【科学的根拠に基づく】食事で支える、息吹の力:専門家が徹底解説する肺線維症の栄養ガイド
呼吸器疾患

【科学的根拠に基づく】食事で支える、息吹の力:専門家が徹底解説する肺線維症の栄養ガイド

肺線維症、特にその中で最も頻度の高い特発性肺線維症(IPF)は、肺が硬くなることで呼吸機能が徐々に低下していく進行性の疾患です1。この記事では、国内外の最新の研究データと専門家の知見に基づき、肺線維症と闘う患者さんとそのご家族が、日々の食事を通じて病状の安定化と生活の質の維持を目指すための、包括的かつ実践的な栄養戦略を徹底的に解説します。栄養管理は、薬物療法やリハビリテーションと並ぶ、極めて重要な「治療の一部」です。


この記事の科学的根拠

この記事は、下記に挙げるような、信頼性の高い公的機関のガイドラインや主要な学術論文など、明確な科学的根拠にのみ基づいて作成されています。本文中の各記述は、これらの情報源のいずれかに対応しています。

  • 難病情報センター: 本記事における特発性間質性肺炎(IPF)の基本的な定義や病態に関する記述は、同センターが提供する公的な情報に基づいています1
  • 日本呼吸器学会: 「特発性肺線維症の治療ガイドライン2023」は、サルコペニア(筋肉減少症)への栄養介入の重要性など、日本の臨床現場における最新の治療方針の根拠となっています2
  • 2024年のシステマティックレビューおよびメタアナリシス (Zhang, Y., et al.): 体重減少がIPF患者の死亡リスクを著しく高めるという本記事の重要な指摘は、18,000人以上の患者データを解析したこの大規模研究の結果に基づいています3
  • 2024年の症例報告 (Nishioka, Y., et al.): 栄養療法が抗線維化薬の副作用を乗り越え、治療継続を可能にしたという具体的な事例は、この学術報告によって裏付けられています4

要点まとめ

  • 肺線維症では呼吸に必要なエネルギー消費が激増し、意図しない体重減少や筋肉量の低下(サルコペニア)が生命予後を著しく悪化させる危険因子となります。
  • 栄養管理の基本戦略は「高エネルギー・高たんぱく質」です。特に、筋肉を維持するために、理想体重1kgあたり1.2gから1.5gのたんぱく質摂取が推奨されます。
  • 食事中の息切れや早期満腹感に対しては、食事を1日5~6回に分ける「少量頻回食」が最も有効な対策です。
  • 栄養療法は、抗線維化薬による治療の継続を支え、呼吸リハビリテーションの効果を最大化するための「治療の一部」であり、医療チームとの連携が不可欠です。

肺線維症と栄養:なぜ食事が「治療の一部」と断言できるのか

肺線維症、特に特発性肺線維症(IPF)は、肺胞の壁である間質に炎症や損傷が繰り返され、その修復過程で組織が硬く厚くなる(線維化)ことで、肺の伸縮性が失われ、ガス交換の効率が著しく低下する病気です15。この病態がもたらす最も深刻な影響の一つが、「呼吸仕事量の増大」です。健康な人には無意識の呼吸が、肺線維症の患者さんにとっては多大なエネルギーを要する重労働となり、安静時にさえ身体のエネルギーを大量に消費させます6。この「隠れたエネルギー消費」は、極めて危険な「負のスパイラル」の引き金となります。

まず、呼吸そのものが苦しいため(労作時呼吸困難)、食事という行為自体が息切れを誘発し、食欲が低下します1。一方で身体は呼吸のために大量のエネルギーを消費し続けるため、摂取エネルギーが消費エネルギーに追いつかず、体重減少が始まります6。体重が減少すると、体を支える呼吸筋(横隔膜や肋間筋)までが衰えてしまいます。筋力が低下すると、さらに呼吸が苦しくなり、息切れが悪化し、その息切れがさらなる食欲不振を招くという悪循環に陥ってしまうのです6

