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肝臓がんのリスク要因4つ|定期検査の目安が60秒でわかるセルフチェック

肝臓がんの主なリスク要因は「健診の腹部エコーを受けていない」など4つ。済生会(2020年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。

「健診の腹部エコーを受けていない」「B型・C型肝炎ウイルスの感染がある」「長期の大量飲酒」——済生会が原因として挙げる項目に答えるだけ。肝細胞がんは「がんが進行するまで大部分が無症状です」とされ、気づくきっかけは定期検査だけのことがあります。

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8問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。

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済生会は、肝細胞がんの主な原因について「うち約90%はB型肝炎・C型肝炎ウイルスによります」と説明しています。

済生会によれば、全国統計(2019年)で肝細胞がんの手術後の5年生存率は62.8%、10年生存率は40.3%と報告されています。

済生会は「肝細胞がんでは、がんが進行するまで大部分が無症状です」とし、早期発見には定期的な健康診断が重要だとしています。

このページのセルフチェックは、済生会が挙げる肝細胞がんの主な原因(ウイルス性肝炎・大量飲酒・脂肪肝など)に沿って、定期検査の目安を出します。

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このセルフチェックでわかること

ウイルス性肝炎の感染・長期の大量飲酒・脂肪肝・喫煙——済生会が原因として挙げる項目に沿って当てはまる数を数え、定期検査の目安を確認できます。診断ではありません。

こんな症状のときに使えます

  • B型肝炎・C型肝炎ウイルスの感染がある、または肝硬変と診断されている
  • 長期間、大量にお酒を飲んでいる
  • お酒を飲まなくても脂肪肝を指摘されたことがある
  • 健診で腹部超音波検査を受けていない期間が長い
  • 喫煙している、または受動喫煙が多い

受診の目安の考え方

① 肝臓がんの9割は「肝細胞がん」で、原因の約9割はウイルス性肝炎です

済生会は「肝臓はお腹の右上にあり、大部分は右肋骨に覆われています。成人の肝臓の重さは約1,000gと、身体の中では最も大きな臓器です」としたうえで、「原発性肝がんには、肝細胞から発生する肝細胞がんと、胆管細胞ががん化する肝内胆管がんがあり、そのうち約95%を占めるのが肝細胞がんです」とし、「肝細胞がんの主な原因は、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)などによる慢性的な炎症(慢性肝炎)です。うち約90%はB型肝炎・C型肝炎ウイルスによります」と説明しています。

② 炎症が続くと、肝硬変を経てがんが発生します

済生会は「ウイルス感染が長期にわたり、肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、やがて肝臓が硬くなり、肝硬変になります。その過程で、がん細胞を増殖させる『がん遺伝子』や、本来は細胞のがん化をおさえる役割をもつ『がん抑制遺伝子』が影響を受けて、遺伝子の突然変異が積み重なり、肝細胞がんが発生します」としています。

③ お酒を飲まなくても、脂肪肝からがんが発生することがあります

済生会は「長期かつ大量の飲酒による肝細胞の障害でも、遺伝子異常が起こります。さらに、アルコール摂取がない場合でも、中性脂肪が蓄積する脂肪肝があると肝臓に炎症が起こり、がんが発生します」としています。また「近年、肝炎ウイルス治療の進歩によって、ウイルス性肝炎が原因の肝細胞がんは減少傾向ですが、非アルコール性脂肪性肝疾患が原因の肝細胞がんは、増加傾向にあります」とも述べています。

④ 「進行するまで、ほとんど症状が出ません」

済生会は「肝細胞がんでは、がんが進行するまで大部分が無症状です。ウイルス感染の早期発見は重要で、そのためには定期的な健康診断を受けることが大切です」としています。症状で気づくことを期待できないのが、この病気の特徴です。

⑤ 3〜6カ月ごとの定期検査が、早期発見のポイントです

済生会は「B型肝炎やC型肝炎ウイルスに感染がある場合、またウイルス感染がなくても肝硬変と診断された場合には、3〜6カ月間隔での定期的検査(血液検査・腹部超音波検査等)を受けることが勧められています。定期検査で異常を認めた場合には、造影剤を用いたCT、MRI、超音波検査を行なうことで、診断することができます」としています。

⑥ ウイルス性肝炎の治療は、発がんの予防につながります

済生会は「B型肝炎はワクチン接種によって感染予防が可能です。ただし、B型肝炎による肝細胞がんの発症は減少していません。B型肝炎由来の発がん予防には、ウイルスの増殖をおさえる核酸アナログ製剤での肝炎の治療が推奨されています」とし、「C型肝炎ウイルスを身体の中から排除する抗ウイルス療法は大変効果があり、発がんを抑制できる可能性があります」としています。

⑦ 出どころについて

このページの記述は、社会福祉法人恩賜財団済生会「症状別病気解説」の肝臓がんのページ(2020年6月17日公開)によります。このセルフチェックの結果が実際のがんの有無や検査結果とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。当てはまる数が多いことは、がんがあることを意味しません。

肝臓がんはどんな検査で見つかりますか?

