糖尿病で疲れやすいのはなぜ?だるさ・疲労感の原因と改善のポイント
この記事でわかること
目次
結論から言うと、糖尿病で疲れやすい・だるさ(倦怠感)を感じるのは、高血糖で細胞がブドウ糖を使えずエネルギー不足になる、低血糖で脳と体が省エネ状態になる、または腎症・貧血・睡眠障害・うつといった合併症が重なっている可能性があります。(糖尿病情報センター)[1](日本糖尿病学会)[6]
この症状、いつ受診すべきか確認しますか?
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症状はいつから続いていますか?
回答により質問数が変わります・途中でいつでも記事に戻れます
血糖コントロールが良好なのに疲労感だけが続く場合は、糖尿病以外の病気(貧血・甲状腺・睡眠時無呼吸など)が隠れていることもあり、自己判断で「糖尿病だから仕方ない」と放置せず、次の受診時に伝えることが大切です。以下で原因別の見分け方と、今日からできる対策を整理します。
「朝から体が重い」「昼食のあとに机に突っ伏したくなるほど眠くなる」「以前は平気だった距離を歩くだけで足が重だるい」「休んでも疲れが取れた気がしない」——こうした感覚に心当たりがある方は少なくないはずです。周囲からは「気のせい」「怠けている」と見られてしまうこともありますが、糖尿病による疲労感は、血糖値の変化や合併症といった体の中で実際に起きている変化が背景にある、れっきとした症状です。まずはご自身の疲労感がどのパターンに近いのかを、次の章から一緒に確認していきましょう。
要点まとめ
- 疲労感の主な原因は「高血糖によるエネルギー利用障害」「低血糖」「腎症・貧血などの慢性合併症」「睡眠障害・夜間頻尿」「うつ・自律神経の乱れ」の5系統に整理できる(糖尿病情報センター)[1]
- 低血糖では血糖値がおよそ50mg/dL程度まで下がると、頭痛・眼のかすみ・空腹感・眠気などの中枢神経症状が出やすい(日本糖尿病学会)[6]
- 高齢の糖尿病患者は低血糖でも発汗・動悸などの典型症状が出にくく、「なんとなく元気がない」だけのことがある(糖尿病情報センター)[1]
- 睡眠不足はインスリンの効きを悪くし(インスリン抵抗性)、血糖を上げてさらに疲労感を強める悪循環になりうる(厚生労働省)[4]
- 血糖管理が良好なのに疲労感だけ続く・急に悪化した・意識がもうろうとする場合は、放置せず速やかに受診を
編集方針: JHO編集部がAIツールの支援を受け、厚生労働省・糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)・日本糖尿病学会など公的機関・学会の資料と照合して作成しました。最終確認は人の目で行っています。医師による個別診断の代わりにはなりません。数値・分類はガイドライン改定により変わることがあります(2026年7月時点の情報です)。
糖尿病とは?疲労感・だるさが起きる仕組み
糖尿病は、膵臓から出るインスリンというホルモンの働きが不足したり弱くなったりして、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が続く病気です(厚生労働省)[2]。厚生労働省の健康日本21アクション支援システム(e-ヘルスネット)は、糖尿病について「初期には症状がほとんどありません」と説明しており、進行すると動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心疾患になりやすくなるとしています[3]。
疲労感やだるさは、この「症状がほとんどない」時期を過ぎたあと、または血糖コントロールが乱れたときに現れやすい症状のひとつです。仕組みを一言でいうと、体のエンジンである細胞にブドウ糖という燃料が届かない、または届きすぎて処理しきれない状態です。
高血糖のときは、インスリンがうまく働かないためブドウ糖が細胞の中に取り込まれず、血液中には糖があふれているのに、筋肉や脳などの細胞は「エネルギー不足」の状態になります。いわば「目の前に食べ物があるのに、体の中に運び込めない」状態が、だるさとして感じられます。一方、低血糖のときは血液中のブドウ糖そのものが足りなくなるため、脳や体を動かすエネルギーが直接不足し、これも疲労感・眠気として現れます(日本糖尿病学会)[6]。さらに、糖尿病の慢性合併症である腎症が進行すると、老廃物をうまく排出できなくなり全身のだるさにつながることがあり、神経障害が自律神経(血圧調整や消化管の動きなどを支配する神経)に及ぶと、立ちくらみや消化不良を介して疲れやすさが強まることもあります(糖尿病情報センター)[5]。
もう少し具体的にイメージすると、ブドウ糖は体にとって「ガソリン」のような存在です。健康な状態では、食事で摂ったブドウ糖がインスリンという「鍵」によって細胞という「エンジン」に運び込まれ、そこでエネルギーに変換されます。糖尿病では、この鍵(インスリン)の量が減ったり、鍵はあっても鍵穴(インスリン受容体)が錆びついたようにうまく働かなくなったりします(インスリン抵抗性)。その結果、ガソリンタンク(血液)は満タン以上にあふれているのに、エンジン(細胞)はガス欠状態になるという、ちぐはぐな状況が起こります。これが高血糖時の「食べているのに力が出ない」感覚の正体です。
