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糖尿病と心の関係|今日からできる7つの対策

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図:JHO編集部が作成

【結論】糖尿病がある方は、糖尿病のない方と比べてうつ病になりやすく、抑うつ症状がみられる方は全体の約3割にのぼるとされています[2]。厚生労働省 e-ヘルスネットによれば、糖尿病患者のうち13%は不安障害、11%はうつ病と診断されるという報告もあります[2]。心の不調は「気持ちの問題」ではなく、血糖コントロールを乱し合併症のリスクを高める、治療の一部として向き合うべき症状です[2]。この記事では、糖尿病情報センター・厚生労働省 e-ヘルスネット・「まもろうよ こころ」・日本糖尿病協会の公的資料をもとに、心の状態をセルフチェックする方法、今日からできる対策、家族の支え方、相談先までを整理しました。糖尿病そのものの診断・治療の基本については糖尿病ハブページもあわせてご覧ください。

編集方針:本記事はJHO編集部がAIツールの支援を受け、糖尿病情報センター・厚生労働省 e-ヘルスネット・厚生労働省・日本糖尿病協会など公的機関の資料と照合して作成しました。最終確認は人の目で行っています。医師による個別診断の代わりにはなりません。数値・分類は資料の改定により変わることがあります(2026年7月時点)。

要点まとめ

  • ✓ 糖尿病患者の約3割に抑うつ症状がみられ、糖尿病のない人と比べて抑うつ症状を持つ人がおよそ2倍多いとする報告もあります[1][2]。
  • ✓ 糖尿病があるとうつ病になりやすく、うつ病があると糖尿病になりやすいという「双方向」の関係が指摘されています[2]。
  • ✓ 気分の落ち込みが2週間以上続き、日常生活に支障が出ている場合は、自己判断で様子を見ず主治医や心療内科・精神科に相談することが勧められています[1]。
  • ✓ 「他人のサポートを求めることは弱さではなく強さの表れ」として、一人で抱え込まないことが重要とされています。
  • ✓ こころの不調は緊急性が高いサインもあります。強い希死念慮があるときは、抱え込まずすぐに「まもろうよ こころ」(0570-064-556)などの相談窓口を利用してください[6]。

今の血圧・脈拍を確かめる

数値を入れると、日本高血圧学会の血圧値の分類と「次にすること」を表示します。記録はこの端末の中だけに保存され、登録は不要です。

身長と体重からBMIも調べる

これは診断ではありません。入力された数値を日本高血圧学会の血圧値の分類(高血圧の基準は診察室 140/90mmHg以上・家庭 135/85mmHg以上)に当てはめて「受診の目安」を機械的に示すもので、医師の診察に代わるものではありません。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、降圧目標は年齢によらず診察室 130/80mmHg未満・家庭 125/75mmHg未満とされています。脈拍の目安は学会の分類ではなく一般的な参考範囲です。

なぜ糖尿病があると心が疲れやすいのか——「気持ちの問題」ではない理由

「血糖値の数字に一喜一憂して疲れる」「頑張っているのに結果が出ないと自分を責めてしまう」——糖尿病とともに生きる方の多くが、こうした感覚を経験します。厚生労働省 e-ヘルスネットが指摘するように、これは性格や気持ちの弱さの問題ではありません[2]。厚生労働省 e-ヘルスネットは、糖尿病患者はうつ病になりやすく、うつ病患者も糖尿病になりやすいという、双方向の医学的な関連があると説明しています[2]。糖尿病情報センターの解説では、この関連について「診断時の精神的ショック」「食事・運動・インスリン導入といった治療内容の変化に伴うストレス」「合併症が進行することによる心身の苦痛」といった従来からの考え方に加え、より複雑な生物学的な要因が関わっている可能性も指摘されています[1]。

つまり、糖尿病情報センターが示すように、糖尿病という病気そのものが、心の状態に影響を与える要因を内側に持っているということです[1]。血糖値を毎日測り、食事の内容を記録し、時には注射や内服のタイミングを管理する——この「一生続く自己管理」は、他の多くの病気にはない特有の負担です。糖尿病情報センターは、うつ病の症状は気分の落ち込みや興味・喜びの喪失といった「こころの不調」だけでなく、食欲不振や体重減少といった「からだの不調」として現れることもあると説明しています[1]。糖尿病情報センターによれば、「最近だるい」「食欲がない」「よく眠れない」といった体の変化の背景に、心の疲れが隠れていることは珍しくありません[1]。

糖尿病情報センターが強調するように、大切なのは、こうした心の変化を「甘え」や「気の持ちよう」で片づけないことです[1]。心の不調の背景や仕組みをより詳しく知りたい場合は、心の不調の根源を探る解説記事もあわせてご覧ください。厚生労働省 e-ヘルスネットによれば、うつ病になると血糖コントロールが難しくなり、糖尿病の合併症のリスクが高まることが分かっています[2]。反対に、心のケアに早く手をつけることは、血糖コントロールを守るための治療の一部でもあるのです[2]。この記事では、まず自分の状態を客観的に知るための数字と目安を紹介し、そのうえで今日からできる具体的な対策、家族の支え方、専門家への相談の目安まで、順を追って整理していきます。

