立していません34。
  • 日本皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインでは、外用レチノイド(アダパレン等)や過酸化ベンゾイル、抗菌薬などが標準治療として推奨されており、オリーブオイルは治療選択肢としては挙げられていません12。
  • オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、皮膚バリアをサポートする可能性がある一方で、バリア機能を乱したり、接触皮膚炎やニキビ悪化につながる可能性があることも報告されており、研究結果は一貫していません35。
  • ニキビ肌でオリーブオイルを使う場合は、「ポイントメイク落としとして短時間だけ使う」「乾燥しやすい部分にだけ薄く塗る」など限定的な使い方とし、パッチテストを行う・炎症が強いニキビには直接つけないなどの注意が必要です。
  • 赤く腫れたニキビが急に増えた、痛みが強いしこりが増えてきた、色素沈着やクレーター状の跡が気になるといった場合は、セルフケアだけに頼らず、早めに皮膚科を受診することがすすめられています17。
  • 食事としてのオリーブオイル(地中海食など)は、適量であれば健康的な脂質として推奨されることもあり、ニキビとの直接的な悪化因子とは考えられていませんが、「たくさん塗れば治る」「これだけで十分」といった過度な期待は避けましょう38。

今の血圧・脈拍を確かめる

数値を入れると、日本高血圧学会の血圧値の分類と「次にすること」を表示します。記録はこの端末の中だけに保存され、登録は不要です。

身長と体重からBMIも調べる

これは診断ではありません。入力された数値を日本高血圧学会の血圧値の分類(高血圧の基準は診察室 140/90mmHg以上・家庭 135/85mmHg以上)に当てはめて「受診の目安」を機械的に示すもので、医師の診察に代わるものではありません。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、降圧目標は年齢によらず診察室 130/80mmHg未満・家庭 125/75mmHg未満とされています。脈拍の目安は学会の分類ではなく一般的な参考範囲です。

第1部:ニキビの基本とスキンケア・生活習慣の見直し

まずは、オリーブオイルを使う・使わないにかかわらず共通する「ニキビの仕組み」と「日常生活で見直したいポイント」を整理します。これを理解しておくと、オリーブオイルを含めたあらゆるケアのメリット・デメリットを判断しやすくなります。

1.1. ニキビができる基本的なメカニズム

尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう、いわゆるニキビ)は、次の4つが重なって起こる慢性的な炎症性皮膚疾患とされています2。

  • 皮脂の分泌が増える(思春期・ホルモンバランスなど)
  • 毛穴の入り口が角栓で詰まり、皮脂の出口がふさがる
  • 毛穴の中でアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増える
  • それに対する炎症反応が強く出る

白ニキビ・黒ニキビの段階では、毛穴の詰まりが中心ですが、炎症が強くなると赤く腫れたニキビや、膿を持った痛みの強いニキビに進行します。これらを繰り返すうちに、赤みや色素沈着、クレーター状の瘢痕が残りやすくなります2。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、ニキビを「青春の象徴」として軽視せず、早期から適切な治療・ケアを行うことで瘢痕を防ぐことの重要性が強調されています2。

1.2. ニキビを悪化させるNG習慣とオリーブオイルの立ち位置

肌にとって負担になり、ニキビを悪化させやすい生活習慣・スキンケアには、次のようなものがあります。

  • 洗顔・クレンジングでゴシゴシこする、アルコールや強い界面活性剤を多用する
  • 保湿を十分にしないまま、皮脂だけを徹底的に落とそうとする
  • ニキビを指や爪でつぶす・いじる
  • 睡眠不足・ストレス・不規則な食生活(高GI食品や飽和脂肪酸のとりすぎなど)
  • 厚塗りメイクを落としきれないまま寝てしまう

オリーブオイルは、「クレンジングでメイクや皮脂をやさしく落とせる」「乾燥を防げる」といったメリットが期待される一方で、「油を重ねることで毛穴が詰まりやすくなるのでは?」という不安もあります。

