甲状腺がんのサイン6つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
甲状腺がんの主なサインは6つ。国立がん研究センター がん情報サービス(2023年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
首のしこり、声のかすれ、飲み込みにくさ — 国立がん研究センターが挙げるサインに答えるだけ。甲状腺がんには国の指針で定められた検診がないため、気づくきっかけは症状だけです。
チェックを始める10問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
国立がん研究センターは甲状腺がんの症状について「多くの場合、自覚症状がないか、しこり以外の症状はありません。病状が進行すると、のどの違和感・嗄声(声のかすれ)・痛み・飲み込みにくさ・誤嚥・血痰・呼吸困難感などの症状が出てくることがあります」と説明しています(2023年12月26日更新)。
同センターは「甲状腺がんについては、現在は指針として定められているがん検診はありません」としています(2025年4月7日更新)。胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんと違い、自治体の対策型検診に甲状腺の項目はありません。
同センターは組織型について「乳頭がんは、甲状腺がんの中で最も多く、約90%を占めます」「基本的にゆっくりと進行するため、急に命に関わる状況になることはまれです」と述べています。
このページのセルフチェックは、同センターが挙げる症状に沿って7つのサインを数え、受診の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
首のしこり、のどの違和感、声のかすれ、飲み込みにくさ、痛み、血痰、呼吸のしづらさ — 国立がん研究センターが挙げる症状に沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- 首(のどぼとけの下)に触れてわかるしこりがある
- かぜでもないのに声のかすれが続く
- 飲み込みにくい、むせる
- のどの違和感や首の痛みが続く
- 血のまじった痰が出る
- 息が苦しくて会話ができない(この場合は救急)
受診の目安の考え方
① 甲状腺がんにも「国が定めた検診」がありません
国立がん研究センターは「わが国では、厚生労働省の『がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和6年一部改正)』で検診方法が定められています。しかし、甲状腺がんについては、現在は指針として定められているがん検診はありません。気になる症状がある場合には、医療機関を早めに受診することをお勧めします」としています(2025年4月7日更新)。自治体から案内が来ないのは、対象の検診が存在しないためです。
② 「症状がない」がふつうです — だからしこりが出発点になります
同センターは「多くの場合、自覚症状がないか、しこり以外の症状はありません」としています。つまり症状の数で早期発見を狙うことはできません。このチェックが最初に首のしこりを聞くのは、しこりが唯一の入り口になりやすいためです。同センターは甲状腺のしこりを「甲状腺結節」と呼び、そのうち悪性のものを甲状腺がんとしています。しこり=がんではありません。
③ 進んだときに出る症状は、7つ挙げられています
同センターは「病状が進行すると、のどの違和感・嗄声(声のかすれ)・痛み・飲み込みにくさ・誤嚥・血痰・呼吸困難感などの症状が出てくることがあります」としています。このチェックが数えるのは、この7つです。声のかすれが出るのは、甲状腺の裏側に声帯を動かす反回神経が走っているためだと同センターは説明しています。
④ 多くはゆっくり進みます — あわてる必要はありません
同センターは「乳頭がんは、甲状腺がんの中で最も多く、約90%を占めます」「基本的にゆっくりと進行するため、急に命に関わる状況になることはまれです」としています。一方で「未分化がんは、甲状腺がんの中の約1〜2%の割合です。悪性度が高く進行が速い」とも述べています。急ぐべきは「今日中に病院へ」ではなく「先延ばしにしない」です。
⑤ 家族歴が関係することがあります
同センターは発生要因について「甲状腺がんの発生要因は、はっきりと分かっていません」としたうえで、「甲状腺がんは、血縁者に甲状腺がんになった人がいると発生する可能性が高くなると考えられており、特に髄様がんでは遺伝の影響があるといわれています」と述べています。このチェックが家族歴を聞くのはこのためです。
⑥ 受診したら何を調べるのか
同センターは甲状腺がんを「甲状腺にできたしこりを甲状腺結節といい、そのうち悪性のものを甲状腺がんといいます」と定義しています。しこりが良性か悪性かは、診察や検査によって調べます。首のしこりに気づいたときは、同センターの案内どおり、かかりつけ医・耳鼻咽喉科・内分泌科にご相談ください。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
このページの症状・組織型・発生要因・検診の記述は、国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」の甲状腺がんのページによります。症状のページは2023年12月26日、予防・検診のページは2025年4月7日に更新・確認されたものです。救急についての記述は総務省消防庁の冊子『救急車を上手に使いましょう』(令和7年12月発行)によります。甲状腺がん(thyroid cancer)の組織型には乳頭がん(papillary carcinoma)・濾胞がん(follicular carcinoma)・髄様がん(medullary carcinoma)・未分化がん(anaplastic carcinoma)があると同センターは述べています。声のかすれは反回神経(recurrent laryngeal nerve)が甲状腺の裏側を走ることと関係します。なお、このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。当てはまる数が多いことは、がんがあることを意味しません。
甲状腺がんは何科を受診すればいいですか?
国立がん研究センターは「早めにかかりつけ医に相談したり、耳鼻咽喉科や内分泌科を受診しましょう」としています。
首にしこりがあります。がんでしょうか?
同センターは「甲状腺にできたしこりを甲状腺結節といい、そのうち悪性のものを甲状腺がんといいます」としています。しこりのすべてが悪性ではありません。良性か悪性かは検査で調べます。
甲状腺がんの検診はありますか?
同センターは「甲状腺がんについては、現在は指針として定められているがん検診はありません」としています(2025年4月7日更新)。自治体の対策型検診に甲状腺の項目はありません。
声のかすれが続いています
同センターは進行時の症状として嗄声(声のかすれ)を挙げています。甲状腺の裏側には声帯を動かす反回神経があると説明されています。かぜでもないかすれが続くときはご相談ください。
甲状腺がんは進行が速いですか?
同センターは、最も多い乳頭がん(約90%)について「基本的にゆっくりと進行するため、急に命に関わる状況になることはまれです」としています。一方で未分化がん(約1〜2%)は「悪性度が高く進行が速い」としています。
家族に甲状腺がんの人がいます
同センターは「血縁者に甲状腺がんになった人がいると発生する可能性が高くなると考えられており、特に髄様がんでは遺伝の影響があるといわれています」としています。髄様がんについては、治療方針を決めるためにRET遺伝子検査を勧められることがあるとも述べています。
甲状腺がんについて詳しく読む
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くわしい解説は 日本の甲状腺疾患 完全ガイド(兆候・治療・食事) をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
自覚症状がなくても甲状腺がんのことがありますか?
健康診断で見つかりますか?
しこりは自分で触ってわかりますか?
首の痛みだけでも受診したほうがいいですか?
予防する方法はありますか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「甲状腺がん 甲状腺がんについて(更新・確認日:2023年12月26日)」(2026年8月4日参照) 国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス「甲状腺がん 予防・検診(更新・確認日:2025年4月7日)」(2026年8月4日参照) 総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう(令和7年12月発行)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