数字で見る糖尿病とこころの関係

「自分だけがつらいのではないか」と感じる方も多いですが、糖尿病があると心の負担を抱えやすいことは、公的な統計でも示されています[1][2]。糖尿病情報センター・厚生労働省 e-ヘルスネットの資料をもとに、主な数値を整理しました。

糖尿病とこころに関する主な統計
項目 数値 備考
抑うつ症状がある糖尿病患者の割合 約3割 糖尿病のない人と比べ、抑うつ症状を持つ人がおよそ2倍多いとの報告もある[1][2]
不安障害と診断される割合 13% 厚生労働省 e-ヘルスネットが紹介する、糖尿病患者を対象とした報告[2]
うつ病と診断される割合 11% 厚生労働省 e-ヘルスネットが紹介する報告。専門的な治療が必要なうつ病は約10%との報告もある[2]
抗うつ薬を服用している割合 5.7% 糖尿病患者を対象とした調査[2]
うつ病を併発した場合の死亡率 1.6倍 うつ病のない糖尿病患者との比較[2]
うつ病併発時の医療費 約4.5倍 うつ病のない場合との比較[2]
自分のうつ病に気づいていない割合 約半数 うつ病を発症していても未自覚のことが多い[2]
日本人が生涯にうつ病を経験する割合 約15人に1人 糖尿病の有無に関わらない一般的な生涯有病率[1]

出典:糖尿病情報センター「うつ病」[1]/厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病とこころ」[2]

特に注目したいのは「約半数がうつ病の発症に気づいていない」という点です[2]。厚生労働省 e-ヘルスネットが指摘するように、「なんとなく調子が悪い」「やる気が出ない」を糖尿病の治療の大変さのせいだと思い込み、心の不調そのものに気づかないまま過ごしてしまうケースが少なくないということです[2]。だからこそ、次に紹介するセルフチェックの視点を知っておくことに意味があります。

「糖尿病による苦痛」——うつ病とは違う、もう一つの心の負担

糖尿病の心のつらさには、医学的な「うつ病」とは別に、糖尿病特有の心理的負担を指す「糖尿病による苦痛(ディアビーティス・ディストレス)」という考え方があります。一般に紹介されている専門家の解説によれば、これはインスリンを使う患者さんに特によく見られる負担とされています。うつ病そのものではなくても、日々の血糖管理に伴う疲労感・焦り・自己嫌悪といった感情が積み重なっていく状態です。この苦痛は、大きく4つのタイプに分けて説明されています。

「糖尿病による苦痛」4つのタイプ
タイプ 内容 具体例
①治療による生活変化への苦痛 食事・運動・服薬の管理が思うようにできないことへの自責感 「今日も間食してしまった」と自分を責め続ける
②未来への不安 進行性の病気として合併症が起こる危険性への懸念 「このまま治療を続けても悪化するのでは」という不安
③治療・医療費の悩み 最適な治療法を選べているかへの不安と経済的な負担 薬や検査費用の負担、治療方針への迷い
④社会的な無理解 「お菓子の食べ過ぎが原因」など誤った思い込みによる負担 職場や周囲からの心ない一言に傷つく

出典:一般に紹介されている専門家解説にもとづきJHO編集部が整理(詳細出典未確認のため参考情報として掲載)

この4タイプの整理で重要なのは、④の「社会的な無理解」です。糖尿病は、原因や病態が体質・遺伝・生活習慣など複数の要因の組み合わせで起こる病気ですが、「自己管理ができていないから」という単純化された見方をされることがあります[4]。こうした誤解にさらされ続けることも、立派な「苦痛」の一種として位置づけられている点は、糖尿病とともに生きる方にとって心強い視点です。「自分の感じているつらさには、ちゃんと名前がついている」と知ることそのものが、対処の第一歩になります。

一般に紹介されている報告では、こうした苦痛への介入プログラムを行った結果、介入前は84%の患者がうつ病スコアで10点以上(うつ症状の疑いがある水準)だったのに対し、12か月後には10点以下にまで改善したという例も紹介されています。苦痛がある患者ではHbA1c(血糖コントロールの指標)が悪化する傾向も報告されており、心のケアと血糖コントロールは切り離せない関係にあることがうかがえます。

うつ病のサインをセルフチェックする——「2週間」が一つの目安

糖尿病情報センターの解説をもとに、心の不調に早く気づくために、まず知っておきたいのが「うつ病らしさ」の目安です[1]。糖尿病情報センターは、気分の落ち込みや意欲の低下などの症状が「2週間以上続く」場合を、うつ病を疑う一つの目安として挙げています[1]。糖尿病情報センターによれば、一時的に落ち込む日があるのは自然なことですが、それが長く続き、日常生活に影響が出ているかどうかがポイントです[1]。

うつ病のサイン・セルフチェック項目
領域 サイン
気分 気分の落ち込み、これまで楽しめていたことに興味・喜びを感じられない[1]
からだ 食欲や体重の変化(増加または減少)、睡眠障害(眠れない・眠りすぎる)[1]
思考 集中力の低下、自分には価値がないと感じる、強い罪悪感[1]
危険サイン 自分を傷つけたい、消えてしまいたいという考え(自傷念慮)[1]