実際の研究を見ると、オリーブオイルを塗布することで高齢者の乾燥肌で皮膚水分量が増え、経皮水分蒸散量が減った(バリア機能が改善した)とする日本の報告がある一方4、オレイン酸を多く含むオリーブオイルがバリア機能を乱し、炎症や接触皮膚炎を引き起こす可能性を指摘する総説もあります35。

つまり、「誰にとっても安全でニキビが良くなる魔法のオイル」というよりは、「肌質によってメリットもあればデメリットもありうる成分」と理解しておくことが大切です。

表1:セルフチェックリスト(ニキビとスキンケア習慣)
こんな症状・状況はありませんか? 考えられる主な背景・原因カテゴリ
洗顔後に肌がつっぱるのに、数時間後にはテカテカになる バリア機能の低下と、それを補うための皮脂分泌増加
メイク落としのあと、肌がヒリヒリしたり赤くなりやすい クレンジング剤や摩擦による刺激、乾燥
頬や口周りはカサつくのに、Tゾーンだけニキビが出る 混合肌での保湿不足や、油分の偏り
オイルクレンジングやオイル美容液を使い始めてからニキビが増えた気がする オイルとの相性が悪い可能性、塗布量・洗い流し不足
便秘・睡眠不足・ストレスなど、生活の乱れも気になる ホルモンバランスや炎症反応に影響する生活習慣

第2部:身体の内部要因 — ホルモン・栄養・食事とオリーブオイル

生活習慣やスキンケアを見直してもニキビが続く場合、その背景にはホルモンバランスや栄養状態など、身体の内側の要因が関わっていることがあります。ここでは、オリーブオイルを「食事」としてとる場合の位置づけも含めて整理します。

2.1. ホルモンバランスとライフステージ

ニキビは思春期だけでなく、大人になってからも女性ホルモン・男性ホルモンのバランス変化に影響を受けます。月経前やストレスが強い時期、妊娠・出産、更年期など、ライフステージの変化とともにニキビが出やすくなる方もいます12。

ホルモンバランスそのものは、食事やスキンケアだけで完全にコントロールできるものではありませんが、睡眠・ストレスケア・栄養バランスを整えることは、ホルモンの波を穏やかにするうえで役立つと考えられています。

2.2. 食事とニキビ:オリーブオイルは「悪者」ではない

近年、ニキビと食事の関係について、多くの研究が行われています。総じて言えるのは、「特定の食材がニキビの唯一の原因」というより、「高GI食品(白米・菓子パン・甘い飲料など)や飽和脂肪酸・トランス脂肪酸のとりすぎが、炎症を通じてニキビを悪化させる可能性がある」ということです8。

一方で、魚やナッツ、オリーブオイルなどを中心とした地中海食パターンは、炎症を抑える食事として、健康に良い影響を与える可能性があるとされています8。ただし、「オリーブオイルをたくさん飲めばニキビが治る」というようなデータはなく、あくまでバランスの良い食事の一部として適量をとることが大切です。

日本の美容皮膚科クリニックの解説でも、「揚げ物やバターなど飽和脂肪酸の多い油を控え、代わりにオリーブオイルやアボカドなど不飽和脂肪酸を多く含む食品を選ぶ」ことが勧められることがあります8。

2.3. 栄養不足・隠れた欠乏状態

ビタミンA・亜鉛・鉄分・ビタミンDなどの不足が、皮膚のターンオーバーや免疫機能に影響し、ニキビや肌荒れに関わる可能性も示唆されています。ただし、サプリメントで大量に補えばよいというものではなく、過剰摂取がかえって健康被害につながる栄養素もあるため注意が必要です。

オリーブオイル自体にはビタミンEなどの抗酸化成分が含まれますが、それだけでニキビが劇的に改善することは期待しにくく、主食・主菜・副菜のバランスを整えたうえで「良質な脂質の一つ」として取り入れるイメージが現実的です。

第3部:専門的な診断・治療が必要なケースとオリーブオイルの限界

セルフケアや生活習慣の見直しだけでは改善しない場合や、重症のニキビが続く場合には、皮膚科での標準治療が必要です。この段階では、オリーブオイルだけに頼るのは現実的ではなく、「補助的な保湿やクレンジングにとどめる」か、「あえて使わない」選択も重要になります。

