前立腺がんの早期発見ポイント4つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
前立腺がんの主な早期発見ポイントは「50歳以上か」など4つ。済生会(2016年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
「50歳以上か」「家族に前立腺がんの人がいるか」「PSA検査を受けているか」— 済生会が前立腺がんの早期発見のポイントとして挙げる内容に答えるだけ。前立腺がんそのものの自覚症状についての記載はなく、気づくきっかけはPSA検査です。
チェックを始める7問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
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※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
済生会は前立腺がんについて「日本における近年の統計では、部位別がん死亡数の第5位(2013年)、部位別がん罹患数の第3位(2010年)と急速に増加しています」と説明しています。
済生会は「前立腺がんには、ラテントがんという病態があります…加齢とともに増加し50歳以上の20~30%に認められます」としています。
済生会は「PSA値が1.0以下の人は3年に1度、それ以上の人は毎年の検査をおすすめします」としています。
このページのセルフチェックは、済生会が挙げる前立腺がんの早期発見のポイントに沿って4つの項目を数え、受診の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
年齢、家族歴、PSA検査の受診状況、食生活・喫煙 — 済生会が前立腺がんの早期発見のポイント・予防の基礎知識として挙げる内容に沿って当てはまる数を数え、受診の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- 50歳以上でPSA検査を受けたことがない
- 直系家族(親・兄弟)に前立腺がんの人がいる
- PSA値が1.0を超えていたのに1年以上検査を受けていない
- 乳製品・カルシウム・肉類を多くとる、または喫煙している
- 医師から「転移がある」「効果が乏しくなった」と言われている(この場合は早めの受診が必要です)
受診の目安の考え方
① 前立腺がんはこんな病気です
済生会は「前立腺がんとは、前立腺の細胞がなんらかの原因によって無秩序に自己増殖を起こす病気です。前立腺は男性生殖器の一つで、膀胱の下にあります。前立腺の大きさは15~20gのクルミ大で、その中を尿道が走っています。精液の一部で、精子を活性化させる働きのある前立腺液を分泌しています」と説明しています。
② 50代以降に増え、急速に増加しているがんです
済生会は「前立腺がんは、数ある泌尿器がんの中で最も重要ながんです。日本における近年の統計では、部位別がん死亡数の第5位(2013年)、部位別がん罹患数の第3位(2010年)と急速に増加しています。特徴としては、50歳以上の比較的高齢男性に発症することと、男性ホルモン依存性(男性ホルモンががんの増殖に関係している)であるということが挙げられます」としています。
③ 進行はゆるやかですが、時間とともに段階が進みます
済生会は「一般的に、前立腺がんの進行はゆるやかです。15~20年かけて、局所限局がん→局所進行がん→転移がん→ホルモン不応がん→死亡へ進行すると考えられています。進行が進むほど速度が速まるため、どの時点で治療に介入するかが重要になってきます」としています。また「前立腺がんには、ラテントがんという病態があります。これは他の病気で死亡後に解剖によって初めて確認されるがんで、加齢とともに増加し50歳以上の20~30%に認められます」とも述べています。
④ 確定診断は針生検で行われます
済生会は「前立腺がんの確定診断は、針生検(太い針を刺して組織の一部を切り取って調べる検査)によりがん細胞を証明することで行います。前立腺原発の悪性腫瘍は、大半が腺がんです。尿路上皮がん、小細胞がんなど特殊な組織型のがんも発生することがあります」としています。
⑤ 治療法は大きく4つ、進行すると去勢抵抗性への対応が重要になります
済生会は治療法について「大きく分けて以下の4つがあります。1.PSA監視療法:ある種の条件を満たす場合、定期的にPSA検査などをして経過を見る方法 2.手術療法:開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット手術などがあり、勃起神経を温存する手術も行われている 3.放射線療法:外照射(多くは強度変調放射線療法)、密封小線源など 4.ホルモン療法:一般的には、完全アンドロゲン遮断療法が行われる」としています。さらに「去勢抵抗性前立腺がんに対する治療が、前立腺がんの生命予後に最も重要です。これに対しては、現在、抗がん剤(ドセタキセル、カバジタキセル)、新規ホルモン療法薬(アビラテロン、エンザルタミド)などがあり予後改善が期待できます」と述べています。なお「治療に伴い有害事象が発生すことがあります。例えば、手術療法では術後尿失禁、放射線療法では直腸膀胱障害、ホルモン療法では更年期様症状や筋力低下などを引き起こす可能性があります」とも説明しています。
