後頭部の頭痛の原因と対処法|危険なサインの見分け方まとめ
この記事でわかること
目次
結論:後頭部の頭痛の多くは、後頸部から後頭部にかけての筋肉のこりによる「緊張型頭痛」か、頭の付け根を通る神経が原因の「後頭神経痛(大後頭神経痛)」です。日本頭痛学会の全国調査では、緊張型頭痛の有病率は22.3%(疑診例を含む)とされています[1]。一方で、後頭部の頭痛の中には、くも膜下出血・椎骨動脈解離・髄膜炎のように命に関わる原因が隠れていることもあります。
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特に「今まで経験したことがない突然の激しい痛み」「発熱と首の硬さを伴う痛み」「手足のしびれや脱力を伴う痛み」がある場合は、セルフケアで様子を見てはいけません。まずは本記事の「危険な原因の見分け方」を読み、当てはまるサインがないかを確認したうえで、必要なら救急受診の判断をしてください。
要点まとめ
- 後頭部の頭痛でもっとも多い原因は、後頸部〜後頭部の筋肉のこりが関係する緊張型頭痛。日本頭痛学会の調査による日本での有病率は22.3%(疑診例含む)[1]。
- 頭の付け根を通る大後頭神経・小後頭神経に沿ってズキンと痛む場合は、日本頭痛学会が紹介する国際頭痛分類(ICHD-3)13.4に定める後頭神経痛の可能性がある[2]。
- 日本整形外科学会によれば、スマートフォンの見過ぎなどによる姿勢の崩れ(いわゆるストレートネック)は、首や肩の筋肉に負担をかけ、後頭部の頭痛や肩こりの一因になる[3]。
- 「突然発症する頭痛」「50歳以降の新規発症」「発熱を伴う頭痛」などは、日本頭痛学会のガイドラインが二次性頭痛の危険信号として挙げるSNNOOP10リストに含まれる項目[1]。
- 今までにない突然の激しい後頭部痛・発熱と首の硬さ・手足の脱力やろれつが回らない症状があれば、様子を見ずにすぐ受診する。
編集方針:JHO編集部がAIツールの支援を受け、公的機関・学会・査読論文と照合して作成。最終確認は人の目で行っています。本記事は医師による個別診断の代わりにはなりません。数値・分類はガイドライン改定により変わることがあります(2026年7月時点)。
後頭部の頭痛 危険サインの自己チェック
以下のいずれか1つでも当てはまる場合は、セルフケアで様子を見ずに医療機関を受診してください(日本頭痛学会のSNNOOP10リストをもとに作成[1])。当てはまる項目が多いほど、自己判断で様子を見ることのリスクは高くなると考えられます。
- 今まで経験したことがないほど急に、または突然に始まった頭痛
- 発熱・首の硬さ・意識のもうろうとした感じを伴う頭痛
- 手足のしびれ・脱力・ろれつが回らないなどの神経症状を伴う頭痛
- 50歳を過ぎてから初めて出てきた頭痛、またはこれまでと質の違う頭痛
- 咳・くしゃみ・力み・運動で強くなる頭痛
- 妊娠中または産後まもない時期に起きた、いつもと違う頭痛
後頭部の頭痛とは?主な原因の全体像と仕組み
後頭部の頭痛とひとくちに言っても、痛みが起きている場所・組織はさまざまです。日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」は、頭痛をまず「一次性頭痛」(脳や体に他の病気がなく、頭痛そのものが病気であるもの)と「二次性頭痛」(他の病気が原因で起こる頭痛)に分けて考えることを基本としています[1]。日本頭痛学会のガイドラインが示す二次性頭痛の診断基準としては、頭痛を引き起こしうることが科学的に実証されている他疾患の診断がなされていること、頭痛が原因と推測される疾患と同じ時期に発現していることなど、原因となる証拠が少なくとも2項目示されている必要があるとされています[1]。後頭部の頭痛でこの2つを整理すると、次のように理解できます。
一次性頭痛の代表は、後頸部から後頭部にかけての筋肉が緊張して起こる「緊張型頭痛」です。日本頭痛学会のガイドラインによれば、両側性で締めつけられるような痛みが特徴とされています[1]。もう一つ、頭の付け根(後頭部の下、首との境目あたり)を通る大後頭神経・小後頭神経・第三後頭神経という神経が刺激されて起こる「後頭神経痛」も、後頭部の痛みの原因としてよく知られています。日本頭痛学会が翻訳した国際頭痛分類第3版(ICHD-3)では、後頭神経痛は13.4というコードで独立した診断名として分類されています[2]。
これらに加えて、首の骨(頸椎)の変化や姿勢の崩れが土台にあって筋肉や神経に負担がかかり、後頭部の痛みにつながっているケースも少なくありません。さらに、頻度は高くないものの、血圧の急激な変動や、くも膜下出血・椎骨動脈解離・髄膜炎のような二次性頭痛が後頭部の痛みとして現れることもあります。日本頭痛学会のガイドラインは、二次性頭痛を見逃さないために「新規に発症した頭痛を診断する最初のステップは二次性頭痛を除外すること」だとしています[1]。後頭部という場所は、頭の骨(後頭骨)の下端から首の付け根にかけての領域で、筋肉・神経・血管が入り組んで通っているため、原因によって痛みの出方が変わりやすい部位でもあります。次の章から、原因別に特徴と見分け方を順番に見ていきます。