3.1. 標準的なニキビ治療とガイドラインの位置づけ

日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、ニキビの重症度に応じて、次のような外用薬・内服薬の組み合わせが推奨されています12。

  • 外用レチノイド(アダパレンなど)
  • 過酸化ベンゾイル(BPO)単独、またはレチノイドとの配合剤
  • 外用・内服抗菌薬(必要最小限の期間に限定)
  • 女性では、場合によっては低用量ピルなどホルモン療法
  • 重症・難治例では、イソトレチノイン内服など(日本では適応や承認状況に制限あり)

また、アダパレンについては、日本国内でもスイッチOTC(要指導医薬品)として市販が検討・承認されており、薬剤師の説明を受けながら自己管理に活用できるようになってきています6。

これらの標準治療と比べると、オリーブオイルはあくまで「民間療法・美容オイル」のレベルであり、ニキビ治療としてガイドラインに載るようなエビデンスはありません。

3.2. オリーブオイルが向きにくい肌質・症状

次のような場合には、オリーブオイルの使用は慎重に検討したほうがよいと考えられます。

  • 赤く腫れた炎症性ニキビが多い、または膿を持ったニキビが多い
  • 脂性肌で、顔全体が常にテカテカしている
  • アトピー性皮膚炎や敏感肌で、スキンケア用品でかぶれやすい
  • これまでにオリーブオイルやオリーブ由来の化粧品でかゆみ・赤みが出たことがある
  • ニキビと同じ部位に、かゆみの強い湿疹やカサカサした赤みが出ている

植物油全般に共通することですが、オリーブオイルによる接触皮膚炎やアレルギーの報告もあります59。 ほんの少量からでも症状が出る方もいるため、「自然のものだから安全」とは限らないことを覚えておきましょう。

3.3. 他の疾患が隠れている可能性

次のような場合には、ニキビ以外の皮膚疾患や全身疾患が関わっている可能性もあります。

  • 急に顔全体に赤みとブツブツが広がった(酒皶・接触皮膚炎など)
  • あご周りのニキビが月経不順・多毛・体重増加と同時に現れている(多嚢胞性卵巣症候群など)
  • ステロイド外用薬・吸入薬を長期使用している

このようなケースでは、オリーブオイルに限らずスキンケアの工夫だけで解決するのは難しく、内科・婦人科・皮膚科などでの診察が重要です。

第4部:今日から始める現実的なセルフケアとオリーブオイルの使い方

ここからは、「どうしてもオリーブオイルが気になる」「上手に取り入れてみたい」という方のために、ニキビを悪化させにくい使い方と、オリーブオイルを使わない選択肢も含めた現実的なアクションプランを整理します。

表2:改善アクションプラン(ニキビとオリーブオイル)
ステップ アクション 具体例
Level 1:今夜からできること 洗いすぎ・こすりすぎをやめ、やさしい洗顔に切り替える ぬるま湯&低刺激の洗顔料で1日2回までにし、タオルで押さえるように水分をとる
Level 2:1週間〜1か月で試すこと クレンジングを見直し、オリーブオイルを使う場合も「短時間・少量」を徹底 ポイントメイクや日焼け止めの上にオリーブオイルをなじませ、ぬるま湯と優しい洗顔料ですすぎ残しがないようにする
Level 3:乾燥が強い人向けの工夫 乾燥しやすい頬・口周りにだけ、ごく薄くオリーブオイルを重ねる 化粧水・乳液のあと、米粒1つ分程度を手のひらでよく伸ばしてから、軽く押さえるように塗布する
Level 4:オリーブオイルを使わない選択肢 ノンコメドジェニック表示のある保湿剤や、ニキビ肌向けのクレンジングに切り替える 「ニキビのもとになりにくい処方」と表示されたジェル・乳液タイプを選び、油分の多いクリームは部分使いにとどめる
Level 5:1〜3か月で結果を見て、必要なら受診へ セルフケアで明らかな改善がない・悪化する場合は皮膚科へ相談 写真やニキビ日誌を残しておき、いつから・どの部位に・どの程度ニキビが出ているかを説明できるようにする

