不妊症のサイン6つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
不妊症の主なサインは「35歳未満で12カ月以上、妊娠が成立しない」など6つ。済生会(2024年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
「35歳未満で12カ月以上、妊娠が成立しない」「流産を繰り返す(不育症)」「月経周期の異常」 — 済生会が不妊症検査の対象や早めの検査が必要な目安として挙げる6つの状態に、いくつ当てはまるか確認できます。不妊症とは「1年程度の期間避妊せずに性交をしているものの、妊娠しない状態」を指します。
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
済生会は、不妊症検査の対象について「35歳未満の女性で避妊のない性交があるが、12カ月以上妊娠が成立しないカップル」は検査の対象になるとしています。
済生会は「妊娠を希望している健常なカップルであれば、1年以内に90%近くが妊娠するといわれています」と述べています。
済生会は「不妊の原因の30%は卵管因子だといわれています」としています。
このページのセルフチェックは、済生会が不妊症検査の対象や早めの検査が必要な目安として挙げる状態に沿って6つのサインを数え、受診の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
妊娠を試みている期間・年齢、流産の経験、月経周期の異常、婦人科系の病歴、パートナーの病歴、がん治療歴 — 済生会が不妊症検査の対象や早めの検査が必要な目安として挙げる状態に沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- 避妊をせずに1年(35歳未満)または6カ月(35〜40歳)以上性交しているのに妊娠しない
- 妊娠しても流産を繰り返す
- 無月経など月経周期の異常がある
- 骨盤内炎症性疾患・子宮筋腫や子宮腺筋症・重症の子宮内膜症の病歴、または卵巣の手術歴がある
- パートナーに精巣の手術歴・おたふく風邪・勃起不全・他パートナーとの不妊歴がある
- 本人またはパートナーが抗がん剤や放射線治療を受けたことがある(この場合は早めの検査対象)
受診の目安の考え方
① 不妊症の定義と「1年」の目安
済生会は「不妊症とは、1年程度の期間避妊せずに性交をしているものの、妊娠しない状態を指します」としています。日本産科婦人科学会の定義として「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間避妊することなく通常の性交を継続的に行なっているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊といい、妊娠を希望し医学的治療を必要とする場合を不妊症」を挙げ、「一定期間については1年というのが一般的ですが、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わないとしています」と説明しています。
② 不妊症検査の対象となる年齢別の目安
済生会は「35歳未満の女性で避妊のない性交があるが、12カ月以上妊娠が成立しないカップル、もしくは35~40歳の女性で避妊のない性交があるが、6カ月以上妊娠が成立しないカップルは、不妊症検査を受ける対象となります」としています。そのうえで「女性の年齢が高くなると妊娠率が下がり、流産率は上がるということです。そのため、1年という期間に縛られず、なかなか妊娠しないと思えば医療機関の受診をお薦めします」と述べています。
③ 早めの検査が必要と判断される項目(女性側)
済生会は「下記項目に該当する場合は、早めの検査が必要と判断されます」として、女性側のリスク因子に「年齢が40歳以上」「無月経などの月経周期の異常がある」「骨盤内炎症性疾患(上部女性生殖器の感染症)の病歴がある」「子宮筋腫や子宮腺筋症などの病歴がある」「重症の子宮内膜症の病歴がある」「卵巣の手術歴がある」「抗がん剤あるいは放射線治療をしたことがある」を挙げています。
④ 早めの検査が必要と判断される項目(男性側)
男性側のリスク因子として、同会は「精巣の手術歴がある」「成人でおたふく風邪(流行性耳下腺炎)を発症した」「勃起不全などの性機能障害の病歴がある」「抗がん剤あるいは放射線治療をしたことがある」「ほかのパートナーとの不妊歴がある(精子の数や動き、形などに問題がある)」を挙げています。このセルフチェックがパートナーの病歴を尋ねるのは、このためです。
⑤ 検査の種類 — 初期検査とそのほかの検査
済生会は「不妊原因の初期検査としては、精液検査、排卵の評価、卵管疎通性(卵管の通りやすさや詰まり具合)の評価、卵巣予備能(卵巣に残っている卵子の数)の評価が一般的です」としています。「精液検査は2~7日間の禁欲後に精液を採取して検査を行ないます。排卵の評価としては基礎体温測定、ホルモン検査(採血)、超音波検査などがあり、卵管疎通性の評価は子宮卵管造影検査(HSG)やクラミジア検査があります」とも述べています。「そのほかの検査としては、子宮頸管粘液検査、抗精子抗体検査、子宮鏡検査、腹腔鏡検査、MRI検査、染色体検査などがあります」としています。
