アルコール依存症のサイン6つ|受診の目安が60秒でわかるセルフチェック
アルコール依存症の主なサインは「渇望」「コントロールできない」など6つ。済生会(2022年)が挙げる項目に答えると、受診の目安が約60秒でわかります。
「渇望」「コントロールできない」「量が増えていく」 — 済生会が挙げる診断項目(WHOのICD-10に基づく6項目)に答えるだけ。3つ以上当てはまると診断される病気です。
チェックを始める10問・約60秒 ・ 登録不要・無料 ・ 結果は受診の目安
回答に合わせて、必要な質問だけをお聞きします
※ 本チェックは医師の診断に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、医療機関にご相談ください。
済生会は「厚生労働省の調査によると、アルコール依存症と診断される人は全国で推定109万人。しかし、治療中の人は4.3万人とそのわずか数%にとどまります」としています。
済生会は「一般総合病院の受診者に対する飲酒問題に関する調査によると、性差はありますが、男性では10〜20%に問題飲酒が確認されました」としています。
済生会は「1日当たりのアルコール摂取量が純アルコールに換算して男性で60g以上、女性で40g以上の場合は大量飲酒と考えられます」としています。
このページのセルフチェックは、済生会が挙げるアルコール依存症の診断項目(WHOのICD-10に基づく6項目)に沿って当てはまる数を数え、相談の目安を出します。
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このセルフチェックでわかること
飲酒への渇望、コントロールの困難、離脱症状、耐性の増加、生活の中心化、有害な結果があっても飲酒を続けるかどうか — 済生会が挙げる診断項目に沿って当てはまる数を数え、相談の目安を確認できます。診断ではありません。
こんな症状のときに使えます
- お酒への欲求が、単なる『飲みたい』を超えて強い渇望になっている
- 大事な予定があっても大量に飲んでしまう
- お酒が抜けると寝汗や震え、食欲低下が出る
- 以前と同じ酔い方をするのに、お酒の量が増えた
- 飲むことが生活の中心になり、他の楽しみを後回しにしている
- 健康診断で異常を指摘されても、お酒をやめられない
- 幻覚や強い震え、意識がもうろうとする状態が出る、または孤立していて頼れる人がいない(この場合は早めの相談を)
受診の目安の考え方
① アルコール依存症はこんな病気です
済生会は「長期の飲酒により脳内の報酬系(欲求が満たされたときや満たされると分かったときに活性化して快感をもたらす神経系)の神経機能に変化が生じ、脳機能の障害を引き起こしてしまう病態です」としています。「一定程度長期に飲酒を続ければ、どんな人にでも依存の病態ができ上がるということです」とも述べています。
② 診断は6つの項目のうち3つで判断されます
済生会は「以下のような症状がみられます。このうち3つ当てはまれば、アルコール依存症と診断されます」とし、①飲酒への渇望、②飲酒行動のコントロールが困難、③離脱症状、④耐性の証拠、⑤飲酒以外の楽しみや興味を次第に無視するようになる、⑥飲酒による有害な結果が起きているのに飲酒する―の6項目を挙げています(世界保健機関ICD-10)。
③ 「しらふでは普通の人」という誤解
済生会は「『アルコール依存症患者はしらふでは普通の人』といわれますが、これは誤解を生みやすい表現です」としています。「長期にわたって飲み続けてきた脳への影響を過小評価してはいけません」とも述べています。
④ 治療ギャップという問題
済生会は「厚生労働省の調査によると、アルコール依存症と診断される人は全国で推定109万人。しかし、治療中の人は4.3万人とそのわずか数%にとどまります」としています。「これを『治療ギャップ』と呼んでいます」とも述べています。
⑤ 治療は本人の同意が原則です
済生会は「治療は任意で(本人の同意と意志に基づいて)行なうのが原則です」としています。ただし「①依存レベルが重症、②家族が崩壊寸前、③身体合併症のため生命が危機的、④せん妄を含む精神病状態にあり了解不能などの場合には、非自発的な入院治療(強制的に入院させること)が選択されます」ともしています。
⑥ 孤立は強い増悪因子です
済生会は「孤立し支援がなくなる状況は、アルコール依存症患者にとって強い増悪因子となるだけでなく、高確率で自殺へと走らせる因子でもあります」としています。「自助グループなどへの参加により、仲間を得て孤独に陥らない環境をつくることがなにより大切です」とも述べています。
⑦ 出どころについて — 正直に申し上げること
このページの症状・治療の記述は、社会福祉法人恩賜財団済生会が2022年3月3日に公開したアルコール依存症のページによります。診断項目は世界保健機関(WHO)「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD-10)」を参考にしていると同ページに記載があります。当てはまる数が多いことは、アルコール依存症があることを意味しません。つらい状態が続く場合は、一人で抱え込まずにご相談ください。
アルコール依存症は何科・どこに相談すればいいですか?