4.1. 実際の「オイルクレンジング」の手順(オリーブオイルを使う場合)

オリーブオイルをクレンジングとして使う場合の一例です。肌に合うかどうかは人それぞれなので、少しずつ試し、合わないと感じたら中止しましょう。

  • メイクしたままの肌に、ティースプーン1杯程度のエクストラバージンオリーブオイルを手のひらで温めてからのせる
  • 指の腹でくるくると円を描くように、1〜2分ほどやさしくなじませる(絶対にゴシゴシこすらない)
  • ぬるま湯でよく乳化させながらすすぎ、そのあと低刺激の洗顔料で「ダブル洗顔」を行う
  • 洗顔後はすぐに保湿を行い、オイルの塗りっぱなしにはしない

このように「短時間でなじませてすっきり落とす」使い方であれば、肌にオイルが長時間残りにくく、毛穴詰まりのリスクをある程度抑えられます。ただし、それでもニキビが増えたと感じた場合は、オリーブオイル以外のクレンジングに切り替えたほうが安心です。

4.2. パッチテストと使用頻度の目安

初めて使うオイルは、腕の内側など目立たない場所でパッチテストを行いましょう。

  • 10円玉大の範囲に少量塗布し、24時間様子を見る
  • かゆみ・赤み・ヒリヒリ感・ぶつぶつが出た場合は顔には使用しない

問題がなかった場合も、最初の1〜2週間は「週1〜2回だけ」「顔全体ではなく一部だけ」など、頻度と範囲を絞って試すのがおすすめです。

第5部:専門家への相談 — いつ・どこで・どのように?

「オリーブオイルで何とかしよう」とがんばりすぎて、受診のタイミングを逃してしまうと、ニキビ跡や色素沈着が残りやすくなります。ここでは、受診の目安や、診察時に役立つポイントをまとめます。

5.1. 受診を検討すべき危険なサイン

  • 炎症性の赤いニキビ・膿を持ったニキビが3か月以上続き、広がっている
  • 痛みの強いしこり状のニキビが増えてきた
  • 色の濃いシミのような跡・クレーター状の凹みが目立ち始めた
  • 顔だけでなく、胸や背中にも多数のニキビがある
  • ステロイド外用薬やホルモン剤、サプリメントなど、自己判断でさまざまな薬剤を使用している

こうした場合、セルフケアだけで改善を待つより、皮膚科で標準治療を受けたほうが、長期的には時間的・経済的負担が少なくなることも多いです17。

5.2. 症状に応じた診療科の選び方

  • 顔・背中・胸のニキビが主な場合:まずは一般皮膚科
  • 月経不順や多毛、体重増加なども気になる場合:婦人科や内分泌内科も併せて相談
  • 抑うつ気分や対人不安が強く、「外に出られない」と感じる場合:心療内科・精神科の相談も検討

日本では、保険診療で多くのニキビ治療薬が処方可能です。自己負担3割の場合でも、市販薬をいくつも試し続けるより、結果的に費用が抑えられることも少なくありません。

5.3. 診察時に持参すると役立つものと費用の目安

  • これまで使用したスキンケア・化粧品・市販薬のリストや写真
  • ニキビの経過がわかる顔写真(スマホでもOK)
  • 現在服用している薬・サプリメントがわかる「お薬手帳」

初診時の費用は、診察+処方箋だけなら数千円程度、外用薬・内服薬を受け取る薬局分を含めても1か月あたり数千円〜1万円前後に収まることが多いと考えられます(保険適用・薬の種類によって異なります)。高額な美容医療を受ける前に、まずは保険診療でできることを相談してみるのがおすすめです。

よくある質問

Q1: オリーブオイルを塗るとニキビは本当に治りますか?

A1: 現時点で、オリーブオイル外用がニキビを治療するとはっきり示した大規模な臨床試験はありません。保湿やバリア機能のサポートに役立つ可能性はありますが、標準治療として推奨されているわけではなく、日本皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインにも治療法としては記載されていません12。

「治す」というより、「乾燥しやすい人が上手に使えば、肌環境を整える一助になることもあるかもしれない」程度に考えるのが現実的です。しっかりと治療したい場合は、皮膚科での外用薬・内服薬を検討しましょう。

Q2: オリーブオイルでクレンジングするのは危険ですか?