この悪循環を断ち切ることこそ、肺線維症における栄養療法の最大の目的です。食事は単なる生命維持活動ではなく、この悪循環に積極的に介入し、病状の安定化を目指す「治療の一部」と断言できます。適切な栄養戦略を理解し実践することは、病気の進行に対して患者さん自身が主体的に取り組める、最も強力な手段の一つなのです。

体重減少とサルコペニア:生命予後を左右する「静かなる敵」との闘い

肺線維症の治療経過において、体重減少と、それに伴う「サルコペニア」は、生命予後を直接的に左右する極めて重大な合併症です。サルコペニアとは、加齢や疾患に伴い、全身の筋肉量と筋力が低下する状態を指します7。近年の研究は、この「静かなる敵」の恐ろしさを明確に示しています。2024年に発表された大規模なシステマティックレビューおよびメタアナリシスでは、18,000人以上のIPF患者のデータを解析した結果、診断時の低いBody Mass Index(BMI)と、経過中の意図しない体重減少が、死亡リスクを著しく高める独立した危険因子であることが科学的に証明されました3。特に、体重減少は死亡リスクを2.74倍に高めるという衝撃的な結果が報告されています3

この問題は、決して一部の患者さんだけのものではありません。複数の研究報告を総合すると、IPF患者の実に4分の3以上(約77%)が何らかの栄養不良状態にあり、3分の1近くがサルコペニアを合併している可能性が示唆されています8。サルコペニアの影響は、呼吸筋の減少を直接引き起こし、肺活量やガス交換能力のさらなる低下を招き、予後を悪化させるのです9。この重要性から、日本呼吸器学会が発行した最新の「特発性肺線維症の治療ガイドライン2023」では、サルコペニアやフレイル(虚弱)に対する栄養学的介入が、重要なクリニカル・クエスチョンとして新たに追加されました2

注意すべきは、過剰な体重、特に腹部の脂肪が横隔膜の動きを物理的に妨げ、かえって呼吸を苦しくさせる可能性があることです6。重要なのは体重計の数字そのものではなく、「体組成」、つまり筋肉と脂肪のバランスです。目指すべきは、生命を支える「筋肉量」をいかに維持し、増やしていくかという点にあります。ご自身の状態を把握するため、国際的に広く用いられているサルコペニアのスクリーニングツール「SARC-F」を基にしたセルフチェックリストをご活用ください。合計点が4点以上の場合はサルコペニアのリスクが高いと考えられますので、主治医に相談することを強く推奨します10

表1: あなたもサルコペニア?自宅でできる5つの質問 (SARC-F)

質問項目 回答と点数
1. 筋力 (Strength)
約4.5kgの物(2Lのペットボトル2本強)を持ち上げたり、運んだりするのが、どれくらい困難ですか?
なし (0点)
少し困難 (1点)
とても困難または不可能 (2点)
2. 歩行補助 (Assistance in walking)
部屋の中を歩いて横切るのが、どれくらい困難ですか?
なし (0点)
少し困難 (1点)
とても困難、補助が必要、または不可能 (2点)
3. 椅子からの立ち上がり (Rise from a chair)
椅子やベッドから起き上がるのが、どれくらい困難ですか?
なし (0点)
少し困難 (1点)
とても困難、補助が必要、または不可能 (2点)
4. 階段昇降 (Climb stairs)
10段の階段を昇るのが、どれくらい困難ですか?
なし (0点)
少し困難 (1点)
とても困難または不可能 (2点)
5. 転倒 (Falls)
この1年間に何回転びましたか?
なし (0点)
1~3回 (1点)
4回以上 (2点)
合計点 0~10点