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これは診断ではありません。入力された数値を日本高血圧学会の血圧値の分類(高血圧の基準は診察室 140/90mmHg以上・家庭 135/85mmHg以上)に当てはめて「受診の目安」を機械的に示すもので、医師の診察に代わるものではありません。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、降圧目標は年齢によらず診察室 130/80mmHg未満・家庭 125/75mmHg未満とされています。脈拍の目安は学会の分類ではなく一般的な参考範囲です。
後頭部の頭痛はなぜ起こる?緊張型頭痛のメカニズム
緊張型頭痛がなぜ起こるのか、その正確な病態や発症機序は、日本頭痛学会のガイドラインでも「いまだ不明である」とされています[1]。そのうえで同ガイドラインは、稀発反復性緊張型頭痛・頻発反復性緊張型頭痛には末梢性感作(peripheral sensitization)、慢性緊張型頭痛には中枢性感作(central sensitization)による疼痛メカニズムの異常が関わっていると考えられているとしています[1]。
末梢性のメカニズムについて、日本頭痛学会のガイドラインは、緊張型頭痛の患者では健常な人より、前頭筋・側頭筋・咬筋・翼突筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋といった頭蓋周囲筋を触診したときの圧痛の頻度が高いことが知られており、頭蓋周囲筋の圧痛の強さが頭痛の頻度や強さと正の相関を示すという報告もあると紹介しています[1]。同ガイドラインによれば、姿勢の崩れなどで首や後頭部の筋肉の緊張が高まると、発痛物質が誘発されて痛みを感じるセンサー(侵害受容器)の閾値が下がり、弱い刺激でも痛みを自覚しやすくなる状態(末梢性感作)につながると説明されています[1]。
一方、頭痛が3か月を超えて1か月に15日以上と頻繁になる慢性緊張型頭痛では、日本頭痛学会のガイドラインによると、筋肉や筋膜からの刺激が長期間続くことで、脳の中で痛みを抑える働き(下行性疼痛抑制系)の機能が低下し、痛みを感じる神経回路そのものが敏感になる中枢性感作が関わっていると考えられています[1]。つまり、同じ「後頭部の締めつけるような痛み」でも、たまに起こるタイプは首や肩の筋肉のこりが主な原因になりやすく、毎日のように続く慢性のタイプは、痛みを感じる神経システム自体が過敏になっている可能性がある、という違いがあるとされています。
後頭部の頭痛 原因別チェック表
まずは全体像をつかむために、後頭部の頭痛を起こす代表的な原因を1つの表にまとめました。当てはまる項目があれば、該当する章で詳しく確認してください。表の中で緊急度が「高い」に分類されている原因は、症状が典型的でなくても油断できません。特に発症のしかた(急に始まったか、じわじわ強くなったか)は、緊張型頭痛や後頭神経痛と、くも膜下出血のような二次性頭痛を見分けるうえで重要な手がかりになります。
| 原因 | 痛みの特徴 | 多い年齢・状況 | 緊急度の目安 |
|---|---|---|---|
| 緊張型頭痛 | 両側性、締めつけ感・圧迫感、軽度〜中等度[1] | デスクワーク・長時間同一姿勢 | 低い(ただし慢性化に注意) |
| 後頭神経痛(大後頭神経痛) | 神経の走行に沿ったズキンとする一瞬の痛み、頭皮の違和感を伴うことがある[2] | 片側性のことが多い | 低い〜中(診断確定に受診が必要) |
| 頸椎症・ストレートネック由来 | 首の痛み・肩こりと連動する後頭部の痛み[3] | スマートフォン・パソコン多用 | 低い |
| 高血圧に伴う頭痛 | 血圧が急激に高くなった際の後頭部の痛み[1] | 高血圧の既往、治療中断 | 中〜高(急激な上昇時は要注意) |
| くも膜下出血・椎骨動脈解離・髄膜炎 | 突然発症・急激に最強度に達する・発熱と首の硬さなど[1] | 年齢を問わず起こりうる | 高(救急受診) |
出典:日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」/国際頭痛分類第3版(ICHD-3)[1][2]
緊張型頭痛(後頸部〜後頭部)の特徴と診断基準
後頭部の頭痛でもっとも頻度が高いのが緊張型頭痛です。日本頭痛学会のガイドラインによれば、緊張型頭痛は国際頭痛分類第3版(ICHD-3)に準拠して分類・診断され、発症頻度によって「稀発反復性緊張型頭痛」「頻発反復性緊張型頭痛」「慢性緊張型頭痛」の3つに分けられます[1]。同ガイドラインによる目安は、稀発反復性が1か月に1日未満(年間12日未満)、頻発反復性が1か月に1〜14日(年間12日以上180日未満)、慢性が1か月に15日以上(年間180日以上)とされています[1]。
