脂質異常症のチェック項目7つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
脂質異常症の主なチェック項目は7つ。国立循環器病研究センター(2022年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
脂質異常症には自覚症状がありません。だから健診の数値とリスク因子で確かめます。LDL140・HDL40・中性脂肪150 — 国立循環器病研究センターが示す線に照らして、受診の目安がわかります。
チェックを始める10問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
国立循環器病研究センターは脂質異常症の診断基準(早朝空腹時採血)として、高LDLコレステロール血症はLDLコレステロール140mg/dL以上、境界域高LDLコレステロール血症は120〜139mg/dL、低HDLコレステロール血症はHDLコレステロール40mg/dL未満、高トリグリセライド血症は中性脂肪150mg/dL以上と示しています(最終更新日:2022年10月14日、2012年動脈硬化ガイドラインより改変と注記)。
日本動脈硬化学会は「トリグリセライドが高いことは、動脈硬化性疾患の発症リスクを高めることが知られています。また、著明(空腹で500mg/dL以上)な高値は急性膵炎のリスクでもあります」としています。
同学会は高血圧について「サイレントキラーとも呼ばれ、自覚症状がほとんどない病気です」とし、家庭血圧の平均値が135/85mmHg以上なら内科の受診を勧めています。
このページのセルフチェックは、健診の数値とリスク因子8項目を数え、受診の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
LDL・HDL・中性脂肪・血圧・喫煙・持病・運動 — 国立循環器病研究センターの診断基準と日本動脈硬化学会が挙げるリスク因子に沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- LDLコレステロールが140mg/dL以上と言われた
- HDLコレステロールが40mg/dL未満と言われた
- 中性脂肪が150mg/dL以上と言われた(空腹時500mg/dL以上は急性膵炎のリスク)
- 血圧が140/90mmHg以上(家庭で135/85mmHg以上)
- たばこを吸う、糖尿病・慢性腎臓病がある
- 強い胸の痛みや、片側の手足が動かない(この場合は救急)
受診の目安の考え方
① 脂質異常症には自覚症状がありません — だから「症状チェック」ができない病気です
このページだけは、症状を数えていません。数えているのは健診の数値とリスク因子です。国立循環器病研究センターは脂質異常症を「悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、などの状態を示す病気」と定義しています。血液検査でしか分からない病気を、症状で探そうとすると必ず見落とします。もし健診の数値をお持ちでなければ、それ自体がこのチェックの答えです — まず測ってください。
② 3つの線(140・40・150)
国立循環器病研究センターは診断基準(早朝空腹時採血)として、高LDLコレステロール血症=LDLコレステロール140mg/dL以上、境界域高LDLコレステロール血症=120〜139mg/dL、低HDLコレステロール血症=HDLコレステロール40mg/dL未満、高トリグリセライド血症=中性脂肪150mg/dL以上を示しています(最終更新日:2022年10月14日)。⚠ 同ページはこの表について「2012年動脈硬化ガイドラインより改変」と注記しています。最新の学会ガイドラインでの扱いは、主治医または日本動脈硬化学会の資料でご確認ください。
③ 中性脂肪だけは、急性膵炎という別の危険があります
日本動脈硬化学会は「トリグリセライドが高いことは、動脈硬化性疾患の発症リスクを高めることが知られています。また、著明(空腹で500mg/dL以上)な高値は急性膵炎のリスクでもあります」としています。動脈硬化は何十年もかけて進みますが、急性膵炎はそうではありません。このチェックが500mg/dL以上を別枠で聞くのはこのためです。
④ 「LDLが高い=すぐ薬」ではありません
同学会は「リスクが高い人では、LDLコレステロールをより低い目標値にコントロールすることで、動脈硬化性疾患の発症予防につながることが明らかになっています。既に狭心症や心筋梗塞をもっている人は特に高リスクであり、糖尿病や高血圧、慢性腎臓病などの疾患や、喫煙もリスクを高めます」とし、同時に「逆に、リスクの低い人ではLDLコレステロールが多少高くても薬物療法を必要としないことが多いです」としています。同じ数値でも、持病と喫煙で意味が変わります。このチェックが持病と喫煙を聞くのはこのためです。
⑤ HDLが高くても、LDLの高さは打ち消せません