⑥ 早期発見の鍵はPSA検査と家族歴です
済生会は「PSA(前立腺特異抗原)という非常に優秀な腫瘍マーカーがあり、早期発見が可能です。50歳以上の男性は、スクリーニング検査を受けましょう。PSA値が1.0以下の人は3年に1度、それ以上の人は毎年の検査をおすすめします。特に、直系家族(親兄弟)に前立腺がんのある人は、がんの可能性が高まりますので、40歳からのPSA検診が推奨されます。ただし、PSA検診では、生命予後に関与しないがんを発見している場合もあるため、治療についてはよく主治医と相談しましょう」としています。予防については「明確なエビデンス(根拠)のあるものはありません。食生活では、大豆・緑茶・ビタミンE・魚・コーヒーなどの成分が発症リスクを低下させる可能性があるとの報告がなされています。逆に、乳製品・カルシウム・肉の摂取や喫煙が発症リスクを上昇させるという報告もあります」とも述べています。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
このページの症状・診断・治療・早期発見・予防に関する記述は、社会福祉法人恩賜財団 済生会「症状別病気解説」の前立腺がんのページによります。参照したページには2016.05.31 公開と記載されています。なお、参照したページには前立腺がんそのものの自覚症状についての記載は見当たりませんでした。そのため、このセルフチェックは同会が挙げる「早期発見のポイント」(年齢・家族歴・PSA検査の受診状況)と「予防の基礎知識」(食生活・喫煙などのリスク要因)に沿って項目を数える構成にしています。当てはまる数が多いことは、前立腺がんがあることを意味しません。このセルフチェックの結果が実際の診断とどの程度一致するかを検証したデータも見当たりませんでした。
前立腺がんは何科で診てもらえますか?
済生会は「前立腺がんは、数ある泌尿器がんの中で最も重要ながんです」としています。前立腺は泌尿器科が扱う臓器で、同会は「診断・治療を必要とする方は最寄りの医療機関やかかりつけ医にご相談ください」としています。
前立腺がんの検診はどこで受けられますか?
参照した済生会のページには、自治体の対策型検診についての記載は見当たりませんでした。同会は早期発見の方法として「50歳以上の男性は、スクリーニング検査を受けましょう」とPSA検査を挙げています。
PSA検診にはどんな注意点がありますか?
済生会は「PSA検診では、生命予後に関与しないがんを発見している場合もあるため、治療についてはよく主治医と相談しましょう」としています。
家族に前立腺がんの人がいます。リスクは高まりますか?
済生会は「直系家族(親兄弟)に前立腺がんのある人は、がんの可能性が高まりますので、40歳からのPSA検診が推奨されます」としています。
前立腺がんは進行が速いですか?
済生会は「一般的に、前立腺がんの進行はゆるやかです。15~20年かけて、局所限局がん→局所進行がん→転移がん→ホルモン不応がん→死亡へ進行すると考えられています」とし、「進行が進むほど速度が速まる」とも述べています。
予防する方法はありますか?
済生会は「予防については、明確なエビデンス(根拠)のあるものはありません」としたうえで、「大豆・緑茶・ビタミンE・魚・コーヒーなどの成分が発症リスクを低下させる可能性がある」、逆に「乳製品・カルシウム・肉の摂取や喫煙が発症リスクを上昇させるという報告もあります」と述べています。
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結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
初期症状はありますか?
健康診断で見つかりますか?
何歳からPSA検査を受けるべきですか?
PSA検査の頻度はどのくらいですか?
確定診断はどうやって行いますか?
料金や会員登録は必要ですか?
結果はどのくらい信頼できますか?
参考にした情報
社会福祉法人恩賜財団 済生会「前立腺がん (ぜんりつせんがん)とは(2016.05.31 公開)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026-08-04(内部リンクに適した既存記事が見当たらず、bai_truは空にしています。JHOサイト内に「前立腺」を含む記事は前立腺肥大症・前立腺炎のみで、いずれも前立腺がんとは別疾患のため導線として不適切と判断)
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
医療機関にご相談ください。