出典: SARC-F questionnaire10 に基づき作成。合計点が4点以上の場合は、医師への相談が推奨されます。

肺線維症の食事基本戦略:「高エネルギー・高たんぱく」完全実践マニュアル

肺線維症の栄養管理の根幹をなすのは、「高エネルギー・高たんぱく」の食事をいかに実践するかという点です6。これは、増大したエネルギー消費を補い、筋肉の分解を防ぎ、体を維持するために不可欠な戦略です。

たんぱく質:呼吸筋を守るための最重要栄養素

たんぱく質は、呼吸を司る呼吸筋を維持・強化するために極めて重要です9。サルコペニアの状態では、筋肉を合成するためにより多くのたんぱく質が必要となり、専門家の間では体重1kgあたり1.2gから1.5gの摂取が推奨されています7。例えば、理想体重が60kgの方であれば、1日に72gから90gのたんぱく質を目指すことになります。この目標を達成するためには、肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品といった高たんぱく質食品を、毎日の食事に意識的に取り入れる必要があります11。特に高齢者では、一度に大量に摂るよりも、朝・昼・夕の3食と間食でこまめに補給することが効果的です12

表2: 毎日の食事に「たんぱく質」を賢く追加する具体例

いつもの食事 たんぱく質アップの工夫
朝食: トーストとコーヒー チーズトーストにする、ゆで卵やヨーグルトをプラスする12
昼食: かけうどん 肉うどんにする、卵や油揚げ、かまぼこをトッピングする。
夕食: ご飯と梅干し ご飯のお供をしらす干しや鮭フレークに変える12
間食: ようかん、せんべい 牛乳、ヨーグルト、プリン、チーズ、豆乳などを選ぶ。

エネルギー:効率的にカロリーを確保する技術

呼吸仕事量の増大により、患者さんの体は常にエネルギー不足に陥りやすい状態です。食事の「かさ」を増やさずに効率よくエネルギーを摂取するには、1gあたりのカロリーが最も高い脂質の活用が鍵となります12。日本の専門医療機関でも、炒め物や揚げ物を取り入れたり、マヨネーズやドレッシングを活用したり、汁物を豚汁やポタージュにしたりといった工夫が推奨されています11。また、消化吸収が早いMCTオイル(中鎖脂肪酸油)をスープや飲み物に混ぜるのも、手軽にカロリーアップできる有効な方法です13

表3: 無理なく「エネルギー」を補給する調理の工夫

工夫のポイント 具体的な実践例
調理法を変える 焼く・茹でる → 炒める・揚げる(例:焼き魚をムニエルに)12
「ちょい足し」をする 出来上がった料理に油やマヨネーズをかける。コーヒーに牛乳やクリームを加える12
食品を選ぶ 鶏むね肉 → 鶏もも肉、赤身魚 → 脂ののった魚(サバ、ブリなど)。
汁物を変える 澄まし汁 → ポタージュ、豚汁、シチューなど、具沢山でコクのあるものに12
MCTオイルを使う スープ、味噌汁、ヨーグルト、飲み物などに小さじ1杯から混ぜてみる13

症状別の食事対策:息切れ、食欲不振、早期満腹感を乗り越えるプロの技

日々の症状が「高エネルギー・高たんぱく」の実践を阻むことがあります。ここでは、患者さんが直面する3つの大きな壁に対する具体的な解決策を提示します。これら3つの問題を同時に解決しうる「黄金律」とも言える戦略が、食事を1日5~6回に分けて摂る**「少量頻回食」**です11

息切れして食べられない時

  • 食事の前に休息をとる: 始める前に椅子に座って数分間休み、呼吸を整えましょう6
  • ゆっくり、よく噛んで食べる: 早食いは呼吸のリズムを乱します。一口ずつ時間をかけて食べることが大切です6
  • 少量頻回食を徹底する: 一度にたくさん食べようとせず、食事を小分けにすることで、疲労と息切れを軽減します11