A2: 必ずしも「危険」というわけではありませんが、肌質によっては合わないこともあります。短時間・少量で使い、必ずその後にやさしい洗顔料で洗い流すこと、そして炎症の強いニキビ部分にはこすりつけないことが大切です。

使用後にニキビが増えた、赤みやかゆみが出たといった場合は、オリーブオイルとの相性が悪い可能性が高いため、使用を中止し、別のクレンジングに切り替えましょう。敏感肌やアトピー性皮膚炎のある方は、パッチテストをしても不安が残る場合には使用を控えたほうが安心です35。

Q3: どんなオリーブオイルを選べばよいですか?食用でも大丈夫?

A3: 一般的には、精製度が高く不純物の少ないエクストラバージンオリーブオイルが選ばれることが多いです。ただし、食用オイルは「食べること」を前提に製造されており、肌に塗る用途まで保証されているわけではありません。

肌に使う場合は、できれば顔用・ボディ用として販売されている化粧品グレードのオリーブオイルを選ぶほうが安全性の面では安心です。それでもかぶれやすい体質の方は、必ずパッチテストを行い、少しずつ試すようにしてください。

Q4: オリーブオイルはニキビ跡(シミ・クレーター)にも効きますか?

A4: オリーブオイルに含まれるビタミンEなどの抗酸化成分が、肌のキメを整えたり乾燥を防いだりする可能性はありますが、ニキビ跡の赤みやシミ、クレーターを医学的に改善する治療薬として承認されているわけではありません。

色素沈着やクレーター状の凹みが気になる場合は、外用レチノイドやハイドロキノン、レーザー・ピーリングなど、より専門的な治療が検討されます。オリーブオイルだけで根本的にニキビ跡を消そうとするのは現実的ではないため、専門家に相談することをおすすめします17。

Q5: 赤ちゃんや子どもの肌にもオリーブオイルを使って大丈夫?

A5: 乳児の乾燥肌ケアにオリーブオイルを用いる習慣は世界的にありますが、近年では、オレイン酸を多く含むオイルが皮膚バリアを乱し、アトピー性皮膚炎などのリスクにつながる可能性を指摘する研究もあります3。

赤ちゃんや小さなお子さんの肌は大人よりも敏感であるため、自己判断でオリーブオイルを塗るよりも、小児科や皮膚科で推奨された保湿剤(ワセリンやヘパリン類似物質など)を使うほうが安全性の面で安心です。

Q6: 食事でオリーブオイルを多めにとるとニキビは良くなりますか?

A6: オリーブオイル自体は、地中海食など健康的な食事パターンの一部として推奨されることがありますが、「オリーブオイルを多めにとればニキビが治る」というエビデンスはありません8。

むしろ、総カロリーオーバーや他の脂質とのバランスが崩れると、体重増加や生活習慣病リスクのほうが問題になります。白米・パン・お菓子などの量を見直しつつ、魚・野菜・果物・豆類とともに「適量のオリーブオイル」をとる、というバランスを意識しましょう。

この症状、放置して大丈夫?次に確認すべきこと 関連記事
この記事では答えていない疑問です — 読み終えたら、続けてご確認ください
成分で効果は変わる? 記事へ 大葉はニキビに効くの? 記事へ 自分で潰しても大丈夫? 記事へ 果糖はニキビを悪化させる? 記事へ

結論:この記事から持ち帰ってほしいこと

オリーブオイルは、長い歴史をもつ自然由来の油であり、保湿効果や抗酸化作用など、肌にとってプラスになりうる側面も持っています。しかし、ニキビ治療の「薬」として確立したものではなく、肌質や使い方によっては、毛穴詰まりや炎症、かぶれを招く可能性もあります。

まずは洗いすぎ・こすりすぎをやめ、バランスの良い食事や睡眠など、ニキビの基本ケアを整えること。そのうえで、どうしても試したい場合には、パッチテストを行い、短時間・少量で様子を見ながら取り入れることがポイントです。