逆に、インスリンや血糖降下薬の作用が効きすぎたり、食事の量に対して薬の量が多すぎたりすると、今度は血液中のブドウ糖そのものが少なくなりすぎます。これが低血糖です。脳はブドウ糖をほぼ唯一のエネルギー源として使っている臓器のため、血糖値が下がると真っ先に脳の働きが鈍り、集中力の低下・眠気・体のだるさとして現れます。「高血糖でも低血糖でも疲れる」というのは矛盾しているように見えますが、どちらも「細胞、特に脳にエネルギーが行き渡っていない」という点では共通しているのです。
さらに見落とされやすいのが、血糖値の「乱高下」そのものが疲労感を招くパターンです。食後に血糖値が急激に上がり、その反動でインスリンが大量に分泌されて今度は急激に血糖値が下がる、という波が繰り返されると、体は常に高血糖と低血糖の間を行き来することになります。この状態は、血糖値の数値だけを一時点で見ていては気づきにくく、食後1〜2時間の眠気や集中力の低下として自覚されることが多いパターンです。自己測定を食前だけでなく食後にも行うと、こうした波の存在に気づきやすくなります。
今の血圧・脈拍を確かめる
数値を入れると、日本高血圧学会の血圧値の分類と「次にすること」を表示します。記録はこの端末の中だけに保存され、登録は不要です。
身長と体重からBMIも調べる
血圧手帳(この端末に保存)
これは診断ではありません。入力された数値を日本高血圧学会の血圧値の分類(高血圧の基準は診察室 140/90mmHg以上・家庭 135/85mmHg以上)に当てはめて「受診の目安」を機械的に示すもので、医師の診察に代わるものではありません。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」では、降圧目標は年齢によらず診察室 130/80mmHg未満・家庭 125/75mmHg未満とされています。脈拍の目安は学会の分類ではなく一般的な参考範囲です。
疲労の原因別チェック — 血糖値の基準からみる高血糖・低血糖・合併症
「疲れる」といっても原因はひとつではありません。まず自分の疲労感がどのパターンに近いかを、直近の血糖値や生活状況と照らし合わせて確認しましょう。
| 疲労のタイプ | 血糖値の目安・関連する状態 | 一緒に出やすいサイン |
|---|---|---|
| 高血糖によるだるさ | 血糖コントロール不良が続いている状態 | のどの渇き・尿量が多いことを伴うことがある(糖尿病情報センター)[8] |
| 低血糖によるだるさ | 50mg/dL前後まで下がると頭痛・眼のかすみ・空腹感・眠気などの中枢神経症状が出やすい | 発汗・不安・動悸・頻脈・手指振戦・顔面蒼白(交感神経刺激症状)を伴うことが多い(日本糖尿病学会)[6] |
| 高齢者の低血糖 | 典型的な自律神経症状(発汗・動悸・手のふるえ)が明確に出ないことがある | 「頭がくらくらする」「目がかすむ」「ろれつが回らない」「元気がない」など非典型的な症状で気づかれにくい(糖尿病情報センター)[1] |
| 慢性合併症(腎症・神経障害)によるだるさ | 糖尿病歴が長い・血糖コントロールが長期間不良だった場合に多い | むくみ、立ちくらみ、消化器症状などを伴うことがある(糖尿病情報センター)[5] |
| 睡眠不足・夜間頻尿によるだるさ | 夜間に何度もトイレに起きる、眠りが浅い | 睡眠不足はインスリンの働きを弱め(インスリン抵抗性)、同じ食事でも血糖が上がりやすくなる(厚生労働省)[4] |
出典:糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「高齢者と糖尿病」[1]/健康日本21アクション支援システム(厚生労働省)「糖尿病」[2]/日本糖尿病学会 低血糖に関する資料[6]/糖尿病情報センター「神経障害」[5]/健康日本21アクション支援システム「睡眠と生活習慣病との深い関係」[4]
表の見方について、もう少し補足します。高血糖によるだるさは、のどの渇きや尿の量の増加といった「わかりやすいサイン」を伴うことが多いため、比較的気づかれやすい傾向があります(糖尿病情報センター)[8]。一方で低血糖は、血糖値がおよそ50mg/dL前後まで下がったときに頭痛・眼のかすみ・空腹感・眠気などの症状が出やすい一方、それより早い段階で発汗・不安・動悸・頻脈・手指のふるえ・顔面蒼白といった交感神経刺激症状が先に現れることが多いとされています(日本糖尿病学会)[6]。この交感神経刺激症状は、いわば体が発する「早期警報」であり、この段階で気づいて対処できれば、頭痛や意識障害といった中枢神経症状まで進む前に食い止められる可能性が高くなります。