済生会は「定期検査で異常を認めた場合には、造影剤を用いたCT、MRI、超音波検査を行なうことで、診断することができます」としています。日頃の早期発見のポイントは血液検査と腹部超音波検査です。

転移性肝がんと、肝細胞がんはどう違いますか?

済生会は「肝臓がん(肝がん)は、肝臓から発生する原発性肝がんと、ほかの臓器にできたがんが肝臓に移る転移性肝がんに分けられます。このうち最も多くみられるのは、転移性肝がんです」としています。このページは、原発性肝がんのうち約95%を占める肝細胞がんについて解説しています。

肝臓がんの治療法にはどんな選択肢がありますか?

済生会は治療法として「①外科切除、②肝移植、③ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法、④肝動脈化学塞栓療法(TACE)、⑤肝動注化学療法、⑥放射線治療、⑦薬物療法」を挙げ、「病気の進行度と肝機能を評価して、最適の治療法を選択していきます」としています。

手術後、再発することはありますか?

済生会は「肝細胞がんでは術後5年が経過しても、肝臓の慢性炎症や肝硬変の状況次第では、新たにがんが発生することがあり、注意が必要です」としています。

がんを防ぐための生活習慣はありますか?

済生会は、がん研究振興財団による「がんを防ぐための新12か条」を紹介しており、「タバコは吸わない」「他人のタバコの煙をできるだけ避ける」「お酒はほどほどに」「バランスのとれた食生活を」「塩辛い食品は控えめに」「野菜や果物は不足にならないように」「適度に運動」「適切な体重維持」「ウイルスや細菌の感染予防と治療」「定期的ながん検診を」「身体の異常に気がついたら、すぐに受診を」「正しいがん情報でがんを知ることから」の12項目が挙げられています。

C型肝炎の抗ウイルス薬は、肝臓がんの予防に役立ちますか?

済生会は「C型肝炎ウイルスを身体の中から排除する抗ウイルス療法は大変効果があり、発がんを抑制できる可能性があります」としています。

肝臓がんについて詳しく読む

くわしい解説は 肝臓がんのすべて:原因・症状から最新治療法、日本の医療制度まで徹底解説 をご覧ください。

結果に関わらず、すぐに救急を考える症状

こんなときは、結果に関わらずすぐに救急要請(119)を
  • 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
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  • 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
  • ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
  • 大量の出血、吐血・下血が続く
判断に迷うときは救急安心センター事業「#7119」(対応地域)に、15歳未満のお子さんについては子ども医療電話相談「♯8000」(主に休日・夜間)にご相談ください。

よくある質問

肝臓がんに初期症状はありますか?
済生会は「肝細胞がんでは、がんが進行するまで大部分が無症状です。ウイルス感染の早期発見は重要で、そのためには定期的な健康診断を受けることが大切です」としています。症状での早期発見は難しいとされています。
健康診断のどの検査で分かりますか?
済生会は、B型肝炎・C型肝炎ウイルスの感染がある場合や肝硬変と診断された場合について「3〜6カ月間隔での定期的検査(血液検査・腹部超音波検査等)を受けることが勧められています」としています。「定期検査で異常を認めた場合には、造影剤を用いたCT、MRI、超音波検査を行なうことで、診断することができます」ともしています。
お酒を飲まなければ大丈夫ですか?
済生会は「アルコール摂取がない場合でも、中性脂肪が蓄積する脂肪肝があると肝臓に炎症が起こり、がんが発生します」としています。飲酒の有無だけでは判断できません。
B型肝炎ウイルスに感染していますが、ワクチンを打てば発がんは防げますか?
済生会は「B型肝炎はワクチン接種によって感染予防が可能です。ただし、B型肝炎による肝細胞がんの発症は減少していません」としています。既に感染している場合は、核酸アナログ製剤での治療が推奨されています。
手術をすれば治りますか?
済生会によれば、全国統計(2019年)で手術を行なった場合の5年生存率は62.8%、10年生存率は40.3%と報告されています。また「肝細胞がんでは術後5年が経過しても、肝臓の慢性炎症や肝硬変の状況次第では、新たにがんが発生することがあり、注意が必要です」ともしています。
料金や会員登録は必要ですか?
無料で、会員登録は必要ありません。回答内容をアカウントに保存したり、第三者に渡したりすることはありません。
結果はどのくらい信頼できますか?
これは診断ではなく、当てはまった項目から定期検査の目安を機械的に示すものです。肝臓がんの有無を判定することはできません。済生会は「肝細胞がんは、正常な肝臓から発生することは少なく…慢性炎症が起こっている細胞から発生することが多い」としており、リスク要因の有無を知ることが定期検査の入口になります。

参考にした情報

社会福祉法人恩賜財団 済生会「肝臓がん (公開日:2020年6月17日)」(2026年8月4日参照)

最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、 医療機関にご相談ください。

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