「ニキビがつらくて外に出たくない」「跡が残りそうで不安」という気持ちは、とても現実的で深刻な悩みです。一人で抱え込まず、必要なときには皮膚科などの医療機関に相談し、オリーブオイルに限らない、より確立された治療法も含めて一緒に選んでいきましょう。

この記事の編集体制と情報の取り扱いについて

Japanese Health(JHO)は、信頼できる公的情報源と査読付き研究に基づいて、健康・医療・美容に関する情報をわかりやすくお届けすることを目指しています。

本記事の原稿は、最新のAI技術を活用して下調べと構成案を作成したうえで、JHO編集部が一次資料(ガイドライン・論文・公的サイトなど)と照合しながら、内容・表現・数値・URLの妥当性を人の目で一つひとつ確認しています。最終的な掲載判断はすべてJHO編集部が行っています。

ただし、本サイトの情報はあくまで一般的な情報提供を目的としており、個々の症状に対する診断や治療の決定を直接行うものではありません。気になる症状がある場合や、治療の変更を検討される際は、必ず医師などの医療専門家にご相談ください。

記事内容に誤りや古い情報が含まれている可能性にお気づきの場合は、お手数ですが運営者情報ページ記載の連絡先までお知らせください。事実関係を確認のうえ、必要な訂正・更新を行います。

免責事項 本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言や診断、治療に代わるものではありません。健康上の懸念がある場合や、治療内容の変更・中止等を検討される際には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 日本皮膚科学会. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023. 2023年. Mindsガイドラインセンター. https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00827/(最終アクセス日:2025-11-30)

  2. 日本皮膚科学会. 林伸和ほか. 尋常性痤瘡治療ガイドライン2017. 2017年. 日本皮膚科学会. https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/acne_guideline2017.pdf(最終アクセス日:2025-11-30)

  3. Lin TK, Zhong L, Santiago JL. Anti-Inflammatory and Skin Barrier Repair Effects of Topical Application of Some Plant Oils. Int J Mol Sci. 2017;18(11):244. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5796020/(最終アクセス日:2025-11-30)

  4. 柴崎博行ほか. オリーブオイルの肌の物理性に対する効果. 研究報告. 2008;8:86-88. CiNii Research. https://cir.nii.ac.jp/crid/1570291228303814400(最終アクセス日:2025-11-30)

  5. Weisberg EM. The Foundation for the Use of Olive Oil in Skin Care and Dermatology. In: Comprehensive Clinical Plasmapheresis. 2021. ScienceDirect. https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/B9780128195284000444(最終アクセス日:2025-11-30)

  6. 厚生労働省. 資料2-1:アダパレンのスイッチOTC化に関する資料. 2024年. https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001313009.pdf(最終アクセス日:2025-11-30)

  7. American Academy of Dermatology. Acne clinical guideline. JAAD. https://www.aad.org/member/clinical-quality/guidelines/acne(最終アクセス日:2025-11-30)

  8. Baldwin HE. Effects of Diet on Acne and Its Response to Treatment. J Clin Aesthet Dermatol. 2021. https://afateb.com/en/wp-content/uploads/2021/09/Effects-of-Diet-on-Acne-and-Its-Response-to-Treatment.pdf(最終アクセス日:2025-11-30)

  9. Mahajan VK et al. Allergic contact dermatitis from selected topical medicaments: a brief review. Cosmoderma. 2024. https://cosmoderma.org/allergic-contact-dermatitis-from-selected-topical-medicaments-a-brief-review/(最終アクセス日:2025-11-30)

この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ

この記事をシェア

LINE 𝕏
この記事について(運営者情報・免責事項) タップで表示

医療情報に関する重要なお知らせ

本記事はAI技術を活用し、厚生労働省・WHO等の公的医療機関の情報に基づいて作成されています。医療専門家による個別の監修は受けておりません。健康上の判断や治療については、必ず医師にご相談ください。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。

Trinh Van Dieu

Trinh Van Dieu

ITエンジニア(17年)・Japanese Health 運営者

ベトナム在住のITエンジニア。17年の技術経験を活かし、日本の公的医療機関の情報をAI技術で整理・発信しています。

運営者情報を見る →