ただし、この「早期警報」が高齢者ではうまく鳴らないことがある、という点が特に注意すべきポイントです。糖尿病情報センターが説明するとおり、高齢者では自律神経症状がはっきり出ないまま、「頭がくらくらする」「目がかすむ」「ろれつが回らない」「元気がない」といった非典型的な症状で低血糖が進行していることがあります[1]。ご本人が「いつもよりちょっと疲れているだけ」と軽く考えてしまい、周囲も気づかないまま重症化するケースを防ぐためにも、疲労感が普段と違うと感じたら、まず血糖値を測るという行動を習慣にしておくことが役立ちます。
慢性合併症や睡眠不足によるだるさは、高血糖・低血糖のように「今この瞬間の血糖値」だけでは説明がつかない点が特徴です。これらは日々の血糖コントロールの積み重ねや生活習慣が土台になって、じわじわと疲労感として表れてきます。そのため、単発の血糖測定だけで判断するのではなく、数日から数週間単位の記録を振り返ることが、原因を見極める手がかりになります。
糖尿病の慢性合併症でだるさが強まる理由
健康日本21アクション支援システム(厚生労働省 e-ヘルスネット)は、糖尿病の3大合併症として網膜症・腎症・神経障害を挙げ、進行すると失明や透析、脳卒中や虚血性心疾患、壊疽、認知症といった重い障害につながるとしています[2]。これらの合併症のうち、腎症が進んで腎機能が低下すると、体内の老廃物や水分の調整がうまくいかなくなり、強い倦怠感として現れることがあります。腎機能低下がさらに進むと、赤血球をつくるホルモン(エリスロポエチン)の分泌が減って貧血を伴うこともあると考えられており、貧血自体も全身への酸素供給を減らし疲労感の原因になりうると考えられます(今回参照した資料には、この機序と疲労感を直接結びつけた記述はありませんでした)。
神経障害についても、糖尿病情報センターは「感覚神経」「運動神経」に加えて、血圧の調整や消化管の動きに関わる自律神経が障害されうるとしています[5]。自律神経の乱れは、立ち上がったときの立ちくらみ、胃腸の動きの低下(早期満腹感・膨満感)などを通じて、日常的な疲れやすさにつながることがあります。ただし、自律神経障害と疲労感の直接的な関連について、今回参照した糖尿病情報センターのページには明記がなかったため、あくまで機序としての推測であることをお断りしておきます。
また、糖尿病は気分の落ち込みとも関連することが知られています。気分の落ち込みが続く「うつ」の症状には、気分の落ち込み・興味や喜びの喪失・睡眠障害・集中力の低下などが含まれます[7]。血糖管理のストレスや慢性的な体調不良が気分に影響し、気分の落ち込みが疲労感として体に表れることも少なくないため、「だるさが続く」ときは血糖値だけでなく気分の状態も振り返ってみることをおすすめします。
合併症による疲労感は、多くの場合ゆっくりと進行するため、本人も周囲も「年のせい」「体力が落ちただけ」と見過ごしてしまいがちです。しかし、健康日本21アクション支援システムが示すように、糖尿病の合併症は動脈硬化を介して脳卒中や虚血性心疾患のリスクも高めます(厚生労働省)[3]。動脈硬化が進んで手足の血管が細くなると、筋肉への血流が不足しやすくなり、少し歩いただけで足が重だるくなる、疲れやすくなるといった形で自覚されることもあります。こうした変化は急激な症状ではないため、「以前と比べてどうか」という視点で振り返ることが、気づくきっかけになります。
もうひとつ見落とされがちなのが、血糖コントロール以外の生活習慣が疲労感を悪化させているケースです。糖尿病そのものとは直接関係なくても、次のような要因が重なると、だるさがより強く感じられることがあります。アルコールの摂取は睡眠の質を下げるだけでなく、肝臓での糖の代謝にも影響し、翌朝の低血糖や高血糖の原因になることがあります。カフェインの摂りすぎは一時的に眠気を紛らわせますが、夜間の睡眠を浅くし、結果的に日中の疲労感を強める場合があります。水分不足による軽い脱水も、血液が濃縮されて血糖値が見かけ上高くなったり、単純な体調不良としてだるさにつながったりすることがあります。さらに、発熱や下痢などの体調不良(いわゆるシックデイ)のときは、血糖値が普段と大きく変動しやすいため、疲労感が強く出やすい時期といえます。
すぐに受診が必要なサイン
上記のサインがある場合は、次回の通院を待たずに、糖尿病を診ている内科(糖尿病内科・内分泌代謝内科)、または症状が急な場合はかかりつけ医や救急外来に連絡してください。「様子を見よう」と自己判断で先延ばしにしないことが重要です。
生活シーンでみる疲労感 — いつ・どんな場面で強く出るか
同じ「疲労感」でも、いつ・どんな状況で強くなるかによって、原因の手がかりが見えてくることがあります。ここでは、日常生活でよく相談される場面を整理します。あくまで一般的な傾向であり、必ず自己測定の記録と合わせて確認してください。
食後にどっと眠くなる場合 食事の直後から1〜2時間の間に強い眠気やだるさを感じる場合は、食後高血糖(食後だけ血糖値が急上昇するパターン)や、その後の反動による血糖値の急降下が関係していることがあります。炭水化物を先に食べず、野菜やたんぱく質から食べ始める、よく噛んでゆっくり食べるといった工夫で、血糖値の急な変動をゆるやかにできる場合があります。