出典:糖尿病情報センター「うつ病」[1]

🔧 セルフチェック早見表——当てはまる数を数えてみましょう

上の表の「気分」「からだ」「思考」「危険サイン」のうち、いくつ当てはまるか数えてみてください。

  • 0〜1個・数日で治まる:🟢 経過観察でも可。次回の通院時に一言伝えておくと安心です。
  • 2個以上が2週間以上続く:🟡 早めに主治医または心療内科・精神科へ相談することが勧められています。
  • 「危険サイン」(自分を傷つけたい・消えてしまいたい)に1つでも該当:🔴 様子を見ず、すぐに「まもろうよ こころ」(0570-064-556)または救急に連絡してください。

このセルフチェックはあくまで受診を考えるきっかけであり、自己診断のためのものではありません。最終的な判断は必ず医師が行います。

糖尿病情報センターは、このチェック項目の中に当てはまるものが複数あり、それが2週間以上続いている場合は、様子を見るのではなく、次に紹介する相談先に早めに連絡することを勧めています[1]。特に「自分を傷つけたい」「消えてしまいたい」という考えが浮かんだ場合は、緊急性の高いサインです。一人で抱え込まず、後述する電話相談窓口をすぐに利用してください。

糖尿病情報センターが示すように、このチェックリストはあくまで「受診を考えるきっかけ」であり、自己診断のためのものではないということです[1]。うつ病かどうかを最終的に判断するのは医師です。「これくらいで相談していいのだろうか」とためらう方も多いですが、他人のサポートを求めることは弱さではなく、自分の状態を大切にする行動だと捉え直してみてください。食欲低下・睡眠の変化・気分の落ち込みに気づいたら、まずは糖尿病の治療で通っている医療スタッフに話してみることが、相談への一番身近な入り口になります。

今日からできる、心の安定を取り戻す7つの対策

心の負担を軽くするために、大きな決断や特別な準備は必要ありません。糖尿病情報センターの考え方や一般的に紹介されている専門家の助言をもとに、今日から取り組める具体的な対策を整理しました[1]。

①完璧を目指さない。専門家の解説では、血糖値の数字に一喜一憂して自分を責めるのではなく、少しでも改善できた点を自分で褒めることが勧められています。「今日は間食を我慢できた」「歩く距離を少し伸ばせた」など、小さな達成を意識的に見つける習慣が、自己嫌悪の悪循環を断ち切る第一歩になります。

②一度に全部を変えようとしない。食事・運動・服薬・血糖測定のすべてを同時に完璧にこなそうとすると、達成できない自分に落ち込みやすくなります。専門家の解説では「一度に全てに取り組むのではなく、1つずつステップを上げていく」段階的なアプローチが勧められています。まずは一つの習慣を安定させてから、次の目標に取り組むという考え方です。

③「糖尿病による苦痛」を言葉にしてみる。前の章で紹介した4タイプの苦痛(生活変化・将来への不安・治療や医療費・社会的な無理解)のうち、自分がいまどれに一番負担を感じているかを言葉にしてみることは、漠然とした不安を整理する助けになります。ノートに書き出す、信頼できる人に話す、どちらの方法でも構いません。

④体の不調を心のサインとして受け止める。糖尿病情報センターの解説をもとに、食欲不振・不眠・だるさが続くときは「疲れているだけ」と片付けず、心の状態を振り返るきっかけにしましょう[1]。糖尿病情報センターによれば、体の症状として現れるうつ病のサインに早く気づくことが、早期の対処につながります[1]。

⑤一人で抱え込まず、サポートを求める。他人に助けを求めることは弱さではなく強さの表れであるという考え方を、まず自分自身に許可することが大切です。家族・友人・医療スタッフ・後述するピアサポートの仲間など、頼れる相手は一つでなくて構いません[4]。

⑥「治療の基本は達成できている」という視点を持つ。糖尿病情報センターが示すように、薬をきちんと服用し、定期的に通院できていれば、それだけで糖尿病治療の基本は達成できているという考え方があります[5]。血糖値の数字が思うように下がらない時期があっても、通院と服薬を続けていること自体を、まず自分で認めてあげてください[5]。

⑦2週間以上続く不調は、専門家に相談する。糖尿病情報センターによれば、気分の落ち込みが2週間以上続き、日常生活に影響が出ている場合は、うつ病を疑う目安に該当します[1]。かかりつけの糖尿病専門医、あるいは心療内科・精神科への相談を、我慢せず選択肢に入れてください[1]。

家族・パートナーができる3つの支え方

糖尿病情報センターが示すように、糖尿病とともに生きる方を支えるのは、本人の努力だけではありません[5]。糖尿病情報センターは、家族や大切な方が糖尿病といわれたときのサポートとして、3つの柱を挙げています[5]。