日本頭痛学会のガイドラインが示す診断基準の要約では、頭痛は30分〜7日間持続し、「両側性」「性状は圧迫感または締めつけ感(非拍動性)」「強さは軽度〜中等度」「歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しない」という4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たすこととされています[1]。同ガイドラインによれば、稀発・頻発反復性のタイプでは悪心・嘔吐がなく、光過敏や音過敏があってもどちらか一方のみという条件も示されています[1]。
日本頭痛学会が引用する疫学調査では、緊張型頭痛の有病率は22.3%(反復性20.6%、慢性1.5%)で、そのうち「いつも寝込む」人は0.5%にとどまる一方、慢性緊張型頭痛では40.5%が日常生活に支障をきたしていたと報告されています[1]。同調査では、片頭痛(有病率8.4%)に比べると日常生活への影響は小さい傾向があるとされていますが[1]、慢性化すると生活の質を大きく下げる頭痛であることが分かります。
後頭神経痛(大後頭神経痛)の特徴と鑑別
後頭部の片側(あるいは両側)に、神経の走る道筋に沿ってピリッ・ズキンとした痛みが繰り返し起こる場合は、後頭神経痛(大後頭神経痛)が疑われます。国際頭痛分類第3版(ICHD-3)では、後頭神経痛は「13.4 後頭神経痛」として、脳神経の有痛性病変および他の顔面痛の分類の中に、神経障害性疼痛の一種として位置づけられています[2]。日本頭痛学会のガイドラインでも、後頭神経痛はICHD-3の中で神経障害性疼痛に分類される数少ない頭痛の一つとして扱われています[1]。
日本頭痛学会のガイドラインが示す神経障害性疼痛の診断は、痛みの範囲が神経の解剖学的な走行と合っていること、そして体性感覚神経系に病変や疾患があることを示す所見(画像検査・電気生理学的検査・皮膚生検などの異常)を伴うことで確定されるという考え方が示されています[1]。臨床的には、頭皮や髪に触れると痛みが誘発される、神経の通り道と同じ部分に圧痛がある、といった所見が手がかりになるとされています。緊張型頭痛との違いは、緊張型頭痛が「両側性の締めつけ感」であるのに対し、後頭神経痛は「神経に沿った一瞬の鋭い痛み」が繰り返す点にあります。
治療面では、日本頭痛学会のガイドラインが、後頭神経痛に対して大後頭神経パルス療法が有効とする報告や[1]、同ガイドラインが紹介する大後頭神経ブロックが行われることがあるとする記載を紹介しています[1]。ただし、こうした治療は自己判断で行えるものではなく、医療機関での診断と処置が前提になります。「後頭神経痛かもしれない」と思ったときは、自己判断で放置せず、脳神経内科・脳神経外科・頭痛外来のいずれかを受診し、他の病気が隠れていないかを確認してもらうことが大切です。
後頭神経痛はICHD-3で神経障害性疼痛に分類される数少ない頭痛の一つであるため[1]、治療の考え方も一般的な鎮痛薬とは異なります。日本頭痛学会のガイドラインは、日本ペインクリニック学会の「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン」に沿って、Caチャネルα2δリガンド(プレガバリン、ミロガバリンなど)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)、三環系抗うつ薬が第一選択薬として挙げられていることを紹介しています[1]。同ガイドラインによれば、第二選択薬としては、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液含有製剤(ノイロトロピン)や弱オピオイドのトラマドールが位置づけられているとされています[1]。また、薬物療法で十分な効果が得られない場合や忍容性が低い場合には、脊髄刺激療法などのニューロモデュレーションが日本頭痛学会のガイドラインで推奨されるともされています[1]。これらはいずれも医師の判断のもとで行う専門的な治療であり、市販薬や自己流のマッサージで代用できるものではありません。
頸椎症・ストレートネック由来の後頭部の頭痛
スマートフォンやパソコンを見るときの前かがみの姿勢が長時間続くと、首や肩まわりの筋肉が過度に緊張し、それが後頭部の頭痛や肩こりにつながることがあります。日本整形外科学会は、肩こりについて「首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります」と説明しています[3]。日本整形外科学会によれば、中心となるのは僧帽筋という幅広い筋肉で、原因としては「首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房など」が挙げられています[3]。