食欲がない、吐き気がする時

  • 無理に食べない: 食欲がある時に食べるようにしましょう14
  • 温度や香りを工夫する: 温かい料理の匂いが辛い場合は、冷たい茶碗蒸しやそうめん、フルーツのシャーベットなど、のどごしが良くあっさりした料理を試しましょう1415
  • 香辛料を活用する: ショウガには吐き気を抑える作用があるとされ、料理のアクセントに使うのも一案です14

すぐにお腹がいっぱいになってしまう時

  • 食べる順番を工夫する: まず最も栄養価の高い主菜(肉や魚)から手をつけるようにしましょう6
  • 水分は食後・食間に: 食事中に水分を多く摂ると胃が膨れてしまうため、水分補給は食事と食事の間に摂るのが賢明です6
  • 栄養補助食品をデザート代わりに: 食後に少量で高カロリーな飲料やゼリータイプの栄養補助食品をプラスするのも非常に有効です16

併存疾患と副作用の管理:逆流性食道炎(GERD)と薬物治療への対応

逆流性食道炎(GERD)との付き合い方

胃酸が食道へ逆流するGERDは、IPFの危険因子の一つであり、非常に多くの患者さんが合併しています1。GERDの食事療法では、脂肪分の多い食事や香辛料の強いものなどを避けることが推奨されますが17、これは「高エネルギー」戦略と矛盾することがあります。このジレンマを解決するには、揚げ物などを避け、魚の油やオリーブオイルといった「良質な脂質」を少量ずつ取り入れる、炭水化物でエネルギーを補うなどのきめ細やかなアプローチが必要です。

薬物治療を支える栄養管理

IPFの進行を遅らせる抗線維化薬(ピルフェニドン、ニンテダニブ)は、食欲不振や吐き気、下痢といった消化器系の副作用が出ることがあります4。副作用によって食事が摂れなくなり体重が減少すると、治療の継続そのものが困難になることがあるため、栄養管理の役割は決定的です。実際に、ニンテダニブの副作用で服薬を中断した71歳の日本人男性患者が、管理栄養士による集中的な栄養療法を受けた結果、体重が回復し、無事に治療を再開できたという症例が学術誌に報告されています4。この事例は、栄養管理が薬物治療を継続するための「土台」であることを力強く示しています。

チーム医療で支える療養生活:専門家との連携と呼吸リハビリテーション

栄養療法を成功させるためには、医師、管理栄養士、理学療法士などからなる「医療チーム」との連携が不可欠です。特に、栄養の専門家である管理栄養士との連携は極めて重要で9、専門的な栄養指導は多くの場合、医療保険の適用となります13

栄養療法と車の両輪をなすのが**「呼吸リハビリテーション」**です1。運動によって筋肉を増やす「需要」が生まれても、その材料となるたんぱく質やエネルギーが供給されなければ、筋肉は作られません。専門家の間では**「栄養食事療法は呼吸リハビリテーションの入り口である」**とさえ言われています18。サルコペニアに対する最も効果的な治療法は、栄養療法と運動療法を組み合わせることなのです7。適切な栄養状態を維持することは、他のすべての治療を支える「縁の下の力持ち」であり、治療全体の成否を左右する要石と言えるでしょう。

最新エビデンスの光:未来の栄養療法と希望

肺線維症の栄養療法に関する研究は日々進歩しています。ここでは、将来の治療に希望をもたらす新たな知見の一部を紹介します。ただし、これらはまだ研究段階の情報であり、実際の食事に取り入れる際は、必ず主治医や管理栄養士に相談してください。

  • 微量栄養素の可能性: 特にビタミンDは筋肉の維持に不可欠であり、その欠乏はサルコペニアのリスクを高めることが知られています7。IPF患者においてビタミンDの不足が予後不良と関連するという報告もあります14
  • 特定の食品と食習慣の役割: 最新の遺伝統計学的研究(メンデルランダム化解析)により、脂ののった魚やヨーグルトの摂取がIPFの発症リスクを低下させる可能性、一方で牛肉やビールなどがリスクを高める可能性が示唆されています19。これはリスクに関する研究であり、治療効果を示すものではありません。
  • 食品に含まれる生理活性物質: 玉ねぎに含まれるケルセチン、ウコンのクルクミン、ブドウのレスベラトロールといった「生理活性物質」が、線維化を抑制する可能性について活発な研究が進められています20

よくある質問

なぜ肺線維症では、太り気味でも危険な場合があるのですか?