家族ができる3つの支え方
柱 具体的な内容
①継続的な受診の見守り 仕事の都合や通院の手間などで受診が途切れないよう、心配していることを伝え、治療を続けられるようそっと後押しする[5]
②治療・療養の実践的サポート 食事療法や運動療法を一緒に行う、服薬の管理を手伝うなど、日々の生活の中でできる具体的な支援[5]
③心理的な支援と励まし 結果がすぐに見えなくても、薬をきちんと飲み定期的に受診できていることを認め、無理強いせず見守る[5]

出典:糖尿病情報センター「家族や大切な方が糖尿病といわれたら」[5]

この3つの中で、家族が特に見落としやすいのが③の「心理的な支援」です[5]。食事や運動のサポートは目に見える形で協力しやすい一方、「今日は数値が良くなかったね」といった何気ない一言が、本人にとっては大きなプレッシャーになることがあります。糖尿病情報センターが示すように、頑張っても結果がすぐに見えない時期があることを前提として、数字の良し悪しではなく「続けていること」そのものを認める関わり方が大切です[5]。

また、家族自身がすべてを抱え込む必要もありません。糖尿病情報センターは、対応に困ったときは糖尿病療養指導士や糖尿病専門医など、専門の資格を持ったスタッフに相談することも選択肢として挙げています[5]。糖尿病情報センターが示すように、本人だけでなく、支える家族も一人で抱え込まないことが、長く付き合っていく病気だからこそ重要になります[5]。

ピアサポート・友の会——同様の立場の人とつながる

専門家や家族とは違う支えとして、同じ病気とともに生きる人同士のつながり(ピアサポート)があります。公益社団法人日本糖尿病協会(JADEC)は、糖尿病患者とその家族、医療スタッフで構成される団体で、47都道府県の糖尿病協会と連携し、全国約1,600の糖尿病「友の会」を通じた地域活動を行っています[4]。友の会は、患者同士・家族同士が経験や工夫を共有できる場として機能しており[4]、「同じ経験をしている人がほかにもいる」と知ることそのものが、孤立感を和らげる力を持ちます。

日本糖尿病協会(JADEC)によれば、「糖尿病であることを周囲に話しにくい」と感じる方は少なくありません[4]。日本糖尿病協会・日本糖尿病学会は、糖尿病に対する社会や医療者からの差別・偏見(スティグマ)が、患者に社会的・経済的な不利益をもたらし、糖尿病であることを周囲に隠す、適切な治療の機会を失い重症化するといった悪循環につながりうると指摘し、アドボカシー(権利擁護)活動に取り組んでいます[4]。友の会のような、安心して糖尿病について話せる場に参加することは、このような孤立を防ぐ具体的な手段の一つです[4]。参加を検討したい場合は、かかりつけの医療機関や、都道府県の糖尿病協会の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。

スティグマ(偏見)とどう向き合うか

糖尿病をめぐる心の負担のひとつに、病気そのものよりも「周囲の見方」からくる苦痛があります。日本糖尿病協会・日本糖尿病学会は、2019年に米国糖尿病協会からスティグマへの取り組み不足を指摘されたことを契機に、両団体合同のアドボカシー委員会を発足させたことを明らかにしています[4]。取り組みの一つとして、医療現場で習慣的に使われてきた言葉の中に、患者を傷つけうる表現がないかを見直す活動が進められています[4]。

日本糖尿病学会・日本糖尿病協会(JADEC)が進めるその象徴的な動きが、「糖尿病」という呼び方そのものの見直しです[4]。日本糖尿病学会・日本糖尿病協会は、「糖尿」という言葉が現在の病態を正確に表しておらず国際的にも通用しにくいことを理由に、世界共通で使われる「ダイアベティス」という呼称への変更を目指す方針を示しています[4]。この動きは、単なる言葉の言い換えではなく、糖尿病という病名そのものに染み付いた「不摂生でなる病気」という誤ったイメージを社会全体で見直していこうとする、アドボカシー活動の一環です[4]。

日本糖尿病学会・日本糖尿病協会の見解が示すように、周囲からの心ない言葉に傷ついたとき、「自分の受け止め方が弱いのだ」と考える必要はありません[4]。糖尿病そのものの合併症リスクや注意点は糖尿病の危険性についての記事で詳しくまとめています。それは、社会の側にまだ残る誤解の問題であり、患者側だけの課題ではないと、専門の学会・協会自身が公式に認めているということを知っておいてください[4]。誤解に基づく言葉を受けたときは、可能であれば正しい情報が載った資料を示す、あるいは反応せずその場を離れるなど、自分を守る対応を選んでよいのです。

シックデイと心の関係——体調不良のときこそ心も乱れやすい

厚生労働省 e-ヘルスネットによれば、風邪や発熱など、糖尿病以外の体調不良で血糖値が乱れやすくなる状態を「シックデイ」と呼びます[2]。厚生労働省 e-ヘルスネットの解説にあるように、体が不調なときは、平常時よりも判断力が落ち、不安や焦りも強くなりやすいものです[7]。厚生労働省 e-ヘルスネットが示すように、うつ病になると血糖コントロールが難しくなる関係がある一方で[2]、逆に体調不良で血糖が乱れること自体が、一時的に気分を不安定にさせることもあります。