仕事中や家事の途中で集中力が続かない場合 午前中は問題なくても、昼食後や夕方にかけて集中力が落ちる、頭がぼんやりするという相談はよくあります。血糖値の変動だけでなく、単純な睡眠不足や、水分不足による軽い脱水が重なっていることもあります。こまめな水分補給と、可能であれば短い休憩を挟むことをおすすめします。
運動した後にいつも以上にぐったりする場合 適度な運動はインスリンの効きを良くし血糖コントロールに役立ちますが、運動の強度や食事のタイミングによっては、運動後に低血糖を起こすことがあります。運動前後の血糖値を測定し、運動後に強いだるさや冷や汗が出る場合は、運動の強度やタイミング、補食の必要性について担当医や栄養士に相談してください。
夕方から夜にかけてだるさが強くなる場合 1日のうちで薬の効果や活動量、食事内容の影響が積み重なる時間帯であり、血糖値の変動だけでなく、単純な疲労の蓄積も関係します。夜間に何度もトイレに起きて睡眠が浅くなっている場合は、日中のだるさとして跳ね返ってくることも珍しくありません。
週末や休日になると体調を崩しやすい場合 普段の生活リズムが崩れることで、食事の時間や内容、活動量が変わり、血糖コントロールが乱れやすくなることがあります。休日も食事と血糖測定のタイミングをできるだけ普段に近づけると、疲労感の波を小さくできることがあります。
外食や旅行のときにいつもより疲れやすい場合 外食は塩分や脂質、炭水化物の量を把握しづらく、いつもより血糖値が大きく変動しやすい場面です。旅行では食事の時間や内容、活動量、睡眠時間も普段と変わりやすいため、血糖値の変動が大きくなり、疲労感として現れることがあります。可能であれば携帯用の測定器を持参し、いつもより頻繁に血糖値を確認する、低血糖に備えて糖分を多めに携帯しておく、といった備えをしておくと安心です。
体調不良(発熱・下痢・嘔吐など)のときに強いだるさが出る場合 これはいわゆる「シックデイ」と呼ばれる状態で、感染症や胃腸炎などの体調不良によって血糖値が普段よりも大きく変動しやすい時期にあたります。体調不良そのものによるだるさに加え、血糖コントロールの乱れが重なることで、疲労感がいつもより強く出ることがあります。食事がとれない、嘔吐や下痢が続く、いつもと違う強い疲労感があるといった場合は、自己判断でインスリンや薬を中断せず、早めに担当医に相談してください。
ご家族・介護をされている方へ — 高齢者の疲労感に気づくポイント
糖尿病情報センターが指摘しているとおり、高齢者では低血糖が起きても発汗や動悸といった典型的なサインが出にくく、「なんとなく元気がない」「ぼーっとしている」といった非典型的な様子で気づかれることが少なくありません[1]。ご本人が「疲れているだけ」と自己申告するケースでも、実は低血糖や高血糖が背景にあることがあるため、ご家族や介護をされている方は次のような変化に注意してみてください。
- 普段より反応が鈍い、会話のつじつまが合わない、ろれつが回らない
- 食事の量や時間がいつもと違う日に、様子がおかしい
- 「疲れた」と言う頻度が増え、横になる時間が長くなった
- 薬の飲み忘れ・飲みすぎ、インスリンの単位間違いがなかったか
可能であれば、血糖自己測定の記録をご家族も一緒に確認できるようにしておくと、体調の変化と血糖値を照らし合わせやすくなります。異変を感じたときに我慢させず、早めに血糖値を測る・医療機関に連絡する習慣を、ご本人とご家族の間で共有しておくことをおすすめします。
また、ひとり暮らしの高齢の糖尿病患者の場合、疲労感の変化に気づく人がそばにいないことも少なくありません。定期的な電話連絡や訪問の際に「最近疲れやすくないか」「食事はきちんと摂れているか」を確認する、緊急連絡先や近隣の医療機関の情報を共有しておく、といった備えも、重症化を防ぐうえで役立ちます。介護保険サービスや地域包括支援センターなど、外部のサポートを活用することも選択肢のひとつです。ご本人・ご家族だけで抱え込まず、必要に応じて周囲の支援を頼ることも、長期的に安定した血糖コントロールを続けるための工夫といえます。
疲労感を減らす改善のポイント — 血糖コントロール・食事・運動・睡眠
疲労感そのものへの特効薬はありませんが、原因になっている血糖の乱れや生活習慣を整えることで、多くの場合は改善が見込めます。以下は今日から始められる工夫の例です。
| 領域 | 具体的な工夫 | ねらい |
|---|---|---|
| 血糖コントロール | 自己測定の記録をつけ、疲労感が強い日の血糖値を担当医と一緒に振り返る | 高血糖・低血糖どちらが原因かを見極める手がかりにする |
| 低血糖対策 | 低血糖と感じたら我慢せず、直ちにブドウ糖やそれに代わる糖分の多い飲料を摂取する | 症状の重症化を防ぐ(日本糖尿病学会の資料でも推奨されている対応)[6] |
| 食事 | 食物繊維を積極的にとり、食後の血糖上昇を緩やかにする食べ方を意識する | 血糖値の乱高下による疲労感の波を抑える |