同学会は「LDLコレステロールやトリグリセライドが高値である場合に、HDLコレステロールが高ければ動脈硬化性疾患発症のリスクをキャンセルできると考えるのは間違いです。LDLコレステロールが高い場合やトリグリセライドが高い場合には、HDLコレステロールが正常の人と同じように対処する必要があります」と明記しています。また「日本人でHDLコレステロールが高い人の多くがCETP欠損という体質によるものと考えられており、動脈硬化性疾患のリスクが低いということではなさそうです」とも述べています。
⑥ 運動の量にも、学会が挙げる具体的な目標があります
同学会はHDLコレステロールが低い場合について「特に運動療法はHDLコレステロールを上昇させる効果があるため、ウォーキングやベンチステップ運動など中強度の有酸素運動を中心とした運動療法を1日30分、週3回以上を目標に行います」としています。中性脂肪については「食事療法では炭水化物摂取比率とアルコール摂取を減らすことが有効であり、糖質を含む菓子や飲料、果物などとアルコールの摂取を減らします」としています。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
診断基準の数値は国立研究開発法人 国立循環器病研究センターの「脂質異常症」ページ(最終更新日:2022年10月14日)によります。同ページは表について「2012年動脈硬化ガイドラインより改変」と注記しており、⚠ より新しい学会ガイドラインでの扱いは確認できていません。リスク因子・治療方針・運動量の記述は一般社団法人 日本動脈硬化学会の一般向けページ「健康診断で異常を言われたら?」によります。⚠ このページには公開日・更新日の記載が見当たりませんでした。血圧の基準(140/90mmHg、家庭血圧135/85mmHg)も同ページによります。救急についての記述は総務省消防庁の冊子『救急車を上手に使いましょう』(令和7年12月発行)によります。脂質異常症(dyslipidemia)はLDLコレステロール(low-density lipoprotein cholesterol)・HDLコレステロール(high-density lipoprotein cholesterol)・トリグリセライド(triglyceride)で評価します。なお、このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータは見当たりませんでした。
脂質異常症は何科を受診すればいいですか?
内科です。日本動脈硬化学会は高血圧について、家庭血圧の平均値が135/85mmHg以上なら「内科の受診をお勧めいたします」としています。循環器内科でも相談できます。
脂質異常症に症状はありますか?
国立循環器病研究センターの説明は血液中の脂質の状態についてのものであり、自覚症状を挙げていません。健診の血液検査で分かる病気です。
LDLコレステロールはいくつから高いのですか?
国立循環器病研究センターは高LDLコレステロール血症を140mg/dL以上、境界域を120〜139mg/dLとしています(早朝空腹時採血、最終更新日2022年10月14日)。
中性脂肪が高いと言われました
国立循環器病研究センターは150mg/dL以上を高トリグリセライド血症としています。日本動脈硬化学会は「著明(空腹で500mg/dL以上)な高値は急性膵炎のリスクでもあります」としたうえで、「トリグリセライドは食事・運動療法により大きな低下が期待できます」とも述べています。
善玉コレステロールが高いのですが、良いことですか?
日本動脈硬化学会は「HDLコレステロールが正常より高い場合にリスクが下がるとは限らないようです」とし、日本人でHDLが高い人の多くはCETP欠損という体質と考えられていると説明しています。
薬を飲まないといけませんか?
同学会は「リスクの低い人ではLDLコレステロールが多少高くても薬物療法を必要としないことが多いです」とし、食事療法の効果が十分でない場合に薬物療法を併用すると説明しています。判断は主治医とご相談ください。
脂質異常症について詳しく読む
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くわしい解説は 脂質異常症(高脂血症)完全ガイド|診断基準・食事・運動・薬 をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
健診を受けていません。どうすればいいですか?
食事だけで下げられますか?
お酒は関係ありますか?
たばこはコレステロールと関係ありますか?
どのくらい運動すればいいですか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
国立研究開発法人 国立循環器病研究センター「脂質異常症(最終更新日:2022年10月14日/診断基準は「2012年動脈硬化ガイドラインより改変」と注記)」(2026年8月4日参照) 一般社団法人 日本動脈硬化学会「健康診断で異常を言われたら?(一般の皆さまへ)※公開日・更新日の記載なし」(2026年8月4日参照) 総務省消防庁「救急車を上手に使いましょう(令和7年12月発行)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