済生会は「医療機関(精神科)でスクリーニングテストを受けてもらい、診断基準を冷静に確認すれば、アルコール依存症に気づくことはそれほど難しいわけではありません」としています。精神科が主な相談先ですが、身体疾患を伴う場合は一般の内科でも相談できます。
スクリーニングテストにはどんなものがありますか?
済生会は「スクリーニングテスト(ふるい分けのための検査)には、AUDIT(WHOのアルコール依存症スクリーニングテスト)、KAST(久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト)、CAGE(4項目の簡易なアルコール依存症スクリーニングテスト)といったものがあります」としています。
軽症でも治療が必要ですか?
済生会は「もちろんアルコール依存症にも軽症から重症まであるのは通常の病気と同じですが、軽症といえども、いったんそのルートに乗ってしまえば『降りない限りは重症の状態(終着駅)まで確実に行き着いてしまう』という怖さがあります」としています。
どのくらいの量なら大丈夫ですか?
済生会は「純アルコールに換算し20g以内の飲酒量(アルコール度数が5度のビールや缶チューハイなら500mL、度数15度の日本酒なら180mLに相当)におさめることや、毎日の飲酒は控えて休肝日をつくること」を挙げています。
強制的に入院させることはできますか?
済生会は「治療への意志が確認できない場合でも、①依存レベルが重症、②家族が崩壊寸前、③身体合併症のため生命が危機的、④せん妄を含む精神病状態にあり了解不能などの場合には、非自発的な入院治療が選択されます」としています。
家族はどう関わればいいですか?
済生会は「アルコール依存症患者を取り巻く家族への支援を早期から行なうことは、患者本人への対応に劣らず大切です。家族の関係が安定することによってアルコール問題の受容から解決につながり、回復へのエンジンとなっていく」としています。
アルコール依存症について詳しく読む
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くわしい解説は アルコール依存症の真実:診断から最新の科学的治療法、そして回復への完全ガイド をご覧ください。
結果に関わらず、すぐに救急を考える症状
- 強い胸の痛み・締めつけが続く/冷や汗を伴う
- 息が苦しくて横になれない・会話ができないほど苦しい
- 意識がもうろうとする・けいれん・呼びかけに反応が鈍い
- ろれつが回らない・片側の手足が動かない・顔がゆがむ
- 大量の出血、吐血・下血が続く
よくある質問
アルコール依存症は意志が弱いからなりますか?
毎日晩酌をしていますが、依存症でしょうか?
断酒しないと言っていますが、本当にやめる気がないのでしょうか?
最近アメリカの診断基準では呼び方が変わったと聞きました
どのくらいの人が治療を受けていますか?
一人で抱え込まない方法はありますか?
料金や会員登録は必要ですか?
参考にした情報
社会福祉法人恩賜財団 済生会「アルコール依存症 (あるこーるいぞんしょう)とは(公開日:2022年3月3日)」(2026年8月4日参照)最終更新:2026年8月4日
本ページは医療者による個別の診断・治療に代わるものではありません。判断に迷う症状や強い症状があるときは、
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