| 運動 | 無理のない範囲で有酸素運動を継続する(自律神経障害が進行している場合は運動可否を主治医に確認) | インスリンの効きを良くし血糖コントロールを助ける |
| 睡眠 | 就寝前の水分・飲酒を控え、夜間頻尿による中途覚醒を減らす。睡眠の質を整える | 睡眠不足によるインスリン抵抗性の悪化を防ぐ(厚生労働省)[4] |
| 気分・こころ | 疲労感と一緒に気分の落ち込みが続く場合は、我慢せず担当医に伝える | うつの症状を早期に把握し、必要なら専門的サポートにつなげる(糖尿病情報センター)[7] |
出典:日本糖尿病学会 低血糖に関する資料[6]/健康日本21アクション支援システム(厚生労働省)「睡眠と生活習慣病との深い関係」[4]/糖尿病情報センター「うつ病」[7]
血糖コントロールについては、「なんとなく調子が悪い」で終わらせず、数値として記録に残すことがポイントです。疲労感が強い日の血糖値をメモしておき、次回の受診時に担当医と一緒に振り返ることで、高血糖傾向なのか低血糖傾向なのか、あるいは血糖値の変動幅が大きいのかを客観的に把握できます。自己測定の頻度や測るタイミングについては、治療内容によって適切な回数が異なるため、担当医や糖尿病療養指導士に確認するとよいでしょう。
低血糖対策としては、外出時に必ずブドウ糖や糖分を含む飲料を携帯しておくことが基本です。日本糖尿病学会の資料でも、低血糖と感じたら我慢せず直ちに対処することが推奨されています[6]。「まだ大丈夫」「人前で摂取するのは恥ずかしい」といった理由で対処を先延ばしにすると、症状が進行し重症化するリスクが高まります。周囲にも、低血糖時の対処法(ブドウ糖の場所、症状が重いときの連絡先など)を伝えておくと安心です。
職場や外出先で低血糖による疲労感・眠気に見舞われた場合、無理に作業や運転を続けることは危険です。特に自動車の運転中に低血糖症状が出ると重大な事故につながるおそれがあるため、運転前には血糖値を確認し、少しでも低血糖の兆候(空腹感・手のふるえ・冷や汗など)があれば、安全な場所に停車してから糖分を摂取し、症状が治まるまで運転を再開しないことが基本です。低血糖を繰り返し起こしやすい方や、低血糖の自覚症状が出にくい方は、運転の可否について事前に担当医と相談しておくことをおすすめします。
食事の工夫としては、食物繊維の多い野菜・海藻・きのこ類を食事の最初に取り入れる、白米やパンなどの主食を一気に食べず時間をかけて食べる、といった方法が、食後の血糖値の急上昇を緩やかにするために役立つとされています。極端な糖質制限や食事量の減らしすぎは、かえって低血糖のリスクを高めることがあるため、自己流で大幅に変更する前に、栄養士や担当医に相談することをおすすめします。
運動については、ウォーキングなどの有酸素運動を無理のない範囲で継続することが、インスリンの働きを助け血糖コントロールの改善につながるとされています。ただし、神経障害や心血管の合併症が進行している場合は、運動の種類や強度に制限が必要なことがあるため、自己判断で急に運動量を増やさず、まずは担当医に運動の可否や適した強度を確認してください。
特に睡眠については、厚生労働省の健康日本21アクション支援システムが、質の悪い睡眠は生活習慣病のリスクを高め症状を悪化させるとし、慢性的な睡眠不足の人は「膵臓から分泌されるインスリンの作用が現れにくくなり(インスリン抵抗性)」「同じ食事をしても血糖が高くなる」と説明しています[4]。夜間頻尿で眠りが浅くなっている場合、単に「トイレが近いだけ」と軽く考えず、血糖コントロールとセットで対策することが、疲労感の改善につながります。
「何から手をつければいいかわからない」という方向けに、1週間の始め方の一例を挙げます。まず1〜2日目は、これまで通りの生活の中で、朝・昼食後・夕方・就寝前の血糖値と、そのときの疲労感の強さ(強い・普通・弱い)を記録します。3〜4日目は、食事の際に野菜やたんぱく質を先に食べる順番を意識し、食後の眠気に変化があるか比べてみます。5〜6日目は、就寝前の水分摂取を控えめにし、夜間のトイレの回数と翌朝の疲労感を記録します。7日目に、1週間分の記録を見返し、疲労感が強かった日とその日の血糖値・睡眠時間・食事内容を照らし合わせると、自分なりのパターンが見えてくることがあります。この記録は、次回の受診時にそのまま担当医に見せられる資料にもなります。
記録をつけるときは、血糖値と疲労感の強さだけでなく、その日の睡眠時間、食事の内容と時間、運動の有無、アルコールやカフェインの摂取、体調(発熱・下痢の有無)もあわせてメモしておくと、より多角的に振り返ることができます。スマートフォンのメモ機能や、市販の糖尿病手帳、血糖測定器に付属する記録アプリなど、続けやすい方法を選ぶことが継続のコツです。完璧に毎日記録しようとせず、まずは「疲労感が特に強かった日」だけでも記録を残す、というところから始めても構いません。
また、家族や周囲に「疲れやすい体質」と誤解されて負担を軽く見られてしまうこともあるかもしれません。糖尿病による疲労感は、気合いや根性で乗り切れるものではなく、血糖コントロールという医学的な背景がある症状です。無理に普段通りに振る舞おうとせず、疲労感が強い日は活動量を調整する、周囲に体調を伝えておくといった対応も、長期的に良好な血糖コントロールを保つうえで大切な工夫のひとつです。