重要なのは体重の数字ではなく、筋肉と脂肪のバランスである「体組成」です。体重が多くても筋肉が減って脂肪が増えている「サルコペニア肥満」という状態では、呼吸筋が弱っている一方で、腹部の脂肪が横隔膜の動きを物理的に妨げ、かえって呼吸を苦しくさせてしまう可能性があります6。目指すべきは単なる体重の増減ではなく、筋肉量を維持・向上させることです。

食欲がない時、栄養補助食品だけで済ませても良いですか?

栄養補助食品は、食事が十分に摂れない時に、少量で効率よくエネルギーやたんぱく質を補給できる非常に有効な手段です16。しかし、食事の基本は、様々な食品からバランス良く栄養を摂ることです。栄養補助食品はあくまで「補助」として活用し、食欲がある時にはできるだけ通常の食事を摂るよう心がけましょう。どのような製品が自分に合っているかについては、主治医や管理栄養士に相談することが重要です。

ビタミンDのサプリメントを摂った方が良いですか?

IPF患者さんにおいてビタミンDの不足が予後不良と関連する可能性が報告されており、注目されている栄養素です14。しかし、自己判断でサプリメントを摂取することは推奨されません。ビタミンDが不足しているかどうかは血液検査で確認できますし、過剰摂取による健康被害のリスクもあります。サプリメントの利用を考える場合は、必ず事前に主治医に相談してください。

結論

肺線維症は、根治が難しい厳しい疾患であることは事実です。しかし、本稿で詳述してきたように、「栄養」は、患者さん自身が主体的に、そして積極的に病と向き合うための極めて強力な武器となります。食事は、単に空腹を満たすためのものではありません。それは、息切れと体重減少の悪循環を断ち切り、サルコペニアという静かなる敵と闘い、そして重要な治療の効果を最大限に引き出すための、積極的な「治療行為」です。

日々の食事の工夫は、時に困難を伴うかもしれません。しかし、その一つ一つの選択が、ご自身の体を内側から支え、呼吸を楽にし、生活の質を維持するための力となります。医療チームと手を取り合い、最新の知識を希望に変えながら、確かな一歩を踏み出すことが大切です。この記事が、その一歩を踏み出すための確かな道標となることを心から願っています。まずは、難しく考えすぎずに、できることから始めてみましょう。今日から、毎回の食事に『もう一品』たんぱく質を加えてみませんか?ゆで卵一つ、ヨーグルト一つ、冷奴一丁でも構いません。その小さな一歩が、あなたの息吹を支える大きな力になります。