いわゆる「ストレートネック」は、本来ゆるやかなカーブを描いているはずの頸椎がまっすぐに近い状態になったものを指す通称で、うつむき姿勢の習慣が背景にあるとされています。頸椎の姿勢の崩れは首や肩の筋肉に負担をかけ、その延長で後頭部の締めつけ感や重さにつながることがあります。日本整形外科学会は、肩こりに対して明らかな原因疾患があればその治療が必要になるため、「まず、整形外科医に御相談下さい」としています[3]。首を動かしたときの痛みが強い、腕にしびれが広がる、といった症状がある場合は、筋肉のこりだけでなく頸椎そのものの変化(頸椎症など)が関わっている可能性もあるため、整形外科での確認が勧められます。
頸椎症は、加齢などにより頸椎の骨や椎間板が変化し、神経の通り道が狭くなることで首や肩、腕、そして後頭部にも症状が及ぶことがある状態の総称です。姿勢の崩れそのものが頸椎症を引き起こすとは言い切れませんが、長時間のうつむき姿勢が続くと首や肩まわりの筋肉への負担が蓄積しやすく、結果として後頭部の重さや締めつけ感を強めやすい生活習慣になっている可能性があります。日常生活で見直しやすいポイントとしては、スマートフォンを見るときに画面を目の高さに近づける、パソコン作業中は1時間に1回程度立ち上がって首や肩を動かす、枕の高さが合っているか見直す、といった工夫が挙げられます。
高血圧と後頭部の頭痛の関係
「血圧が高いと後頭部が痛くなる」という話を耳にすることがありますが、日常的な軽度〜中等度の高血圧そのものが直接頭痛を引き起こすことはまれで、問題になりやすいのは血圧が急激に上がったときや、非常に高い値になったときです。日本頭痛学会のガイドラインでは、危険な頭痛を疑う所見の一つとして「症状として発疹や頭部の圧痛,外傷,感染,高血圧があるとき」を挙げており[1]、また雷鳴頭痛(突然発症し1分未満で痛みがピークに達する頭痛)の原因の例として「高血圧性頭蓋内出血」を挙げています[1]。つまり、高血圧そのものよりも「血圧の急激な変化に伴って起こる頭痛」や「高血圧が引き金になる脳出血などの二次性頭痛」に注意が必要ということです。
血圧の基準については、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019」の一般向け解説冊子で、診察室で測った血圧が140/90mmHg以上、または家庭で測った血圧が135/85mmHg以上のいずれかを満たす場合に高血圧と診断されるとされています[4]。同解説冊子は、診察室血圧と家庭血圧のどちらか一方でも140/90mmHg以上であれば高血圧と診断され、家庭血圧が135/85mmHg以上である場合も高血圧と診断されるとしたうえで、高血圧の判定では家庭血圧の値のほうが優先して用いられるとしています[4]。
| 分類 | 診察室血圧(収縮期/拡張期) | 家庭血圧(収縮期/拡張期) |
|---|---|---|
| 正常血圧 | <120 かつ <80 | <115 かつ <75 |
| 正常高値血圧 | 120-129 かつ <80 | 115-124 かつ <75 |
| 高値血圧 | 130-139 かつ/または 80-89 | 125-134 かつ/または 75-84 |
| Ⅰ度高血圧 | 140-159 かつ/または 90-99 | 135-144 かつ/または 85-89 |
| Ⅱ度高血圧 | 160-179 かつ/または 100-109 | 145-159 かつ/または 90-99 |
| Ⅲ度高血圧 | ≧180 かつ/または ≧110 | ≧160 かつ/または ≧100 |
出典:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019 一般向け解説冊子」の血圧値の分類(成人血圧、単位はmmHg)[4]
日本高血圧学会の解説冊子は、高血圧を「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼び、ほとんどの人で自覚症状がないにもかかわらず脳や心臓の血管が動脈硬化を起こし、腎臓の働きが悪くなることもある病気だとしています[4]。そのうえで、「早朝の頭痛、夜の頻尿や呼吸困難、めまいやふらつき、下肢冷感(足の冷えを感じる)などの症状を認めるときは、高血圧によって臓器が傷みはじめている(合併症といいます)ことが疑われる」と説明しています[4]。朝に後頭部が重い・痛いと感じることが続く場合は、血圧が関係している可能性も考え、家庭血圧を測ってみることが勧められます。
ふだんから血圧が高めの人が、これまでと違う強い後頭部の頭痛を感じたときは、「いつもの頭痛」と決めつけず、血圧を測定したうえで医療機関に相談することが勧められます。日本高血圧学会の解説冊子は、高血圧でなくても診察室血圧130/80mmHg以上、家庭血圧125/75mmHg以上の「高値血圧」の人も、正常血圧の人に比べて脳心血管病の危険性が高いことが近年分かってきたと説明しており[4]、血圧の値がそれほど高くなくても油断はできないとしています。