職場の上司や同僚、学校の先生など、糖尿病であることを伝えづらい相手に対しては、病名まで詳しく説明する必要はありません。「体調管理のため、時々短い休憩が必要になることがある」「低血糖に備えて甘いものを常備している」といった、必要最低限の情報を伝えておくだけでも、いざというときに周囲の理解を得やすくなります。特に低血糖の症状(冷や汗・手のふるえ・様子がおかしいなど)を周囲が知っておくと、ご本人が動けなくなったときに、周りが糖分の摂取を手伝ったり、救急要請の判断をしたりするうえで役立ちます。学校に通うお子さんの場合も同様に、担任の先生や保健室の先生に、低血糖時の対応方法や連絡先をあらかじめ共有しておくと、いざというときに落ち着いて対応してもらいやすくなります。
よくある誤解と事実
糖尿病の疲労感については、次のような思い込みが見られます。事実と照らし合わせて確認しましょう。
| よくある誤解 | 事実 |
|---|---|
| 疲れるのは高血糖のときだけだ | 低血糖でもエネルギー不足から疲労感・眠気が生じる。むしろ低血糖は放置すると重症化しうるため注意が必要(日本糖尿病学会)[6] |
| 年のせいだから仕方ない | 高齢者では低血糖の典型症状(発汗・動悸)が出にくく、「なんとなくだるい」「元気がない」だけで低血糖が進んでいることがある。年齢のせいと決めつけず血糖値を確認することが大切(糖尿病情報センター)[1] |
| 血糖値さえ良ければ疲労感の原因は糖尿病ではない | 血糖コントロールが良好でも、腎症・貧血・睡眠障害・気分の落ち込みなど別の要因が絡んでいることがあり、疲労感が続く場合は担当医に相談したほうがよい |
| 低血糖のときは少し我慢すれば治る | 日本糖尿病学会の資料は「低血糖と感じたら直ちにブドウ糖またはそれに代わるものを摂取する」ことを推奨しており、我慢は推奨されていない[6] |
| 眠れないのは疲労感と関係ない | 睡眠不足はインスリン抵抗性を高め血糖を上げるため、疲労感の悪循環に直結しうる[4] |
それぞれの誤解について、もう少し詳しく補足します。「疲れるのは高血糖のときだけ」という思い込みは、糖尿病の症状として高血糖時の口渇・多尿がよく知られているために生まれやすいものです。しかし低血糖はむしろ急速に進行し、重症化すると意識障害につながる緊急性の高い状態であるため、「疲れ=高血糖」と決めつけず、まず血糖値を測る習慣が安全です(日本糖尿病学会)[6]。
「年のせいだから仕方ない」という考え方も要注意です。高齢の方本人が「年だから疲れやすくて当然」と受け止めてしまうと、低血糖のサインが見逃され、重症化してから気づかれるケースにつながりかねません。年齢を理由に片づける前に、血糖値の確認という一手間をはさむことが、安全のための最初の一歩になります(糖尿病情報センター)[1]。
「血糖値さえ良ければ疲労感の原因は糖尿病ではない」という考え方は半分正しく半分誤りです。血糖コントロールが良好であること自体は望ましいことですが、糖尿病は腎症・貧血・睡眠障害・気分の落ち込みなど、血糖値の数値には直接表れない形で体に影響を及ぼすことがあります。血糖値だけを見て「糖尿病は関係ない」と結論づけず、総合的に体調を振り返ることが大切です。
何科を受診すればいい?受診の目安と伝えるべきこと
糖尿病による疲労感が疑われる場合、まずは糖尿病を管理している主治医(糖尿病内科・内分泌代謝内科、または通院中の内科)に相談するのが基本です。次回の通院を待たず早めに連絡すべき目安は、前述の「すぐに受診が必要なサイン」に該当する場合です。緊急性が低くても、疲労感が2週間以上続き生活に支障が出ている場合は、電話で相談してから受診するとスムーズです。
受診の際は、以下を伝えると診断の助けになります。①いつから疲労感があるか ②自己測定の血糖値の推移(記録があれば持参) ③疲労感が強い時間帯(食後・空腹時・夜間など) ④むくみ・尿の変化・気分の落ち込みなど他の症状の有無 ⑤最近の睡眠時間や夜間のトイレの回数。これらの情報があると、高血糖・低血糖・合併症・生活習慣のどれが主な原因かを医師が見極めやすくなります。
診察では、血糖値やHbA1cといった糖尿病の指標に加えて、疲労感の原因を絞り込むために貧血の有無を調べる血液検査、腎機能を確認する検査、必要に応じて甲状腺機能や睡眠の状態を確認する検査が行われることがあります。これらの検査は一度に全て行われるとは限らず、まず糖尿病の指標を確認したうえで、症状や経過に応じて追加の検査が検討されるのが一般的な流れです。検査結果が出るまでに時間がかかることもあるため、「すぐに原因がわからない」ことに不安を感じすぎず、担当医と相談しながら経過を見ていく姿勢も大切です。原因がひとつに絞れず、高血糖・睡眠不足・軽い貧血など複数の要因が少しずつ重なっているとわかることも珍しくありません。その場合は、原因をひとつに特定することにこだわりすぎず、見つかった要因それぞれに対して少しずつ対策を積み重ねていくことが、結果的に疲労感の軽減につながります。「疲れているだけで検査するほどではない」と自己判断せず、気になる症状として率直に伝えることが、原因の早期発見につながります。糖尿病歴が長い方や、これまで合併症の検査を定期的に受けていない方は、疲労感をきっかけに合併症のチェック(眼底検査・尿検査・神経学的検査など)を受けるタイミングと考えることもできます。