⑥ 治療のステップアップと自然妊娠の目安
治療について同会は「原因に応じた治療を行なうことになりますが、原因不明の場合を例にすると、タイミング療法、排卵誘発剤投与、子宮内人工授精、生殖補助医療(調節卵巣刺激法、採卵、体外受精、顕微授精、胚凍結、胚移植など)のように身体的、経済的に負担の少ない治療法から順次ステップアップすることが基本になります。しかし、年齢や不妊期間によっては妊娠率の高い治療が優先されることもあります」としています。また「妊娠を希望している健常なカップルであれば、3カ月以内に約50%、6カ月以内に約70%、1年以内に90%近くが妊娠するといわれています」とも述べ、「心配な人は、速やかに医療機関で専門家に相談しましょう」としています。
⑦ 出どころについて
このページの記述は、社会福祉法人恩賜財団 済生会「症状別病気解説」の不妊症のページ(2024年3月6日公開)によります。ページはからだの部位「生殖器」、キーワード「妊娠・出産にかかわる」に分類されています。同会は「不妊の原因の30%は卵管因子だといわれています。卵管性不妊の原因としてはクラミジア感染や子宮内膜症が有名です」とし、予防として「クラミジア感染は性行為感染症ですので、子どもを欲しいと思うまでの時期は避妊具(コンドーム)を使用した性行を行なうことでクラミジアなどの性感染症を予防できます」「子宮内膜症の予防としては低用量ピルの内服が有効ですので、月経痛や過多月経、月経不順などの症状がある人で妊娠を望まない時期は低用量ピルの内服をお勧めします」としています。なお同会は「診断・治療を必要とする方は最寄りの医療機関やかかりつけ医にご相談ください」とも述べています。このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。当てはまる数が多いことは、不妊症であることを意味しません。
不妊症は何科を受診すればいいですか?
済生会のこのページはからだの部位「生殖器」に分類されています。同会は「なかなか妊娠しないと思えば医療機関の受診をお薦めします」「心配な人は、速やかに医療機関で専門家に相談しましょう」としています。目安は {khoa} です。
不妊症の検査はどこで受けられますか?
済生会は初期検査として「精液検査、排卵の評価、卵管疎通性の評価、卵巣予備能の評価が一般的です」としています。これらは医療機関で受けられます。同会は「心配な人は、速やかに医療機関で専門家に相談しましょう」とも述べています。
パートナーの検査も必要ですか?
済生会は男性側のリスク因子として「精巣の手術歴がある」「成人でおたふく風邪(流行性耳下腺炎)を発症した」「勃起不全などの性機能障害の病歴がある」「ほかのパートナーとの不妊歴がある」を挙げ、初期検査に「精液検査」を挙げています。男女どちらか一方だけの問題とは限りません。
不妊症の原因で多いものは何ですか?
済生会は「不妊の原因の30%は卵管因子だといわれています。卵管性不妊の原因としてはクラミジア感染や子宮内膜症が有名です」としています。
予防する方法はありますか?
済生会は「クラミジア感染は性行為感染症ですので、子どもを欲しいと思うまでの時期は避妊具(コンドーム)を使用した性行を行なうことでクラミジアなどの性感染症を予防できます」「子宮内膜症の予防としては低用量ピルの内服が有効ですので、月経痛や過多月経、月経不順などの症状がある人で妊娠を望まない時期は低用量ピルの内服をお勧めします」としています。
自然に妊娠する確率はどのくらいですか?
済生会は「妊娠を希望している健常なカップルであれば、3カ月以内に約50%、6カ月以内に約70%、1年以内に90%近くが妊娠するといわれています」としています。不妊症の定義に1年とありますが、検査対象に該当する人や心配な人には速やかな受診を勧めています。
不妊症について詳しく読む
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くわしい解説は 子宮卵管造影検査(HSG)完全ガイド をご覧ください。
くわしい解説は 卵管閉塞のすべて(原因・治療・妊娠の可能性) をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
- けいれんが止まらない/けいれんが止まっても、意識がもどらない
- 意識がない(返事がない)またはおかしい(もうろうとしている)
- くちびるの色が紫色/顔色が明らかに悪い
- 激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう/呼吸が弱い
- 激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない/嘔吐が止まらない
- 激しいおなかの痛みで苦しがる
- 生まれて3カ月未満の乳児で、様子がおかしい
よくある質問
不妊症の定義は?
検査の対象になる目安は?
初期検査には何がありますか?
治療はどう進みますか?
流産を繰り返すのも不妊症に関係しますか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
社会福祉法人恩賜財団 済生会「不妊症 (ふにんしょう)とは(公開日:2024年3月6日)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