同解説冊子はまた、脳卒中や心筋梗塞の発症を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧の方が優れていることが最近の研究で分かってきたとし、高血圧の判定でも家庭血圧を優先しているとしています[4]。病院では血圧が高いのに自宅では正常な「白衣高血圧」や、逆に病院では正常なのに自宅では高い「仮面高血圧」という状態もあるとされ、診察室での1回の測定だけでは血圧の実態を見誤ることがあります。後頭部の頭痛が繰り返し気になる人は、家庭用の血圧計で普段の血圧を記録しておくと、受診時に医師へ状況を伝えやすくなります。
⚠ 危険な原因(くも膜下出血・椎骨動脈解離・髄膜炎)の見分け方
後頭部の頭痛の多くは緊急性の低いものですが、日本頭痛学会のガイドラインは、二次性頭痛を疑うべき「レッドフラッグ」として、Doらによる15項目のSNNOOP10リストを紹介しています[1]。これらに当てはまる場合、あるいは「今まで経験したことがない突然の激しい頭痛」がある場合は、様子を見ずにすぐ医療機関(救急外来を含む)を受診してください。
| 項目 | 内容(日本頭痛学会ガイドラインの記載) |
|---|---|
| S:全身症状 | 発熱を含む全身症状。例:項部硬直、意識レベルの低下、神経脱落症状(発熱のみの場合はオレンジフラッグ)[1] |
| N:新生物の既往 | 新生物(がんなど)の既往がある[1] |
| N:神経脱落症状 | 神経脱落症状または機能不全(意識レベルの低下を含む)[1] |
| O:急な発症 | 急または突然に発症する頭痛[1] |
| O:高齢での発症 | 高齢(50歳以降)の新規発症[1] |
| P:パターンの変化 | 頭痛パターンの変化または最近発症した新しい頭痛[1] |
| P:姿勢による変化 | 姿勢によって変化する頭痛[1] |
| P:くしゃみ・咳・運動による誘発 | くしゃみ、咳、または運動により誘発される頭痛[1] |
| P:乳頭浮腫 | 眼底検査で確認される乳頭浮腫[1] |
| P:進行性・非典型的 | 進行性の頭痛、非典型的な頭痛[1] |
| P:妊娠・産褥期 | 妊娠中または産褥期の頭痛[1] |
| P:自律神経症状を伴う眼痛 | 自律神経症状を伴う眼痛[1] |
| P:外傷後発症 | 外傷後に発症した頭痛[1] |
| P:免疫系の病態 | HIVなどの免疫系病態を有する患者[1] |
| P:鎮痛薬の使用過多 | 鎮痛薬使用過多もしくは薬剤新規使用に伴う頭痛[1] |
出典:日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」(Do TPらによるSNNOOP10リストの引用)[1]
後頭部の頭痛として特に見逃してはいけない二次性頭痛には、次の3つがあります。日本頭痛学会のガイドラインは、雷鳴頭痛(突然発症し1分未満で痛みがピークに達し5分以上持続する頭痛)の鑑別として、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血、頸動脈または椎骨動脈の解離などを必ず否定しなければならない疾患として挙げています[1]。同ガイドラインは、これとは別に、髄膜炎も二次性雷鳴頭痛の原因の一つになるとしています[1]。
くも膜下出血は、脳を包む膜のすぐ内側を走る血管にできたこぶ(動脈瘤)が破れて出血する病気です。日本頭痛学会のガイドラインは、雷鳴頭痛(突然発症し1分未満でピークに達する頭痛)の代表的な原因としてくも膜下出血を挙げており[1]、さらに二次性頭痛の見落としを防ぐ重要性として、555人のくも膜下出血症例のうち76人(13.7%)で24時間を超える診断の遅れがあったとする海外の報告を紹介しています[1]。「今まで経験したことがない、突然の激しい後頭部の痛み」は、緊張型頭痛の痛みとは質が違うことが多く、迷わず救急受診を検討すべきサインです。ガイドラインは、画像検査で異常が見えなくてもくも膜下出血が強く疑われる場合には、腰椎穿刺を考慮するとも述べており[1]、痛みの見た目や検査結果だけで安心しきらない姿勢が重要だと分かります。
椎骨動脈解離は、首の後ろ側を通って脳に血液を送る椎骨動脈の壁が裂ける病気です。日本頭痛学会のガイドラインでは、急性頭痛の二次的原因および雷鳴頭痛の原因の例として「頸動脈または椎骨動脈解離」が挙げられています[1]。首の後ろや後頭部に突然強い痛みが出て、それがしばらく続く場合や、めまい・物が二重に見える・ろれつが回らないといった症状を伴う場合は、脳梗塞につながる可能性があるため、様子を見ずに受診してください。首を強くひねる、マッサージや整体で急に首をひねられるといった動作の後に、いつもと違う後頭部・首の痛みが出た場合も、念のため相談しておくと安心です。