初診・久しぶりの受診で緊張してしまい、聞きたいことを忘れてしまうという声もよく聞かれます。前述のチェックリストやメモを活用し、疲労感についての質問だけでなく、「日常生活でどこまで無理をしてよいか」「運動を再開してもよいか」「薬の調整で改善する見込みはあるか」といった具体的な質問をあらかじめ書き出しておくと、限られた診察時間の中でも必要な情報を聞き出しやすくなります。
疲労感にまつわる言葉をやさしく解説
診察や資料の中で出てくる言葉が難しく、疲労感の説明を理解しづらいと感じる方もいるかもしれません。ここでは、この記事に出てきた主な用語を、日常的な言葉に置き換えて整理します。
インスリン抵抗性(インスリンていこうせい) 体の中でインスリンという「鍵」は十分に作られていても、細胞側の「鍵穴」が錆びついたようにうまく反応しなくなっている状態です。同じ量のインスリンでも血糖値が下がりにくくなり、結果として細胞がエネルギー不足になりやすくなります。睡眠不足や運動不足、肥満などで悪化しやすいことが知られています(厚生労働省)[4]。
自律神経(じりつしんけい) 自分の意思とは関係なく、血圧・心拍・消化管の動き・発汗などを自動的にコントロールしている神経です。糖尿病でこの神経が障害されると、立ち上がったときに血圧がうまく調整できず立ちくらみが起きたり、胃腸の動きが乱れて食欲不振につながったりすることがあります(糖尿病情報センター)[5]。
中枢神経症状(ちゅうすうしんけいしょうじょう) 脳や脊髄といった、体の司令塔にあたる神経の働きに関わる症状のことです。低血糖のときに見られる頭痛・眼のかすみ・空腹感・眠気などは、脳がエネルギー不足になっているサインとして中枢神経症状に分類されます(日本糖尿病学会)[6]。
交感神経刺激症状(こうかんしんけいしげきしょうじょう) 体が「危険だ」と察知したときに出る、いわば体の警報システムの反応です。低血糖の初期に見られる発汗・動悸・手のふるえ・顔面蒼白などがこれにあたり、本来は低血糖から体を守るための重要なサインです(日本糖尿病学会)[6]。ただし高齢者や低血糖を繰り返している方では、この警報がうまく鳴らないことがあるため注意が必要です(糖尿病情報センター)[1]。
腎症(じんしょう) 糖尿病によって腎臓の細い血管が傷つき、老廃物をろ過する機能が徐々に低下していく合併症です。進行すると人工透析が必要になることもあります(厚生労働省)[2]。腎機能の低下は、それ自体がだるさの原因にもなります。
血糖自己測定(けっとうじこそくてい) 自宅や外出先で、自分で指先などから少量の血液を採取し、専用の機器で血糖値を測定することです。食前・食後・就寝前など複数のタイミングで測ることで、1日の中での血糖値の動きや、疲労感が強い時間帯との関連を把握しやすくなります。測定の頻度やタイミングは治療内容によって異なるため、担当医の指示に沿って行うことが基本です。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー) 過去1〜2か月間の平均的な血糖値の高さを反映する検査値で、糖尿病の血糖コントロールの指標としてよく使われます。その日その日の血糖値とは異なり、より長期的な血糖の状態を示すため、「最近疲れやすいけれど、長い目で見た血糖コントロールはどうか」を担当医と確認する際の目安になります。
今わかっていること・まだわかっていないこと
糖尿病と疲労感の関係については、高血糖・低血糖・慢性合併症・睡眠障害といった個々の機序はそれぞれ公的機関や学会の資料で説明されている一方で[1][2][5][6]、「疲労感」という症状そのものを主題にした厚生労働省・糖尿病情報センター・日本糖尿病学会の資料は、今回の調査範囲では見つけられませんでした。つまり、個々の原因(高血糖・低血糖・合併症・睡眠不足など)が疲労感につながりうることは公的資料からも読み取れますが、「糖尿病患者の何割が疲労感を感じているか」「疲労感を評価する標準的な方法は何か」といった、疲労感そのものに焦点を当てた統計や指標については、今回参照した資料の範囲では確認できませんでした。
この記事では、確認できた個々の機序を組み合わせて疲労感の原因を整理していますが、複数の原因が同時に重なっているケースも多く、どの原因がどの程度疲労感に寄与しているかを、ご本人の症状だけから正確に判断することは容易ではありません。だからこそ、自己判断で原因を決めつけず、血糖自己測定の記録や生活状況を担当医と共有しながら、一緒に原因を探っていくという姿勢が重要になります。当サイトでは、今後関連する公的資料や学会発表が更新された場合、この記事の内容も見直していきます。