厚生労働省 e-ヘルスネットが注意を促すように、シックデイのときにやってはいけないのが、自己判断でインスリン注射を完全に中断してしまうことです[2]。食事がとれずに不安になっても、インスリンの自己判断による中断は避け、必ず主治医の指示や、あらかじめ決めておいたシックデイ・ルールに従うことが基本です[2]。体調不良で気持ちが弱っているときほど、一人で判断せず、医療スタッフに連絡することが心と体の両方を守ることにつながります。日頃から「体調が悪いときはどこに連絡すればよいか」を主治医と確認しておくと、いざというときに慌てず対応できます。

ストレスとの向き合い方——「よいストレス」と「悪いストレス」

糖尿病の自己管理そのものが、日々小さなストレスの積み重ねになりやすいことは、ここまで見てきた通りです。厚生労働省 e-ヘルスネットの解説によれば、ストレスとは外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応を指す言葉であり、その原因となる外的刺激(ストレッサー)と、それに対する私たちの心身の反応(ストレス反応)とを合わせてストレスと呼ぶこともあるとされています[7]。血糖値の変動、通院や自己注射のスケジュール、周囲の理解不足——糖尿病とともに生きる中で出会う「ストレッサー」は一つではありません。

ここで押さえておきたいのは、同じストレッサーでも受け止め方によって結果が変わるという点です。厚生労働省 e-ヘルスネットは「同じストレッサーでも受け止める人によって『よいストレス』になるか『悪いストレス』になるかが大きく異なります」と説明しています[7]。さらに「ストレッサーを制御できた場合は適応という様態をとりますが、うまく制御ができなかった場合には、不適応を起こして身体にさまざまな影響が現れます」とも述べられています[7]。つまり、ストレッサーそのものをゼロにすることは難しくても、その受け止め方や対処の仕方を工夫することで、心身への影響を和らげられる余地があるということです。ストレスとの具体的な付き合い方はストレスを乗り越える方法の記事でも詳しく紹介しています。

これは、この記事で紹介してきた「完璧を目指さない」「一つずつステップを上げる」「苦痛を言葉にする」といった対策とも重なります。糖尿病というストレッサー自体をなくすことはできなくても、それとの付き合い方を変えることはできる——この視点を持つことが、心の安定を長く保つ土台になります。

医療費や制度面の不安への向き合い方

「糖尿病による苦痛」の4タイプのうち、治療や医療費への悩みは、心の負担として無視できない大きさを持ちます。通院・検査・薬剤・インスリンなどの費用が続くことへの不安は、治療そのものへの意欲を下げてしまうこともあります。医療費が高額になりそうなときは、月ごとの自己負担に上限を設ける公的な制度が用意されています。具体的な自己負担の上限額は、加入している健康保険の種類や所得区分によって異なるため、まずは加入先の健康保険組合や、お住まいの市区町村の窓口、あるいは通院先の医療機関の相談窓口(医療ソーシャルワーカーなど)に確認することをおすすめします。お金の不安を一人で抱え込まず、早めに専門の窓口に相談すること自体が、心の負担を軽くする具体的な一歩になります。

受診の目安——何科に相談すればよいか、緊急時のサイン

心の不調を感じたとき、「どこに相談すればいいのか分からない」という戸惑いも、受診をためらう理由の一つです。糖尿病情報センターの解説をもとに、相談先の目安を整理しました[1]。

症状別・相談先の目安
状態 目安 相談先
自分を傷つけたい、消えてしまいたいという考えがある 🔴 すぐに相談 「まもろうよ こころ」0570-064-556、または救急[6]
気分の落ち込み・意欲低下が2週間以上続き、生活に支障がある 🟡 早めに相談 糖尿病の主治医、または心療内科・精神科[1]
食欲不振・不眠・だるさが続くが、原因がはっきりしない 🟡 早めに相談 まずは糖尿病の通院先の医療スタッフ
一時的に落ち込んだが、数日で普段の状態に戻る 🟢 経過観察も可 気になる変化があれば次回の通院時に相談

出典:糖尿病情報センター「うつ病」[1]/厚生労働省「まもろうよ こころ」[6]をもとにJHO編集部が整理

最初の相談先として最も身近なのは、糖尿病の治療で通っている「かかりつけ医」です[1]。糖尿病情報センターは、相談先としてかかりつけ医、精神科医、そして信頼できる周囲の人を挙げています[1]。糖尿病の治療内容を把握している主治医であれば、心の不調と血糖コントロールの両方を踏まえた対応を相談しやすいという利点があります[2]。主治医から心療内科・精神科への紹介という流れも一般的です。

強い希死念慮(消えてしまいたい、死にたいという考え)がある場合は、様子を見ず、すぐに専門の窓口へ連絡してください。厚生労働省は「まもろうよ こころ」という特設サイトで、電話相談窓口として「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)を案内しています[6]。電話が難しい場合はLINEやオンラインチャットでの相談窓口も紹介されており、地域ごとの相談日時は同サイトで確認できます[6]。「大したことではないかもしれない」とためらう必要はありません[6]。こうした窓口は、まさにそうした迷いを抱えた人のために用意されています[6]。