髄膜炎は、脳や脊髄を覆う膜に炎症が起こる病気です。日本頭痛学会のガイドラインは、髄膜炎を二次性雷鳴頭痛の原因の一つとして挙げています[1]。また、SNNOOP10リストの1番目の項目「発熱を含む全身症状」の説明には、項部硬直(首の硬さ)や意識レベルの低下、神経脱落症状が例として挙げられています[1]。後頭部の痛みに発熱と首の硬さが重なる場合は、髄膜炎の可能性を考えて速やかに受診することが大切です。風邪のような症状から始まり、数時間から数日かけて頭痛や発熱、首の硬さが強くなっていくこともあるため、「風邪だろう」と決めつけず、症状の変化を注意深く見ておくことが望まれます。
片頭痛・群発頭痛との違い
後頭部の痛みというと緊張型頭痛や後頭神経痛を思い浮かべやすいですが、片頭痛や群発頭痛が後頭部を含む範囲に及ぶこともあります。日本頭痛学会のガイドラインが引用する疫学調査では、日本の主な一次性頭痛の有病率は片頭痛8.4%、緊張型頭痛22.3%(疑診例を含む)、群発頭痛0.4%とされています[1]。片頭痛は、ズキンズキンと拍動するような痛みで、体を動かすと悪化しやすく、吐き気や光・音への過敏を伴うことが多い頭痛です。一方、緊張型頭痛は両側性の締めつけ感が中心で、日常動作による悪化が目立たない点が異なります[1]。
ガイドラインは、片頭痛と緊張型頭痛は重症度や悪心・嘔吐、光・音過敏の有無だけでは鑑別できない場合がしばしばあり、両方の特徴を併せ持つような移行型・中間型の頭痛も臨床上の問題になっていると指摘しています[1]。そのため、「後頭部が痛い=緊張型頭痛」と単純に決めつけず、痛みの性質や随伴症状を含めて総合的に考える必要があります。自己判断で長く迷うより、頭痛ダイアリー(いつ、どのくらい、どんな痛みかを記録するメモ)をつけて医療機関に相談すると、診断の手がかりになります。
頭痛救急外来のデータで見る、日本と海外の共通点
後頭部の頭痛のうち、実際にどれくらいが危険な二次性頭痛なのかは、救急外来のデータが参考になります。日本頭痛学会のガイドラインが紹介する慶應義塾大学病院救急外来(1997年1月〜1999年12月)のデータでは、頭痛を主訴とする患者は救急外来全体の3.2%を占め、その内訳は一次性頭痛38.3%、二次性頭痛53.6%、分類不能8.1%で、くも膜下出血は頭痛急患のうち8.1%であったとされています[1]。一方、病床数300床台の中規模地域基幹病院救急外来(2015年4月〜2016年3月)のデータでは、頭痛急患は全体の6.2%を占め、内訳は一次性頭痛32.0%、二次性頭痛68.0%、くも膜下出血は頭痛急患のうち1.0%であったとされています[1]。
| 調査 | 頭痛急患の割合 | 一次性頭痛 | 二次性頭痛 | うちくも膜下出血 |
|---|---|---|---|---|
| 慶應義塾大学病院(1997〜1999年)[1] | 救急全体の3.2% | 38.3% | 53.6% | 8.1% |
| 中規模地域基幹病院(2015〜2016年)[1] | 救急全体の6.2% | 32.0% | 68.0% | 1.0% |
| 海外の見落とし報告(Doukasら)[1] | くも膜下出血555例中 | ― | 13.7%が24時間超の診断遅延 | ― |
出典:日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」(CQ I-3、CQ I-2に引用されたDoukas Aら2019年の報告を含む)[1]
2つの日本国内データを見ると、施設によって二次性頭痛の割合やくも膜下出血の頻度に幅がありますが、いずれの調査でも二次性頭痛が救急受診の半数前後を占めている点は同じ結論といえます。日本頭痛学会のガイドラインは、米国のある救急部を受診した急性一次性頭痛の大多数(95%)は片頭痛であったにもかかわらず、担当医により片頭痛と診断されたのは32%にとどまり、片頭痛に特効的な治療を受けた患者は7%にとどまったという報告も紹介しています[1]。これは、一次性頭痛と二次性頭痛のどちらについても、救急の現場で適切に診断・治療することの難しさを示すデータだといえます。
海外の報告と合わせて考えると、くも膜下出血のような重篤な二次性頭痛は、経験のある医療者でも見落とされうるという事実が、「危険なサインがあれば自己判断せず受診する」という原則の裏付けになっています。ガイドラインも、二次性頭痛の見落としは悲惨な結果をもたらす可能性があるため、レッドフラッグに十分注意して診療する必要があるとしています[1]。これは医療者側の心構えであると同時に、受診する側にとっても「症状をきちんと具体的に伝える」ことの大切さを示しています。いつ、どこが、どのように痛み始めたかを整理してから受診すると、診断の助けになります。
セルフケア(姿勢・温め・ストレッチ)の位置づけ