糖尿病による疲労感の頻度(何割の人が経験するかなど)について、今回参照した厚生労働省・糖尿病情報センター・日本糖尿病学会の資料には具体的な統計値の記載が見当たりませんでした。数値化された頻度をお伝えできる段階ではないため、ここでは「よくみられる症状」という定性的な説明にとどめています。今後、公的機関から具体的な統計が公表され次第、この記事も更新します。
よくある質問
糖尿病で疲れやすいのは血糖値が高いときですか、低いときですか?
低血糖の症状はどのくらいの血糖値から出ますか?
高齢の家族が「なんとなく元気がない」だけなのですが、低血糖の可能性はありますか?
血糖コントロールは良好なのに疲労感だけが続きます。何が考えられますか?
疲労感を和らげるために、今日からできることはありますか?
夜間に何度もトイレに起きるのですが、疲労感と関係ありますか?
糖尿病の薬を飲んでいて疲労感が強いのですが、薬の副作用でしょうか?
疲労感と一緒に気分の落ち込みもあります。糖尿病と関係ありますか?
若いのに糖尿病で疲れやすいのは珍しいですか?
60歳以上ですが、血糖管理を厳しくしすぎるとかえって疲れやすくなりますか?
疲労感がつらいとき、仕事や家事を休んでもいいですか?
血糖自己測定の記録は、どのくらいの期間つければいいですか?
疲労感の原因が糖尿病かどうか、自分では判断できません。どうすればいいですか?
参考文献
- 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「高齢者と糖尿病」https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/080/070/01.html
- 健康日本21アクション支援システム(厚生労働省 e-ヘルスネット)「糖尿病」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-05-002.html
- 健康日本21アクション支援システム(厚生労働省 e-ヘルスネット)「高血糖」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/keywords/hyperglycemia.html
- 健康日本21アクション支援システム(厚生労働省 e-ヘルスネット)「睡眠と生活習慣病との深い関係」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-02-008.html
- 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「神経障害」https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/060/060/01.html
- 一般社団法人日本糖尿病学会「低血糖に関する資料」https://www.jds.or.jp/uploads/fckeditor/files/uid000025_67756964655F323031382D323031395F30372E706466.pdf
- 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「うつ病」https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/070/010/03.html
- 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「糖尿病の急性合併症のはなし」https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/060/010/01.html
- 糖尿病情報センター(国立健康危機管理研究機構)「腎症」https://dmic.jihs.go.jp/general/about-dm/060/070/01.html
更新日:2026年7月18日。記事に誤りや古い情報を見つけた場合は、お問い合わせページよりご連絡ください。
糖尿病による疲労感・だるさは、決して珍しい症状ではなく、高血糖・低血糖・慢性合併症・睡眠障害・気分の落ち込みなど、複数の要因が絡み合って起こることがわかっています。大切なのは、「疲れやすいのは仕方ない」と我慢して見過ごすのではなく、いつ・どんな状況で疲労感が強くなるかを記録し、血糖値と照らし合わせながら、担当医と一緒に原因を探っていくことです。この記事が、ご自身やご家族の疲労感の背景を理解し、次の受診でより具体的な相談をするための手がかりになれば幸いです。
関連情報として、若者の糖尿病 症状とは?早期発見の重要性、糖尿病の薬 副作用:理解と軽減の方法、60歳以上の理想的な血糖値とは?体調管理のポイントもあわせてご覧ください。
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