医療スタッフ・カウンセラーとの付き合い方

心療内科や精神科への相談に抵抗を感じる方は少なくありません[1]。「精神科に行くほどではない」「大げさに思われたくない」という気持ちは自然なものですが、糖尿病情報センターが示すように、うつ病は抗うつ薬や精神療法によって症状が改善することが分かっている、治療可能な病気です[1]。血糖値が高いときに治療を受けるのと同じように、心の不調も専門的なケアで改善が期待できる状態として捉えることができます[1]。

相談する際は、症状をありのまま伝えることが大切です。「いつから」「どのくらいの頻度で」気分の落ち込みや不眠があるのか、糖尿病の治療に対してどんな負担を感じているのかを具体的に話すことで、医師や心理士はより適切な対応を選びやすくなります。糖尿病専門医と心療内科・精神科が連携して治療にあたる体制をとっている医療機関もあり、糖尿病の血糖コントロールと心のケアを別々に考えるのではなく、一体として相談できる環境を探すことも一つの方法です。

また、糖尿病療養指導士(医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などが取得する専門資格)は、日々の療養に伴う悩みを聞く役割も担っています。「主治医には話しにくいけれど、日常の細かい悩みを聞いてほしい」というときは、こうした専門スタッフに相談することも選択肢になります[5]。メンタルヘルス全般の基礎知識はこころの健康ハブページでも整理しています。糖尿病専門医と心療内科・精神科が連携する体制は、心の不調と血糖コントロールの両方を切れ目なく診てもらえる点で安心につながります[2]。

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ライフステージ別に考える、心の負担のかかり方

糖尿病とこころの関係は、年代やライフステージによって現れ方が変わります。ここまで紹介してきた考え方を、場面ごとに整理し直してみます。

診断されたばかりの時期:糖尿病情報センターが示すように、診断時の精神的ショックや、食事・運動・インスリン導入といった治療内容の急な変化は、心の負担につながりやすい要因として挙げられています[1]。この時期は「病気を受け入れられない自分はおかしいのだろうか」と感じやすいですが、診断直後に大きな戸惑いや落ち込みを感じること自体は、多くの方が経験する自然な反応です。無理に前向きになろうとせず、まずは治療の基本(服薬と通院の継続)を守ることを目標にするだけで十分です[5]。

仕事・子育てと治療を両立する時期:この時期は、糖尿病による苦痛の4タイプのうち「治療による生活変化への苦痛」と「社会的な無理解」の両方に直面しやすい時期です。仕事の合間に血糖測定や注射の時間を確保すること、職場や周囲に病気のことをどこまで伝えるかといった判断は、精神的な負担になりがちです。糖尿病であることを周囲に話しにくいと感じる背景には、社会に残るスティグマ(偏見)の影響も指摘されています[4]。誰に、どこまで伝えるかに正解はなく、自分が安心して治療を続けられる範囲を自分で決めてよいものです。

合併症が気になり始める時期:治療を続けていても、将来の合併症への不安は消えにくいものです。この「未来への不安」も、糖尿病による苦痛の代表的な一つとして位置づけられています。不安な気持ちを持つこと自体は病気と向き合っている証でもありますが、不安が強くなりすぎて眠れない、気分の落ち込みが続くといった状態になった場合は、うつ病のサインとして受け止め、早めに相談することが勧められています[1]。

高齢期・介護が関わる時期:加齢とともに、通院の付き添いや服薬管理など、家族の支えがより重要になる時期です。糖尿病情報センターが示す3つの支え——受診の見守り、治療の実践的サポート、心理的な支援——は、この時期ほど本人だけでなく家族にとっても負担が大きくなりやすいため、家族自身も一人で抱え込まず、専門の資格を持ったスタッフに相談する選択肢を持っておくことが大切です[5]。

相談・記録に使えるデジタルツールとの付き合い方

近年は、血糖値の記録アプリやオンライン診療、オンラインでのピアサポートなど、通院以外の形で治療や仲間とつながる手段も増えています。こうしたツールは通院の負担そのものを減らすわけではありませんが、日々の記録を可視化することで「頑張りが見える化される」効果や、外出が難しいときにも相談の選択肢を確保できる利点があります。ただし、アプリの数値に一喜一憂しすぎることは、かえって「治療による生活変化への苦痛」を強めてしまうこともあるため、記録はあくまで自分の状態を把握する道具として使い、数字そのものに感情を支配されすぎないようにする意識も大切です。オンラインの相談窓口を利用する場合も、緊急性が高いと感じるときは、電話相談窓口を優先してください[6]。

職場・学校など周囲への伝え方に迷ったとき

糖尿病があることを、職場や学校でどこまで話すべきか——これに唯一の正解はありません。ただし、伝えるかどうかを考えるときの土台として知っておきたいのは、糖尿病に対する誤解や偏見が、患者に社会的・経済的な不利益をもたらしうると、専門の学会・協会自身が公式に認めている事実です[4]。この事実を知っておくだけでも、「話して不利益を被ったらどうしよう」という不安を、自分だけの問題ではなく社会全体の課題として捉え直すことができます。