危険なサインがなく、緊張型頭痛や姿勢由来の後頭部の痛みだと考えられる場合には、セルフケアが助けになることがあります。日本頭痛学会のガイドラインは、緊張型頭痛の薬物療法以外の治療として、精神療法・行動療法、理学療法、鍼灸を挙げています[1]。理学療法の中では、運動プログラム(頭痛体操)が「エビデンスの確実性B」、姿勢矯正・マッサージ・頸部指圧・温冷パックなども実際に行われている方法として紹介されています[1]。頭痛体操は専門家の意見・経験に基づくレベルではあるものの、副作用が少なくコストの面からも勧められるとされ、マッサージやリラクセーション法、運動プログラムを併用することが効果的だという報告もあります[1]。
日本整形外科学会も、肩こりの予防法として「同じ姿勢を長く続けない」ことが重要だとし、具体的な方法として「蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる」「適度な運動や体操をする」「入浴し身体を温め、リラックスする」を挙げています[3]。日本整形外科学会は、対処法としてもマッサージ療法や運動療法とあわせて、「蒸しタオル、入浴などで筋緊張をやわらげる」温熱療法が有効だとしています[3]。
後頭部の頭痛に応用するなら、次のような工夫が考えられます。1時間に1回は画面から目を離して姿勢を変える、首すじから肩にかけて蒸しタオルや入浴で温める、軽いストレッチで首・肩まわりの筋肉をゆるめる、といった対応です。日本頭痛学会のガイドラインが紹介するリラクセーション法としては、呼吸法などで交感神経の興奮を鎮めることも助けになると考えられています[1]。ただし、これらはあくまで緊張型頭痛や姿勢由来の痛みに対する一般的な工夫であり、後頭神経痛や二次性頭痛が疑われる場合には、セルフケアより先に受診を優先してください。市販の鎮痛薬を使う場合は、使用回数が増えすぎないよう注意し、月に何度も薬に頼る状態が続くようであれば、自己判断を続けずに医療機関に相談することが望まれます。
後頭部の頭痛を長引かせないための生活習慣
危険なサインがなく、緊張型頭痛や姿勢由来の後頭部の頭痛が繰り返し起こる場合は、日々の生活習慣を見直すことも助けになります。日本頭痛学会のガイドラインは、慢性緊張型頭痛には環境要因や遺伝要因の関与も指摘されており、炎症性サイトカインである血清中のインターロイキン‑1βが上昇していることから神経血管性炎症の関与が示唆されるとしています[1]。つまり、姿勢や筋肉のこりだけでなく、睡眠不足やストレス、生活リズムの乱れといった要因が積み重なることで、後頭部の頭痛が慢性化しやすくなる可能性があるということです。
具体的には、就寝・起床の時間をできるだけ一定に保つ、長時間のデスクワークでは1時間に1回姿勢を変える、カフェインの摂り過ぎや急な断ちを避ける、といった工夫が挙げられます。またこれまで述べたとおり、鎮痛薬を頻繁に使い続けると、かえって頭痛が起こりやすくなることがあるため、痛み止めに頼る頻度が増えてきたと感じたら、生活習慣の見直しと並行して医療機関に相談することが望まれます。慢性緊張型頭痛は、頻発反復性緊張型頭痛から進展した疾患で、高度の障害を引き起こす深刻な疾患になりうるとガイドラインは位置づけています[1]。「たかが頭痛」と我慢を重ねず、早めに対処する姿勢が長引かせないコツです。
何科を受診する?受診の目安
後頭部の頭痛でどの診療科を受診すればよいか迷う人は少なくありません。目安として、繰り返す慢性的な頭痛(緊張型頭痛・後頭神経痛が疑われる場合を含む)は、脳神経内科・脳神経外科・頭痛外来のいずれかで相談できます。脳神経内科は頭痛のような症状を薬物療法中心に扱うことが多く、脳神経外科は脳出血やくも膜下出血のように手術が必要になりうる病気を扱う診療科です。どちらを受診しても、必要に応じて適切な科に紹介してもらえるため、まずは近隣で頭痛診療に慣れた医療機関を探すことが現実的です。
首の痛みや腕のしびれを伴い、頸椎症やストレートネックが関係していそうな場合は、整形外科への相談も選択肢になります。日本整形外科学会も、肩こりに原因疾患が疑われる場合はまず整形外科への相談を勧めています[3]。血圧が高めで頭痛が続く場合は、かかりつけの内科や循環器内科で血圧のコントロール状況を確認してもらうことも大切です。
一方で、前章で挙げたような危険なサイン(今までにない突然の激しい頭痛、発熱と首の硬さ、手足の脱力やろれつが回らない症状など)がある場合は、平日の外来を待たず、救急外来を受診してください。日本頭痛学会のガイドラインも、くも膜下出血のような生命に危険な頭痛をスクリーニングすることが救急外来での最優先事項であるとしています[1]。「様子を見て平日に病院へ」ではなく「今すぐ救急へ」の判断が必要な場面があることを覚えておいてください。判断に迷うときは、症状の程度によっては救急安心センター事業(#7119)のような電話相談窓口を利用し、救急受診が必要かどうかを相談する方法もあります。