免責事項本記事は情報提供を目的としたものであり、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康上の懸念や治療に関する決定については、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 難病情報センター. 特発性間質性肺炎(指定難病85) [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.nanbyou.or.jp/entry/156
  2. 日本呼吸器学会, 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業「びまん性肺疾患に関する調査研究」班. 特発性肺線維症の治療ガイドライン2023(改訂第2版). 東京: 南江堂; 2023. Available from: https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524234080/
  3. Zhang Y, Li H, Wang J, Zhang Y, Gao J. Body Mass Index and Weight Loss as Risk Factors for Poor Outcomes in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: A Systematic Review and Meta-Analysis. Pulm Med. 2024;2024:6649725. doi:10.1155/2024/6649725. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10836485/
  4. Nishioka Y, Tani T, Kushima H, Ishii H. Beneficial Impact of Nutritional Therapy on Idiopathic Pulmonary Fibrosis. Cureus. 2024;16(3):e55934. doi:10.7759/cureus.55934. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11889364/
  5. 日本呼吸器学会. 間質性肺炎(肺線維症) [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://j-breath.jp/byo-ki/ips.html
  6. 明石医療センター 呼吸器内科. 間質性肺炎ハンドブック 2025 [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.amc1.jp/departments/diagnosis/kokyukinaika/img/kanshitsuseihaien.pdf
  7. 再春館製薬所. サルコペニア治療は「食事」と「運動」の 2つ!治療法や治療薬・受診科を解説 [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.saishunkan.co.jp/lashiku/health-care/body/sarcopenia-medical-treatment/
  8. Gual-Grau A, Martinez-Perez A, Buque-Polo A, et al. Malnutrition, Sarcopenia, and Malnutrition Sarcopenia Syndrome in Idiopathic Pulmonary Fibrosis. J Clin Med. 2024;14(1):11. doi:10.3390/jcm14010011. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40558110/
  9. Nishiyama O, Yamazaki R, Sano H, et al. Association of sarcopenia with basic activities of daily living and dyspnea-related limitations in patients with interstitial lung disease. Sci Rep. 2024;14(1):11422. doi:10.1038/s41598-024-62283-7. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40083499/
  10. Sheehy R, Kolb M. Sarcopenia in interstitial lung disease. Eur Respir Rev. 2024;33(172):240019. doi:10.1183/16000617.0019-2024. Available from: https://www.researchgate.net/publication/386437219_Sarcopenia_in_interstitial_lung_disease
  11. 東邦大学医療センター大森病院 間質性肺炎センター. 健康を保つための栄養摂取について [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/ip/patient/nutrition.html
  12. Tsuruoka Central Hospital. 第34回 公開医療講座 #6 第2部「間質性肺炎の食事について」管理栄養士 岩田 雅美 [インターネット]. YouTube; 2022. Available from: https://www.youtube.com/watch?v=SL8Ox8oOSFE
  13. 日本赤十字社医療センター. 間質性肺炎センター [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.med.jrc.or.jp/hospital/clinic/tabid/883/Default.aspx
  14. Leong A, Ghazal A, Al-Hammadi N, et al. Nutrition in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis: Critical Issues Analysis and Future Research Directions. Nutrients. 2020;12(5):1259. doi:10.3390/nu12051259. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7231241/
  15. ベーリンガーインゲルハイム. 間質性肺疾患患者さんへの栄養指導の実施意義(静止画) [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://pro.boehringer-ingelheim.com/jp/product/ofev/significance-of-nutritional-guidance-for-ild-patients
  16. 東邦大学. 間質性肺炎・肺線維症の栄養療法 ~痩せには要注意~ [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/ip/studygroup/k13djp00000001hn-att/k13djp00000001sx.pdf
  17. ユビー. 間質性肺炎の場合、食べてはいけないものはありますか? [インターネット]. [引用日: 2025年7月3日]. Available from: https://ubie.app/byoki_qa/clinical-questions/5d1__alla_8
  18. 石川朗, 神戸リハビリテーション福祉専門学校. 管理栄養士のための呼吸ケアとリハビリテーション 第2版. 中山書店; 2020. Available from: https://www.nakayamashoten.jp/sample/pdf/978-4-521-74745-3.pdf
  19. Liu X, Wang Y, Xu W, Zhang C. Causal associations between dietary intake and idiopathic pulmonary fibrosis: A two-sample Mendelian randomization study. Front Nutr. 2023;10:1329244. doi:10.3389/fnut.2023.1329244. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10768076/
  20. Scicchitano F, Ruga S, Orman M, et al. Insights into the Role of Bioactive Food Ingredients and the Microbiome in Idiopathic Pulmonary Fibrosis. Int J Mol Sci. 2020;21(18):6733. doi:10.3390/ijms21186733. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7503951/
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