慢性膵炎のサイン4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
慢性膵炎の主なサインは「食後の激しい上腹部痛」「原因不明の体重減少」など4つ。済生会(2024年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
「食後の激しい上腹部痛」「原因不明の体重減少」— 済生会が挙げる慢性膵炎のサインに答えるだけ。膵炎が何度も繰り返されて長期間続いている状態です。
チェックを始める9問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
済生会は、慢性膵炎の原因について「最も多い原因はアルコールの飲み過ぎですが、原因を特定できない場合もあります」としています。
済生会は、慢性膵炎の早期診断について「早期慢性膵炎の診断には、内視鏡の先端にエコーが付いている『超音波内視鏡検査』が膵臓に近い胃から観察ができるため適しています」としています。
済生会は、慢性膵炎の進行と膵臓がんの関係について「慢性膵炎は早期の段階で治療を行なえば、進行を阻止し、膵臓がんのリスクを下げることが期待できます」としています。
このページのセルフチェックは、済生会が挙げる慢性膵炎のサインに沿って4つの項目を数え、受診の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
食後数時間の上腹部痛・背部痛、吐き気・嘔吐、下痢や脂肪便・体重減少、糖尿病症状 — 済生会が挙げる慢性膵炎の症状に沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- お酒や脂っこいものを食べた数時間後に、みぞおちから背中に響く痛みが出る
- その痛みとともに吐き気や嘔吐がある
- 下痢や脂肪便、原因不明の体重減少がある
- 糖尿病、または血糖値の異常を新たに指摘された
- 鎮痛剤が効きにくいほどの強い痛みが続いている(この場合は急ぎ受診を)
受診の目安の考え方
① 慢性膵炎は「膵炎が繰り返され、長期間続いている状態」です
済生会は「慢性膵炎(すいえん)とは、膵炎が何度も繰り返されて長期間続いている状態です」としています。「膵臓は胃の背中側にある臓器で、消化酵素を含む膵液や、インスリンなど血糖値を調節するホルモンを分泌しています。膵液が過剰に分泌されて膵管内圧が高まると、膵液は膵臓自体を消化し始め、膵炎を発症します」とし、「膵炎が長期間続くと慢性膵炎になり、膵液が貯留した嚢胞(のうほう)(膵嚢胞)や石(膵石すいせき)ができる人もいます」としています。
② 痛みは「食べた数時間後」に出やすいとされています
済生会は「よくみられるのは上腹部痛と背部痛(みぞおちから背中に通しての痛み)です。アルコールや脂っこいものを食べた数時間後に現れることが多く、吐き気や嘔吐を伴います」としています。このチェックが飲食のタイミングと痛みをあわせて聞くのは、この一文があるためです。
③ 進行すると「痛みが軽くなる」という、意外な経過をたどります
済生会は「慢性膵炎が進行し、膵臓の機能が著しく低下すると痛みは軽くなり、消化不良による下痢や脂肪便、体重減少、糖尿病による症状がみられるようになります」としています。痛みが軽くなったことは、必ずしも良くなったことを意味しないということです。
④ 早期は自覚症状が現れにくいとされています
済生会は「早期の段階では自覚症状が現れにくく、診断されたときには既に進行した状態であることが少なくありません」としています。血液・尿検査については「血中または尿中膵酵素(アミラーゼ、リパーゼなど)値の異常が診断の手がかりとなります。膵臓の機能が保たれている間は膵酵素は上昇しますが、進行して膵臓が硬くなると膵酵素は低下します」としています。
⑤ 治療の第一歩は「禁酒」とされています
済生会は「最も大切なのは、原因を除くことです。大多数の方は飲酒が原因なので、まず禁酒をすることが必須です」としています。「たばこは慢性膵炎を進行させることがわかっているので、禁煙も重要です」とも述べています。
⑥ 頑固な痛みには、内視鏡治療や手術が行われることがあります
済生会は「大変なのは頑固な痛みです。鎮痛剤を常用して、次第に効きが悪くなる場合があります。そうなる前に、腹痛の原因になる膵石があれば、内視鏡治療や衝撃波により体内の結石を破砕する体外衝撃波結石破砕術などの手術を行ないます」としています。また「慢性膵炎が原因で糖尿病(膵性糖尿病)になるとインスリン治療が必要になることが多いです」とも述べています。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
このページの症状・検査・治療の記述は、社会福祉法人恩賜財団 済生会「症状別病気解説」の慢性膵炎のページによります。参照したページには2024.08.07 公開と記載されています。ページ内には解説医師名が記載されていますが、済生会自身により「所属・役職は本ページ公開当時のものです。異動等により変わる場合もあります」との断り書きが付されています。なお、このセルフチェックは慢性膵炎(膵炎が繰り返され長期間続いている状態)についての済生会の解説にもとづくもので、急性膵炎(一度きりの急な発症)についての記載は参照元に含まれていません。このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータも見当たりませんでした。当てはまる数が多いことは、慢性膵炎があることを意味しません。
慢性膵炎は何科を受診すればいいですか?
済生会は「慢性膵炎の疑いがある場合は、専門医のいる病院の受診をお勧めします」「慢性膵炎が心配な方は消化器内科を受診してください」としています。
検査はどんなものを受けますか?
済生会は「血中または尿中膵酵素(アミラーゼ、リパーゼなど)値の異常が診断の手がかりとなります」としたうえで、「腹部超音波やCT・MRIなどの各種画像検査で、慢性膵炎かどうか、膵石や膵嚢胞、膵臓がんの有無について診断します」としています。
お酒をやめれば治りますか?
済生会は「最も大切なのは、原因を除くことです。大多数の方は飲酒が原因なので、まず禁酒をすることが必須です」としています。進行を止めることが目的であり、治療の中心は禁酒・禁煙とされています。
痛みが軽くなったので、もう大丈夫ですか?
済生会は「慢性膵炎が進行し、膵臓の機能が著しく低下すると痛みは軽くなり、消化不良による下痢や脂肪便、体重減少、糖尿病による症状がみられるようになります」としています。痛みが軽くなったことは進行のサインである可能性があります。
膵臓がんとの関係はありますか?
済生会は「慢性膵炎は早期の段階で治療を行なえば、進行を阻止し、膵臓がんのリスクを下げることが期待できます」としています。
糖尿病になったら、治療は変わりますか?
済生会は「慢性膵炎が原因で糖尿病(膵性糖尿病)になるとインスリン治療が必要になることが多いです」としています。
慢性膵炎について詳しく読む
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くわしい解説は 膵炎:病態生理、臨床管理、および日本の医療現場における治療展望の包括的分析 をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
症状が1つもありませんでした。安心してよいですか?
お酒を飲んだ後の腹痛が心配です。すぐ受診すべきですか?
急性膵炎とは違いますか?
膵石があると言われました。どうなりますか?
禁酒すれば進行は止まりますか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
社会福祉法人恩賜財団 済生会「慢性膵炎(2024.08.07 公開)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
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