受診時に持っていくメモ(コピーしてお使いください)
- 後頭部の痛みが始まったのはいつ頃か(急に始まったか、徐々に強くなったか)
- 痛みの場所(左右どちらか、両側か)と、痛みの性質(締めつけ感/ズキンとした痛み/ズキズキした拍動性の痛み)
- 発熱・首の硬さ・吐き気・手足のしびれや脱力など、他に伴う症状の有無
- スマートフォンやパソコンを使う姿勢・時間、デスクワークの状況
- 血圧の値(分かれば直近の測定値)、高血圧の治療歴
- 今飲んでいる薬(市販の鎮痛薬を含む)と、使った回数・頻度
- 医師に聞きたいこと(例:この頭痛は緊張型頭痛か後頭神経痛か、画像検査は必要か)
まとめ:後頭部の頭痛と向き合うときの考え方
後頭部の頭痛は、原因によって対応がまったく変わってくる症状です。まずは危険なサイン(突然発症・高齢での新規発症・発熱を伴う・神経症状を伴うなど)がないかを確認し、当てはまる場合は迷わず医療機関、必要なら救急を受診してください[1]。危険なサインがなければ、後頸部から後頭部の筋肉のこりによる緊張型頭痛や、頭の付け根の神経が関わる後頭神経痛、姿勢の崩れが土台にある頸椎由来の痛みである可能性が高く、セルフケアや生活習慣の見直しで改善が期待できることも少なくありません。
一方で、「今までと違う」「だんだん悪化する」「他の症状を伴う」といった変化があれば、その都度立ち止まって受診を検討することが大切です。日本頭痛学会のガイドラインが繰り返し強調しているように、正確な診断がついたと考えられた場合でも、治療への反応や経過中の症状変化に応じて、新たな二次性頭痛の可能性を再検討することが必要だとされています[1]。1回の受診で終わりにせず、症状が変わったときは再度相談する、という向き合い方が、後頭部の頭痛を安全にコントロールする近道になります。
後頭部の頭痛の原因は個人差が大きく、緊張型頭痛と後頭神経痛、頸椎由来の痛みが重なって起きていることも珍しくありません。今回参照した資料には、それぞれの原因がどの程度の割合で重なって起こるかという詳細な統計までは記載が見当たりませんでした。また、後頭部の頭痛全体に占める後頭神経痛や椎骨動脈解離の正確な発生頻度についても、今回参照した資料には具体的な数値の記載が見当たりませんでした。実際にどの原因が中心になっているかは、問診や診察を通じて医師が総合的に判断する部分が大きいため、本記事の内容だけで自己診断を確定させず、気になる症状があれば医療機関で相談してください。
よくある質問
後頭部の頭痛と吐き気がある場合はどう考えればいいですか?
後頭部がズキズキ痛むのは危険なサインですか?
後頭部の頭痛に市販の鎮痛薬を使ってもいいですか?
後頭部の頭痛は何科を受診すればいいですか?
後頭部の頭痛とストレートネックは関係がありますか?
緊張型頭痛はどうして起こるのですか?
参考文献
- 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳)「頭痛の診療ガイドライン2021」医学書院、2021年 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
- 日本頭痛学会「国際頭痛分類 第3版(ICHD-3)日本語版 分類一覧」 https://www.jhsnet.net/kokusai_2019/34.pdf
- 日本整形外科学会「肩こり」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
- 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019 一般向け解説冊子」 https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019_gen.pdf
頭痛全般の基礎知識や他の頭痛タイプについては、当サイトの頭痛のまとめ記事もあわせてご覧ください。痛みの場所によって原因が変わることについては頭痛の起こる部位とその原因の記事、片側だけが痛むタイプについては片側頭痛の完全ガイドで詳しく解説しています。目の奥の痛みが重なる場合は頭痛と目の痛みの原因の記事、繰り返す頭痛全般への向き合い方は慢性頭痛のすべて、市販薬の選び方は頭痛とめまいに効く薬の選び方の記事を参考にしてください。
なお、本記事は頭を打っていないのに起こる後頭部の頭痛を対象としています。転倒などで頭を打った後に後頭部が痛む場合は、当てはまる原因が異なるため、頭部を打った経緯がある方は必ずその旨を医療機関に伝えてください。
最終更新日:2026年7月21日。本記事の内容に誤りや古い情報を見つけた場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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