血糖測定や注射のタイミング、低血糖が起きたときの対応など、安全に関わる情報は、少なくとも身近な同僚や担任の教員など、日常的に接する人には伝えておくことが望ましい場合が多いです。一方で、詳しい病状や治療内容をどこまで話すかは、本人の判断に委ねられる部分です。「誤解に基づく心ない言葉を受けたときは、正しい情報が載った資料を示す、あるいは反応せずその場を離れるなど、自分を守る対応を選んでよい」という考え方は、職場や学校の場面でも変わりません[4]。伝え方に迷ったときは、糖尿病療養指導士や主治医に、自分の状況に合わせた伝え方の相談をしてみるのも一つの方法です[5]。

心のケアを後回しにしないために——予防的にできること

心の不調が重くなってから対処するのではなく、日頃から心の状態に目を向ける習慣を持つことが、結果的に負担を軽くします。血糖値の記録と同じように、気分や睡眠の状態を簡単にメモしておくと、「いつもと違う」変化に自分自身で気づきやすくなります。特に、糖尿病による苦痛の4タイプ(生活変化・将来への不安・治療や医療費・社会的な無理解)のうち、自分がどれを強く感じやすいかを普段から意識しておくと、負担が大きくなったときに早めに言葉にできます。

定期通院のたびに、血糖値やHbA1cの数字だけでなく、「最近、気持ちの面で気になることはないか」を自分から医療スタッフに伝えることも有効です。多くの医療機関では、聞かれなければ心の状態まで話さない患者が多い一方、聞かれれば話せるという方も少なくありません。自分から一言添えるだけで、心のケアが治療のテーマとして共有され、早期の対応につながります。

そして何より、糖尿病とともに生きること自体が、日々の小さな努力の積み重ねであるという事実を、自分自身が一番よく理解しておくことです。数字の良し悪しに関わらず、通院を続け、できる範囲で治療に向き合っていること自体が、すでに大きな取り組みです[5]。心の安定は、劇的な変化によってではなく、こうした小さな積み重ねの先に取り戻されていくものです。

まとめ——心のケアは、血糖コントロールと同じ「治療」の一部

ここまで、糖尿病があるとうつ病になりやすいという医学的な関連[2]、糖尿病特有の心理的負担である「糖尿病による苦痛」の4タイプ、うつ病のサインを見分けるセルフチェックの目安[1]、今日からできる7つの対策、家族ができる3つの支え方[5]、ピアサポートやスティグマとの向き合い方[4]、そして緊急時の相談窓口[6]まで、公的機関の資料をもとに整理してきました。

大切なポイントを一言でまとめるなら、「心の不調は気持ちの弱さではなく、治療の一部として向き合ってよい症状である」ということです[1][2]。血糖値の数字を毎日気にかけるのと同じように、自分の気分や睡眠、食欲の変化にも目を向け、2週間以上続く不調があれば、我慢せず主治医や心療内科・精神科、あるいは「まもろうよ こころ」(0570-064-556)に相談してください[1][6]。一人で抱え込まず、家族・医療スタッフ・ピアサポートの仲間など、頼れる相手を複数持っておくことが、糖尿病と長く付き合っていくための、もう一つの「治療」なのです[5]。

糖尿病とこころの関係については、患者ごとに背景・重症度・生活環境が異なり、研究間でも見解が分かれており、現時点で確定的な結論はありません。本記事で紹介した数値や対策は、今回参照した公的機関の資料・専門家解説にもとづく一般的な情報であり、個々の状況に当てはまらない場合もあります。ご自身の状態については、必ず主治医・専門の医療機関にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

糖尿病があると、なぜうつ病になりやすいのですか?
厚生労働省 e-ヘルスネットによれば、糖尿病とうつ病には双方向の関連があるとされています。診断時のストレス、治療内容の変化、合併症の心身への負担といった要因に加え、より複雑な生物学的な関与も指摘されています[1][2]。
気分の落ち込みがどれくらい続いたら受診すべきですか?
糖尿病情報センターは、気分の落ち込みや意欲の低下などの症状が2週間以上続き、日常生活に支障が出ている場合を、うつ病を疑う一つの目安として挙げています[1]。
「糖尿病による苦痛」とうつ病はどう違いますか?
「糖尿病による苦痛」は医学的なうつ病とは別に、日々の血糖管理に伴う疲労感や自己嫌悪などの心理的負担を指す考え方で、特にインスリンを使う患者さんによく見られるとされています。うつ病の診断基準を満たさなくても、大きな負担として現れることがあります。
家族はどのように支えればよいですか?
糖尿病情報センターは、①継続的な受診の見守り、②食事・運動・服薬の実践的サポート、③結果が見えなくても努力を認める心理的な支援の3つを挙げています[5]。対応に困ったときは糖尿病療養指導士など専門スタッフに相談することも勧められています[5]。
希死念慮(消えてしまいたいという考え)があるときはどうすればいいですか?
様子を見ず、すぐに専門の相談窓口を利用してください。厚生労働省「まもろうよ こころ」のこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)や、LINE・チャット相談も利用できます[6]。緊急性が高い場合は救急への連絡も検討してください。
ピアサポート(友の会)はどこで参加できますか?
日本糖尿病協会(JADEC)は、47都道府県の糖尿病協会と連携し、全国約1,600の糖尿病「友の会」を通じた活動を行っています[4]。参加を希望する場合は、かかりつけの医療機関や都道府県の糖尿病協会窓口に問い合わせるとよいでしょう。
糖尿病の呼び方が変わるという話を聞きましたが、本当ですか?
日本糖尿病学会・日本糖尿病協会は、「糖尿」という表現が病態を正確に表しておらず国際的にも通用しにくいとして、世界共通で使われる「ダイアベティス」への呼称変更を目指す方針を示しています[4]。これは病気にまつわる誤ったイメージを見直すアドボカシー活動の一環です[4]。
心療内科・精神科に相談するのは大げさでしょうか?
大げさではありません。糖尿病情報センターによれば、うつ病は抗うつ薬や精神療法によって症状が改善することが分かっている、治療可能な病気です[1]。血糖コントロールと同じように、専門的なケアで改善が期待できる状態として考えることができます。うつ病の経過や治療について詳しく知りたい方はうつ病は自然に治るのか解説した記事もご参照ください。
自分がうつ病かどうか、どう見分ければいいですか?
気分の落ち込み、興味・喜びの喪失、食欲や体重の変化、睡眠障害、集中力の低下、強い罪悪感などが目安になります[1]。ただしこれは受診を考えるきっかけであり、最終的な診断は医師が行うものです。自己判断で決めつけず、気になる場合は相談してください。
シックデイのとき、インスリンを自己判断でやめてもいいですか?
やめてはいけません。食事がとれないときでも、インスリンの自己中断は避け、主治医の指示やあらかじめ決めたシックデイ・ルールに従うことが基本です。判断に迷うときは、体調が悪いときこそ医療スタッフに連絡してください。
ストレスは完全になくすことができますか?
厚生労働省 e-ヘルスネットによれば、ストレスの原因(ストレッサー)そのものをなくすことは難しくても、受け止め方や対処の仕方によって心身への影響は変わるとされています[7]。ゼロを目指すのではなく、上手に付き合う視点を持つことが現実的です。
医療費が心配で通院をためらっています。どうすればいいですか?
医療費への不安は「糖尿病による苦痛」の一つとして知られています。自己負担には上限を設ける公的な制度があるため、加入している健康保険組合や市区町村の窓口、通院先の医療ソーシャルワーカーに早めに相談することをおすすめします。

参考文献

  1. 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「うつ病」 dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/070/010/03.html
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病とこころ」 kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-05-006.html
  3. 公益社団法人日本糖尿病協会「日本糖尿病学会・JADEC合同アドボカシー活動」 nittokyo.or.jp/modules/about/index.php?content_id=46
  4. 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「家族や大切な方が糖尿病といわれたら」 dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/080/080/01.html
  5. 厚生労働省「まもろうよ こころ」(こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556) mhlw.go.jp/mamorouyokokoro
  6. 厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」 kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-031.html

この記事は、糖尿病情報センター・厚生労働省 e-ヘルスネット・厚生労働省「まもろうよ こころ」・日本糖尿病協会など公的機関の資料をもとに、JHO編集部が一般的な情報として整理したものです。特定の治療法の効果を保証したり、自己判断でのインスリンや薬の中断・調整を勧めたりするものではありません。心身の不調が続く場合や、症状の緊急性が高いと感じる場合は、自己判断で様子を見ず、必ず主治医・専門の医療機関、または本文で紹介した相談窓口にご相談ください。

この記事について

この記事は「糖尿病患者の心を支える方法とは?心の安定を取り戻すために知っておきたい対策」というテーマで、糖尿病とともに生きる方、そのご家族に向けて作成しました。糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「うつ病」「家族や大切な方が糖尿病といわれたら」、厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病とこころ」「ストレス」、厚生労働省「まもろうよ こころ」、公益社団法人日本糖尿病協会のアドボカシー活動資料を主な情報源としています。糖尿病による心理的苦痛(Diabetes Distress)という考え方や、その具体的な現れ方に関する記述の一部は、公的機関の資料に加え、一般に紹介されている専門家解説も参考にしていますが、正確な出典を確認できなかった数値については本文に記載していません。記事内の統計・数値は、各出典で示されている調査・報告時点のものであり、最新の状況とは異なる場合があります。医学的な内容は今後の資料更新に応じて見直しを行います。

更新日:2026年7月18日。本記事の内容にお気づきの誤りやご指摘がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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医療情報に関する重要なお知らせ

本記事はAI技術を活用し、厚生労働省・WHO等の公的医療機関の情報に基づいて作成されています。医療専門家による個別の監修は受けておりません。健康上の判断や治療については、必ず医師にご相談ください。詳しくは編集ポリシーをご覧ください。

Trinh Van Dieu

Trinh Van Dieu

ITエンジニア(17年)・Japanese Health 運営者

ベトナム在住のITエンジニア。17年の技術経験を活かし、日本の公的医療機関の情報をAI技術で整理・発信しています。

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